Sep 28, 2007

VIENNA DESIGN WEEKs




Polka Chair by POLKA
(c) POLKA



Rocking-Chair by Rainer Mutsch
(c) Rainer Mutsch



Joker Ceramic Vase by Nicole Aebischer
(c) B&B Italia


デザインイベントというと、北欧や西欧を主流とする向きがありますが、中・東欧も負けてはいません。10月に入ると、中・東欧諸国でもデザインイベントが多数開催されます。その中でも今回はオーストリアのウィーンで開催される VIENNA DESIGN WEEKs を紹介します。

VIENNA DESIGN WEEKsは、2007年から新たに始まったデザインイベントです。今年は第一回となり、今後は毎年開催される予定です。10/3〜10/21までの2週間半に及ぶ会期中にはウィーンの各所にてデザイン関連イベントが行われます。
デザインウィーク中のメインイベントとなるのが、the Passionswege (Pathes of Passion)と、 bell vue - Young Swiss Designです。
the Passionswegeは、ウィーン市内のショップをはじめとした10ヶ所でインスタレーションが展示されます。POLKAやSebastian Menschhorn、Soda Designersといったウィーンをベースとしたデザイナーたちが参加します。
今年のデザインウィークでは隣国のスイスをゲスト国とし、スイスデザインを紹介します。bell vue - Young Swiss Designは、スイス・ローザンヌのデザイン学校 ECAL のディレクター Pierre Keller がキュレーターを務めます。Nicole AebischerやBIG-GAMEなどの若手スイス人デザイナーが参加します。作品は、デザインウィーク以降の11/11まで展示されます。
また、10/8・9の両日はthe University of Applied Arts Vienna で DESIGN 07 と題してデザインに関連した講義が多数開かれます。DESIGN 07のテーマはThe Middleとなっています。多分野からゲストスピーカーを迎え、The Middleとう広義のテーマを中心に講義や討論を行います。

長く西欧と東欧の交流点となっていたオーストリアですが、スウェーデンやフィンランドと同時期にEU加盟を果たしてます。デザイン分野においても西ヨーロッパからの影響も当然大きく、このようなデザインイベントが開催されるのも必然だったのかもしれません。是非、今後も長くVIENNA DESIGN WEEKsを継続していってもらいたいです。
posted by DL at 13:15 | Comment(0) | TrackBack(0) | messe

Sep 27, 2007

Marre Moerel


Polyp pendant lamp


Lace pendant lamp


Rozen vases


Crash in a Field of Dreams/
World Cup


CappelliniやOffect、スペインのCeldaなど各国のメーカーから作品を発表しているデザイナーの Marre Moerel 。彼女はライティングやテーブルウェアを中心に、家具から時計などの小物まで幅広くデザインを手がけています。
Marre Moerelは、オランダのBreda(ブレダ)で生まれ、ロッテルダムでファッションデザインを学んでいます。その後に渡英し、Exeter(エクセター)で彫刻を学び、Royal Collage of Artでファーニチャーデザインを学びました。1991年にRCAを卒業し、1993年に彼女はニューヨークへ渡ります。ニューヨークには2002年までの10年間、フリーランスのデザイナーとして滞在しています。その間の1995年から1999年までは、パーソンズで教鞭を執っています。
2002年からはスペインのマドリッドに移り、自身のスタジオ Marre Moerel Design Studioを設立し、現在に至っています。これまでの彼女の経歴をみると、その多彩な国際色と彼女の身の軽さに驚かされます。

Polypは、イタリアのCappelliniから発表されたもので、Biologyというライティングシリーズのうちのひとつです。このシリーズでは球状のシェードをいくつも組合せ、ランプを様々な生物学的なモチーフに見立てています。Laceは、その球体のひとつに美しい花柄をエンボスしたペンダントランプです。
Crash in a Field of Dreams、World CupはともにMarre Moerelの2007年の新しいコレクション、 A Brief History of Time からの作品です。このコレクションは、自然と人間、戦争と平和、伝統工芸とマスプロダクションといった、固有の二元性を象徴するものとなっています。コレクションは、現在や過去の戦争と平和や賛美と非難といった物事の様子を反映し、その産物を未来の子孫にどのように伝承していくか、ということをコンセプトとしています。作品に使用されているのはIKEAのプレートとマクドナルドでおまけに付いてくるおもちゃです。

Marre Moerelは、これまでも各地の展示会に多数参加していますが、今月パリで開催されたMAISON & OBJET にも参加しました。彼女は新たにスペイン文化に影響を受けた作品のコレクションにも取り掛かっているということなので、そちらも楽しみです。
posted by DL at 12:57 | Comment(0) | TrackBack(0) | light

Sep 26, 2007

No Windmills, Cheese or Tulips


Tresor du homard designed by
Margo Konings / J'aime la folie



Bird is free
designed by Wiebe Boonstra



Louise designed by
Maarten Baptist / WATdesign


10/31〜11/4までのTokyo Designer's Week 期間中に、今年も開催される Design Tide 。 オランダ勢も、もちろん参加します。つい先日速報というかたちでプレスリリースが出ましたので紹介します。NoWindmills, Cheese or Tulips は、アイントホーフェン、アムステルダム、ロッテルダムを代表する19のデザイナーが参加するインスタレーションです。
No Windmills, Cheese or Tulipsを日本語にすると、風車でもチーズでもチューリップでもない、といった感じでしょうか。これらの名物以外にもダッチデザインというものがオランダにはある、とその名に込められているようです。
展示はWAT DesignのMaarten BaptistとデザイナーのMargo Koningsがキュレーターを務めます。
会場は南青山のL'ECLAIREUR 2Fのギャラリー、ESPACE 218 です。

参加デザイナー

Amsterdam:
Khodi Feiz
Tjep.
Ted Noten
Pieke Bergmans
Wiebe Boonstra
Idiots
Scholten & Bajings

Eindhoven:
Kiki van Eijk
Buro Vormkrijgers
Maarten Baptist
Jo Meesters
Drift - Lonneke Gordijn
J'aime la folie
Gro Design

Rotterdam:
Demakersvan
Chris Kabel
Ben Oostrum
Jurgen Bey
Richard Hutten

No Windmills, Cheese or Tulips については来週あたりに再度詳細がくる予定なので、その際にもう少し画像などを追加できそうです。

出展デザイナーの関連記事はこちらになります。

WAT Design
Tjep.
Kiki van Eijk
Buro Vormkrijgers
Jo Meesters
Chris Kabel
posted by DL at 09:04 | Comment(0) | TrackBack(0) | messe

Sep 25, 2007

Marie-Louise Gustafsson


Carrie


We Felt Like It
deigned by M.L.Gustafsson & A.K.Malmsten



Slacker Chair


Cosy collaboration with Anna Kraitz

スウェーデンのストックホルムでフリーランスのデザイナーとして活動する Marie-Louise Gustaffson 。彼女は自身のプロジェクトとクライアントへのデザインとを並行して行っています。
Marie-Louiseは、Konstfackでインダストリアルデザインを学びました。その間の1999年には、交換留学生として東北芸術工科大学でも学んでいます。Konstfack卒業後にはイギリスへ渡り、ロンドンのRCA(RoyalCollage of Art)でプロダクトデザインを学んでいます。
2002年にRCAを卒業した後、2003年に彼女は再びストックホルムに戻り、以後フリーランスで活動しています。

Carrieは、スウェーデンのDesign House Stockholmから2007年に発表された自転車用のバスケットです。Carrieは、Marie-Louiseの祖母がアフターヌーンティーの際に使用していたスウェーデンのテーブルクロスがモチーフとなっています。かぎ編みのレースのようなパターンが、今までの自転車用パーツにはない新鮮さをバスケットに与えます。
Slacker Chairは、スイベルのフレームにビーンバッグチェアをのせたものです。ビーンバッグは座る人のポジションに合わせ自在に変形するので、長時間のデスクワークなどに向いていそうです。ビーンバッグチェアは床で使用するものが多いので、このようにデスクチェアにしてしまうのはおもしろいアイデアです。
Cosyはストックホルムのデザイナー Anna Kraitz とのコラボレーションです。取り外し可能なマットレスは、名前の通り居心地の良い空間を作り出します。テーブルの下へ潜り込むことが好きな子供たちには最高のコーヒーテーブルです。幼い頃にこたつの中に入って遊んだのを思い出します。

Marie-Louiseは、9/1〜10/14までの会期でストックホルムのT-houseという建物で開催されている Casa Cor 展に参加しています。
Casa Corは、20年以上続くブラジルのホームインテリアの展示会です。Casa Corは、ポルトガル語で英訳すると House of Colorとなります。今回はCasa Corのヨーロッパへの進出ということで、ストックホルムをはじめとするスウェーデンの建築家・デザイナーと数名のブラジル人デザイナーの計40名が展示を行います。
posted by DL at 10:44 | Comment(0) | TrackBack(0) | furniture

Sep 21, 2007

Interview 05 : Hiroshi Kawano




今回のインタビューは、日本とスウェーデンの両国で活動する Hiroshi Kawano DESIGN の川野 博 氏です。
川野 氏はHiroshi Kawano DESIGNとしての活動以外に、スウェーデンのテキスタイルデザイナー Sara Berner とのコラボレーションを行っています。その活動は、国内外のメディアに取り上げられるなど注目を集めています。


DL(以下D): 以前は別業種の会社員として数年間働いていた経歴をお持ちですが、インテリアデザイナーに転向した理由は何ですか?
Hiroshi(以下H): 以前は外資系製薬メーカーで営業をしていました。営業自体は面白かったのですが、仕事に慣れてくるうちに自分自身で考え出したコンテンツを売り込みたいと考えるようになりました。そこで、生活全般に関わる提案が仕事であるインテリア・デザインの世界ならより自然に仕事を楽しめると考えたんです

D: 最も尊敬するデザイナーは誰ですか?また、彼/彼女からどのような影響を受けましたか?
H: フィンランドの建築家・デザイナーである、Juha Leiviskaです。ヘルシンキ郊外のミュールマキ教会の美しさには言葉を失いました。新規性・機能性だけではなく、何よりも審美性に妥協を許さない彼の姿勢をとても尊敬しています。また、スウェーデンのClaesson Koivisto RuneやTAFも全く同じ理由から尊敬しています。

D: あたらしい物をつくるときにインスピレーションを受けるものはありますか?
H: 手作業のプロセス(模型やハンドドローイングなど)を経たことで出来る些細な成果物から、後日インスピレーションを受けることがよくあります。

D: 今後チャレンジしたい素材や技法はありますか?
H: 真鍮や銅などの金属素材そのままの色に魅力を感じています。

D: 日本だけではなくスウェーデンでも活動されていますが、なぜスウェーデンなのでしょう?
H: 新規性・機能性・ユーモアだけに依存するのではなく、審美性も厳しく吟味する彼らの姿勢に共感しています。イギリス・ドイツ・フランス・イタリア・オランダ・スペインといった他のデザイン主要国との違いをそこに感じています。

D: 日本とスウェーデンのデザインシーンについてどう思いますか?日本人の視点から両者をみて、どのように感じますか?
H: スウェーデンの方が、フリーランス・デザイナーを支援する制度(制作奨学金等)が充実していると思います。Saraとのコラボレーションでは、僕らも昨年スウェーデンの団体や企業から好意的なご支援をいただきました。この点は大きな違いだと思います。また、最近のスウェーデンでは女性デザイナーの方がより面白い作品を発表しているように思います。

D: スウェーデン人のテキスタイルデザイナー、Sara Berner とともに作品を発表していますが、どのような経緯で彼女とコラボレーションすることになったのでしょうか?
H: 2006年のストックホルム・ファニチャー・フェアに参加したのですが、ちょうど彼女も出品していました。その際、多くのデザイナーの友人ができましたが、Saraとは友人としてだけでは無く、一緒に何かやってみたいなと思い、帰国後しばらくして、彼女にアプローチしました。

D: ジャンルも国籍も異なるSaraとのコラボレーションですが、どのようにして作品はうまれるのでしょう?
H: 僕はスウェーデン語がダメなので、英語でコミュニケーションをしています。スウェーデン語は、初めと最後の挨拶だけですね。(笑)
制作上のキーワードを決めたら、それぞれの制作プロセスをメールで全て公開・交換することで、日々インスパイアされながら、作品を仕上げていきます。また、何回かストックホルムのSaraのスタジオでもワークショップを行い、詰めの作業をしました。


D: 今後の展望や目標を教えてください。
H: 2008年に照明がフランスのメーカーから発売の予定ですので、今から楽しみにしています。また、Saraとのコラボレーションも長期的に続けていきます。僕のドリーム・プロジェクトは、猫のためのファニチャーなんです。(笑)彼らのための美しいファニチャーはまだほとんど見かけません。いつかきっと実現させたいと考えています。

D: 川野さんのように海外進出を考えている若き日本人デザイナーへ、アドバイスをお願いします。
H: ファニチャーやプロダクトに限ると、このデザイン領域は言語に依らないので、行動さえすれば世界中の方々から容易に感想をいただける訳です。これは大きなアドバンテージだと思います。活動の早い段階で、日本人以外の方々にもご自分の作品を紹介することで得られるフィードバックがきっとその方に有益な行動指針を与えてくれると思います。

24/08/2007
お忙しいところ、ありがとうございました。
次回作を楽しみにしています。

以前の関連記事はこちらになります。
Hiroshi Kawano DESIGN



D: What brought you to be an interior designer? I've heard you had had a few years of career in a different industry before becoming a designer.
H: I was a sales representative at a foreign pharmaceutical company. As I got used to the work I became to like my job. But eventually I began to think it would be better if I could sell something I created myself. Then the idea came to me that I would enjoy working in the area of the interior design where I could provide suggestions for people's living in general.

D: Who is the designer you respect the most? And in which way has she/he influenced you?
H: I would say Juha Leiviska, Finnish architect and designer. The beauty of Myyrmaki Church in Vantaa in the suburbs of Helsinki was just beyond expression. I very much respect not only the novelty and functionality of his work, but also his attitudes towards uncompromising aesthetics. I also respect Claesson Koivisto Rune and TAF of Sweden for the same reasons.

D: What inspires or leads you to new creation?
H: I often get inspirations from minor results I get from going through manual processes such as making models or hand drawings.

D: Are there any materials or innovations that you would like to try in the future?
H: I am attracted by the colors of iron materials such as brass and copper as they are.

D: You are working not only in Japan but in Sweden as well. Why Sweden?
H: I sympathize with the Swedish stance on strict criterion for aesthetics based on not just novelty, functionality and humors. This differs from other leading design countries, including the UK, Germany, France, Italy, Netherlands and Spain.

D: What do you think of design scenes in Japan and Sweden from a Japanese point of view?
H: I think there are more systems in Sweden than in Japan, such as scholarships to support freelance designers. Sara and I got favorable support from Swedish organizations and corporations last year when we collaborated. And I think there is a big difference in this regard. I also think that these days female designers produce more interesting pieces in Sweden.

D: You collaborate with Swedish textile designer Sara Berner. What were the events that led up to that collaboration?
H: Both Sara and I participated in Stockholm Furniture Fair 2006, where I made friends with lots of designers. Especially with Sara, I wanted to create something together as well as being friends. So I approached her a little while after coming home.

D: How do you create products in collaboration with Sara who has a different background both in nationality and genre?
H: I communicate with Sara in English because I don't speak Swedish. The only Swedish I speak are hello and goodbye. (laughs)
We decide on a keyword for a project, and then exchange each of our production processes by email. Inspiring each other in daily correspondence, we work on the project to completion. Also, I have visited Sara's studio in Stockholm a few times, where we did a workshop to finish the production.


D: What are your plans/goals in the future?
H: I' m excited that my lamps will be released by a French manufacturer in 2008. I will continue my collaboration with Sara on a long term basis. My "dream project" is to make furniture for cats. (laughs) I hardly see beautiful furniture for cats. I will bring this project to realisation someday.

D: Any advice or tip to young Japanese designers who aim to work worldwide like you?
H: Regarding furniture and product design, this area of design doesn't depend on languages. In other words, all you need to do to receive feedbacks from all over the world is to get on with it! This is a big advantage. Feedbacks you get from non-Japanese people by introducing your work at early stages will provide you with action guidelines, which will be valuable to you.

Hiroshi Kawano DESIGN
August 24 2007
posted by DL at 12:10 | Comment(0) | TrackBack(1) | interview

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