
Ryker


Liquid Skin

Scott
オーストリアのウィーンにオフィスを構える新鋭デザインスタジオ LUCY.D 。スタジオは Barbara Ambrosz と Karin Stiglmair の2人によって2003年に設立されました。LUCY.Dは、家具をはじめテーブルウェアのデザインやインテリアデザインを手がけています。彼女たちは、文化や伝統を重んじながらも普通とはひと味違ったデザインを生み出します。作品は機能的でありながらも決してユーモアの部分も忘れません。
Rykerは、使用しなくなった古い陶器を再利用したものです。作られた年代も形も様々な食器にシルバーを施し、新しいグラフィックを作り出しています。四角く残された白い部分と周囲に施されたシルバーがはっきりとしたコントラストを生み出して、斬新ながらもバランスの取れた調和となっています。
LUCY.Dのテーブルウェアのなかでも高い評価を得ているもののひとつがガラス食器です。2000年に発表されたLiquid SkinというボウルはMoMAをはじめとする各地の美術館に収蔵されています。Liquid Skinは、ひとが泉から手で水を飲むしぐさにインスパイアされています。薄いガラスのボウルは、グラスが主流となった現代において、手ですくった水を飲むという古来からの行為を連想させます。ボウルのサイドにはくぼみがつけられており、持ちやすさにも工夫がなされています。
Scottは、チェコの吹きガラスを使用したグラスウェアですが、どれも5度ほど傾いています。デザインのコンセプトはバーでの騒々しい生活というところからきています。飲み物を注ぐと水面とグラスの傾きが無秩序を形成し、にぎやかなバーのテーブル上で踊るグラスのようなイメージを生み出します。
LUCY.Dは、テーブルウェア以外にもイスやバッグなどもデザインしています。また、美術館などで使用されるガイド用の端末も2006年にデザインしました。今年はVIENNA DESIGN WEEKsで新作のテーブルウェアを発表しています。







