Jan 30, 2009

imm cologne 2009


Composit Lounge by Stephan Burks


Adnan Serbest


Electric Light Shoe by FOC


WANNABE by Pulpo

1/19〜1/25の会期でドイツのケルンで開催された imm cologne 2009 (ケルン国際家具見本市)のファイナルレポートが発表されました。

今年のimm cologne には、7日間の会期で延べ約100,000人の来場がありました。(2008年:約107,000人 2007年:約106,000人) 世界を取り巻く経済状況の悪化の影響を受けてか、例年よりも来場者は減少しています。
出展者の数をみてみると、今回のimmには49ヶ国から1,057の参加者が出展しました。(2008年:53ヶ国 1,251組 2007年:57ヶ国 1,301) 来場者と比べると、出展者の前年比は大きく減少しています。この数字が、インテリア業界の深刻な経済状況を物語っています。
それでもリポートによると出展者の見本市に対する評価は、満足から大いに満足という回答が大部分を占め、フェア自体は現況をふまえると成功であったといいます。また、フェア会場でのトレードは活況で、2009年は家具業界にとって豊年になるであろうというドイツ家具産業連盟(VDM)の楽観予測を裏付けるものであった、とVDMのディレクターは評しています。
来場者についてもう少し詳しく見てみると、いわゆる成長市場とみられていた国々からの来訪が大きく減少したようです。これは現在の経済状況をそのまま反映しているといえます。その一方で、EU諸国のマーケットは安定しており、EU圏内からの来場者数については大きな減退はみられないということです。ドイツのある家具メーカーのチェアマンは、特にアジアや東欧諸国など海外からの来場者は減ったものの、EU主要国からの受注は良好であった、と発言しています。

フェア会場で見られたトレンドとしては、やはり、どの分野においてもエコフレンドリーがキーワードとして求められていたようです。再利用できる素材やリサイクルへの可能性が、購買の重要な判断基準となりました。
また、これまでにみられた居住スペースと食との同調は、ベッドルームやバスルームへと移行してきているようです。ホワイトは依然トレンドカラーで、ソファやチェアなどではバロック調の装飾が流行のようです。自らの住居やインテリアに対する男性への意識も高まってきており、技巧を凝らした洗練さが彼らを惹きつけたということです。
posted by DL at 14:04 | Comment(0) | TrackBack(0) | messe

Jan 29, 2009

Tokyo Takushii









ストックホルムのギャラリー Designgalleriet で、2/4〜2/14までの期間、Claesson Koivisto Rune (CKR)によるTokyo Takushii という展示が行われます。

CKRの3人は、度重なる東京訪問時に撮りためてきた数百枚の写真のなかから10枚のタクシー写真を選び、そこからインスパイアされたグラフィックパターンやカラーを用いて10種類以上のラグをデザインしました。
ラグはスウェーデンのAsplundによってリミテッドエディションとして製作されています。
これまで西洋は日本に多大な影響を与えてきましたが、今度は逆に西洋が日本から影響を受ける番であり、それがデザイナーとしてとても新しく感じられエキサイティングであるとCKRは言います。
彼らの選んだ10枚の写真を見てみると、確かに各社のペイントは様々で、インスピレーションに満ちています。これまでにも多くの日本文化が西洋に渡ってゆきましたが、タクシーというのはユニークで意外性があり新鮮です。

Tokyo Takushii
2/4 - 2/14
Designgalleriet
Odengatan 21 Stockholm
http://www.designgalleriet.com
posted by DL at 13:50 | Comment(0) | TrackBack(0) | exhibition

Jan 28, 2009

Ronan & Erwan Bouroullec : Clouds









(c) Paul Tahon and Ronan & Erwan Bouroullec

Ronan & Erwan Bouroullec の新作、CloudsがデンマークのKvadratからリリースされました。

Cloudsは、Bouroullec兄弟が2006年にKvadratのストックホルムショールームのために手がけた、The North Tilesというテキスタイルのプロジェクトに取り組んでいるときに考案されたものです。
折れ目の入ったブロックをいくつも組み合わせることで、自由に立体的なオブジェクトを作ることができます。できあがったものは天井から吊るしてルームディバイダーとして使用したり、壁に掛けてインスタレーションとして楽しんだりすることができます。
Cloudsの誕生には、デザインや建築雑誌をめくると寒々とした部屋がしばしば目に付くことに驚いたRonan Bouroullecが、Kvadratに柔らかで温かみのあるデザインソリューションを提案した、という背景があります。これは、KvadratのCEO、Anders Byrieの言う、近年はガラスや石、木などの堅い素材におされて柔らかい素材であるテキスタイル需要が停滞気味であったが、テキスタイルの柔らかな質感だけでなく、その美しさや消音効果などが見直されつつある、という分析にも通じます。
Bouroullec兄弟は、誰もが簡単に設置できて特別な調整やケアの必要がないものを、というコンセプトでCloudsをデザインしました。
Cloudsのジョイント部分には、特製のゴムバンドを使用して簡単にシートを結合できるシステムを採用しています。
posted by DL at 13:09 | Comment(0) | TrackBack(0) | textile

Jan 27, 2009

Patrick Frey


PIU porcelain


PIU glassware


Abraham


Nori

ドイツのHannoverで活動するインダストリアルデザイナーのPatrick Frey
彼はハノーバーのFachhochschule Hannover(ハノーバー専門大学)を卒業後の2004年に、校友であるデザイナー Markus Boge と共にFrey + Bogeというデザインスタジオを設立し、家具などのデザインを手がけてきました。彼らのデザインは、Lucky Strike Junior Designer Award やiF Design Awardなど数々のアワードを受賞し、多くのクライアントからリリースされています。その後の2007年に2人は独立し、それぞれのデザインスタジオを立ち上げました。

PIUは、2008年にドイツのAuthenticsからリリースされたテーブルウェアコレクションです。ボウルやプレート、カップなどの磁器シリーズと、グラスや花瓶などのガラスシリーズ、保温ポットと多くのバリエーションを持ちます。どれもシンプルなラインでありながら、シリーズであるとわかる個性を持っています。
Abrahamは、ベルリンのelmar floetottoというメーカーからリリースされているロッキングチェアです。スチールパイプのフレームにコールドフォームを詰め、伸縮性のあるテキスタイルを張っています。Abrahamの特徴のひとつが、その個性的なデザインで、バックレストは長く伸び、シート部と脚は正面から見るとX字に交差するように配されています。このフォルムが座る人をしっかりとホールドし、快適な座り心地を生み出します。同様の構造を持つオットマンがバリエーションにあります。
Noriは、Frey + Bogeとして2005年にデザインしたプロトタイプです。表面の美しい木目と裏側のペイントが対照的で鮮烈な印象を受けます。Noriは、ドイツのプライウッドメーカー Becker KGの協力を得て製作されました。Becker KGの合板はVitraやThonetなどでも使用されおり、その高い技術がNoriの座面から脚へと続く一連のカーブにも活かされています。
posted by DL at 13:57 | Comment(0) | TrackBack(0) | furniture

Jan 26, 2009

imm cologne 2009 : Interior Innovation Award


MYTO by Konstantin Grcic




ARIE by Arik Levy


Oscar by Piero Lissoni

2009年もimm cologne (ケルン国際家具見本市)で、デザインアワード Interior Innovation Award の受賞式が行われました。

このアワードは今回で第7回目となります。2009年は、Best Item、Best System、Best Detail、Material Innovationの4つのカテゴリーに各数点の作品が選ばれました。さらに、その各カテゴリーの受賞作品の中で最も優れた作品にBest of The Bestが贈られます。
2009年の審査員は、BarberOsgerbyのEdward BarberやスイスのJorg Bonerなどのデザイナー、I.D.の編集長Julie Laskyら6人が務めました。

Konstantin GrcicによるMYTOは、メーカーのPLANKによる2007年のアナウンス、そして2008年のミラノでの正式リリース以来、いろいろなところで話題となってきましたが、今回のアワードでも Best Item、 Material Innovation と2つのカテゴリーでBest of The Bestを受賞しました。カンチレバーの優れたデザインもさることながら、素材にUltradur(R) High Speedというプラスチックを使用している点がMYTOの特徴のひとつとなっています。このプラスチックは、耐熱温度が-90°から+150°と耐久性も強く、柔軟性にも優れています。また、100%リサイクル可能な環境に優しい素材でもあります。
ドイツのe15が今回のimmで発表した新作 ARIE は、Arik Levyによるデザインです。ARIEはBest SystemのBest of The Bestを受賞しました。ARIEは、2種の高さのシェルフの組み合わせ次第で、様々な用途とバリエーションが広がるシェルビングシステムです。シェルフとしての機能性と、デザインと構造の双方からアプローチした審美性がきれいにまとめられています。ARIEは、Best Itemも受賞しています。
イタリアのGlas ItaliaからリリースされているPiero Lissoniによるテーブル、OscarはBest Detail部門のBest of The Bestを受賞しました。天板、フレームと全てを透明の素材で統一したOscarからは、非常にクリーンで軽やかな印象を受けます。OscarはBest Detailのほか、Best Item、Material Innovationにも入賞しています。

以前の関連記事はこちらです。
imm cologne 2008 : Interior Innovation Award
posted by DL at 14:32 | Comment(0) | TrackBack(0) | competition and awards

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