May 14, 2009

Design Bugs Out


patient chair by PearsonLloyd
with Kirton Healthcare



commode by PearsonLloyd
with Kirton Healthcare



bedside cabinet by Kinneir Dufort
with Bristol Maid



blood pressure cuff by The Royal College of Art Helen Hamlyn Centre

イギリスの保健省(the Department of Health)が、MRSAやC.difficileなど細菌に起因する院内感染への対策をスピーディーかつ一層促進させる目的でDesign Councilと協同で取り組んでいるプロジェクトが、Design Bugs Outです。

プロジェクトは昨秋よりスタートし、Design Coucilはイギリス国内の病院で医療従事者や患者へのヒアリングを含む精査なリサーチ進め、またコンペティションで具体的な解決案を募りました。
応募されたアイデアは、Richard SeymuorやTom Dixonらのデザイナーや医療機構の有識者による審査委員によって最終的に5つに絞られ、選ばれたデザインチームは機器メーカーと共にプロトタイプとして提案作品の製作を行いました。それらのプロトタイプは今後、各種コンファレンスで発表され、イギリス国内の病院を巡回し実際の医療現場にも公開されます。
また、Design Councilは、プロジェクトの一環としてRCAのHelen Hamlyn Centreに在籍する医療関連機器デザインのスペシャリストチームと協同で、院内感染の予防を焦点に、ベッドマットレスや血圧計などの日常医療器具6点のリデザインに取り組んでいます。

ロンドンのデザインスタジオ PearsonLloyd は、医療用チェアメーカーのKirton Healthcareと共に患者用のイスと移動式の簡易トイレをデザインしました。どちらも部品点数を少なくし、従来品よりも容易に分解ができるように設計されています。患者用イスの3点にわかれた防水仕様のパッドやアームレストはフレームからすぐに取り外すことができ、フレーム自体も簡単に拭き清掃することができます。移動式の簡易トイレについてもフレームと便座部の取り外しが容易で、清掃を素早く行うことで細菌感染のリスクを軽減することができます。
ブリストルのKinneir Dufortは、医療設備メーカーのBristol Maidとベッドサイドキャビネットをデザインしました。清掃がしやすいように、キャビネットの表面は非常にシンプルに設計されています。また、本体の引き出し部分には背板がなく、引き出しを入れ替えることでベッドの左右どちらにも設置できるリバーシブルな設計になっています。引き出しのロックは、清掃しづらい通常の鍵と鍵穴ではなく、表面におうとつがないチップ認証によるものを採用します。
Helen Hamlyn Centreのデザインチームによる血圧計は、マグネットによる留具とポリエチレンのカバーを採用し表面のおうとつをなくしています。ファブリックとベルクロによる従来品は、どうしても汚れが溜まりやすく効果的な清掃には水を使うなど時間がかかってしまいます。表面を平坦にし清掃しやすい材質にかえることで、これまで通りの使用感を損なうことなく、より清潔な血圧計を提案しています。




posted by DL at 14:38 | Comment(0) | TrackBack(0) | design

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。


×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。