Apr 22, 2008

For Use : in Milan


X Chair


Y Chair


Satyr

photos: courtesy of For Use


オーストリアのウィーンとクロアチアのザグレブで活動するデザイングループ For Use
彼らの2008年の新作がミラノで発表されました。

X ChairとY Chairは、イタリアのMorosoからリリースされました。X Chairの大きな特徴となっているのは、2つの向かいあった三角形が交差したようなフレームです。シートとバックレストの荷重がかかる部分のフォームは、快適な座り心地を実現するために十分な厚みを持たせています。フォーム内部のフレームには曲げ合板を使用し、ボリュームあるクッションをしっかりと支えています。
Y Chairは、横から見るとアームレストがちょうどYの字のようになっています。アームレストに斜めに挿された1本のフレームが、静力学的にイスの構造を向上させています。フレームにはビーチやオークが使われており、とてもスムーズで軽く仕上げられたイスです。
Satyrは、ドイツのClassiConがプロデューサーとなっています。既にソファやアームレストなしのチェアがリリースされており、アームレストつきのラウンジチェアが今年新しくコレクションに加わったことでラインナップが更に充実しました。オットマンとしても利用できるスツールと組み合わせれば、より快適でリラックスした時間を過ごすことができます。

このほかにもFor Useは、ミラノのデザインウィーク期間中に、鏡と照明を使用したインスタレーション Numen-Lightを展示しました。

以前の関連記事はこちらです。
For Use


posted by DL at 10:58 | Comment(0) | TrackBack(0) | furniture

Apr 21, 2008

Award for Design Excellence 2008


SUSHISI by ANZO
photo: Dreyer-Hensley



Jordan Individual by Jordan as
photo: Stine Heilmann



LULL designed by
Marianne Varmo, Audun Kollstad, Heidi Buene



photo : Audun Kolstad

ノルウェーのデザイン協会 Norwegian Design Council が選定するデザインアワード、Awards for Design Excellence 。先日、2008年のアワード受賞者が発表されました。

優秀賞となる the Honours Award for Design Excellence 2008 には、以前に紹介したノミネート3作品のうち、地雷除去用の防護服 Armadillo が選ばれました。(詳しくは以前の関連記事を参照ください。)
Awards for Design Excellenceは、優秀賞ノミネート作品を含む35デザインが受賞しています。アワードはインダストリアルデザインやファニチャーデザインをはじめ8つの分野にわけられていますが、今年はグラフィックデザインの受賞作がなく、7分野から受賞作が選ばれています。

SUSHISIは、パッケージデザイン分野の受賞作です。家庭で簡単にスシを作ることが出来るオールインワンのスシキット SUSHISIは、スタイリッシュで力強いパッケージが評価されました。正面にある大きなスシのイメージと側面のタイポグラフィーが店舗での視認を容易にし、その優れたデザインコンセプトが、商品のクオリティや個性を端的に伝達しています。SUSHISIには、ニギリだけでなく巻きスシのセットや、スシを更に簡単に作る型のセットもあるようです。
Jordan Individualは、ノルウェーのオーラルケアメーカー Jordanによる歯ブラシで、インダストリアルデザイン分野でのアワードを受賞作です。歯ブラシのデザインは全18種類、2サイズが用意されています。Jordan Individualは、歯ブラシも個々の好みに合わせて選びたいというニーズの増加に対応すべく開発されました。ブラシはグラフィックが多彩なだけでなく、エルゴノミクスにも優れています。

LULLは、The Young Talent Award という学生や若手デザイナーを対象としたアワードの受賞作です。LULLはタイマーによって、花のつぼみのように昼間はシェードが開き、夜にはシェードが閉じるランプです。LULLのコンセプトは明快で、心理学者や睡眠のスペシャリストによるコンサルタントに基づいています。LULLは、既存の技術を応用し新しい表現を具現化している点、挑戦的なアイデアへ新しいアプローチを試みている点などが審査員に高く評価されたようです。

以前の関連記事はこちらです。
the Honours Award for Design Excellence 2008

posted by DL at 13:25 | Comment(0) | TrackBack(0) | design society

Apr 18, 2008

Mick Born


Mrs Bill




Hayman
Co-designer: Stina Sandwall



Line

ストックホルムの市街中心部よりやや西にはずれたBrommaで活動するデザイナーの Mick Born
彼はBergs school of Communicationでビジュアルコミュニケーションを学んでいます。1997年に同校を卒業してからは、Lowe Brindforsといった大手など、いくつかの広告代理店で仕事をしてきました。その後2004年にCarl Malmstens(CTD)に入学し、家具デザインを学びます。2005年には自身のスタジオ Born Office & Studio を設立し、家具デザインとインテリア建築を手がけています。

Mrs Billは、8つのサイズからなるストレージシリーズです。最大の特徴は、扉の上端が外側に反り返っているところにあります。滑らかに湾曲したパネルは、紙をめくるような動作を連想させます。開閉時にすんなりと手がかかるパネルデザインは、取っ手を必要としない優れたアイデアです。すでに製品化が決まっているようですが、詳細はまだ公表されていません。
いくつもの棒を組み合わせたようなコートハンガーのHaymanは、スウェーデンのSMD Designからリリースされています。デザインはStina Sandwallとのコラボレーションによるものです。Haymanにはコートスタンドやウォールハンガーなど4つのバリエーションがあり、材質にはアルミを使用しています。ウォールハンガーは、壁からいくつもの棒が突き出たようなデザインで、個性的なフォルムながら、たくさんのものが掛けられる機能性も兼ね合わせています。
Lineはプロトタイプとなりますが、非常にクリアでストレートなフォルムのイスです。最小限までシェイプと構成要素を削り落としていますが、座面や背もたれにはソフトラバーを使用することで、快適な座り心地を確保しています。

広告の分野では数々の功績を残しているMick Bornですが、家具デザインについては、まだスタートしたばかりです。彼の今後の活躍に期待したいです。
posted by DL at 12:43 | Comment(0) | TrackBack(0) | furniture

Apr 17, 2008

Claesson Koivisto Rune : in Milan


HAL by Arflex


Mojo by Arflex


Swirl by Cappellini


Amazonas by OFFECT

4/16からミラノサローネが開催されるにあたり、数週間前から各国のデザイナーやメーカーのプレビュー、インビテーションなどいろいろと届いています。
中でもスウェーデンのClaesson Koivisto Runeは、クライアントやプロジェクトの数をみても群をぬいており、彼らの実力と勢いを感じます。今年のサローネに展示されている、数ある作品からいくつかを紹介したいと思います。

HAL、MojoはともにイタリアのArflexからのリリースです。ArflexからはHALのほかにも、Vortexという名前の通り渦を連想させる円形のローテーブルを発表しています。
CappelliniではMirageというベッドとSwirlという花瓶を展示しています。swirlも渦巻きというような意味の単語で、全体のプロポーションや有機的な曲線から、動的で美しいオブジェクトとなっています。
スウェーデンのOFFECTでは、ソファやスツールなどClaesson Koivisto Runeによる多数の作品が展示されています。2008年の新作となるAmazonasは、100%リサイクル可能な素材を使用しており、収益の一部は、スウェーデンの環境保全NPOに寄付されます。

このほかにもイタリアのTacchiniやイギリスのModusなど、いくつもメーカーのブースで彼らの作品を見ることが出来ます。
posted by DL at 12:49 | Comment(0) | TrackBack(0) | messe

Apr 16, 2008

Jarl Fernaeus


Bull Chair


Lether Back Chair


Ebb Table


Devo Lamp

デザイナー、アートディレクターとしてストックホルムを拠点に活動する Jarl Fernaeus 。彼はBeckmansで幅広くデザインを学んでおり、自身のレーベルJF Stockholm 、そして、
デザイナーのPeter Malmdinとのコラボレーションによる Paperhead という2つのレーベルでプロダクトデザインを行っています。また、Berghs School of Communications で学んだデザインマネージメントの知識を活かし、コンサルタントやアートディレクションなども行っています。

ローチェアのBull Chair は、脚部にバーチ材を使用し、シートとバックレストにはアルミプレートに革を張ったものを使っています。各部をつなぐボルトがストレートなデザインにアクセントを与え、かつシンプルな構造に寄与しています。Lether Back Chairも同様にレザーとアルミを使用したローチェアです。平面的な材質から3Dの立体物を創造する可能性を探った作品であり、フォルムは50年代のデザインからインスピレーションを得ています。
Ebb tableもまた、いくつかの材質を複合的に組み合わせた家具です。テーブルトップには、デュポン社のコーリアン(R)という人工大理石が使用されています。ebbとは、スウェーデン語でロータイド(干潮)を意味します。干潮時に海底から現れた漂着物を再構築したオブジェクトをEbb Tableはイメージしており、いくつかの部品をきわめてシンプルな構造で組み合わせています。この構造は組み立てと輸送の感略化に大きく貢献しています。接合部や構造は簡素ながら、人工大理石やウォータージェットカットなどの確かな技術が、テーブルにシンプリシティだけではない個性を与えています。
Devo Lampの材質にもコーリアン(R)が使用されています。円筒を分割したようなシェードを可動させることで、ランプ自体のフォルムやシェードからもれる明かりをデザインすることができる大変自由度の高いランプです。
posted by DL at 12:22 | Comment(0) | TrackBack(0) | furniture

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。


×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。