Mar 31, 2009

The Classic Award for Design Excellence and the Young talent Award in 2009


Aksel designed by Aksel L. Hansson
photo: Anne Lise Norheim



Tine IsKaffe designed by Tangram Design for Tine photo: Tangram Design


Adax Syklus designed by
Andreas Langdalen Sorensen, Oyvnd Ostmo



photo: Oyvind Ostmo

Award for Design Excellence の受賞作と同時にオスロのDogA (Design and Architecture center) で現在公開されているのが、同じくNorwegian Design Councilが主催する The Classic Award for Design Excellence と the Young talent Award というデザインアワードの受賞作です。
The Classic Award for Design Excellenceは、市場に出てから10年以上経っている優れたデザインに贈られるアワードで、それに対し、Young talent Awardでは、若手デザイナーによる革新的なデザインとアイデアに賞が贈られます。

The Classic Awardを受賞した、Aksel Hansson によるダイニングチェアーは、1938年から現在に至るまで主に北欧諸国やドイツ、アメリカなどのマーケットでロングセラーとなっています。1938年の発売当時はバックレストの羽板が3枚でしたが、徐々にバリエーションを増やし、現在では羽板の本数やシートの材質など選択肢が豊富になっています。
快適で扱いやすくノルウェーの家庭に広く根付いているという点、工場に修理に出され世代をまたいで受け継がれている数少ない家具のひとつである点が、審査員の高い評価を得ました。
Tine社の紙パックアイスコーヒー、IsKaffeシリーズも今回のThe Classic Award受賞作のひとつです。IsKaffeはノルウェーでは最も早い1999年に発売され、現在は6つのフレーバーを展開しています。IsKaffeは、この10年間で紙パックのアイスコーヒーというノルウェーでは全く新しいカテゴリーをマーケットに確立し、年率30%という売上増でマーケットを牽引して世界でも類稀な大規模市場に育てました。この成功に商品のパッケージデザインが大きく寄与していることは間違いなく、デザインがブランド強化につながっている好例として評価されました。
このほか、1996年に刷新されたオスロ市交通機関のRuterカードのビジュアルアイデンティティーが2009年のThe Classic Awardを受賞しています。

the Young talent Awardの受賞作のひとつ Adax Syklusは、革新的なヒーティングシステムです。3枚のパネルーヒーターには、取り外し可能なカセットがかぶせられおり、本体の熱で温められたカセットを自由に持ち運んで湯たんぽのように使用します。ベッドの中や足元を温めたり、また、食事の際には保温プレートとして使用することもできます。ぬるくなったカセットは本体に戻すと再加熱されます。カセットを取り付けた状態でも取り外した状態でも、本体は室内を温める暖房器具として機能します。
このほかインターネット接続のインタラクティブなテレビセット、幹細胞技術を利用した食肉の架空ブランドが2009年のthe Young talent Awardを受賞しています。

以前の関連記事はこちらです。
Award for Design Excellence 2009
posted by DL at 14:08 | Comment(0) | TrackBack(0) | competition and awards

Mar 30, 2009

Award for Design Excellence 2009


Copenhagen Chair by Tveit & Tornoe for Fora Form photo: Arne Hagen


Ninety by Shawn Littrell Industrial Design for LUXO photo: Aina C. Hole


Gangar by Norway Says for Biri Tapet
photo: Arild Kristiansen



Tuva by Per Finne Industridesign
for Hardanger Sylvplett photo: Per Finne


ノルウェーのNorwegian Design Coucilが主催するデザインアワード、Award for Design Excellece 2009の受賞作がオスロのDogA(Design and Architecture center)で4/26まで公開されています。

Design Excellenceは、デザインや革新技術を企業や製品の戦略ツールとして用いて、成功を収めた作品、プロジェクトに贈られるアワードで、今年は167の応募がありました。2009年はインダストリルデザインや家具デザイン、ビジュアルコミュニケーションなど6つのカテゴリーで39のプロジェクトがアワードを受賞しています。更にその中からThe Honours Award for Design Excellence(最優秀作)が毎年選ばれますが、今年は SeaBed Geophysical 社による海底探査機のCase Abyssがアワードを受賞しました。海底探査機のマーケットは、大手メーカー数社がほとんどのシェアを占めるという独占的な市場ですが、そのなかでSeaBedはシェアを獲得するために、自社の特徴を端的に表すデザインに注力するという戦略で、成功を収めました。

Copenhagen Chairは、2006年の学生作品展に出展されていた作品で、その後Fora Formよりリリースされました。シェルには3Dベニヤが用いられており、シートとバックレストは同一の形状をしています。これはシンメトリーな美しさを生み出すだけでなく、製造過程を簡略化するという大きなメリットも生み出しています。
LUXOのNinetyはLEDを光源とするデスクランプです。省エネ性能とシンプルなエルゴノミクスデザインが審査員の評価を得ました。4連のLEDバルブは各6Wという消費電力ですが、オフィスワークに十分な明るさを放出します。
Norway SaysのデザインによるGangarは、ビスコースとコットンに麦わらを織り込んだ壁紙です。再利用された麦わらが、自然でリズミカルなパターンを生み出し、スタイリッシュな印象を与えています。Gangarは、オスロの市庁舎やニューヨークの国連ビルなどにもインストールされています。
Tuvaは、中空構造の柄をもつカトラリーシリーズです。この構造によりカトラリーは非常に軽くなり、お年寄りやリューマチ患者など握力の弱くなったひとでも扱いやすいように工夫されています。TuvaをデザインしたPer Finne Industridesignは、女性用のスキーヘルメットでも今回のDesign Excellenceを受賞しています。
posted by DL at 15:11 | Comment(0) | TrackBack(0) | competition and awards

Mar 27, 2009

SMIK


Laser Public 80


Kitivity 40


Pixelducks


Plastic Origami, Eighties pillow

スウェーデンとオーストリアを拠点とする新鋭テキスタイルメーカーのSMIK
SMIKは、2007年にLinda Dahlstrom とElisabeth Auer の2人によって設立され、2008年より本格的に製品のプロデュースを開始しました。SMIKが取り扱うのはテキスタイルとWall Printというインテリア用のステッカーです。彼らは在庫を持たず、オンデマンドでオーダーを製品化するという方式をとっており、これによりカラーやサイズといた細かなリクエストに応えています。

SMIKの最初のコレクションとなったのが、南アメリカ出身のClaudia Caceres によるTales of Science Fiction というシリーズです。3Dグラフィックやピクセルアートをベースにしたコレクションは、力強い幾何学模様や文字通りSFを連想させるインベーダーをモチーフにしています。
Wall Printは、壁や天井などの平面に貼り付けるステッカーですが、既存のものよりも大判なのが特徴で、レディーメイドのものは、142x100cm程の大きさがあります。ステッカーには剥がしてものりが残らないタイプのものを使用しており、インストールも簡単なので壁紙や額縁などに代わるデコレーションの選択肢としてインテリアの幅を拡げます。
テキスタイルは環境に優しいインクを使用して、デジタルプリントされています。生地はキャンパス地やレース地を選ぶことができ、プリントのカラーバリエーションも豊富です。
また、このほかにもSMIKでは、Design Your Own というサイズやカラーのフルオーダーや自分のデザインをプリントすることができるオンデマンドならではのサービスを、テキスタイル、ステッカー共に提供しています。

これらのコレクションは、2009年のHeimtextil Frankfurt でも発表され、来場者からの高い評判を得ました。
現在SMIKは、ウィーンのWalking Chair Galleryで SMIK: INVADED SPACES という展示を6/12まで行っています。
posted by DL at 13:50 | Comment(0) | TrackBack(0) | textile

Mar 26, 2009

Marco Dessi


Prater Chair photo: aws


Udon photo: aws


Caps photo: Klaus Fritsch


Chaos Theory photo: Rosenthal

オーストリアのウィーンで活動する Marco Dessi
彼は歯科技師としての経歴を経て、インダストリアルデザイナーへの道を歩みはじめました。転向後に入学したUniversity of Applied Arts Vienna (国立ウィーン応用美術大学)では、Borek Sipek、 Paolo Piva らのもとでインダストリアルデザインを学んでいます。

Prater Chairは、2009年のimm Cologne [d3] contestでノミネートされたMarco Dessiの最新作です。ウィーンの伝統的なイスをモチーフにしており、それらの厳格なアプローチやディテールを現代風に再解釈しています。素材には梱包資材として使用されていた合板を用いています。シートとバックレストの曲面は、CNCで研磨したもので、これによって合板に使用されている黒色の接着剤が表面に浮き上がり、独特のインパクトのあるグラフィックを描いています。
Udonは、日本のうどん麺のような柔軟でしなやかな曲線を描くスチールパイプを用いたアームチェアです。パイプはCNCパイプベンダーで曲げ加工が施されています。Udonは、2本のパイプと座面だけで構成されており、1本のパイプが後脚からバックレスト、アームレスト、シートまでイスのほとんどのフレームを担い、もう1本のパイプが前脚とシートの一部を形成しています。
Cap'sは、ウィーンの伝統的な陶磁器メーカー Augarten とのコラボレーションプロジェクトで、Vienna Design Week 2008 で発表されました。Cap'sは、磁器を製造する各段階を表すよう意図されており、ペイントが施され完成したものから、失敗作や製作途中と思わせるものまで、ひとつの作品ができあがるまでの過程をみているような作品群となっています。
Chaos Theoryは、Rosenthal Design Award 2006のためにデザインされ、見事2位入賞を果たした作品です。ボウルやプレートの上端には傾斜がつけられており、シンメトリーであるはずのオブジェクトに加えられた些細な変化が、緊張感を生み出しています。バランスよくスタッキングすることで、ようやっと均整を取り戻します。
posted by DL at 14:40 | Comment(0) | TrackBack(0) | furniture

Mar 25, 2009

Daniel Franzen Greatest hits 1999-2009


Come Rain or Come Shine
in collaboration with Marie-Louise Gustafsson
photo: Par Backstrand



Chamfer
in collaboration with Mattias Stahlbom



Candlebottles


Dollhouse

ストックホルムのDesigngallerietで、Daniel Franzen の過去10年間にわたる建築家、デザイナーとしての作品を展示する Daniel Franzen Greatest Hits 1999-2009 が3/28まで開催されています。

Daniel Franzenは、Konstfackで建築とデザインを学んでおり、同校卒業後はストックホルムの建築事務所TAFの創設メンバーのひとりとして活動していました。TAF結成から3年後の2005年に独立し、Bunker Hillをスタートさせ現在に至ります。
彼の手がけるデザインはジュエリーから家具、建築まで幅広く、今回の展示でも多岐にわたる新旧のプロジェクトが紹介されています。新しいものでは、スウェーデンのジュエリーレーベルHouse of Nataliaからリリースされたジュエリー One Earthや、Marie-Louise Gustafssonとのコラボレーションによりデザインされた、傘をモチーフにした照明 Come Rain or Come Shine などのプロダクトが並びます。また、会場には彼が手がけた建築、インテリアのプロジェクトも写真で紹介され、Daniel Franzenのこれまでの作品群をひと通り見ることが出来る展示となっています。
posted by DL at 12:43 | Comment(0) | TrackBack(0) | exhibition

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