Nov 13, 2008

Arabia 135









photos: Rauno Traskelin

ヘルシンキのDesinmuseo(Design Museum)で、陶磁器メーカー Arabiaの歴史と作品を紹介する展示、Arabia 135 が2009年の1/25まで開催されています。

Arabiaは、スウェーデンの陶磁器メーカー Rorstrand が当時のフィンランド大公国政府の許可を得てヘルシンキに設立した子会社として、1873年にスタートしました。
設立当時はRorstrandのコピー商品を作っていましたが、1890年代に入ると、建築家のJac Ahrenbergやスウェーデン人アーティストのThure Obergを迎え、コレクションの幅を増やしてゆきます。
1900年代初頭にはテーブルウェアのほか、装飾的なオーナメントなども多く手がけるようなり、また、第一次大戦やフィンランド独立の影響から、ArabiaはRorstrandの手を離れ、この時期に大きく近代化、成長しました。
1900年代半ばにはKaj FranckのKiltaをはじめ多くの名作を世に送り出し、以降、Arabiaはフィンランドを代表する名窯として現在に至るまで多くの陶磁器をリリースし続けています。

今回の展示では、名作といわれるテーブルウェアやオーナメントを通して、このArabiaの135年間の歩みを紹介しています。日本や中国など東洋の影響を受けたArabia初期の作品から、KiltaやTeema、Oloという近年の作品まで幅広い作品が一堂に会し、材質の違いや製造方法、装飾技術などの解説とともに会場に展示されています。


posted by DL at 13:20 | Comment(0) | TrackBack(0) | exhibition

Nov 12, 2008

Living Spain


Showtime Collection by Jaime Hayon


Simplex by Martin Ruiz de Azua,
Gerard Moline



Pillow Play by Ana Mir, Emili Padros


Inout by Ramon Ubeda, Otto Canalda

ヘルシンキのDesign Forum Finland で、11/7〜11/30までの期間、Living Spain というスペインのデザインを紹介する展示会が行われています。

近年、スペインのホームファーニッシングは、より高い水準の仕上げと素材のクオリティーを求めており、とりわけデザインの流麗さに重きがおかれています。スペインのデザイナーたちは日々を取り巻く環境を自分流に表現し、求められる水準を満たすだけの高いクオリティーを持つ作品を生み出しています。彼らの新しいアプローチやクリエイティビティーは、繊細で機知に富んだオブジェクトとして作品に表れており、エネルギッシュで象徴的な局面を作品に与えています。
Living Spainでは、既に国際的にも高い評価を得ている Jaime Hayon をはじめとする若手スペイン人デザイナーの作品を中心に、BDEdiciones de DisenoやNani Marquina、Metalarteといったメーカーからリリースされているスペインデザインを、家具や照明などのフィールドからセレクトし紹介しています。

Living Spainは、2006年にスタートしたプロジェクトで、同年のフランスのInternational Design Biennial Saint-Etienneを皮切りに、現在までにデンマークやイタリア、エストニアなど西・中欧諸国の多数の都市で同様の展示を行っています。
posted by DL at 13:04 | Comment(0) | TrackBack(0) | exhibition

Nov 11, 2008

Jo Meesters : new works


Odds & Ends, Bits & Pieces







オランダのアイントホーフェンで活動する Jo Meesters から新作の情報が届きましたので紹介します。

新作 Odds and Ends, Bits and Pieces は、シェルフやデイベッド、スツールなど4つの家具で構成されるコレクションで、今年のDutch Design Weekで発表されました。
コレクションに使用されているのは、廃材となった34本の木製の梁と16枚の売れ残ったブランケットで、これらを組み合わせることで日常で使用することのできる家具を製作しています。コレクションのタイトルとなっている Odds and Ends とBits and Piecesという表現は、どちらも半端物や残り物、細々としたがらくたというような意味を持っています。
Jo Meestersは、現在、廃材を再生させ再利用する TESTLAB という実験的なプロジェクトを進めており、今回のコレクションはその第一弾として発表されたものです。TESTLABでは、素材の可能性を探求し、また、それらが持つ背景を切り離して考えることで別の何か新しいものを作り出すことを試みています。これは、Jo Meestersが考えるサステナビリティーの原則に基づいたものであり、熟練技術や精巧さ、細部装飾など多様な要素を組み合わせることで素材や作品に感情的な価値を加えています。


以前の関連記事はこちらです。
Jo Meesters
posted by DL at 12:24 | Comment(0) | TrackBack(0) | furniture

Nov 10, 2008

ZERO EXHIBITION


Butterfly by Ritsuko Sato


Torsione by Masayuki Takahashi


Washi Stool by Tsuyoshi Yoshikawa


TOBAKO by Masayuki Kobayashi

昨年よりはじまったZERO EXHIBITION が、東京デザイナーズウィーク 2008のサテライト会場として、赤坂アークヒルズのカラヤン広場を会場に10/30〜11/3までの5日間で開催されました。

佐藤 律子 氏によるButterflyは、ジャズピアニスト、ハービー・ハンコックの名曲"Butterfly"にインスピレーションをうけたというラウンジチェアです。青紫色の張地は、同曲が収録されたハンコックのレコードジャケットを彷彿とさせます。夜の森を舞う蝶の羽につつまれるような座り心地を意識した座面は、着座時にやや体が沈むような深めの傾斜がつけられています。
高橋 真之 氏のねじれ(Torsione)は、幾何学的で複雑なフォルムを持つスツールです。一枚の薄い板を折り曲げて作ったねじれは、正八面体をもとにしており、どの角度から見てもシャープで端麗な印象を受けます。
和紙を用いた、わしの椅子(Washi Stool)は、吉川 剛 氏による作品です。魅力的な表情を持つ紙という素材に着目し、紙を立体に仕上げることで、その魅力をより一層引き出そうという作品です。
小林 雅之 氏による戸箱(Tobako)もまた、日本の素材を使用した作品です。国産の檜材を渋柿と蜜蝋の塗料で仕上げた戸箱は、最終的に自然に還すことができるキャビネットです。格子状の戸によるキャビネットと空間との緩やかな境界や、戸を外して四面をオープンにできる仕様は、日本建築をイメージしています。

このほか会場には、40歳以下の若手デザイナー全44人による作品が展示されました。会場は誰もが自由に入場することのできるオープンスペースになっており、神宮前のメイン会場とは違った雰囲気でゆっくりと作品をみることができました。
posted by DL at 13:04 | Comment(0) | TrackBack(0) | exhibition

Nov 07, 2008

DesignTide Tokyo 2008 : vol.2


graft, dusk by MILE


soi sofa by Toshihiko Sakai,
soi rug by Makiko Sakai



designed by OnGround


AERO NET HOME by Kouske Tsumura

10/30〜11/3の5日間、六本木の東京ミッドタウンで開催された DesignTide のメイン会場に参加したクリエーターの作品を一部紹介します。

音響エンジニア、ソフトウェアエンジニア、インテリアデザイナーの3人によるデザインプロジェクト参(MILE)の新作 graft は、異素材を組み合わせたチェアです。シンプルでストレートな木材の脚部とは対照的に、可塑性を持つラバー素材がアームレストからバックレストまでを美しいカーブでつないでいます。2つの素材のコンビネーションが、新しい感覚を生んだ作品です。
duskは、シリンダー内の空気圧によってゆっくりとシェードが下降してゆくフロアランプです。時間の経過と共にシェードから漏れる光量が可変し、室内の雰囲気もそれによって変化します。単調な室内のライティングに抑揚をもたらし、室内生活の中でも明かりの移ろいを楽しむことができます。

Sakai Designによるsoi sofa は、浮遊感をテーマにしたソファです。非常に薄いお碗型のシート部は、ゆったりとくつろげるサイズながら空間への圧迫感を低減するようデザインされています。また、しなやかにしなるシート部は、視覚的な浮遊感だけではなく、ふわふわとした独特の座り心地を生み出しています。

安積 朋子 氏をはじめとする5人のメンバーによる OnGroundは、2006年のDesignTideで発表されたOnWallというプロジェクトを更に発展させたものです。今回は、地に足のついた視点、をテーマに組み立て式のテントや芝生のラグ、シェルターを展示しました。期間中は来場者が実際に作品の中に入ったり寝転んだりでき、多くの人がインタラクティブな展示を楽しみました。

FINAL HOMEのデザイナーとして知られる 津村 耕佑 氏によるAERO NET HOMEは、洋服や家具をネットで覆いそのネットの隙間から無数の白いチュールレースを引き出したコレクションです。古来から日本人が応用してきた隙間というものに着目した作品は、隙間のもつベンチレーション機能や可能性をひとつのプロダクトとして指し示しています。
posted by DL at 13:28 | Comment(0) | TrackBack(0) | exhibition

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