Jun 30, 2008

Maarten Baas


Smoke Chair


Clay Furniture


Flatpack Furniture


Hey, Chair, Be a Bookshelf!

Photos: Maarten van Houten


オランダの北ブラバント州、アイントホーフェンに程近いWaalre(ヴァールレ)で活動する Maarten Baas
彼は、高校を卒業するとデザインを学ぶためにDesign Academy Eindhovenに入学ますが、在学中にデザインしたキャンドルスティック Knuckleが製品化されるなど、早くからその才能を開花させています。
2002年の卒業制作ではアイデアに満ちた日時計と、現在Smokeとして知られる、黒焦げの家具シリーズを発表し、デザインアワードにノミネートされるなど高い評価を受けました。
その後、2003年にStudio Maarten Baas を設立し、2005年には作品やスタジオのマネージメントを担当するBas den Herder と Baas & den Herder を設立します。Bas den Herderとのコラボレーションによってスタジオはプロジェクトの幅を拡げ、プロダクトデザインだけではなくギャラリーやホテルなどの個別のリクエストも手がけるようになりました。

Smokeシリーズは2002年に発表された、Maarten Baasの代表作のひとつで、燃やした家具をエポキシコーティングしたものです。現在はオランダのMoooiから3作品がリリースされています。
ミラノやロンドン、パリの展示会で公開されたSmokeは、すぐにヨーロッパ中の注目を集め、2004年にはニューヨークのインテリアショップ Mossが個展 Where There's smoke を開催しました。Mossでの展示会では、ガウディやソットサスらの名作25点を燃やしたものが展示されました。その後もMossとのコラボレーションは続き、2007年のMossロサンゼルス店のオープン時には1934年式スタインウェイピアノのを燃やしたSmokeが公開されました。
Clay Furnitureは2006年にスタートしたプロジェクトで、メタルフレームに粘土をはりつけて作った家具シリーズです。製作には一切モールディングを使用せず、全て手作業で完成させます。そのため、ラインもまっすぐではなく、ひとつひとつが異なる表情を持ちます。
Flatpack FurnitureとHey Chairは、どちらも複数の家具が組み合わさってひとつのデザインとなっています。Flatpackは、IKEAのスツールとチェアのパーツを組み上げ、その上にガラスのトップを乗せたサイドテーブルです。
Hey Chairには、アイントホーフェンのいくつかの中古家具店で商品にならずに捨てられていた家具が使用されています。ポリエステルやポリウレタンで補強されたいくつもの中古家具は、複雑に組み合わされ、本棚やコートラックなど多数の機能を持つひとつの家具として新たによみがえります。

Maarten Baas:
http://www.maartenbaas.com

Thank you, Margo for your great help!!
posted by DL at 13:54 | Comment(0) | TrackBack(0) | furniture

Jun 27, 2008

Daniel Pirsc


Filigrain




V-Vase


Petrol Vase-L

オーストリアとの国境近くの町、チェコのMikulov(ミクロフ)に陶芸家の Daniel Pirsc はスタジオを構えます。
彼は学生時代より応用美術を学び、the Academy of Arts, Architecture and Design Prague では8年間に渡り陶芸デザインを学びました。その後、いくつかの陶芸スタジオでの経験を経て、プラハ応用芸術大学で教鞭を執ります。教職を終えたDanielは南モラヴィア地方に移り住み、2005年にミクロフで自身のスタジオ、STUDIO PIRSC PORCELAIN をスタートさせました。
スタジオはギャラリーも兼ねており、訪れた人々は3Dモデリングなどの初期段階から石膏モデルや還元焼成などの工程と、完成品とを同時に見ることが出来ます。

Filigrainは、非常にクリーンなシェイプの花瓶です。上部の繊細なオーナメントはハンドカットで施されています。高さが約40cmとやや大きめながら、すっきりとしたフォルムと快いホワイトのカラーで違和感なく空間に溶け込みます。上部が大きく開口したものもコレクションにラインナップしています。Filigrainは、2005年のHundred Icons of Czech Designに選定されてました。
V-Vaseは、名前の通りV字型にテーパードしたオーソドックスなラインの花瓶シリーズです。側面には幾何学的なレリーフが彫られています。ひとまわりサイズの大きいV-Vase XXLには、ハンドペイントによるオーナメントが施され、また違った印象を与えます。
Petrolもいくつものサイズがラインナップした花瓶のシリーズです。ガソリン缶のような無骨さと、繊細なレリーフとがうまくマッチした作品です。
posted by DL at 13:02 | Comment(0) | TrackBack(1) | decoration

Jun 26, 2008

HAY


Round One


Blow


Spider Woman


Plopp

デンマークの家具メーカー HAY は、Horsens(ホーセンス)にオフィスを構えます。HAYはコペンハーゲンとオーフスに店舗を持ち、先日3店目となる HAY House をオープンさせました。
HAYは、2003年にデザイナーのRolf Hayとデンマークの大手アパレルグループのBestsellerによって設立されました。
Rolf Hayは学業と徴兵期間を終えた後にドイツへ渡り家具屋で働きますが、そこで家具業界への情熱を抱きます。デンマークに帰国後も数年間を家具メーカーで過ごしました。その頃にBestsellerのディレクター Troels Holck Povlsen と出会い、それぞれのデンマーク家具業界への熱い思いに共感し合います。こうしてHAYが設立され、2003年のIMM Cologneでデビューを果たしました。
Bestsellerのオフィスと社員食堂のためのテーブルセットからスタートしたHAYですが、現在では実力派のデザイナーを起用し、次々と革新的な家具をリリースしています。

Round Oneは、 Leif Jorgensenによるラウンジセットです。自転車などのチェーンを彷彿とさせる有機的なデザインで、モールドされたハードフォームにEuropostという張地を使用しています。Leif Jorgensenは、北欧のDieselショップを手がけた建築家として知られていますが、HAYではラウンジチェアやテーブルなどをデザインしています。
Johannes Foersom と Peter Hiort LorenzenによってデザインされたBlowは、ビーンバッグからインスピレーションを得ています。ビーンバッグのフォルムを残しながら、その欠点を補うためにウレタンフォームを詰物に使用しています。製品化にあたっては、いくつかの難題が持ち上がりましたが、自動車のシートに用いられている技術を応用することで座り心地を損なうことなく、製品としてのBlowを実現しました。
Spider Womanは、2004年にLouise Campbellがデザインしたものですが、2008年にHAYが製品化を果たしました。アシンメトリーに広がるワイヤー状の構造が特徴です。人間の体は左右対称ではないので、イスもシンメトリーである必要性はないというユニークな視点からデザインされています。
Ploppも2008年の新作で、デザインはOskar Zietaです。空気で膨らませた家具のように見えますが、2枚の薄いメタルシートをCNC技術を使用して加工しています。しわのように見える繊細な曲げは、高圧のエアーによるものです。

以前の関連記事はこちらです。
Louise Campbell
posted by DL at 14:17 | Comment(0) | TrackBack(0) | furniture

Jun 25, 2008

J Schatz : Peekaboo


Peekaboo Candle Holders


Peekaboo Pendants

ニューヨーク州郊外にスタジオを構えるセラミックデザイナーのJim Schatzから新作の情報が届きました。

今までにもセラミックのライトを数多く手がけてきた J Schatz ですが、今回のPeekabooはキャンドルホルダーとペンダントランプからなるシリーズです。
本体の球体部分には3つの小窓が対称にくりぬかれており、約5cmの円形の小穴を通して内部の明かりが外へもれるようになっています。
キャンドルホルダーはティーライトをセットして使用する非常にシンプルなつくりです。ペンダントは通常の吊り下げ式として使用できるほか、ダクトレールへセットすることも可能です。北米では大きく3つのダクトレールの基準がありますが、Peekabooは、そのうちのH(halo)タイプに準拠しています。キャンドルホルダー、ペンダントともに本体は約13cmほどでカラーは6色の展開です。
J Schatzは、カラフルで美しい光沢のある仕上げを得意としていますが、Peekabooも例に漏れず、艶やかで陶器ならではの質感をもったライティングです。

以前の関連記事はこちらです。
J Schatz
posted by DL at 12:53 | Comment(0) | TrackBack(0) | light

Jun 24, 2008

ED AWARDS




Blossa Argangsglogg by BVD


Ultrasilencer Special Edition by BVD


The Triptych-CD Cover by Airside

少し前になりますが、グラフィックデザインのイベント European Design Week が5/15〜5/19の4日間、スウェーデンのストックホルムで開かれました。
European Design Weekは、2007年にスタートしたデザインイベントで、主にコミュニケーションデザインに焦点をあてています。会場は毎年変わり、2007年はギリシャのアテネ、2008年はスウェーデンのストックホルムで開催されました。来年、2009年はスイスのチューリッヒで開催される予定です。

European Design Weekの期間中はストックホルム市街でいくつかの関連イベントが開催されたのですが、中でも注目となったなのがED Conferenceというトークショーで、5/16からの3日間、ヨーロッパ各国から集まった15のゲストスピーカーが日替わりでグラフィックデザインに関する講義を行いました。スピーカーは、自らの作品をケーススタディーとして、そのプロセスや作品にまつわるストーリーを紹介しました。
イベントのもうひとつのハイライトが、ヨーロッパの優れたコミュニケーションデザインを選定する ED AWARDS(European Design Awards)の受賞式です。2008年は32ヶ国から900の応募作品が寄せられ、その中から24の作品がED AWARDSを受賞しました。アワードは28のカテゴリーに細分化され、審査員はヨーロッパの11の主要なコミュニケーションデザイン専門誌の編集者が務めました。

Blossa Argangsglogg は Packaging Alcoholic Drinks カテゴリー、Ultrasilencer Special Edition は Packaging Miscellanious カテゴリーの受賞作で、どちらもストックホルムのデザインスタジオ BVD よるデザインです。BVDはスウェーデンの多数の企業をクライアントに持ち、アルコール飲料ではV&SのBlossaのほかにもAbusolutのボトルもデザインしています。また、商品のパッケージングだけではなく、展示会場や店舗のビジュアルコミュニケーションも数多く手がけています。
コンピレーションCD The Triptychのアートワークはイギリスのデザインスタジオ Airside によるもので、CD/DVD Cover カテゴリーの受賞作品です。Airsideは、メディア関連のコミュニケーションデザインを多く手がけるデザインスタジオで、現在、日本で放映されている佐川急便のコマーシャルもAirsideによるものです。
これらは受賞作の一部で、2008年のED AWARDSでは28のカテゴリーで24の作品がアワードを受賞し、また、それとは別に、Jury Prize(審査員賞)としてオーストリアのAngie Rattayが、Hall of Fame(栄誉賞)としてスペインのJavier Mariscalが授賞式で表彰されました。

posted by DL at 13:26 | Comment(0) | TrackBack(0) | competition and awards

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