Aug 20, 2008

Electrolux Design Lab 2008 : finalists


E-bag by Apor Puspoki




Vesta Cooktop by Matthias Pinkert


Strathosphere by Atilla Safrany

今年で6回目となる、家電メーカーのElectroluxが主催するデザインコンペ、Electrolux Design Lab 2008 のファイナリストが発表されました。

Electrolux Design Labでは、毎回テーマが定められます。今年は、25〜35歳くらいのインターネット世代を対象とした、食品貯蔵や調理、洗濯のための家電製品というテーマが課せられました。
今回のコンペには、49カ国から600以上の応募がありましたが、その中から9つの優れた作品がファイナリストとして選抜されました。アジアからの応募作品も健闘しており、9人のファイナリストのうち、3分の1を占める3人がアジアで学ぶ学生です。日本で学ぶ学生の作品もファイナリストに選出されています。
9人のファイナリストは10月にチューリッヒで開催されるセレモニーに招待され、当日には優勝者から3等までの上位入賞者の発表が行われます。

ファイナリストの作品の一部を簡単に紹介すると、E-bagは、ハンガリーの学生 Apor Puspoki がデザインしたポータブルの保冷バッグです。E-bagが優れているのは、バッグを持ち歩く際に発生する振り子運動を動力に換え、バッグを冷やすという点です。長時間持ち歩くほどエネルギーが蓄積され、決して保冷効果が落ちることがありません。
ドイツの学生 Matthias Pinkert によるVesta Cooktopは、使用しないときには壁に掛けておけるという調理台です。調理台には、RFIDタグというICチップを読み取る機能を持たせ、食材ごとの調理法など様々な情報を呼び出せるようになっています。
Strathosphereは、ハンガリーの学生 Atilla Safrany が考案した除菌機能を持つコートラックです。Strathosphereは、掛けたられたジャケットなど衣類の細菌を吸引し、次に着用するまでに消臭や除菌を行います。吸引はHEPAフィルターを通して行われ、部屋は紫外線によって殺菌されます。


以前の関連記事はこちらです。
Electrolux Design Lab 2008
posted by DL at 13:21 | Comment(0) | TrackBack(0) | competition

Aug 19, 2008

FORM US WITH LOVE : New Works


Designgalleriet
photo : Jonas Lindstrom





Mini Cord Lamp
photo : FUWL Photo Dept.



Pusher
photo : FUWL Photo Dept.


ストックホルムのデザインスタジオ FORM US WITH LOVE (FUWL) から、彼らの新しい作品の情報が届きました。

Designgallerietは、ストックホルム市街の中心部に新しくオープンしたデザインギャラリーで、FUWLはそのインテリアデザインを手がけました。竹林のように天井からつるされた無数の筒状のルームディバイダーには、吸音効果があるフォームを使用しています。天井からフックでつるす様式をとっているので、展示内容にあわせて会場を自由にレイアウトすることができます。
Mini Cord Lampは、以前より Design House Stockholm からリリースされていたCord Lampのスモールバージョンです。スタンドとコードが一体化しており、あたかも電球が自立しているかのように見えるユニークなデザインです。
Pusherは、ステンレスのパイプを使用したジンのディスペンサーです。大手ジンメーカーのBeefeaterが主催するBeefeater design challenge 2008 への参加作品です。この企画は、Beefeaterがデザイナーに作品の製作を依頼し、それぞれの作品を展示しようというもので、FUWLのほか、Jantze Brogard Asshoff など10人のデザイナーが参加しています。

以前の関連記事はこちらです。
FORM US WITH LOVE
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Aug 18, 2008

Gabriele Rosa


Pablo


Trincea


Tripods

イタリアのローマにデザインスタジオを構えるデザイナーの Gabriele Rosa
彼は、La Sapienza(ローマ大学・ラ・サピエンツァ)でインダストリアルデザインを学びました。学生時代からプロダクトデザイナーとしての活動を開始し、イタリアをはじめ各国で作品を発表し、多くのメディアにも取り上げられています。
2006年からは家具などのプロダクトだけではなく、コミュニケーションデザインの分野にも取り組んでおり、Cappelliniのブランディングやウェブサイトのグラフィックなどを手がけています。

Pabloは、Zanottaが2008年のミラノで発表したGabliele Rosaの新作です。いくつもの小さな鏡が重なりあって、ひとつの大きな鏡を構成しています。小さな鏡は大きさや形も様々で、それぞれに映るオブジェクトの集合体が、全体としてひとつのイメージを作り上げます。
戦場の塹壕をモチーフとしたソファ Trinceaは、リミテッドエディションとして製作されています。Trinceaは、実際の戦争とはかけ離れた生活をしている人々に、戦場を思い起こさせるものであり、その一方で安心感を与えるものでもあります。ソファは実際の塹壕と同様に、土嚢を積み上げたような構造になっており、材質にはジュートとポリスチレンが使用されています。Trinceaは、9月の100% London で展示される予定です。
三脚という名のTripodsは、面と面との組み合わせに重点をおいたスツールです。シャープで軽やかな見た目とは裏腹に、非常に強い構造を特徴としています。
posted by DL at 13:36 | Comment(0) | TrackBack(0) | furniture

Aug 12, 2008

Jehs + Laub


Space Lounge




Seltz


Cuvert

ドイツのStuttgartで活動するデザイナーデュオ、Jehs + Laub
Jehs + Laubのデザイナー、Markus Jehs と Jurgen Laub の2人が最初に出会ったのは、Schwabisch Gmund にあるシュヴェービッシュ・グミュント造形大学への入試試験のときでした。入学当初は互いをどちらかというと批判的な目で見ていたのですが、お互いに協力しあいなさいという教授のアドバイスにより、協働作業を始めました。すると、それがとてもうまくゆき、学生時代の2人はミラノでの作品展示を目標に据え、コラボレーションを続けました。
そして大学を卒業した2年後の1994年、2人はデザインスタジオのJehs + Laubを立ち上げます。
現在、スタジオは数々のクライアントから作品を発表しており、念願のミラノへの参加は、1997年にNemoというライティングメーカー(現在はCassinaグループと合併)から発表されたウォールランプ、Constellationの展示という形で、早々に実現しています。

Space LoungeはデンマークのFritz Hansenから発表されたラウンジチェアです。シェルには4つのパッドが取り付けられており、非常に快適な座り心地を実現しています。このパッドとシェルの結合には、自動車産業で用いられる技術が流用されています。また、シェルとフレームの結合部には4本のアームを用いており、フレキシブルで柔らかな動きをサポートしています。Space Loungeは、Jehs + LaubがMercedes Benzのショールームを手がけている時期にデザインされたもので、2つのプロジェクトが相互に良い影響をもたらしてています。
Seltzは、イタリアの家具メーカーAcerbisからリリースされています。シェル全体をファブリックやレザーなどのテキスタイルで覆い、独特の質感を出しています。テキスタイルを繋ぐジッパーがデザインのアクセントとなり、Seltzのオリジナリティを高めています。
Cuvertは、ドイツのCorが2008年のimm Cologneで発表した新作です。Cuvertは、封筒のようなユニークなフォルムをベースとしており、全体的に台形のラインで構成されています。シリーズのソファやアームチェアは、どれもが高いホールド性を誇り、上質な座り心地をもたらすようデザインされています。
posted by DL at 14:09 | Comment(0) | TrackBack(0) | furniture

Aug 11, 2008

Pervisioni


Brickshelf


Jack


Cablet


Jolly Jumper

イタリアのボローニャで活動するデザインスタジオ Pervisioni は、オーストリア出身のPaul Kogelnig とスイス出身のGabriel Heusser によって2004年に設立されました。
出身国の異なる2人ですが、彼らは共にイタリア、Bolzano(ボルツァーノ)にあるデザインスクール Free University of Bolzano でインダストリアルデザインを学んでいます。2003年に同校を卒業すると、2人でスタジオを立ち上げ、プロダクトデザインを主として、インテリアやグラフィックなどのデザインに取り組んでいます。

Brickshelfは、ブロックと棚板の組み合わせによる最もシンプルな本棚にインスピレーションを得ています。Brickshelfで使用されるブロックは、無骨なイメージとは程遠い、本を抽象化したクリアなフォルムで、棚に収納される実際の本と美しい調和をとるよう計算されています。
Jackは、現代生活のニーズに応えるべくデザインされたテーブルです。Jackは、Lowtech for Hightech というプロジェクトのひとつで、ラップトップや携帯電話、iPodなど様々なマルチメディアが家庭に進出するなかで、それらをサポートする機能を持った家具というものがコンセプトになっています。テーブルの天板は左右にスライドし、中段にセットされたコンセントタップに機器のケーブルがアクセスできるようになっています。
Cabletもまた、Lowtech for Hightechプロジェクトの一環としてデザインされました。カーペットには、ケーブルを通すダクトが埋め込まれており、電化製品の電源コードなどをすっきりと通すことができます。このケーブルダクトには、柔らかい素材を用いており、フェルトのカーペットに違和感なく溶け込むよう工夫が凝らされています。Cabletはスイスのラグメーカー、Ruckstuhlとのコラボレーションによるものです。
Jolly Jumperは、安いオブジェクトに何か個性を加えることで、その価値を高めようというコンセプトに基づいています。良質な質感をもつJolly Jumperを被せることで、ありふれたIKEAのプラスチックチェアは、個性的なイスに生まれ変わります。Jolly Jumperは、ミラノのファッション産業が排出するテキスタイルの切れ端から作られています。デザインはPervidsioniとデザイナーのJim Hannon-Tanとのコラボレーションです。
posted by DL at 13:14 | Comment(0) | TrackBack(0) | furniture