Jul 31, 2008

spHaus


Ex.Pilot by Dodo Arslan


Black Betty by Filippo Dell'Orto


002.09 by Filippo Dell'Orto


Forrest by Gianluigi Landoni

ミラノの新鋭家具メーカー spHaus は、2004年にデザイナーの Filippo Dell'Orto の優れたビジネスマインドによってスタートしました。
ブランドコンセプトは明確で、デザイナー自身の創造性を発表することをまず第一にしています。しかし、これは現在のイタリアでは非常に難しいことで、それならば新しい会社を始めてしまおうとスタートしたのがspHausです。
spHausは、2004年のミラノでデビューを飾りましたが、当時のコレクションは、そのほとんどが Filippo Dell'Orto によるデザインでした。キューブリックの2001年宇宙の旅や、ルーカスの初期作品THX1138にインスピレーションを得たコレクションは、スペースエイジの要素を多分に盛り込んだ、シンプルながら機能的なものでした。
その後、spHausは毎年各国のデザインイベントに多数参加し、新しいコレクションを発表してきました。若手の実力派デザイナーも多く起用し、現在では家具だけでなくライティングや陶器などのアクセサリーまで、幅広いコレクションを展開しています。

Ex.Pilot は、Dodo Arslan による2008年の新作です。ジェット機のコックピットを連想させる独特なフォルムと長く伸びた背もたれは、座る人をしっかりとホールドし快適な座り心地を実現します。ウレタンフォームのシートは、スチールフレームでしっかりと補強されています。
Black Betty、002.09は、共にFilippo Dell'Orto によるデザインで初期の作品です。Black Bettyは、座面から背もたれが一続きの美しいラインを描くシェルチェアです。シェルにはハードポリウレタンが使用されています。
3本のフレームが十字に交差する002.09のテーブルトップにはMDFが用いられています。サイズは2種類で、240cmと280cmという大きな天板は、2枚のアルミプレートで補強されています。
Forrest は、Gianluigi Landoni デザインのルームディバイダーです。ランダムにスチールプレートが突き出る、自然の草木をモチーフとしたForrestには、パーティションだけではなく、コートハンガーとしての機能もあります。
posted by DL at 13:56 | Comment(0) | TrackBack(0) | furniture

Jul 30, 2008

Make Some Green Competition 2008



廃棄物を再利用したエコデザインを募集するコンペティション、Make Some Green Competition 2008 が、学生やデザイナーから作品を広く募っています。

Make Some Green Competition 2008は、アメリカのRhode Island、Pawtucket(ポータケット)にあるデザインスタジオ Keeseh Studio が主催するコンペで、エコフレンドリーな材質や製造過程、製品の大きな可能性と、近い将来に期待されるそれらの発展を人々に啓蒙する目的を持っています。
格段に向上した製造技術は、製品の大量生産を可能にしましたが、それは同時に、同量の資源や材質を消費しているということでもあります。ゴミとなってしまった資源をリサイクルし、次の製品の材質に利用しようというのが 'upcycling' という考えです。
コンペはこの 'upcycling' のコンセプトに基づいており、革新的なデザインを通して、環境保全と発展のバランスが取れた新しいサステナビリティを考えてゆこうというものです。

コンペは、Manufacuring Process、Products、Packaging という3つのカテゴリーに分けられています。Manufacuring Processは、廃棄物をいかに新しい材質として使用するか、またゴミや危害を最小限にする製造方法が求められます。Productsでは、廃資源を利用した美しく実用性のあるオブジェクトが、Packagingでは、廃資源を利用して埋立地へ送られる膨大な量のパッケージを最小限にする方法やパッケージングの潜在的な可能性への探求が、それぞれ求められます。

作品の応募期限は10/1までとなっており、入賞者には副賞として$1,000の賞金が授与される予定です。また応募作品は11/7よりロードアイランドのKeeseh Studioにて公開されます。
エントリーはコンペの公式サイトよりダウンロードしたエントリーフォームから行います。

公式サイト
Make Some Green Competition 2008
posted by DL at 13:15 | Comment(0) | TrackBack(0) | competition and awards

Jul 29, 2008

IVANAhelsinki


F/W 2008-2009 Birdring


F/W 2008-2009 Birdring


S/S 2008 Diamond, Stripes and Revolver


S/S 2008 Diamond, Stripes and Revolver

ヘルシンキのファッションブランド IVANAhelsinkiは、1998年にデザイナーでありアーティストの Paola Ivana Suhonen によって設立されました。
彼女はUniversity of Art and Design Helsinkiでファッションとテキスタイルデザインを学んでいますが、活動するフィールドはファッションだけにとどまらず、グラフィックやコンセプトデザインなど多くのプロジェクトに関わっています。また、近年では陶器のテーブルウェアやジュエリーのデザインなども手がけており、マルチタレントなアーティストとして活動しています。

IVANAhelsinkiは、Paola Ivana Suhonenのアートプロジェクトのひとつとして始まったものですが、今ではフィンランドを代表する国際的なファッションブランドに成長しました。
スカンジナビアンブランドとして初めてパリのファッションウィークのメインショーに名を連ねたことからも、その高い評価を伺い知ることができます。
Paola Ivana Suhonenのデザインする服は、メランコリーなスラブテイストとピュアなスカンジナビアのテイストをうまく掛けあわせたスタイルで、北極圏の夏の白夜や長く暗い冬の寂しさを連想させるものが多くみられます。
ブランドは姉のPirjo Suhonenと共同で運営しており、世界中に知られるようになった現在もインディーレーベルらしさを残しています。IVANAhelsinkiの洋服は全てフィンランド国内で生産されていて、細部にはフィンランドの伝統的なハンドクラフトなどが多く採用されています。生産にも真摯な姿勢で臨み、全てのプロダクトは倫理的でエコロジカルな観点に基づいています。

現在はヘルシンキを拠点に活動しているPaola Ivana Suhonenですが、今秋から一年ほどニューヨークに拠点を移し、以前より高い関心をよせている映像分野により深く関わっていくそうです。

以前の関連記事はこちらです。
Fennofolk

posted by DL at 13:34 | Comment(0) | TrackBack(0) | textile

Jul 28, 2008

design deutschland. case study 08









all photos:
Neues Museum (Annette Kradisch)


ドイツ、Nurenberg(ニュルンベルク)のNeues Museumで、7/25〜10/5までの間、design deutschland. case study 08 という展示が開催されています。

design deutschland. case study 08では、ドイツ人デザイナーやメーカーによる様々な作品がジャンルを越えて展示されており、最新のものからクラシカルなものまで、あらゆるジャーマンデザインが一堂に会しています。
Konstantin Grcic の最新作 Myto、バウハウスを代表する Walter Gropius や Wilhelm Wagenfeld によるテーブルウェア、Rimowaのスーツケースなど、ドイツらしさを凝縮したような作品がケーススタディとして、大きくフタの開いたボックスのようなユニークなブースに陳列されています。ブースには素材や機能、用途などがキーワードして設定されており、様々なジャンルの作品を系統立てて結び付けています。
design deutschland. case study 08は、過去から現代までのドイツデザイン史のスナップショットでありながらも、20世紀初頭のDeutscher Werkbundからバウハウス、50〜60年代のHochschule fur Gestaltung Ulm(ウルム造形大学)を通じて現代まで脈々と受け継がれてきた、生活のソリューションとしてのドイツのデザイン概念を、垣間見ることが出来る展示となっています。

design deutschland. case study 08は、Neues Museum Nuremberg とNeue Sammlung Munich、German Design Councilの共催となっています。
posted by DL at 13:09 | Comment(0) | TrackBack(0) | messe

Jul 25, 2008

Glocal Shopper


Ceramics by Jatta Lavi


Morris by Kirsi Gullichsen


Valo by Jukka Isotalo


Juttu Stool Double by Eero Aarnio

ヘルシンキのDesign Forum Finlandで、Glocal Shopperという展示会が8/31まで開催されています。

Glocal Shopperでは、倫理的な消費購買や地場製品、地域産材をテーマとしており、デザインが担っている環境への責任に焦点があてられています。これらの諸問題では、ローカルデザインや地域の小さな工芸メーカーが重要なキーとなり、密接に関わってきます。
展示では、いくつかの選択肢を提示することで、リサイクルや省エネによって環境保全に取り組んでいる製品を強調し、消費者により環境に優しいものを選ぶよう促しています。また、製品寿命の重要性についても喚起を図っています。

メーカーやデザイナー、製造業者、そしてエンドユーザー、全ての人々が製品が環境に与える影響を考えなくてはならない時代になっています。
陶芸家のJatta Labiは、"消費者は、製品が何からどのようにして作られているのかを判断しなくてはならない。たとえ常にそれが念頭にないとしても、全ての消費行動に伴う判断が影響をもっている。"と言います。

これだけ環境問題が重要視されている昨今、モノを作る側と使う側の双方が、より環境に優しいものを選んでゆかなくてはならないのかもしれません。
作る側にはデザインや機能性、生産性だけでなく、サステナビリティというもうひとつの要素が要求される時代になりました。近年の展示会をみても環境問題は多く取り上げられています。デザインのようなクリエイティブ作業においても無視することができないほどに、現在の環境問題は危機迫っているということなのだと思います。
posted by DL at 13:05 | Comment(0) | TrackBack(0) | messe

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