Aug 31, 2007

Big-Game


Patere


New Rich Collection


Styrene


Bold Chair

スイスのローザンヌとベルギーのブリュッセルを拠点として活動しているデザインスタジオ Big-Game 。スタジオは、Elric Petit、Augustin Scott de Martinville 、 Gregoire Jeanmonodの3人のデザイナーからなります。彼らは、ローザンヌのECAL(スイス州立ローザンヌ美術大学)に在学中に出会い、互いの共通項を見出すとすぐにBig-Gameを結成しました。

Big-Gameの最初のコレクションとなるHeritage in Progressは、2005年のミラノで発表されました。コレクションでは過去の産物と現代のライフスタイルがテーマとなっています。
コレクションのひとつPatereは、コートフックですが、一般的な地味で控えめなフックとはひと味違います。Patereは、18世紀の典型的な人物像のシルエットをモチーフにして、フックに個性を付加しています。
2006年にケルンのimmで発表されたのが、New Richです。Bicのボールペンやライターなどのマスプロダクトとラグジュアリーの融合がコンセプトです。画鋲やアップルのヘッドフォン、スウォッチなどの一部にゴールドを使用し、まったく新しいジュエリーのあり方を提案しています。
Styreneは、発泡スチロールから作られてるペンダントランプです。シェードを構成するのは2等分された部品で、それをつなぎ合わせるのには粘着テープが使用されています。これは、工業製品のパッケージングに着想を得たもので、ランプの組み立てを簡易化しています。
パイプの組み合わせによってできたBold Chairは、2007年のコレクション、Plus Is Moreのひとつです。フレームには靴下のようにファブリックのカバーがかぶせられています。

2004年にベルギー、フランス、スイス出身の3人のデザイナーが立ち上げたBig-Game。彼らは、毎年コンセプトに基づいたコレクションを発表しています。Big-Gameは、各地の展示会に参加し、メディアにも広く取り上げられたりと、徐々に知名度を上げつつあります。
posted by DL at 13:16 | Comment(0) | TrackBack(0) | design

Aug 30, 2007

Design Forum Finland


the Flip Chair and Table
by Huonekalutehdas Korhonen Oy
(c)Marja Helander



Ilmassa designed by Maija Louekari
for Marimekko Plc (c)Marimekko Oyj



the Rosebud Chair by Vivero Oy
(c)Vivero O
y


the Humanic Reach Truck by Rocla Plc
(c)Rocla Oij


以前にスウェーデンのデザイン協会 Svensk Form を紹介しましたが、今回はフィンランドの Design Forum Finland です。
Design Forum Finland (FDD)は、1875年に設立された the Finnish Society for Crafts and Design (フィンランドクラフトアンドデザイン協会)によって運営されています。DFFは、フィンランドの工芸や工業デザインを国内外に広く促進することを目的として活動しています。その活動はフィンランド政府の文部省や通商産業省によって支援されていますが、FDDは独立機関として運営されています。
FDDの活動の骨子となっているのが、ヘルシンキにある展示場や国外での展覧会の主催や数々のデザインアワードの開催です。年間を通して様々な展示が行われる会場には年間約65,000人の来場者を集めます。

FDDが、保険会社のFenniaグループと共催するデザインアワードが、Fennia Prizeです。隔年で開かれるFennia Prizeは、2003年から始まり今年2007年で3度目の開催となります。Fennia Prizeは、フィンランド企業の国際的な競争力と高水準の工業生産の支援と促進を目的としています。2007年のグランプリの受賞企業には€15,000、Fennia賞を受賞した4企業にはそれぞれ€5,000の賞金が送られました。そのほかに名誉賞として16の企業が選出されました。
Huonekalutehdas Korhonenによるthe Flip Chair and Tableは、Fennia賞を受賞したもののひとつです。大人向けのデスクとイスは、スタッキングが可能になっています。
MarimekkoのテキスタイルIlmassa、Viveroのthe Rosebud Chairはともに、名誉賞に選ばれています。Finnia賞、名誉賞に選出されている企業は、家具に限らずNokiaのような携帯電話や時計、歯科用精密機器まで幅広い業種から選出されています。
そして2007年のグランプリを受賞したのが、Roclaのthe Humanic Reach Truckです。これは倉庫などで使用されるフォークリフトです。Roclaは、4年前からインハウスのデザイナーを雇っており、デザイン戦略を重要視してきました。今回はユーザビリティや機能性、信頼性などの要素が要約されたデザインが高く評価されたようです。

FDDでは、Fennia Prizeのほかにも、フィンランドのデザイナーやグループを対象とした、カイ・フランクにちなんだThe Kaj Franck Design Prize 、若きデザイナーの支援を目的として2000年に設立されたThe Young Designer of the Year Prize などのデザインアワードを主催しています。

以前の関連記事はこちらになります。
Svensk Form
posted by DL at 13:28 | Comment(0) | TrackBack(0) | design society

Aug 29, 2007

J Schatz - This & That










ニューヨーク州の郊外、Greeneにスタジオを構える J Schatz 。デザイナーのJim Schatzから新作の案内が届きました。彼は新作を発表するたびに連絡をくれます。
度々紹介しているのですが、J Schatzについて簡単に紹介します。J Schatzでは、陶芸デザイナーのJim Schatzと数名の職人が焼成から着色まで全ての作品をハンドメイドしています。たまごのような美しい球体のEggシリーズが代表作ですが、ペンダントライトから今回のテーブルウェアまで、作品の幅を徐々に拡げています。
J Schatzの掲げる100% Satisfaction Guaranteeという保証制度は、万一作品に満足できなかった場合はどのような理由であれ返品を受け付けるというものです。彼らの職人としての誇りの表れといえます。

今回のJ Schatzの新作は、This & That というテーブルウェアのコレクションです。中心に彼らの得意とする球体を据えたロングタイプと、シンプルなショートタイプのキャンドルホルダーは、ともにピラーキャンドル、テーパーキャンドルに対応します。ホルダーの底部にはコルクが張られ、本体と設置面を保護します。ロングタイプのもので、高さ約27cm、直径が約13cmあるので、存在感はかなりありそうです。
キャンドルホルダーのちょうど下半分を切り出したようなソルト&ペッパーケースもまた、高さが約18cmとオーバーサイズです。卓上に置いてあるだけで、ひとつのオブジェクトとして存在感をアピールします。
This & Thatは、全8色のカラーバリエーションとなっています。J Schatz特有のつやのある美しいペイントが楽しめます。
posted by DL at 12:32 | Comment(0) | TrackBack(0) | decoration

Aug 28, 2007

FORM US WITH LOVE


Origami Chair
photo by Anton Sucksdorff



Group of Trees


JellyFriends Light
photo by Fredrik Granvik



Bendable Interior Objects

2005年、スウェーデンのストックホルムに設立されたばかりの新鋭デザインスタジオ FORM US WITH LOVE 。スタジオは、Petrus Palmer、 John Lofgren、 Jonas Petterssonの3人からなります。
FORM US WITH LOVEは、製品、アイデンティティー、環境といった面で継続的に維持されるデザインを使命としています。彼らは真にデザインを敬愛し、他の人々との差別化を誇りにして、型にはまらないデザインに取り組んでいます。

日本の折り紙は、数々のデザイナーにインスピレーションを与えてきましたが、Origami Chairもまた、折り紙にインスパイアされた作品のひとつです。Origami Chairは、光と影を意識し、美しい造形のイスを模索した結果生まれたアイデアです。材質はアルミで、パッド部はウェットスーツと同素材でできています。
Group of Treesは、FORM US WITH LOVEが提案するオーガニックデザインのパーティションです。ひとつひとつの部品を組み合わせてできあがる木のモチーフは、退屈で四角い従来品にはない新鮮さを空間に与えます。表面には消音効果の高いポリエステルフェルトを使用しています。Group of Treesは、Red Dot Design Awardを受賞しています。
8月末から始まる新たなプロジェクト、Bendable Interior Objects (B.I.O)は、リサイクル可能なアルミを使用した組立式のコレクションです。B.I.Oは、パッケージングや組み立て、搬送や環境への影響といった今日的なトピックをコンセプトとしています。B.I.Oは、フラットなシートから部品をはずし、手で折り曲げて組み立てます。店から簡単に持ち運びのでき、省スペースでコストや環境への影響を軽減できます。

まだ設立間もないFORM US WITH LOVEですが、サローネやストックホルム、ICFFをはじめ各地の展示会に積極的に参加しており、徐々にその知名度を上げています。
FORM US WITH LOVEは、人と人工物との相互関係や新たなイノベーションを模索し、常に前へ前へとつき進んでいます。
posted by DL at 12:55 | Comment(1) | TrackBack(1) | design

Aug 27, 2007

Demelza Hill


Snap and Dine


RugBag


New Lease of Life


Pulp Everyday

プロダクトデザイナーの Demelza Hill は、イギリスのブライトンにある Brighton University で3Dデザインを学びました。彼女はもともとイギリス南東部のHertfordshire出身で、アートの基礎はロンドンのKingston Universityで学んでいます。
Demelzaは、日々のオブジェクトや素材に対する人々の認識という点に挑み、作品とユーザーとの相関関係を探ります。
彼女は、作品に幅広い素材と技術を使用し、ユニークで人々の目を惹きつけるデザインを生み出します。

Snap and Dineは、使い捨てのカトラリーをプラモデルのように一枚のプレートにセットにしたものです。フォーマルなカトラリーのレイアウトは、時を経て忘れられたマナーやエチケットの補填が意図されています。容易に持ち運びができるので、アウトドアでもきちんとしたカトラリーを使って食事をすることができます。
RugBagは、名前の通りですが、バッグとラグマットを一体化したものです。ピクニックの際に、いくつもバッグや荷物を抱えることなく、全てをひとまとめにする便利なバッグです。目的地では、バッグからワインや食事を取り出し、バッグを広げればラグマットが現れます。食事の後は通常のバッグとして街歩きで活躍します。
8点のデザインもブランドも異なるグラスのセットからなるNew Lease of Life。ばらばらに集められた中古のグラスの土台部をペイントし、同じ高さにラインをあしらうことで、あたかもセットであるかのような統一感を実現しています。不揃いの中古グラスに新たな生命を吹き込み、うまくひとつの作品として再生させています。

Demelzaの作品は、実に多様な素材が用いられています。フェルトやニット、Pulp Everydayにみられるような再生紙など。そこには、彼女の創造への探究心が表れているように感じます。
Snap and Dineは、今年のミラノサローネの期間中にBritish Councilが主催した Top Ten/Dieci e Lode 展に参加しています。この展示会は、学生のデザインコンペから、 Tom Dixon らの審査員によって選出された10人の作品を展示するというものです。
その実力は折り紙つきで、大学卒業後の彼女の本格的な活動が楽しみです。
posted by DL at 13:06 | Comment(0) | TrackBack(0) | design

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