Jul 25, 2007

Wieki Somers


Bathboat


Phantom


High Tea Pot


Departed Glory

オランダのロッテルダム近郊、Schiedamという街にスタジオを構える Wieki Somers 。彼女は、ガラスやセラミックを中心に家具やテキスタイルなど幅広く作品を発表しています。
Wieki Somersもオランダ人デザイナーの例にもれず、the Design Academy Eindhoven でデザインを学んでいます。2000年に同校を卒業した後、2001年からは積極的に展示会に参加し、作品を発表しています。彼女は、Droog Designとの親交も深く、Droog Designからシガーボックスをモチーフとしたカップボードやワードローブを発表しています。様々なプロジェクトに参加しているWiekiですが、現在は中国でのプロジェクトのため、ひと月ほど中国に滞在中ということです。
Wieki Somersは、日常使用するものにアイデアを加え、新しく詩的な息吹を与えます。人々が日々囲まれているオブジェクトをどのように利用するかに興味を持ち、そのオブジェクトに隠れた可能性や美しさ、物語を引き出そうと試みている、と彼女はいいます。社会で必要とされずに捨てられる消費財ではなく、末永く愛用できる価値のある製品が求められているとWiekiは考えます。
ボートの形をしたバスタブ、Bathboatは、水上を浮かぶボートと湯水に浸かる入浴との類似点を結びつけた作品です。バスタブを支える脚は、波止場でボートを舫う止め木を模しています。日常から非日常への境界線となるバスタブを、Wiekiらしいアイデアで満たした作品です。
幻想という名のPhantomは、フランスのDomesticというメーカーの出しているステッカーシリーズ、Vynilのためのデザインです。画像を見るとおやっと思うところがあります。イスから伸びる影がイス本体と異なるシルエットをしています。Phantomは創造上の影を作り出すステッカーです。この他にも窓ガラスへ貼る架空の木々や、花のない植物のための花の咲いたシルエットなどユーモラスなデザインがあります。
High Tea Potは、陶器でできた動物の頭蓋骨にミズハタネズミの毛皮を被せたティーポットです。High Tea Potには、動物を過度に脅かす人間の自己満足に対するWiekiの皮肉がうかがえます。ものものしい雰囲気を持つHigh Tea Pot ですが、毛皮によって飲み物が冷めないという古来からの実用性も兼ね備えています。



posted by DL at 13:25 | Comment(0) | TrackBack(1) | design
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