Jan 31, 2008

imm cologne 2008 : [d3] contest


Chair


Lingor


PuzzlePerser

imm cologne(ケルン国際家具見本市)のハイライトのひとつして挙げられるのが、[d3] design talent という若手デザイナーのための展示イベントです。
今年で第3回目となる[d3]は、大きく3つのセグメントにわけられて展示が行われました。
[d3] schoolsは、デザインや建築を学ぶ学生のための展示スペースです。[d3] schoolsは、彼らに作品を公開する機会を与え、学生同士のコミュニケーションを促すプラットフォームとしての役割も果たしています。
以前はNRGと呼ばれていた若手デザイナーのための展示は、[d3] professionals と名を改め、今年から[d3]のイベントとなっています。新鋭デザイナーやスタジオにとって、メーカーやジャーナリストに自らのデザインとアイデアをアピールする格好の場となっています。
[d3] contest も今年から新しく[d3]に加わったイベントで、以前は inspired by cologne という名のコンペとして開催されていました。[d3] contest は学生や若手デザイナーを対象としたコンペで、今年は約530のエントリーがありました。imm会場にはその中から選ばれた29組のデザイナーによる31作品が展示されました。

2008年の[d3] contest の1等を獲得したのは、スイスのデザイナー Raphael von Allmen によるChairです。シート部と脚部にアルミを使用しているので、とても軽量です。背もたれとなるシェルにはポリプロピレンを用いており、アルミの剛健さと相まって快適なイスとなっています。
Lingorはドイツの Marc Braun によるペンダントランプで、コンペで2等を獲得した作品です。帽子のようなシェードは、エナメルコーティングを施したスチールシートを加工しています。Lingorには、モダンなデザインと伝統的な鉄加工技術が共生しています。
3等に選ばれたのは、ドイツの Katrin Sonnleitner によるラグマット、PazzlePerser です。パズルのピースのようなマットは、素材にリサイクルが可能な天然と合成ゴムを使用しています。カラフルなピースのアレンジによって、装飾的なパターンが生み出されます。

以前の関連記事はこちらになります。
imm cologne 2008
imm cologne 2008 : Interior Innovation Award
posted by DL at 12:43 | Comment(0) | TrackBack(0) | messe

Jan 30, 2008

Ronan & Erwan Bouroullec : Kreo Gallery Exhibition 2008








all images (c) Paul Tahon and R & E Bouroullec

Ronan & Erwan Bouroullec から展示会の知らせが届きました。1/29〜3/8の会期でパリのKreo Galleryに彼らの作品が展示されます。

大きな架台にファブリックを吊り下げたパーティションは、単なるルームディバイダーというよりも布の壁といってよい程の迫力があります。サイズは幅4m、高さ2.2mと巨大です。架台に布がいくつもぶらさがっている様子は、馬具工房に吊るされた鞍を連想させます。
黒い大きな箱型のソファは、一見すると家具とも小部屋ともつかないその風貌に違和感を覚えますが、ソファを覆うマットに目をやると、そこがとても快適な空間であるとわかります。周囲とは切り離され独立したボックスは、家具と空間とのボーダーを越えてリラックスのための機能と役割を果たします。黒い大きな箱に見られるシンプリシティは、Bouroullec兄弟が好む初歩的な要素のひとつでもありす。
会場には、ほかにも大きなシーリングランプや、一枚岩の浮氷のようなポリエステル製のテーブルなどが展示されています。

これら4作品は異なる時期にデザインされたので、一連のコレクションというわけではありませんが、それでもBouroullec兄弟の空間のクオリティーというリサーチに対する考えを体現しています。彼らが好んで使用するファブリックも、そのリサーチへ答えのひとつです。

以前の関連記事はこちらになります。
Ronan & Erwan Bouroullec

posted by DL at 12:39 | Comment(0) | TrackBack(0) | messe

Jan 29, 2008

TAF


Three


Pearl


Afro Art


Greenhouse 2007

ストックホルムを拠点とする TAF は、2002年に建築家のGabriella GustafsonとMattias Stahlbomによって設立されました。
TAFは建築デザイン事務所として、建築や空間デザインだけではなく、プロダクトデザインも手がけています。TAFのデザインは、ミニマルでカラーも最小限に抑えたものが多く、いわゆるシンプルな北欧デザインといった趣ですが、TAFはフォルムや機能に効果的なわずかな変化を加えて日常を少しだけ非日常に変えようと試みています。TAFのプロジェクトは日用品であっても、彼ら独自の非普遍的なセンスが盛り込まれています。

Threeは、2004年にMattiasによってデザインされたペンダントランプです。説明が少し難しいのですが、3種類のシェードをコンピューターで組み合わせ、ひとつのワイヤー状のシェードとしています。ライトを点灯すると、ワイヤーによる影が、壁紙にストライプの柄を映し出されます。ThreeはスウェーデンのライティングメーカーZEROから発表されています。
PearlはGabriellaによるデザインの家具です。脚部は、異なる大きさの球体が組み合わされており、中心にはスチールが通されています。名前の通り、真珠のネックレスからインスピレーションを得ています。シリーズとして同様の脚を持つスツールもデザインされています。
2007年にTAFは、ストックホルムのフェアトレードによる民芸品を扱うショップ Aforo Art の店舗内装を手がけました。店のコンセプトを受け、内装はシンプルで質素なものとなっています。梁や什器にはパイン材が使用されており、棚板は固定されていないので自由にレイアウトすることができます。
また近年では、2007年のStockholm Furniture FairにおけるGreenhouse展の空間デザインを手がけています。レベルの異なるブロックを階段のように組み合わせて、展示ごとの空間を効果的に区分けしています。

2008年のGreenhouse展の会場デザインも2007年に引き続きTAFがデザインします。今年の会場は小さな村や集落をモチーフとした空間構成となるようです。
posted by DL at 12:59 | Comment(0) | TrackBack(0) | design

Jan 28, 2008

imm Cologne 2008 : Interior Innovation Award


Stingray Veneer


Serie 6910


Steelwood


Heaven Armchair

imm cologne 2008(ケルン国際家具見本市)初日の1/14に、第6回目となる Interior Innovation Award の受賞式が開催されました。過去の受賞者には、続けてRed Dot AwardやGerman Design Prizeを獲得するものもおり、その選定の目は折り紙つきです。
アワードでは、5つのカテゴリーで25の作品が選出され、さらにその各カテゴリーのなかでBest of The Bestがそれぞれ選ばれました。入賞作品は14日の授賞式の後、翌15日からimm会場内に展示されました。

Stingray Veneerは、Best Itemというカテゴリーで、Best of The Bestを受賞した作品。デンマークのFredericiaという家具メーカーから発表されたロッキングチェアです。同じくデンマークの若手デザイナー、Thomas Pedersenによるデザインは、イームズのLa Chaiseを彷彿とさせます。シェルはAlpi社の10mm厚のベニヤを使用し、オーガニックな曲線は、ドイツのReholz社による3Dベニヤ製造技術によって実現しています。
Serie 6910は、Classic InnovationカテゴリーでのBest of The Best受賞作品。ドイツのTF Polstermobel というソファメーカーのもので、デザインはHorst Bruningです。スチールフレームに革の張地とオーソドックスな組み合わせゆえに、様々なシチュエーションにマッチします。
MagisのSteelwoodは、Best Detailカテゴリーの入賞作です。デザインは Ronan and Erwan Bouroullec 。名前のとおり、材質はスチールシートとウッドです。Bouroullec兄弟は、1930年代のフランス人デザイナー Jean Prouveが好んで用いたスチールシートと木の組み合わせという要素を、このイスに取り入れました。現代では、このようなタイプのイスに精度の高いものがあまりみられないのですが、Steelwoodは、その高いクオリティが評価されました。
Heaven Armchairは、Best Itemカテゴリー入選作品のひとつです。フランス人デザイナー Jean Marie Massaud によるデザインで、イタリアのemuから発表されています。Heavenはファブリックのようにスチールを編みこみんだ、メッシュ状の構造を持つ家具です。シリーズにはイスやテーブル、花瓶などがあり、同シリーズのラウンドテーブルも同様に、Best Itemカテゴリーに入選しています。

以前の関連記事はこちらになります。
imm cologne 2008
posted by DL at 13:03 | Comment(0) | TrackBack(0) | messe

Jan 25, 2008

Stuart Haygarth


Tide Chandelier


Shadey Family


Twentytwenty


GIFT LIGHT

ロンドンを拠点とする照明デザイナーの Stuart Haygarth
彼は、Exeter College of Art & Designでグラフィックデザインや写真を学び、同校卒業後は長い間写真家として活動しました。写真家としての作品は、3Dや2Dのオブジェクトを組み合わせたコラージュなどが多く、広告や出版など様々なメディアに携わってきました。
2004年からStuartは、ものを収集し、それらを使用したデザインプロジェクトに取り組んでいます。膨大な量の収集物は彼の手によって再構築され、それらが元来持っている意義は異なるものに組みかえられます。彼は、凡庸なオブジェクトに全く新しい意味を与えて、ひとつの作品を作り上げます。

Tide Chandelierは、イギリスのケント海岸沿いに打ち上げられた人工物のゴミからなるシャンデリアです。Stuartは、何年もかけてゴミを集め、それらをカテゴリーに分類しました。そのなかの透明や半透明のプラスチック製のゴミでTide Chandelierは作られています。1.5mにも及ぶ大きな球体は、潮の干満を左右する月を表しています。
いくつものシェードが連なるShadey Familyに使用されているのは、捨てられていたガラスシェードです。ひとつひとつのシェードは特に目を惹くものではありませんが、一直線に並べることで全体としての調和を生み出しています。シェードの持つ個性が組み合わさりひとつになる様子は、家族を連想させるとStuartはいいます。
Twentytwentyは、Design Museum Londonで2006年に開催された Design Mart 展の期間中に、同館の吹抜けに展示されたライトです。シェードにはたくさんの眼鏡とサングラスを使用しています。
近年では、2007年に日本のVogue誌の企画で子供用の照明 GIFT LIGHTをデザインしています。ランプは日本の街中でよくみかけるカプセルトイの自動販売機に着想を得ています。何が出てくるかわからない、子供たちがわくわくする販売機の楽しさが、ランプに詰め込まれています。作品は競売にかけられ、売上金はユニセフに寄付されました

posted by DL at 13:14 | Comment(0) | TrackBack(0) | light

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