May 08, 2009

Fredrik Farg


Modus:cover


RE:cover


photo: Marina Sahlander


Coat collection

スウェーデンのヨーテボリで活動する、若手デザイナーのFredrik Farg
彼の作品の多くは、ファッションやアートと深い関わりを持ち、詩的な表現に満ちています。その独創的なフォルムの作品は、ただユニークであるだけでなく、個性的なデザインのなかに機能性や日々の生活をより快適にするための工夫が凝らされています。

Modus:coverは、今年のミラノで発表された新作のキャビネットシリーズです。キャビネットをファッション雑誌で覆い、その上から雑誌がほとんど見えなくなる程に黒いペイントとワニスを塗り重ねています。アイデアは、古い家屋の改修をしているときに、壁紙のうらから古い新聞紙がでてきたという奇妙な経験にインスピレーションを得ているといいます。
ストックホルム家具見本市ですでに発表されているRE:coverコレクションもまた、同じく今回のミラノの展示に並びました。フリーマーケットで手に入れた古いダイニングチェアの背もたれを分解し、フェルトでデコレーションをあつらえたものを新たに取り付けています。プロジェクトは、時を経てもかわらず美しくあるものに焦点をあてており、流行に左右されない伝統的なテーラーメイドのスーツやジャケットの要素をインテリア家具に取り入れています。長く愛されているファッションを用いたRE:coverは、昨今のめまぐるしいトレンドへのアンチテーゼとも受け取ることができます。
Coat collectionも同様に廃れることのない永続的なファッションからインスピレーションを得た作品で、テーラードジャケットとドレスシャツをテーマとしています。イスの構造やディテールはファッション的な要素をモチーフとしており、ファブリックの留具にはカフスボタンと同じ機構が用いられています。以前より発表されているCoatですが、2009年にMateriaのコレクションに入り、新作としてリリースされました。



posted by DL at 14:55 | Comment(0) | TrackBack(0) | furniture

May 07, 2009

Design Report Award 2009


Surface Daylight by Daniel Rybakken
photo: Daniel Rybakken



Fort by Arihiro Miyake
photo: Chikako Harada



Pyrus by Mark Braun
photo: Inka Recke



Rug 20/30 by Raphael Charles
photo: Raphael Charles


ミラノサローネのSatelliteに出展する若手デザイナーの中から優秀者を選出するDesign Report Award が今年も開催されました。
2000年にスタートしたDesign Reportは、今回で第10回目という節目を迎えました。その記念すべき10人目の受賞者となったのが、ノルウェーのデザイナー Daniel Rybakken です。

Daniel Rybakkenは、室内に投影された自然光が周囲や人々に与える効果をリサーチした作品を近年いくつか発表しており、今回のミラノに出展したSurface Daylight も同様の効果を用いた作品です。壁に立てかけられた白いパネルの裏側にLEDがセットされ、その光源が窓から差し込んだ太陽光のようにパネル表面に浮かび上がります。この擬似的な光の陰影は、自然光が差し込まない室内に、室外とのつながりや空間の広がりを与え、暗く自然光のあたらない空間における閉鎖的な潜在意識に、ポジティブな解放感をもたらします。

このほか、三宅 有洋、Mark Braun、Raphael Charlesのデザイナー3人がSpecial Mentions(特別賞)に選ばれました。ヘルシンキでデザインスタジオを構える 三宅 有洋 によるFortは、リサイクルのペットボトル繊維を使用したパーティションシステムです。各モジュールは強力なマグネットにより自由に連結することができます。
ベルリンのMark BraunによるPyrusは、シェードにペーパーマシェという紙細工を用いた照明です。Mark Braunは、外側に無研磨の陶磁器を、内側にプラチナやゴールドをあしらった、小石のようなフォルムのジュエリーケースを一連のコレクションとして同時に出展ました。
ブリュッセルのデザイナー Raphael Charlesによる 20/30 は、一見するとフロアに散らばった木炭の山のようにみえますが、材質にポリエチレンンフォームとフェルトを使用したラグマットです。見た目と実際の質感とのギャップが、物事の本質に対する疑問を見る人に投げかける作品です。


以前の関連記事はこちらです。
Design Report Award 2008
Forum Aid Awards 2009
posted by DL at 14:59 | Comment(0) | TrackBack(0) | competition and awards

May 01, 2009

Katarina Hall


Save
photo: Adam Craft



photo: Adam Craft


Boa-constrictor
designed with Karin Robling
photo: Mikael Ek



Reflect
photo: Sven Prim, Peter Edqvist


images (c)Katarina Hall / www.katarinahall.se


スウェーデンのストックホルムで活動するデザイナーのKatarina Hall
彼女はBeckmans College of Designでデザインを学び、プロダクトや家具デザインを中心に手がけています。2006年にBeckmansでの卒業制作として発表したの作品のひとつPoemは、2009年の4月にスウェーデンのDesign House Stockholmからリリースされました。
また、彼女はUniversity of Linkoping (リンチェピング大学)で展示デザインも学んでおり、プロダクトだけでなくインテリアデザインの分野でも活躍しています。

キャビネットとデスク、スツールからなるコレクション Save は、2008年のミラノで発表されました。Saveは、スウェーデンでしばしば見ることができる、人が住まなくなってドアや窓に木のかんぬきが打ちつけられた家にインスピレーションを得ています。それらの家々にはそれぞれのストーリーや秘密がねむっており、Saveも同様に人々のささやかな秘事を内に包み込みます。ドアや窓を封じる厚板を連想させる、キャビネットに打たれたカラフルな木片は、扉のハンドルの役割を果たし、デスクのわきにつけられた収納は、床板を外してその下に大事なものを隠すというノスタルジックな行為を再現しています。
Boa-constrictorは、大型種の蛇の名をとったネーミングのとおり、蛇が獲物を呑み込む様子がモチーフとなっています。コードには捕食する蛇の腹の様なふくらみがつけられ、ランプのシェードは蛇が大きく口を開いた様子とイメージが重なります。デザインは、Katarina Hallと同じくBeckmans出身のデザイナー Karin Robling とのコラボレーションです。
Reflectは、2009年の新作となるミラーです。上部にリングのつけられた正円のフォルムは、クラシカルな懐中時計から着想を得ています。時を刻む文字盤のかわりに、鏡が年々変わってゆく顔や表情を映すことで、間接的に時の経過を表します。Reflectは、Dependという新作のペンダントランプと共に、2009年の3月にイスタンブールで開催されたデザインフェア i-decoで発表されました。
posted by DL at 13:11 | Comment(0) | TrackBack(0) | furniture

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