Nov 20, 2008

The Danish Design Prize 2008/09


Minima by Cecilie Manz


Stingray by Thomas Pedersen


Ripple Chair by Christian Flindt


Hansens Ice Cream ApS

Den Danske Designpris 2008/09(the Danish Design Prize)の受賞作が、現在、Danish Design Centreで公開されています。

the Danish Design Prize は、デザインを戦略やビジネスに活かし、高いクオリティーの作品やソリューションを生み出したデンマーク企業に贈られる賞で、4つのカテゴリーにわけられています。今回のプライズでは、12のデザインがDanish Design Prizeを、そしてVision Prize、Classics Prize、Designmatters Prizeの各賞をそれぞれ1社が受賞しました。

Design Prize受賞作のひとつであるMinimaは、Cecilie Manzのデザインによるグラスウェアです。
フタのついたボトルはスリムなだけでなくエレガントで、収納の利便性や必要性にうまくデザインを取り込んでいる点が審査員に高く評価されました。また、その流麗な美しさは、2008年版の北欧モダニズムであると評されました。Minimaは、2007年にiF Product Design Awardや、Ambienteでの Design Plusも受賞しています。
Thomas PedersenによるStingrayは、3Dの最新モールディング技術を駆使したシェルチェアです。数々のプロトタイプやモックアップなどのプロセスを経て、現在のシェルのフォルムが完成しました。最新技術による3Dベニヤのシェルの造形美、そして快適な座り心地を両立させる優れたデザインが評価されました。Stingrayは、今年のimm CologneでInterior Inovation AwardのBest Item賞を受賞しています。
Christian FlindtによるRipple Chairは、バックレストに施されたさざ波(ripple)のようなおうとつが特徴的なスタッキングチェアです。安価ながら優れた座り心地やデザインを実現し、環境に優しいプラスチックや製造法によって生産されている点が評価を得ました。

中小企業を対象としたDesignmatters Prizeは、今回、アイスクリームメーカーのHansensが受賞しました。Hansensは、4世代にわたって続いてきた家族経営のアイスクリームメーカーですが、近年のデザインを活かしたブランディングや戦略が功を奏して、この5年ほどで大きな成功を収めました。デザインが、コーポレートアイデンティティーに大きく寄与することを実践してみせた素晴らしい事例です。Hansensは、現在デンマーク国内に多数の販売店を持ち、スウェーデンなど国外への進出も果たしています。

この他、計15のthe Danish Design Prize受賞作は、2009年の1/5まで、コペンハーゲンのDanish DesignCentreに展示されています。


posted by DL at 13:38 | Comment(0) | TrackBack(0) | competition and awards

Nov 19, 2008

Martin Azua


Om


Flod


Dolce


Tecnorural

スペインのバルセロナで活動する Martin Azua
彼は、Universitat de Barcelonaの美術学部でデザインを学んでいます。現在は、多くの企業をクライアントに持つインダストリアルデザイナーとして、家具からプロダクト、グラフィックまで幅広いフィールドのデザインを手がけています。また、インスタレーションや空間デザインなどのプロジェクトにも数多く携わっています。国内外での展示会への参加経験も豊富で、数々のアワードを受賞するなどスペイン国内だけではなく国際的にも高い評価を得ています。

OmとFlodはともにスペインのメーカー Mobles114からリリースされています。Omはポリエチレン製のアームチェアで、シート部とフレームがひと続きとなった単一型のフォルムです。Omはインドア、アウトドア両用ですが、画像のようなOm textileというバリエーションでは、ウールを張地に用いて、プラスチック素材の軽量な扱いやすさにテキスタイルの色目とテクスチャーのメリットをプラスしています。
Flodは、Martin Azuaと同じくバルセロナのデザイナー Gerard Molineのコラボレーションユニット、Azuamolineによるデザインです。ユニークなフォルムのスツールは、座り心地や安定性、軽量性などが考慮されています。くの字型のくびれと中央の大きな穴によって、片手でも簡単に持ち運びができます。
Nani Marquinaからリリースされているラグ、DolceもまたAzuamolineによるデザインです。円形の小さなフェルトを重ねてできた束を、いくつも敷き詰めてひとつのラグにしています。ひだ状になったフェルトが優しい質感を生み出しています。
Tecnoruralは、一般的なプラスチックのガーデンチェアに籐編みのハンドクラフトを施し、木の枝で装飾した作品です。都市部の人々と自然との関わりへのアプローチを試みた、Gerard MolineとのNeoruralという展示のために製作されました。
posted by DL at 11:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | furniture

Nov 18, 2008

The Saint Etienne International Design Biennial


Fiat Luxe by Constance Guisset
(c)Felipe Ribon
/ Flight Number 10


Beka by Andras Rigler
(c)Andras Rigler / Flight Number 10



Drying Rack armchair by Guillem Ferram
(c)Guillem Ferram / Flight Number 10



WoodShell by Fujitsu
/ Demain c’est aujourd’hui



フランス、ローヌ・アルプ地方のSaint Etienneで、デザインビエンナーレ The Saint Etienne International Design Biennial が11/15〜11/30までの会期で開催されています。

The Saint Etienne International Design Biennialは、1998年にスタートしたデザインのビエンナーレで、今回で第6回目の開催となり、また開催10周年でもあります。
ビエンナーレ期間中は、3つのメイン会場やミュージアム、市街の約30のショップなどでデザイン関連の展示やプログラムが開催されています。中でもメイン会場のひとつ、Batiment Hで催される Flight Number 10 という展示は、今回のビエンナーレの見所のひとつとなっています。
Flight Number 10は、過去10年間のビエンナーレを彩ってきたデザインを回顧するものであり、また、あわせて最新のデザインを堪能するものでもあります。展示は、過去のビエンナーレに参加したデザイナーへのトリビュート、ヨーロッパの革新的なアイデアとデザイン、アフリカや南米、アジアなどその他の地域のデザイナー作品、という3つのセクションから構成されています。
Demain c'est aujourd'hui (Part-2)という展示もまた、Saint Etienne ビエンナーレのユニークなプログラムのひとつです。前回2006年にスタートしたこのDemain c'est aujourd'huiでは、様々な国やフィールドの企業によるコンセプトプロダクトが会場に展示されます。通常このようなコンセプトモデルは、専門的な展示会などで公開されることが多く、今回のように多くのモデルがひとつの会場で一般に公開されることは稀です。今回の展示には、KDDIやFujitsuなど日本のメーカーもいくつか参加しています。

このほか、ビエンナーレ期間中は展示だけではなく、メイン会場を中心に多くのレクチャーが各会場で開催されています。
posted by DL at 14:13 | Comment(0) | TrackBack(0) | messe

Nov 17, 2008

Patricia Urquiola - Purely Porcelain










ロンドンのDesign Museum で、現在、Patricia Urquiora - Purely Porcelain という展示が行われています。

Patricia Urquiola は、スペイン生まれのデザイナーでマドリードとミラノの工科大学で建築を学んでいます。ミラノではArchille Castiglioniに師事し、その後はDe Padpva や Piero Lissoni Associati を経て、2001年に自身のスタジオを設立し、プロダクトデザインや建築、インスタレーションを主に手がけています。
今回のPatricia Urquiora - Purely Porcelain展は、今、最も注目されているデザイナーのひとりであるPatricia Urquioraの磁器シリーズ Landscapeを中心に彼女のデザインの魅力を伝える展示です。Landscapeは、磁器メーカーのRosenthalとのコラボレーションによって生まれた、彼女の初めての磁器コレクションで、ディナープレートやティーセットなどで構成されています。Landscapeは、シンプリシティーと表面にあしらわれた豊かな質感を持つデコレーションとの組み合わせが大きな魅力のひとつであるコレクションですが、制作には4年以上の歳月がかかっているといいます。

展示では、作品の美しさだけではなく彼女のデザインプロセスにも焦点があてられ、プロトタイプを通したデザインコンセプトから、そのアイデアを実際に使用できる製品として仕上げるまでの錯綜や試行段階を見ることが出来ます。


Patricia Urquiora - Purely Porcelain

10 October 2008 - 25 January 2009
Design Museum
Shad Thames, London SE1 2YD
10:00 - 17:45 (daily)
+44 870 893 9955
www.designmuseum.org
posted by DL at 13:29 | Comment(0) | TrackBack(0) | exhibition

Nov 14, 2008

Roman Vrtiska


Installation at Designblok 2008, Prague


Infini


Bloom


Cartouche

チェコのプラハで活動するデザイナーの Roman Vrtiska 。彼はプラハのAAAD(Academy of Arts, Architecture and Design)でプロダクトデザインを学び、その後にヘルシンキのUIAH(University of Art and Design Helsinki)で家具と空間デザインを学んでいます。
2005年からはフリーランスとして活動し、多くのクライアントと仕事をする傍らで、国内外の展示会で家具やテーブルウェアなどの作品を発表しています。

Infiniは、1930年代のスチールパイプを多用したデザインにインスピレーションを得ています。U字型の部品で構成される脚部は、高い強度を実現するよう考慮されています。テーブルは、9つの部品で組み立てられるようになっています。
Bloomは、一枚のアルミシートを折り曲げてシェードとしたペンダントランプです。非常にシンプルな構造で、ミニマルなデザインのライティングですが、シェードのスリットが、独特のあかりを周囲に投影します。
チェコのグラスメーカー Klara よりリリースされているCartoucheは、手吹きガラスのナイトカラフェです。ナイトカラフェは日本ではあまり馴染みがありませんが、ベッドサイドへ置いておいて、夜に喉が渇いたときや朝起きがけに水を飲むのに使用します。通常グラスがカラフェの蓋の役割を果たし、Cartoucheも同様のスタイルとなっています。ストレートでクリアなラインが、ガラス素材に非常にマッチしています。Cartoucheは、Craftsmanshipforeverというプロジェクトの一環として製作されました。Craftsmanshipforeverプロジェクトは、2007年のBlickfang Tokyoや、東京のチェコセンターでも作品の展示を行っています。
posted by DL at 13:30 | Comment(0) | TrackBack(0) | furniture

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