Feb 15, 2008

Extremis


Sticks


Bronco & Corral


Tölt


PicNic

ベルギーのウェストフランダース州にあるGijverinkhoveという小さな町で、アウトドアベンチの工場として始まった Extremis 。1994年にデザイナーのDirk Wynants によって設立されました。
Extremisはその後もアウトドアファニチャーを作り続け、多くの作品がIF Design Award やRed Dot などを受賞しています。作品のほとんどが創始者でもあるデザイナーのDirk Wynantsによるものですが、 Xavier Lust やMichael Young などのデザイナーも起用しています。Extremisのコンセプトは困惑するほど明快でシンプルです。人々が集まってくるシチュエーション、集まるためのツールをデザインする、それ以上でも以下でもありません。Extremisの家具に、複数の人が同時に楽しむためのテーブルやベンチが多いのも、この明確なヴィジョンに因るところです。

Sticksは、2003年にオーストラリアの建築デザイン事務所 Globalhausの Hsu-Li Teo とStefan Kaiser の2人によってデザインされ、2005年からExtremisのコレクションに加わりました。Sticksはグラスファイバーを使用したパーティションで、室内外どちらでも使用することができます。部屋を完全に仕切ってしまわないので閉塞感を感じることが無く、区切られた空間同士に繋がりを残すことが出来ます。
BroncoとCoralは、どちらもDirk Wynantsによるデザインです。サドルの形をしたスツールのBroncoには革のストラップが付いていて、ドリンクなどを挟んだりスツールを移動させたりすのに役立ちます。Coralは発光するテーブルで、7つのBroncoをぴったりと収納することができます。Coralのおもしろいところは、脚を外して天井に吊るすことで照明としても使用することができることです。Bronco、Coralともに材質にはポリエチレンを使用しています。
Michael Youngがデザインした Töltは、古くからの材質、robinia(ニセアカシア)の木と、デュポン社の人工大理石Corianという新しい素材を組み合わせたガーデンファニチャーです。天板にあけられた不規則な穴がクラシカルなガーデンセットにモダンな印象を与えます。
10mm厚のアルミからできたPicNikは、Dirk Wynants と Xavier Lust によって2002年にデザインされました。アルミのシートを折り曲げたシンプルな構造ながら、流線的なフォルムが美しく、IF Design Award やID Award など多くの賞を受賞しています。

posted by DL at 12:59 | Comment(0) | TrackBack(0) | furniture

Feb 14, 2008

ambiente 2008




Living Japan photo by Petra Welzel


Cafe Asean photo by Jochen Gunther

images: courtesy of Messe Frankfurt Exhibition GmbH


今年のambienteは、2/8〜2/12までの会期で開催されました。ambienteは、毎年2月にフランクフルトで開催されるインテリア、生活用品の国際見本市で、2007年には128ヶ国から約150,000人が来場しています。会場は大きくDining、Living、そしてギフトなどのGivingというグループに分けられました。そのほかにもTrend Forumや、Design Plus Award、the Federal Republic of Germany 主催によるデザインアワードなど数々のプログラムが催されました。

今年のambienteでは、ハイライトのひとつとして日本文化を紹介する Living Japanという展示が行われました。展示は、日本の経済産業省が支援するsozo_commというプログラムが主催しています。sozo_commは、日本メーカーによる日用品やインテリア関連商品をヨーロッパに向けて発信するというプログラムで、各国の見本市で展示や販売促進を行ってゆく予定です。amienteでのLiving Japanは、その最初の国外での活動となりました。
Living Japanでは、2007年のIFFT(東京国際家具見本市)で選定された日本メーカーによる家具やテーブルウェア、ステーショナリーなどを幅広く紹介しています。日本のプロダクトはデザイン性や機能性を含め、大変高いクオリティーを持つものが多いにも関わらず、昨今では、アジア諸国による低価格商品との差別化に苦心している状況です。sozo_commは、日本プロダクトを積極的に国際見本市に展示することで、新たな海外市場の開拓を促し、また、日本のブランド育成を支援するプラットフォームの役割を果たします。今後はミラノサローネへの出展が予定されています。

今年のambienteの来場者数や出展者数などの詳細については、ファイナルレポートが出てから再度取り上げられればと思います。

関連リンク
sozo_comm



posted by DL at 12:41 | Comment(0) | TrackBack(0) | messe

Feb 13, 2008

Studio Design Rafaschieri







フランス、Lorraine(ロレーヌ)の Studio Design Rafascieri から、いくつかの画像が届きましたので紹介します。
Studio Design Rafascieriは、デザイナーのFrank Rafaschieri と Stanimira Dimitrova Rafaschieri の夫妻によって2000年にロレーヌに設立されました。スタジオはプロダクトデザインやインテリアデザインを手がけており、2002年にはパリ市主催のGrand Prix de la Creation de la Ville de Paris を受賞しています。

今回送られてきたのは、 Studio Design Rafascieriが手がけたMetz(メス)にある教会 the Church Saint Eucaire のためのインテリアです。
彼らは、聖典に反することないよう注意を払い、畏敬の念をもってこのプロジェクトを進めました。祭壇のインテリアは新約聖書にインスパイアされています。聖餐台や朗読台などの支柱のツイストは無限へと向かう水の流れを表しています。また、それぞれの支柱の本数にも意味が与えられ、テーブルの12本の支柱は12使徒を、説教台の2本は聖体とキリストの教えを、朗読台の7本は子羊(ほふられた子羊)のみが解くことができるというビブリオンの7つの封印を意味しているといいます。
これらのインテリアは新約聖書の精神を損なうことなく、モダンなテイストに仕上がっています。長い間伝統的なスタイルを保ってきた教会という空間の変化は、作り手と見るものに新たなテーマとチャレンジを与えています。

Thank you Frank, for your contribution.
posted by DL at 11:23 | Comment(0) | TrackBack(0) | design

Feb 12, 2008

Stockholm Furniture Fair 2008






photo by Magnus Skoglof 


photo by Magnus Skoglof

今年のStockholm Furniture Fair (ストックホルム国際家具見本市)は、2/6〜2/10という会期で開催されました。
Stockholm Furniture Fairは、毎年多くのインテリア関係者が来場し賑わいをみせる国際的な家具見本市です。今年のファイナルレポートが出ていないので正確な数字はまだわからないのですが、昨年は世界中から約40,000人がフェアに来場しました。

Stockholm Furniture Fairでは、2004年から毎年 Guest of Honer として招いたゲストデザイナーの作品をエントランスホールで展示しています。5年目となる2008年は、イタリアの巨匠 Giulio Cappellini がGuest of Honerに選べれました。彼は、イタリアの家具メーカー Cappellini でデザイナーとアートディレクターを兼務しています。デザイナーとしての活躍もさることながら、彼はTom Dixon や Jasper Morrison などの才能を発掘したことでも知られています。彼は意欲的に若手デザイナーを起用しており、最近では日本のデザインスタジオNendoがCappelliniから作品を発表しています。
Giulio Cappelliniによる今回のStockholm Furniture Fairでの展示はグリーンを基調とし、自然のなかのスペースを連想させるインスタレーションとなっています。

Stockholm Furniture FairのみどころのひとつにDesign Barがあります。こちらもGuest of Honer同様に毎年異なるデザイナーが手がけますが、デザインバーにはスウェーデンの若手デザイナーが起用されます。過去にはFrontやBroberg Ridderstraleなどがバーを手がけています。
2008年は、Save Our Soulsがバーのデザインを行いました。彼らは2006年のGreenhouseで注目を集めたデザインデュオで、今回使用されているライトもそこで発表されたものです。ばらばらに配置されたアルファベットは、シートやテーブルとして使用されていますが、その文字はgreed、 hate、 lies、fear といった単語を表しています。彼らは、作品や展示を通した社会への問題提起を得意としており、今回のデザインバーも単なるラウンジではなく、来訪者に疑問を投げかけるものとなっています。
posted by DL at 13:35 | Comment(0) | TrackBack(0) | messe

Feb 08, 2008

Ditte Hammerstroem


Sofa Set


Loungescape


Wrinkle


Socialising Sofas

デンマーク、コペンハーゲンで活動するデザイナーの Ditte Hammerstroem
彼女はDenmarks School of Designでインダストリアルデザインを学んでいます。同校を卒業した2000年からコペンハーゲンを中心とした展示会などに参加し、作品を発表してきました。近年ではロンドンの100% Designやミラノサローネなど国際的な展示会にも活動の場を広げています。
Ditteの作品は機能的なものが多いのですが、その機能性は作品の持つ多様性の一面でしかありません。彼女の作品は、それを見る人や使う人の文化様式を反映し、また、デザインと生活の関わりを表現しています。装飾品のような美しさや審美性も、特筆すべき彼女の作品の魅力の一面です。

Sofa Setは、2004年に発表された作品で、ソファにライトやテーブル、シェルフなどが組み込まれています。パブリックスペースなどに、家にいるような快適な空間を生み出します。
Loungescapeは、7つのソファからなるラウンジセットです。画像ではわかりづらいのですが、脚を紐でくくることでスペースにあわせたレイアウトが可能になっています。高さの違うソファの組み合わせは、名前の通りひとつの風景のようでもあります。Loungescapeは2005年の作品です。
2006年に製作されたWrinkleは2人掛のソファですが、張り地には余った端布を使用しています。布を脚に縛りつけ、生地のたるみをうまくプリーツとして利用しています。白い布地を被せただけのシンプルなソファーですが、その表情の豊かさはDitteならではのセンスです。
Socialising SofasもWrinkleと同様の手法で張り地にプリーツを与えたソファセットです。ソファのサイドに付けられたボードが、間仕切りの役割も果たし独立した空間を生み出します。Socialising Sofasは2007年に発表されました。
ここに挙げた作品はすべてデンマークの家具メーカー Erik JoergensenのGreenhouseというプログラムによって、ワンオフで製作されています。

日本ではまだまだ知名度の低い Ditte Hammerstroem ですが、今後、デンマークの新鋭デザイナーとして注目を集めていきそうです。

posted by DL at 13:29 | Comment(0) | TrackBack(0) | design

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