
(c)Studio Bouroullec

double lunch tray set
(c)Paul Tahon and Ronan&Erwan Bouroullec

pocket mirror
(c)Paul Tahon and Ronan&Erwan Bouroullec

desk light
(c)Paul Tahon and Ronan&Erwan Bouroullec
Ronan & Erwan Bouroullec が、Japan Brandプロジェクトとのコラボレーションにより、輪島塗のコレクションを発表しました。
今回のコラボレーションプロジェクトに参加するにあたって、Bouroullec兄弟、兄のRonan が来日し、石川県の輪島をはじめいくつかの地場工房を訪れました。10日間にわたって様々な職人たちを視察し、技術や製造工程、仕上がりの高い水準などを肌で感じたRonanですが、最終的に輪島の漆器に的を絞ってコラボレーションに挑むことを決めました。
もともとプロジェクトはオブジェクトをひとつだけ製作するという予定でしたが、最終的にBouroullec兄弟は、一連のコレクションとして4つのプロダクトをデザインしました。コレクションはキッチンウェアから照明、ポータブルアクセサリーまで、広く輪島塗の可能性を示すものとなっています。
Bouroullec兄弟による今回の輪島塗コレクションは、彼らの思惑どおり、どれもシンプルながら上品で、輪島塗の美しさと可能性を申し分なく反映しています。
二枚のトレイをマグレットで閉じた漆器は、キッチンウェアとしてデザインされたものですが、それだけではなく、いくつもの使用方法が提案されています。二分割されたトレイは、食材をそのままのせるお皿として、また、何かものをのせるトレイとしても使用することができます。
ポケットミラーは、輪島塗のすばらしい質感を常に携帯し、堪能できるオブジェクトです。日用品でありながら、同時に非常に素晴らしいものであるという実感が、このユニセックスのポケットミラーには宿っています。
シンプルで伝統的な漆器のフォルムを踏襲した3つのパーツからなるデスクライトは、素材とその基本要素が持つ無限の可能性をよく表しています。昔から馴染みのあるフォルムは、全く異なる現代オブジェクトに再構築され、さらに、LED光源の使用が伝統技術と近代技術の結びつきをより一層引き立てています。
このほか、ダイナミックに輪島塗を堪能することができる箱型のデスクランプが、コレクションとして同時に発表されています。