
Kloe


Fly

Superego
イタリア北部のBergamoで活動するデザイナー Marco Acerbis 。
彼は、ミラノのPolitecnicoで建築を学び、その後、渡英し建築家のNorman Foster卿のもとでImperial College CampusやCapital City Academyなどの大規模建造物のプロジェクトに携わりました。2004年にイタリアに帰国すると、自身のスタジオを設立し、建築だけではなくインテリアやプロダクトデザインなどこれまでに多くの手がけています。
特にプロダクトデザイン分野ではすぐに頭角を現し、2004年にFontana ArteからリリースしたVertigo floor lampは発表後まもなく評判となり、現在はVitra Design Museumにも収蔵されています。また、いくつかの作品でred dot やCompasso d'Oro ADI などのデザインアワードを受賞しています。
Kloeは、イタリアのDesaltoからリリースされているアームチェアです。ソフトネスとサプライズをコンセプトにしており、全体を曲線的なラインで構成しています。真横から見ると、座面部分とフレーム部分の間が、くの字型にくりぬかれたような中空構造となっており、正面から眺めたときとは異なる印象を与えます。Kloeは、2009年のred dot Design Award 受賞作品です。
AliasからリリースされているFlyもまた、曲線に焦点をあてていますが、こちらはFlyの名が表すとおり軽くシャープなラインとなっています。座面とバックレストの表面にのみツヤ加工が施され、側面や脚などその他の面はマットに仕上げられています。2種類の異なる仕上げを施すことで、一体成型の単一な素材感に多面的なテクスチャーをあたえています。
Superegoは、Acerbis Internationalから2007年に発表された革新的なデザインと機能を持つサイドボードです。ラウンドフォルムの大きな2枚の扉は独自のアームシステムにより、もう一方の扉に重なるように大きくスライドします。サイドボードの内側には照明が組み込まれており、フロントパネルを開けると自動的に内部を照らす仕組みになっています。