Mar 09, 2009

Andre Lefevre and Jean Aubert: Architecture of extinction


Villa in Gaou Benat


Villa in Gaou Benat


Pedestrian in Gaou


Villa A

photos (c) Olivier Amsellem


南仏 HyeresのVilla Noaillesで、建築家のAndre Lefevre-Devaux (1921- )と Jean Aubert (1924 - 2004)による建築作品を特集した展示会 Architecture of extinction が4/5まで開催されています。

プロヴァンス地方に位置するヴァール県では、近年、都会化が著しく進んでおり、外壁の色以外に違いの無いネオプロヴァンス風といわれるような建築物が乱立し、景観を乱しています。その中でAndre Lefevre と Jean Aubert の2人は、1950年代から風景と同格で環境に調和する建築物を作り続けてきました。
展示は、この2人の建築物に焦点を当て、彼らの建築メソッドを豊富な写真、設計図やスケールモデル、フィルムなどで紹介します。展示に使用される写真は全て、今回のためにマルセイユの写真家 Olivier Amsellemが撮影したものです。
展示で紹介されるのは大きく3つのプロジェクトで、コート・ダジュールにあるGaou Benatのヴィラ群、Lavandouの邸宅、Andre Lefevre本人のヴィラやVilla Aと呼ばれる海に面した邸宅が紹介されています。

Andre Lefevre と Jean Aubertが建築依頼を受けたGaou Benatのヴィラ群は、500以上の家々からなるコミュニティーで、その中にはLes Fourchesと呼ばれる集落も含まれています。これらの集落を建築するにあたって、周囲の環境をできるだけ破壊しないためのルールが、設計時より設けられました。まず丘陵のラインを変えないこと、邸宅の高さは4.5m以下にすること、そして木の伐採を最小限に抑えること。この厳格なルールのため、邸宅は木々に囲まれた丘の上に立つものが多く、テラスなど敷地内に大木がそびえているものも数多くあります。
Lavandouの邸宅も、Gaou Benatのヴィラ群と同様の原則に基づいて建てられていますが、こちらは18の邸宅からなるより小さなプロジェクトです。家々は、草木に囲まれた周辺の景観を破壊することなく建設されています。建物はある程度の制限を受けたものであるにも関わらず豊かで、Andre Lefevre と Jean Aubertのメソッドがいかに有効であるかを証明するもうひとつの具体例となっています。
Andre Lefevreのヴィラ Les Pins Blancs やVilla Aは海に面した邸宅で、コート・ダジュールらしさを注ぎ込んだ、岸壁の上にそびえる記念碑のような建築です。これらの邸宅は、眼下の地中海を臨み吹き抜ける風を受けるテラス、大きな木製フレームの窓など、立地を最大限に活かしたデザインになっています。Les Pins Blancs やVilla Aは、Andre Lefevre と Jean Aubertがコート・ダジュール一帯で手がけた700以上のヴィラの中でも代表作とされるもので、室内と室外、プライベートと公共、個人と集団といった対称物を結びつける手段としての建築を、自然の中のヴィラとして具現化したものです。


posted by DL at 14:36 | Comment(0) | TrackBack(0) | exhibition

Mar 06, 2009

MORFOSO


Koening Table Lamp




Koening Pendant


Light Lounger

デンマークのライティングメーカー MORFOSOは、もともとLouis PoulsenとデンマークのThe National Laboratory for Sustainable Energy(Risoe DTU)との共同プロジェクトとしてスタートしました。彼らは2004年からLEDを用いたライティングシステムのプロトタイプを開発していましたが、2006年末にLouis Poulsenでデザインマネージャーを務めていたHans Falleboeと同じくLouis PolesenのLED技術開発に深く関わっていたJacob AndersenによってMORFOSOが設立され、2007年からLEDを基本とするライティングメーカーとして独立したビジネスをスタートさせました。

テーブルランプとペンダントランプからなるKoeningシリーズは、ドイツの若手デザイナー Michael Koening によってデザインされました。水平なシェードが特徴で、これによってテーブルランプは、デスクランプとしてだけでなく、フロアに置けば間接照明を伴うサイドテーブルとしても使用することも出来ます。テーブルランプ、ペンダントランプともに材質にはスチールが使われており、シェードは直径39cm、高さ3.6cmとLEDならではのスリムなフォルムになっています。光源となる6つのLEDは消費電力が10Wと、60Wの白熱球に比べエネルギー消費を約83%削減しているにもかかわらず、白熱球と同等である500ルクスの照度を確保します。
Light Loungerは、Louis Polesenのデザイナーも務めるデンマークの Christian Flindtがデザインました。Light Loungerは、その名の通りフロアランプとラウンジチェアーの機能を兼ね備えており、デザインは日本の巻き寿司にインスピレーションを得ています。
ラウンジチェアーの底面には48のLEDがセットされ、詰物には約3,000個の乳白色のプラスチック製ボールが使われています。このボールを介して、90Wの白熱球相当の明るさが座面から放射され、読書灯やフロアランプとして十分な役割を果たします。また、このボールがビーンバッグチェアのような柔軟性と座り心地を生み出しています。
このような機構は、衝撃に強く熱をほとんど持たないLEDだからこそ可能であり、その他の光源では実現が難しいものです。LEDによって実現可能になったデザインと、照明器具の新しい選択肢の一例といえます。
Light Loungerはリミテッドエディションとして生産されています。
posted by DL at 13:38 | Comment(0) | TrackBack(0) | light

Mar 05, 2009

Autoban : new project


The House Cafe, Kanyon





トルコ、イスタンブールのデザインスタジオ Autoban の新しいプロジェクトの情報が届きました。
以前より、本社や支店のインテリアを手がけている、カフェチェーン The House Cafeの新店舗の建築デザイン、内装をAutobanが手がけました。

今回新たにオープンした店舗は、ユニークな建築でも知られている、イスタンブールのKanyonという複合施設のショッピングモール内にある吹き抜け部分に建設されました。
鉄骨とガラスによる店舗外観の意匠は、モール自体の建築とThe House Cafeのブランドアイデンティティー、Autobanのデザインアプローチを組み合わせてデザインされています。傾斜したルーフを持つ台形の透明な外観は、渓谷の様なモールの吹き抜けと近代的な施設の建築にマッチするよう注意深く計算されたものです。その一方でインテリアはウォールナットを基調とし、温かみのあるものにしています。
The House Cafeは店舗インテリアのコンセプトに新旧の融合を掲げており、11店目となるkanyon支店も、このコンセプトに沿った内外装となっています。


以前の関連記事はこちらです。
Autoban
posted by DL at 12:58 | Comment(0) | TrackBack(0) | design

Mar 04, 2009

iF Product Design Award 2009


404F by Stefan Diez for Thonet (gold selection) (c) Thonet


404 by Stefan Diez for Thonet (c) Thonet


AT-AT by Tomoko Azumi for Rothlisberger Schreinerei
(c) Rothlisberger Schreinerei



Allumette by Atelier Oi for Rothlisberger Schreinere (gold selection) (c) Rothlisberger Schreinerei


ドイツのHannoverで3/3〜3/8まで開催されているCebitというデジタル関連技術・機器の国際見本市の会場で、3/3にif Product Design Award の受賞式が開催されました。

今回のアワードには39ヶ国の1,024の企業から2,808のエントリーがありました。そのうちの802製品が、if Product Design Awardを受賞しまし、さらにその中から50製品が if gold award に選出されました。
アワードを受賞する製品には、デザインだけでなく機能性や革新性、安全性や環境への協調性など様々な要素において高いクオリティーが求められます。今回のアワードでは、カテゴリーが16に区分けされ、それぞれの分野における優れた製品に賞が贈られました。gold award については、カテゴリーは関係なく選ばれているので、gold award受賞作がないカテゴリーも存在します。
審査は、デザイナーのGijs Bakker、Jerszy Seymourなどのデザイナーや識者ら28名で構成される審査員が2008年の11月に行いました。

今回アワードを受賞した802製品は、Hannover Exhibition Centerに約半年間にわたって展示される予定です。
iFのウェブサイトでも全受賞作品をiF online exhibitionとして見る事ができます。

posted by DL at 14:46 | Comment(0) | TrackBack(0) | competition and awards

Mar 03, 2009

The Fennia Prize 2009


5040A designed by Harri Koskinen
for Genelec (Grand Prix)



Medusa Lamp designed by Mikko Paakkanen
for Saas Instruments (The Fennia Prize)



Ellipse XL by Timo Ripatti for Vivero
(Honorary Mention)



Oma by Harri Koskinen for Arabia
(Honorary Mention)


フィンランドのDesign Forum Finland 、大手保険会社のFenniaグループが主催するデザインアワード、The Fennia Prize 2009の受賞作品が発表されました。

Fennia Prizeは2年に一度開催されるアワードで、優れたデザインプロダクトを生み出したメーカーや、デザインをビジネスに上手く取り入れ利用した企業に賞が贈られます。アワードには、The Fennia Prize 2009 Grand Prix(最優秀賞)、The Fennia Prize、The Fennia Prize Honorary Mention(佳作)の3つがあり、今回は4社がThe Fennia Prizeを、18作品で16社がHonorary Mentionを受賞しました。
今回のGrand Prixは、5040AというサブウファーシステムをリリースしたスピーカーメーカーのGenelec社に贈られました。5040Aは、インダストリアルデザイナーのHarri Koiskinenがデザインしたもので、スピーカーの出入力端子やスイッチの類は視界に入らない場所に隠されています。システムを覆うミニマルなフォルムのケースには、ダイキャストのアルミと深絞りのスチールが使用されています。本体から伸びるボリュームコントローラーにもウーファーと同じ意匠が用いられています。
The Fennia Prizeは、Ilka Suppanenによる卓上ファイヤープレースのIitala社、自動パルプ分析機のMetso Autmation社、デザイナーのVisa Rautaによる腕時計型のトレーニングコンピューターのPolar Electro社、光ファイバーを用いたMikko PaakkanenによるペンダントランプのSaas Instruments社の4社が受賞しました。
Honorary Mentionは、キッチンウェアや家具、洋服などの生活用品から、医療機器やフォークリフトなどの工業機器まで幅広い分野の16社が受賞しました。

The Fennia Prize 2009の受賞作品は、3/29までヘルシンキのDesign Forum Finland に展示されています。
posted by DL at 13:33 | Comment(0) | TrackBack(0) | competition and awards

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