Nov 22, 2007

Akihiro Kumagaya


平仮名文様


50/07 bench designed by alekole


紙の陶器 designed by alekole


Trial Flower

2006年に東京のインテリア専門学校ICSカレッジオブアーツを卒業したフリーランスのデザイナー、熊谷 彰博 氏。彼はファーニチャーやプロダクトデザイン、グラフィックデザインなどを幅広く手がけます。
学業を終えたばかりの熊谷 氏ですが、2006年には100% Design TokyoやIFFT東京国際家具見本市などに出展し、今年2007年には神戸ビエンナーレやSapporpo Designers Weekに参加するなど各地のイベントに積極的に参加しています。また、DesignTide 2007では同じくICSを卒業しているデザイナーの宮田聡志 氏とともにデザインチーム alekoleとして、青山のインテリアショップMA by So Shi Teでのインスタレーションを行いました。
今後は個人での活動として、新しい京都を発信するプロジェクトのアートディレクターを務めることも決まっています。

平仮名文様は、DesignTideでのインスタレーションのひとつで、平仮名をつなげたアートワークを18mの巻物にしたものです。複雑で美しい日本の仮名を見事にひとつのデザインへと昇華しています。作品は会場の壁から天井へと流れるように立体的に展示されました。
50/07 bench、紙の陶器もともにDesignTideでの展示作品です。50/07benchは、50年代の古家具を半分だけ削りだして、ベンチのもつ数十年にわたる時間を表現したものです。紙の陶器は、焼成すると陶器になるという陶紙に重力や造成を加えた作品。クリアなフォルムとカラーに好感が持てます。
Trial Flowerは、ムエット(試香紙)を花びらにもつフラワーです。あたかも花畑で花の香りを楽しむかのように、花びらに香水を吹きかけ香りを試すことができます。TrialFlowerは、JDC(社団法人日本商環境設計家協会)北海道支部主催のコンペティションで優秀賞を受賞しています。こちらは熊谷氏の個人名義での作品となります。

熊谷 氏は、フリーランスの活動経験は浅いながらも、精力的に活動し、いくつかのコンペでの入賞も果たしています。10/6〜11/25の会期で開催されている神戸ビエンナーレでは、コンテナを展示空間とするアートインコンテナというコンペでデザイナーのnosignerとの共作がビエンナーレ実行委員会特別賞に選ばれています。
デザイナーとして一歩一歩しっかりとあゆみを進めている熊谷 彰博 氏。今後の活躍に注目していきたい若手デザイナーのひとりです。

以前の関連記事はこちらになります。
nosigner



posted by DL at 12:20 | Comment(0) | TrackBack(0) | design

Nov 21, 2007

Kiki van Eijk : new products


Bottled Lamps


Bottled Carafe


Soft Shelve, Soft Clock Silver


Quilt Chair

以前から何度もとりあげているオランダのデザイナー Kiki van Eijk ですが、先日のDesignTideで来日していた彼女に新作データをもらいましたので、少し紹介します。

Bottled Lamps と Bottled Carafe は、ともに中世時代にハーブやお酒を保存するためにつかわれていた美しいグラスワークにインスパイアされた作品です。グラスにはハーブやテーブルウェアなど、中世のキッチンやテーブルの風景が描かれています。くもりガラスとクリアガラスのコントラストが、照明の明かりやカラフェにいれられたお酒によって美しく描き出されます。
Soft Clockは以前に発表されたものですが、今回の新作となるSoft Shelveもまた、彼女の得意とする見た目の質感を裏切る素材を用いた作品です。テキスタイルのようなディテールと質感を持った棚は、陶器でできています。彼女は以前にも同じような手法を用いた引き出しを持つキャビネットを製作しています。
Quilt Chairは、直線的なスチールのフレームに伝統的なキルト技法を施したレザーを張地にしたロッキングチェアーです。このQuilt Chairは、先日のNo Windmills, Chees or TulipsというDesignTideでのインスタレーションで展示されました。

以前の関連記事はこちらになります。
Kiki van Eijk
Interview 06 : Kiki van Eijk
No Windmills, Cheese or Tulips : Opening

posted by DL at 11:56 | Comment(0) | TrackBack(0) | design

Nov 20, 2007

RICE-DESIGN


クリの木


giraffe


サイホンシキロウソク


ZIGSAW STOOL

九州の福岡に事務所を構える RICE-DESIGN 。2001年からRICE-DESIGNとして活動していたデザイナーの有川 伸彦 氏により、2006年に事務所が設立されました。事務所ではインテリアデザインから家具、プロダクトデザイン、グラフィックまで幅広く手がけています。
RICE-DESIGNという名は、古くから人々の生活に密着し唯一無二の存在であるお米のような、生活に寄り添うシンプルなデザインというコンセプトに由来しています。確かに彼のデザインはいたってシンプルですが、それは必然に起因するものです。必要な機能や仕様を理論的に組み立てる中で生まれる必然をデザインした結果が、シンプリシティとなって彼の作品に表れています。これは、彼がわかりやすさを重視し、一見してコンセプトが伝わるようなデザインを心がけていることとも深く関連しています。

クリの木は、マグネットの木の枝に葉っぱのクリップを自由につけることができるクリップホルダーです。実用的でありながら、ひとつのオブジェとしての役割も果たします。
giraffeは、細いフレームがバランスをとり自立するテーブルランプです。細く長いフレームはさながらサバンナのキリンのようです。天板にフレームをかけることで簡単に設置することができるので、自由にランプを移動させることができます。フレームは真鍮パイプを使用しているので、重量が軽いのも特徴です。
コーヒーのサイホンのような構造のサイホンシキロウソクは、溶け落ちる蝋をカップの中に集め、再度キャンドルとして利用しようというものです。一滴もキャンドルを無駄にしないサイホンシキロウソクは、エネルギー消費の著しい現代社会へのアンチテーゼでもあります。
ZIGSAW STOOLは、RICE-DESIGNのシンプリシティがよく表れた作品です。説明することなしに子どもでも理解することのできるコンセプトは、非常に明快です。ジグソーパズルのようなひとつひとつのピースを自由に組み合わせることができ、スツールという機能にパズルの創造性をプラスしています。

RICE-DESIGNは、今年の100% Design Tokyoと赤坂でのゼロ展に参加しています。シンプルで機能性の高い作品は、会場で高い注目を浴びました。今後の活動や作品の製品化に期待がかかります。
posted by DL at 11:02 | Comment(1) | TrackBack(1) | design

Nov 19, 2007

Peter Andersson


Tilt


Sack


Rialto


Set Piece

スウェーデンのストックホルムで活動するフリーランスのデザイナー Peter Andersson
彼はKonstfackでインテリアデザインとファーニチャーデザインを学んでいます。Konstfackを卒業すると自身のスタジオを設立し、国内外のメーカーをクライアントに作品をリリースしてきました。スタジオはThomas BernstrandやMatti Klenellら数名のフリーランスデザイナーとシェアしています。なかでもMatti Klenellとは、数々の作品でコラボレーションしています。

2本の風変わりな脚を持つイスはTiltです。Tiltは前2本の脚を宙に浮かせ、後ろ2本の脚でブラブラとバランスを取ることができるユニークなイスです。子どもの頃に学校の学習イスでよくやっていた、あれです。後ろに転倒しないように、後方2本の脚はロッキングチェアのような形状をしています。TiltはSkona hem MagazineによるFurniture of the Year 2006を受賞しています。製品化はスウェーデンのNC Moblerです。
Sack、Rialtoもまた、NC Moblerからリリースされています。Sackは2007年の新作で、木製のフレームにテキスタイルのカバーを被せます。Rialtoは、木材の組み方に特徴のあるチェアとテーブルのシリーズです。テーブルの脚などもよくみると独特な組み方をしています。
Set Pieceは一見すると通常の1人掛ソファのようですが、ところどころの面の内装がむき出しになっています。このソファはイギリスのオンラインショッピングサイト、20LTDのために7個限定で製作されました。完全なリミテッドエディションということで価格も自動車一台分以上のものがついています。

Peter Anderssonは、各地の展示会に多数参加しており、様々な賞を受賞するなど高い評価を得ています。
最近では先のDesignTideにWe Are Going UndergroundのメンバーとしてThomas BernstrandやTAFら、スウェーデンのデザイナーたちと来日しました。
また、デザイナーとして活動する傍ら、2006年からはKonstfackで教鞭を執っています。

以前の関連記事はこちらになります。
DesignTide : vol.2
Bernstrand & Co
posted by DL at 12:20 | Comment(0) | TrackBack(1) | furniture

Nov 16, 2007

Feeladdicted : New Products


SamePaperPlayAgain




Dista T500

フランスのリヨンで活動するデザイナーの Clement Eloy から新しいデザインの情報が入りましたので紹介します。
彼はFeeladdictedというレーベルを持ち、フリーランスで活動する若手のインダストリアルデザイナーです。

Clement Eloyは実用的でユニークなデザインを得意としますが、SamePaperPlayAgainもまた、彼らしい作品です。今回はリサイクルという点に焦点をあてています。どうしても深刻で退屈になりがちなリサイクルを楽しみながら行おうというコンセプトです。紙くずをサッカーのように蹴飛ばしたり、バスケットボールのように投げ入れたり、遊び感覚できちんとリサイクルが行えます。
Dista T500は、フランスの大手スポーツチェーン Decathlon からリリースされた万歩計です。製品化ということでClementらしいウィットは鳴りを潜めたデザインですが、ディスプレイに45度のアングルをつけ視認性を高めるなど実用性に優れたデザインです。
このほかにもDecathlonからはモジュラーバッグを今秋にリリースしています。

以前の関連記事はこちらになります。
Feeladdected
posted by DL at 10:33 | Comment(0) | TrackBack(1) | design

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