Apr 01, 2009

Damian Williamson


Armchair photo: R.Norlander


Spring photo: DePadova


Folded Lamp photo: R.Norlander


Pot Table photo: R.Norlander

ストックホルムで活動するデザイナーのDamian Williamson 。彼は、イギリスのLondon College of Furniture、Wimbledon School of Artで家具デザインを学び、Kingston Universityで3Dデザインを修学しています。在学中より展示会などに出展を重ね、卒業後は2003年までストックホルムの建築デザイン事務所SandellsndbergでThomas Sandellのアシスタントを務めました。また、2002年から2004年までは、Strockholm Furniture Fairの若手デザイナーの展示スペース Greenhouse 出展者の選考委員も務めています。それらの豊富な経験を経て、2004年に Damian Williamson Office for Design という自身のデザインスタジオを設立し、現在では多くのクライアントを抱えるデザイナーとしてヨーロッパを中心に活躍しています。
2007年のStockholm Furniture Fairでは、Forum AIDの+1 Awardを受賞しました。

Armchairは、bendywoodという非常に柔軟性のある全く新しい木材を使用したアームチェアです。バックレストと2本の後脚との接点となるフレーム部分の木材を削ることで、最適な強度と柔軟性を実現しています。バックレストにもたれると、荷重により文字通り木材が曲がります。
イタリアのDePadovaからリリースされているSpringは、Armchairのような柔軟性を持つイスを量産品として実現するために、材質をash(トネリコ)材にかえるなどしてコストダウンさせたスタッキングチェアです。木材の持つ天然の弾性を活かすようリサーチを重ね、最大限の快適性を得ています。シンプルでクリアなラインも秀逸で、スタッキングは最大6脚まで可能です。
Folded Lampは、NCベンダーを使用して堅い平面素材の持つ可能性を探求した試験的なプロジェクトです。シェードからスタンドまでひと続きのランプは、レーザーカットで切り出した一枚のスチールプレートに曲げ加工を施して作られています。
Pot Tableは、2003年のStockholm Furniture FairのGreenhouse会場のためにデザインされたバーテーブルです。若手デザイナーのための展示スペースにふさわしく、鉢から植物が伸びているようなフォルムは、成長を象徴しています。
posted by DL at 13:54 | Comment(0) | TrackBack(0) | furniture

Mar 26, 2009

Marco Dessi


Prater Chair photo: aws


Udon photo: aws


Caps photo: Klaus Fritsch


Chaos Theory photo: Rosenthal

オーストリアのウィーンで活動する Marco Dessi
彼は歯科技師としての経歴を経て、インダストリアルデザイナーへの道を歩みはじめました。転向後に入学したUniversity of Applied Arts Vienna (国立ウィーン応用美術大学)では、Borek Sipek、 Paolo Piva らのもとでインダストリアルデザインを学んでいます。

Prater Chairは、2009年のimm Cologne [d3] contestでノミネートされたMarco Dessiの最新作です。ウィーンの伝統的なイスをモチーフにしており、それらの厳格なアプローチやディテールを現代風に再解釈しています。素材には梱包資材として使用されていた合板を用いています。シートとバックレストの曲面は、CNCで研磨したもので、これによって合板に使用されている黒色の接着剤が表面に浮き上がり、独特のインパクトのあるグラフィックを描いています。
Udonは、日本のうどん麺のような柔軟でしなやかな曲線を描くスチールパイプを用いたアームチェアです。パイプはCNCパイプベンダーで曲げ加工が施されています。Udonは、2本のパイプと座面だけで構成されており、1本のパイプが後脚からバックレスト、アームレスト、シートまでイスのほとんどのフレームを担い、もう1本のパイプが前脚とシートの一部を形成しています。
Cap'sは、ウィーンの伝統的な陶磁器メーカー Augarten とのコラボレーションプロジェクトで、Vienna Design Week 2008 で発表されました。Cap'sは、磁器を製造する各段階を表すよう意図されており、ペイントが施され完成したものから、失敗作や製作途中と思わせるものまで、ひとつの作品ができあがるまでの過程をみているような作品群となっています。
Chaos Theoryは、Rosenthal Design Award 2006のためにデザインされ、見事2位入賞を果たした作品です。ボウルやプレートの上端には傾斜がつけられており、シンメトリーであるはずのオブジェクトに加えられた些細な変化が、緊張感を生み出しています。バランスよくスタッキングすることで、ようやっと均整を取り戻します。
posted by DL at 14:40 | Comment(0) | TrackBack(0) | furniture

Mar 23, 2009

DUSTDELUXE


Strukt Table
(c)Tine Claerhout and Glenn Versonnen




Strukt Chair
(c)Irne opezzo



Playtime designed by Damien Gernay,
Jeremy Vanneste
(c)Jacky Lecouturie
r

ベルギー、ブリュッセルを拠点とする DUSTDELUXE
デザイナーのDamien Gernay は、フランス北部のLe Fresnoy, studio national des arts contemporains(ル・フレノワ国立現代芸術スタジオ)でデジタルアートを学んでいます。それまで現代舞踊や舞台の美術担当として経験を積んできましたが、ル・フレノワで学位を修めると、2006年にDUSTDELUXEとしての活動をスタートさせました。
Damien Gernay は、敏感な現代世相やこれまでの経験則に従ったアプローチから3Dのオブジェクトに取り組んでいます。彼のアプローチ法では、材質はひとつのボキャブラリーとしての役割を果たし、物事を応用し重ね合わせることでDUSTDELUXEの作品という独自の言語が生み出されています。

Struktシリーズは、2008年に発表されたダイニングテーブルとチェアからなるコレクションです。2枚のアルミシートでエポキシフォームを挟んだ3層構造となっています。フォームの持つ液胞状の性質や密着性、低膨張率という物質的な特徴が合わさって、軽量且つ強度の高い家具が実現しています。材質にアルミを用いているので、屋内外どちらでも使用することができます。
Playtimeは、モジュールを組み合わせることで自由にレイアウトを変更することができるウォールマウントのシェルフです。Playtimeは、フランス人映画監督Jacques Tati(ジャック・タチ)の作品にみられる体系や生き生きとした世界観に影響を受けており、ネーミングもTatiの同名映画にちなんでいます。Playtimeは、Jeremy Vannesteとのコラボレーションによるものです。

このほかにもDUSTDELUXEは、温度によって色が変化するインクを使用した壁紙や様々な材質を組み合わせたテーブルなどユニークな作品を発表しています。
DUSTDELUXEは、2007年からサローネサテリテなどの国際的な展示会に参加しはじめ、2008年にはケルンのIMM Cologne、ニューヨークのICFFやロンドンの100% Design など数多くの展示会に参加しています。
posted by DL at 14:28 | Comment(1) | TrackBack(0) | furniture

Mar 19, 2009

Matthew Hilton


Colombo Chair


Manta Chair


Fracture Table


Hepburn Sofa

all above: designed by Matthew Hilton



2007年にMatthew Hilton Ltd.を立ち上げ、同年のロンドン 100% Design でも成功を収めたデザイナーのMatthew Hilton 。その実力はこれまでに培った長年の経験に裏打ちされています。
彼はKingston Polytechnic (現 Kingston University)で家具デザインを学び、卒業後から鋳造技術を利用した作品作りを開始します。その作品がPaul SmithやJoseph Ettedguiらに見出され、彼らのショールームで取り扱われました。
その後、デザイン会社での経験を経て自身のデザインスタジオを1985年に設立し、DriadeやAuthenticsなど数々のクライアントにデザインを提供しています。Authenticsからリリースされた一体成型のプラスチックチェア Waitは、Design Plusアワードに入賞し、2003年のCompasso d'Oro にもノミネートされました。
2000年からはHabitatのデザイナーやコンサルタントを務め、また、それと並行していくつものデザインプロジェクトに関わってきました。そして2007年、より自由に自分の創造物をコントロールできるようにと、自身の会社 Matthew Hilton Ltd.を設立しました。
現在では、家具メーカーのDe La Espada とライセンス契約を結び、木を中心とした家具をDe La Espada の工場で製造、リリースしています。

De La Espada は、1993年にLuis De Oliveira と Fatima De La Espada によって設立されたソリッドウッドを得意とするメーカーで、ニューヨークに旗艦店を構えています。De La Espadaの家具はポルトガルの工場で伝統的な手作業を用いて作られています。
その一方で、デザイナーとのコラボレーションにも積極的な姿勢を見せており、2006年からはAtlanticoというラインで各国の若手デザイナーを起用しています。日本からはLeif.designparkがいくつかの作品をAtlanticoレーベルでリリースしています。
また、2007年からはトルコのAutoban、2008年からMatthew Hiltonとの濃密なコラボレーションをスタートさせ、コレクションの幅を拡げています。
posted by DL at 14:13 | Comment(0) | TrackBack(0) | furniture

Mar 16, 2009

Yael Mer & Shay Alkalay


Stack


Pivot


Volume


Tailored Wood

イスラエル出身のデザイナー、Yael Mer とShay Alkalay は、Raw-Edges Design Studio としてイギリスを拠点に活動しています。
彼らは共にロンドンのRCAでデザインを学んでおり、2006年のThe British Councilによる学生デザインコンペでは、2人はそれぞれの作品で入賞を果たしています。これまでの長年のパートナーシップによりアイデアや考え方を共有してきた2人ですが、デザインスタジオとしてRaw−Edgesをスタートさせ、正式にコラボレーションを開始しました。
スタジオは、クライアントのためのデザインだけではなく、セルフプロダクションやリミテッドエディションも並行して製作し、これまでになかったようなユニークな作品づくりを行っています。

Stackは、Establish & Sonsからリリースされているフレームを持たないチェストです。フレームがないので、好きな段数まで引き出しを自由に積み上げてゆくことができ、引き出しは前後どちらにもスライドさせ開けることができます。これまでのチェストの概念を覆すStackは、発表後より高い評価を得て、EDIDAなどいくつかのデザインアワードを受賞しました。また、MoMAのパーマネントコレクションにも選定されています。
PivotはオランダのArcoからリリースされているキャビネットです。PivotもStack同様に、従来の引き出しにはなかったような機能を持っています。2段の引き出しは、ヒンジ機構により手前に大きくチルトするので、2段同時に引き出しを使用することができます。これは、手前にスライドさせる引き出しでは実現できなかった機能です。Pivot もまた、iF Product Design Award やWallpaper Design award など多数のアワードを受賞しています。
Volumeは、大きな型紙や壁紙を使ったソファシリーズです。紙のシートを折り曲げて立体に成型したものの中に、ポリウレタンフォームを流し込んで詰物としています。シートを折り曲げただけの状態でも立体のフォルムを維持するだけの安定性がありますが、フォームを流し込むことで実際に座ることのできる家具が完成します。
Tailored Woodは、アパレル産業の技術を応用して作る家具シリーズです。身長や体重などを考慮してユーザーに合わせたパターンをシートにひき、組み立て後にフォームを注入することで、テーラーメイドの洋服のようにひとりひとりにぴったりとフィットする家具が仕上がります。Tailored WoodもVolumeと同様に、フレームに張地を被せるという通常の製作手法とは全く逆のプロセスがとられています。
posted by DL at 14:08 | Comment(0) | TrackBack(0) | furniture

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