

Polka Chair by POLKA
(c) POLKA

Rocking-Chair by Rainer Mutsch
(c) Rainer Mutsch

Joker Ceramic Vase by Nicole Aebischer
(c) B&B Italia
デザインイベントというと、北欧や西欧を主流とする向きがありますが、中・東欧も負けてはいません。10月に入ると、中・東欧諸国でもデザインイベントが多数開催されます。その中でも今回はオーストリアのウィーンで開催される VIENNA DESIGN WEEKs を紹介します。
VIENNA DESIGN WEEKsは、2007年から新たに始まったデザインイベントです。今年は第一回となり、今後は毎年開催される予定です。10/3〜10/21までの2週間半に及ぶ会期中にはウィーンの各所にてデザイン関連イベントが行われます。
デザインウィーク中のメインイベントとなるのが、the Passionswege (Pathes of Passion)と、 bell vue - Young Swiss Designです。
the Passionswegeは、ウィーン市内のショップをはじめとした10ヶ所でインスタレーションが展示されます。POLKAやSebastian Menschhorn、Soda Designersといったウィーンをベースとしたデザイナーたちが参加します。
今年のデザインウィークでは隣国のスイスをゲスト国とし、スイスデザインを紹介します。bell vue - Young Swiss Designは、スイス・ローザンヌのデザイン学校 ECAL のディレクター Pierre Keller がキュレーターを務めます。Nicole AebischerやBIG-GAMEなどの若手スイス人デザイナーが参加します。作品は、デザインウィーク以降の11/11まで展示されます。
また、10/8・9の両日はthe University of Applied Arts Vienna で DESIGN 07 と題してデザインに関連した講義が多数開かれます。DESIGN 07のテーマはThe Middleとなっています。多分野からゲストスピーカーを迎え、The Middleとう広義のテーマを中心に講義や討論を行います。
長く西欧と東欧の交流点となっていたオーストリアですが、スウェーデンやフィンランドと同時期にEU加盟を果たしてます。デザイン分野においても西ヨーロッパからの影響も当然大きく、このようなデザインイベントが開催されるのも必然だったのかもしれません。是非、今後も長くVIENNA DESIGN WEEKsを継続していってもらいたいです。