Dec 18, 2008

DeLuxe? Exhibition : works vol.1


installation by Hiroshi Kawano
photo: Masaharu Hatta



Sara Engberg, Christina Wemming
a.k.a. mori & mimosa





"I adore animals, but cats and racoons became boring after a time" collaction
by mori & mimosa


少々時間が経ってしまいましたが、先日開催されたDesignLuxe主催の展示会 DeLuxe?展の様子をお伝えします。

参加デザイナーのひと組、ファッションデザイナー mori & mimosa がスウェーデンから来日しました。mori & mimosa は、ジュエリーデザイナーのSara EngbergとファッションデザイナーのChristina Wemmingによるデザインレーベルで、ストックホルムをベースに活動しています。彼女たちはプチプチ(R)を使用したカラフルでポップなワンピースにハット、バッグ、そして実物大の白鳥型ランプを製作しました。作品にはハート型の気泡をもつ少し珍しいプチプチ(R)が使用されています。会期中にはスウェーデンのテレビ局によるインタビューも行われました。
以下はデザイナーによる作品の説明です。

"I adore animals, but cats and racoons became boring after a time" Dress, Headgear and Swan Lamp

I adore animals, but cats and raccoons become boring after a time コレクションは、アイスキャンディーからインスピレーションを得たドレス、帽子、金の鎖につながれた白鳥の照明から構成されており、すべてプチプチ(R)を使用して製作されています。これらのプチプチ(R)からできた服装を身につけるような人を想像してみると、エキセントリックで上流階級の女性、リトルエディ(Edith Bouvier Beale)のような人物が思い浮かびました。型にはまらず恐れを知らない、個性的なスタイルを持ち、あたかもそれが自然であるかのように白鳥の照明を持ち歩く、そのような女性です。コレクションのタイトル “I adore animals, but cats and raccoons become boring after a time” は、ドキュメンタリー " Grey Gardens" 中のリトルエディのセリフから引用されてます。

以前の関連記事はこちらです。
DeLuxe? Exhibition


A short review of DeLuxe? Exhibtion which was organized by DesignLuxe and held from 30 October to 3 November 2008 as a satellite site of DesignTide Tokyo 2008, although over a month has passed since its successful end.

Swedish designer duo mori & mimosa, one of the participants, came and visited Tokyo during the exhibition. Stockholm-based mori & mimosa formed by a jewellery designer Sara Engberg and a fashion designer Christina Wemming made multi coloured pop garment with fancy icecream-like cap and cute bag as well as 1/1 scale swan lamp out of packing material air bubble sheets which have heart shaped air bubbles; you might have never seen. (those sheets are acutually sold in 8 colours in Japan though.)
Their eyecatch collectin and rare materials attracted visitors and they got interviewed by Swedish national tv station at the venue regarding their activities.
The following commentary is a description by themselves.

"I adore animals, but cats and racoons became boring after a time" Dress, Headgear and Swan Lamp

I adore animals, but cats and raccoons become boring after a time, consists of a popsicle-inspired dress, a headgear to match and a illuminated swan in a golden chain, all made of bubble wrap. The person we've had in mind wearing the bubble wrap outfit is someone inspired by the eccentric, upperclass lady Little Edie (Edith Bouvier Beale), an unconventional, fearless woman with her own personal style, taking her illuminated swan for a walk, like it was the most natural thing to do. The title of the piece “I adore animals, but cats and raccoons become boring after a time” is a quote from Little Edie taken from the documentary "Grey Gardens".


posted by DL at 13:33 | Comment(0) | TrackBack(0) | deluxe? exhibition

Dec 17, 2008

Kaj Franck Design Prize 2008


photo: Liisa Valonen


Ball Chair, 1963


Pony, 1973


Focus chair, Parabel table, 2002

フィンランドのDesign Forum Finlandが主催する、Kaj Franck Design Prize 2008 の受賞式が12/11に行われました。今年の受賞者は、インテリアデザイナー・建築家のEero Aarnio です。

Kaj Franck Design Prizeは1992年にスタートし、今年で第17回目となります。賞はフィンランドで活躍するデザイナーやグループに授与され、これまでにOiva ToikkaやRitva Puotilaなどが、このプライズを受賞しています。

Eero Aarnioは、the Institute of Industrial Arts Helsinki を卒業後、1962年に自身のスタジオをスタートさせ、Ball ChairやBubble、Pestilといったデザインアイコンを次々とリリースしてゆきました。以降もPonyやFormulaといった名作を生み出し、彼の作品は長きにわたって世界中の人々に賞賛され愛され続けています。
Eero Aarnioは、子供用の玩具から大人用の家具まで、そして家庭やオフィス、公共施設で使用されるものまで幅広い作品をデザインしてきましたが、その50年以上のキャリアを通して、ボールドなラインやポップな色使いといったスタイルを一貫しています。
この変わることのないAarnioのスタイル、そして素材やフォルム、カラーへの優れた洞察力が審査員の高い評価を得ました。

ヘルシンキのDesign Forum Finlandでは、Eero Aarnioの過去の名作から現在の新作までを紹介する展示を2009年の1/11まで開催しています。
posted by DL at 11:27 | Comment(0) | TrackBack(0) | messe

Dec 16, 2008

Design Cities


photo: Istanbul Museum of Modern Art


photo: Istanbul Museum of Modern Art


How High The Moon by Shiro Kuramata

2003 Ceramic by David Chipperfield

ロンドンのDesign Museum で企画展、Design Cities が、2009年の1/4まで開催されています。
Design Citiesは、Design MuseumとIstanbul Modernによって主催され、2008年の4月にトルコで、そして9月以降はロンドンのDesign Museum で公開されています。

Design Citiesでは、近現代のデザイン史を7つの都市をキーワードに読み解くというコンセプトに基づいて、家具から工業製品、テキスタイル、ファッションと広範なオブジェクトを展示しています。会場には各都市を最も象徴づける年と、その年代のオブジェクトが展示され、近代デザインの変遷を追ってゆきます。
展示は、歴史的な1851年のロンドン万国博覧会にはじまり、Adolf LoosのOrnament and Crimeに代表される1908年のウィーン、1928年のBauhaus Dessau、Le Corbusierの活躍した1936年のパリへと移ってゆきます。そして戦後史として、Charles and Ray EamsがCase Study Houseに参加した1949年のロサンゼルス、1957年のミラノ、1987年の東京を巡り、そして最後に、現在多くのデザイナーが活躍している現代のロンドンへとデザインの歴史を繋いでゆきます。

Design Citiesは、デザインと都市との重要な結びつきを探るものであり、この関係性の手がかりとなるかつての偉業を深く考察する展示です。


Design Cities

5 September 2008 - 4 January 2009
Design Museum, London
Shad Thames, London SE1 2YD
10:00 - 17:45 (daily)
+44 870 893 9955
www.designmuseum.org
posted by DL at 13:39 | Comment(0) | TrackBack(0) | messe

Dec 15, 2008

DRIFT


Ghost Chair


Ghost Queen


Dandelight


Fragile Future by Lonneke Gordijn

オランダ、Eindhovenのデザインスタジオ DRIFT は、デザイナーの Ralph Nauta と Lonneke Gordijn によって2006年に設立されました。
彼らはともに The Design Academy Eindhoven でデザインを学んでおり、2005年に同校を卒業後、フリーランスデザイナーとしての経験を経て、翌2006年にDRIFTを立ち上げました。スタジオは、プロダクトデザインのほかに公共施設やインテリアのコンセプトデザインなども手がけています。
彼らは最新技術を駆使した作品づくりを得意としており、自然とSFからインスピレーションを受けているという作品は、観念論と人々の行動様式をつぶさに観察して得た実念論のミックスを表現しています。

Ghost コレクションは、2008年のミラノで発表されたDRIFTの新作です。6cm厚のplexiglasという硬質アクリル樹脂の内側にレーザー加工を施すことで、透明のシンプルで直線的なイスの内側に、奇妙に曲がりくねった、もうひとつのイスを浮かび上がらせています。Ghostはハンドメイドで作られており、内部のラインはランダムに描かれているよう見えますが、全て精密にデザインされたものです。DRIFTは、この内側の"ghost"を、今まで見たことも無いもので、且つ自然体でありながら、出来る限り3Dのシェイプを強調したものにデザインするよう努めたといいます。
Dandelightは、本物のタンポポの綿毛を使用したライトです。電池から直接のびる配線とブロンズのフレーム、LED電球に付けられた綿毛という非常にシンプルな構造ですが、自然と電子機器を美しく詩的に、そして簡潔に結び付けています。
Dandesightは、 Fragile Future という壁面のライティングモジュールのベースにもなっています。いくつもの電子回路と綿毛ライトのユニットを組み合わせたインスタレーション Fragile Future は、未来的な様相であると同時に、Dandelight同様、テクノロジーと自然の調和をたくみに表現しています。
Fragile Futureシリーズは、これまでにいくつもの展示会に参加し、数々のアワードを受賞しています。2008年には、German Design Council による Light of The Future 賞を受賞しました。
posted by DL at 14:15 | Comment(0) | TrackBack(0) | furniture

Dec 12, 2008

Interview 13 : Jo Meesters



Scroll down for English text.


オランダのEindhovenにスタジオを構え、プロダクトデザインからアートディレクションまで多くのデザインプロジェクトに関わる Jo Meesters に、ダッチデザインやサステナブルデザインというキーワードについて話を聞きいてみました。


DL(以下D): デザイナーになったきっかけを教えてください。
Jo(以下J): 僕は幼い頃から常に、自分のまわりにぴったりとフィットするものを作り上げることで自分の世界を作ってきたんだ。学校に入る前まで"デザイン"という言葉は僕のボキャブラリーにはなかったのだけど、遅かれ早かれ自分はデザイナーになる運命であると気づいたろうね。

D: 最も尊敬するデザイナーは誰ですか?また、その人からどのような影響をうけましたか?
J: たくさんいるけど、Martin Margiela(マルタン・マルジェラ)は特に好きなデザイナーのひとりかな。洋服や素材の脱構築と再構築にかけては名匠だよ。彼は素材の本質を見抜く方法を知っていて、それを何か新しいものに変える力を持っているんだ。マルジェラはファッションや布地、ドレスといった枠を越えたデザイナーで、何かをつくるということになれば想像を現実に変えてしまような人だよ。

D: ダッチデザインについてどう思いますか?他国のデザインと差別化するダッチデザイン固有の何か決定的な特徴はあるのでしょうか?
J: ダッチデザインとは何かという定義を正確に述べるのは難しいのだけど、これには僕らを取り巻く文化的な環境が関係しているのではないかと思う。オランダ政府はデザイナーに対して積極的な支援を行っていて、助成金や革新的な方法による作品発表を奨励し、デザイナーの活動を活性化させるとともに、彼らの独創力を広く一般に向けてアピールする場を設けている。また、無名の人にも開けた環境、人間性、ガッツ、ユーモア、そしてミニマルな審美性を持つシェイプや独特な技法が好まれるという特質もダッチデザインに関係していると思う。ダッチデザインは、とても表現主義的で最先端であると同時に、コンテンポラリーデザインが抱える深刻な問題をはらんでいるね。

D: 日本のデザインシーンについてはどう思いますか?
J: 日本のデザインの審美的でミニマリズムなアプローチは本当に素晴らしいと思う。過去と現代、自然とテクノロジーといったコンビネーションはインスピレーションに満ちているよ。

D: 作品からクラフトマンシップへの深い情愛を感じます。ただ時としてマスプロダクションがクラフトマンシップを凌駕することもあるのではないかと思います。これについてはどう考えますか?また、この二者が共存することは可能だと思いますか?
J: 特にマスプロダクションに対する異論があるわけではないんだ。それどころか、マスプロダクションはものをより安価にし、広範なマスにとって手の届きやすいものにしてくれる方法だと信じてるよ。だけど、マスプロダクションのデメリットのひとつとして、消費者が身の回りのものの価値を真に理解しなくなってしまう、ということが挙げられる。安くていくらでも代替が可能だからね。その反面、クラフトマンシップはもっと感情に訴えるものを持ってる。ハンドメイドで唯一無二であったり、限られた数だけしか作られなかったり、長い間大切にしようと思わせる”特別”な何かを持っていると思う。

D: デザイン業界に限らず、全ての社会活動において”サステナブル”という言葉が近年のキーワードになっているように思います。サステナブルデザインというものについてどう思いますか?
J: そもそもサステナブルデザインって何だい?個人的には、サステナビリティーという単語はもっと違った方法で語られるべきものだと思う。サステナブルデザインとは自分達を取り巻く事象と末永い関係を築き上げることであり、持久的な社会を実現するための社会構造をデザインすることだと思うよ。人文主義的なデザインアプローチかな。

D: 現在、進行中のTESTLABプロジェクトについて教えてください。
J: Testlabは実験的な試みで、廃棄物を使ってプロトタイプを作っているんだ。素材の可能性を探求し、そこから何か新しいものを生み出そうというものだよ。基本的には目新しいアイデアではないかもしれないけど、すごく気に入っているんだ。全てのものには価値があって、どのようなものも他の使い道や別のかたちで再利用できる、という考えで育ってきたからね。

D: 現在、わたしたちは経済危機に直面し、世界経済は確実に後退局面にあると思われます。このような状況は、人々のデザインに対する考え方に影響を与えると思いますか?人々が、よりシビアにデザインを判断するという可能性もあのでは?
J: それは間違いないだろうね。デザインは"ツァイトガイスト(時代思潮)"と関連深いものだし、自分達を取り巻いている世界をどのように人々が捉えているか、ということを視覚化したものでもあるからね。デザインは時代のメタファーだよ。

D: 今後、わたしたちと末永く共存してゆくデザインとは、どういうものだと考えますか?
J: 僕らが身の回りのオブジェクトと末永い関係を続けてゆくために、デザインはもっと人間的で感情的であるべきだと思う。そうあれば完璧なんだけど、これはユートピアのような考えだね。

D: これはいつも最後に聞いていることなのですが、デザインを学びデザイナーを目指す日本の若者に何かアドバイスはありますか?
J: 自分の直感を信じ、それを忘れず大事すること。心をこめてつくること。


Dank u Jo!!
Ik houd van uw antwoorden!


D: What brought you to be a designer?
J: Since I was a child I was always creating the world around me by making things that would fit in perfectly. Design was not in my vocabulary before I started the academy but sooner or later I realised that it is destined to happen that I would become a designer.

D: Who is the designer you respect the most? And in which way has she/he influenced you?
J: A lot of designers but if I especially consider Martin Margiela as one of my favourites, a master of deconstruction and reconstruction of garments and materials. He has a way of seeing through materials and transforming them into something new, a designer beyond fashion, beyond the fabric and the dress and a man who makes his imagination a reality when it comes to creating a brand.

D: How do you describe Dutch design? Do you think it has any discriminatory character which makes a difference from others?
J: It is difficult to pinpoint what exactly the definition of Dutch Design is, but I think it has something to do with the cultural environment we're living in. The Dutch government has a role of a progressive patron to designers, giving them the chance to show their creativity to the public by stimulating them with grants and opportunities to manifest their work in innovative ways, which is stimulated. Dutch Design has also something to do with features such as being open to the unknown, humanity, guts, humour and a preference for unusual techniques and shapes with a minimalist aesthetic. Very expressionistic and extreme at the same time adressing crucial issues in contemporary design.

D: What do you think of Japanese design scene, on the other?
J: I really appreciate the esthetic and minimalistic approach of japanese design. An inspiring combination of the past and the contemporary, nature and technology.

D: I know that you're taking care of craftsmanship very well, but sometimes mass production overwhelms this craftsmanship. What do you think of it? Do you think those two could live together?
J: I'm not against mass production, on the contrary I believe it made objects more affordable and within reach of the mass market. However one of the downside of mass production is that the consumer doesn't really understand the value of the things surrounding us anymore, it is affordable and replaceable. Craftsmanship on the other hand has more emotional value, it is handmade and is probably a unique piece or made in a limited batch which makes it more "special", something to cherish for a very long time.

D: The term "sustainability" is a keyword in this decade with no doubt, for all social phenomena including the design matter. What do you think of sustainable design?
J: What is sustainable design? Personally I think that sustainability is a term which can be explained in different ways. It is about building a long term relationship with the things surrounding us. It is designing social structures creating an enduring society. A humanistic approach to design.

D: Would you tell me about your ongoing project TESTLAB?
J: Testlab is about experimenting and making prototypes using discarded materials, exploring the possibilities of the materials and transforming them into something new. Basically it is not a ground breaking idea but it is something that I am really fond of. I was raised with the idea that everything is valuable and that everything can be reused in some way or the other.

D: Now we are going through an economic crisis, and the global economy will definitely be descending. Do you think that it has an impact on how people consider design? People will be severe judges, possibly?
J: Definitely. Design is related with "zeitgeist". It is a visualization on how we perceive the world around us. A metaphor of time.

D: How do you think the design should be to get along with us for a long term in the future?
J: Personally I think that design should be more personal and emotional, creating a long term relationship with the objects around us. That would be perfect. But I guess it's an utopian idea.

D: This is the last one that I routinely ask for the end. Any advice or tip to young Japanese who are
studying design and want to be a designer?
J: Follow and cherish your intuition. Create by heart.
posted by DL at 13:30 | Comment(0) | TrackBack(0) | interview

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