Nov 27, 2008

Roderick Vos : new work


Morosus




オランダのインダストリアルデザイナー Roderick Vos の新作 Morosus は、アジアに生息する樹木の葉にインスパイアされたラウンジチェアです。
デザイナーのRoderick Vosは、この自然のオーガニックで優美な曲線をデザインに取り込み、全く新しいオブジェクトを作り上げることに注力しました。シートシェルは有機的で流れるようなフォルムであるのに対し、脚部は葉脈にインスピレーションを得たストレートで幾何学的なシェイプとしています。
Morosusは、Roderick Vosの20年以上に及ぶ経験によって培われた3Dハンドライティング技術の賜物であり、2つの異なるデザイン言語を同次のデザインの中に違和感無く調和させる、という彼の探求を作品として具象化したものです。
実際に製造する段階で要となる母型は、高度なCAD/CAMシステムを使用して設計されており、非常に複雑な砂型を用いたアルミ鋳造によってMorosusは製作されています。

Morosusは、オランダのギャラリー Priveekollektie のために製作された8ピース限定のリミテッドエディションで、12月のDesign Miami に出展されます。
このほかRoderick Vosは、Royal Tichelaar Makkumによる Gold Silver という陶器シリーズ3作品を同時にDesign Miami に出展する予定です。


with big thanks to Roderick and a photographer Frank Tielemans
posted by DL at 13:23 | Comment(0) | TrackBack(0) | furniture

Nov 26, 2008

destilat


grand_pa
photo: Manfred lang





ka_os
photo: Joachim Haslinger



interior design: duplex_penthouse
photo: Peter Baier


2006年に設立されたデザインスタジオ destilat は、オーストリアのウィーンとリンツをベースに活動しています。
スタジオは、Harald Hatschenberger、Thomas Neuber、Henning Weimerの3人で構成され、各人がそれまでに得てきた経験や技術を活かし、インテリアや家具、コーポレートデザインを主に手がけています。
デザイナーのHatschenbergerは、リンツのUniversity of Arts and Industrial Design Linz とバルセロナのESDiでプロダクトデザインを学んだ後にフリーランスのデザイナーとして活動を始め、長くデザイナーのstefan brandtmayrとプロジェクトを共にしました。オーストリアのオフィス家具メーカー、Hailからリリースされた Bully シリーズは、2004年のred dot を受賞しています。

grand_paは、鏡面に仕上げられた箱型のコーヒーテーブルです。スイッチを入れると、何も無かったボックスの表面にバロック調の細工を模したパターンが浮き上がります。同様のシステムを用いたシリーズに、サイドテーブルやフロアランプなど様々なバリエーションがあります。これらのシリーズは、horror vacui といわれる人々が持つ虚無への恐れを皮肉的に解釈したもので、隙間のないほど物に溢れかえった空間を居心地が良いと感じる現代の風潮を、スイッチボタンひとつで体現してみせます。
ka_osは、アルファベット順に整然と本を並べるという秩序に全く相反したシェルフシステムです。ka_osと、そこに収められた本の配列は、そこから得られる膨大な知識や情報の迷宮を反映しています。ka_osの無数の棚板には、本のトピックや色、作家、サイズなど様々な要素によって本を振り分けることができ、その配列の無秩序の中にも調和が生まれるよう、ka_osは意図されています。
posted by DL at 13:12 | Comment(0) | TrackBack(0) | furniture

Nov 25, 2008

bkm


Beside
photo: Gerhard Ramsebner



Falb
photo: Gerhard Ramsebner



Vase Front
photo: bkm



Thekla & Lloyd
photo: Gerhard Ramsebner

products above
Design: bkm design working group
Designer: Katharina Bruckner, Herbert Klamminger, Stefan Moritsch



オーストリアのウィーンを拠点とするbkm design working groupは、2004年に設立された新鋭のデザインスタジオです。
デザイナーのKatharina Maria Bruckner とStefan Moritsch は、ともにThe University of Applied Arts Vienna(ウィーン応用芸術大学)でプロダクトデザインを学んでおり、それぞれ在学中よりデザインオフィスなどで経験を積んでいます。
bkmは主にプロダクトや家具、インテリアのデザインを手がけており、スタジオがスタートした2004年より積極的に国際見本市や展示会に参加しています。2005年と2007年にはSalone SatelliteでDesign Report Awardにノミネートされており、また、いくつものコンペティションで入賞を果たすなど、その実力は国内外で高い評価を得ています。

Besideは、IFDA 2005(International Furniture Design Fair Asahikawa)でSilver Leaf を受賞した作品で、北海道の匠工芸(Takumi Kohgei)よりリリースされています。サイドテーブルとスタンドライトが一体化したユニークなデザインのBesideは、読書灯やベッドサイドのナイトランプなど様々なシーンで使用することが出来ます。シェードは回転式になっており、光量の調節が可能になっています。
Falbも、その独特なフォルムが特徴的です。片側が反りあがった背もたれは、ジャケットやバッグなどを掛けるコートラックの機能を兼ねています。また、サイドに張りだした座面にはグラスなどを置くことができます。背もたれに掛けたバッグなどの重さにも耐えるよう、左側の脚に角度をもたせており、そのアシンメトリーなフォルムがFalbの強い個性となっています。
Thekla & Lloydは、ウォールマウントのシェルフへユニークな角度からアプローチを試みたユニットです。壁に据えつけられた棚板は厚板材に覆われており、正面からは見えないようになっています。波打った前面の厚板には人がもたれかかることができ、反り返った部分は物を置くテーブルとして利用できます。シェルフでありながら収納以外の機能を持たせ、視覚的、実質的に空間を有効に利用することを考えた作品です。
posted by DL at 13:28 | Comment(0) | TrackBack(0) | furniture

Nov 19, 2008

Martin Azua


Om


Flod


Dolce


Tecnorural

スペインのバルセロナで活動する Martin Azua
彼は、Universitat de Barcelonaの美術学部でデザインを学んでいます。現在は、多くの企業をクライアントに持つインダストリアルデザイナーとして、家具からプロダクト、グラフィックまで幅広いフィールドのデザインを手がけています。また、インスタレーションや空間デザインなどのプロジェクトにも数多く携わっています。国内外での展示会への参加経験も豊富で、数々のアワードを受賞するなどスペイン国内だけではなく国際的にも高い評価を得ています。

OmとFlodはともにスペインのメーカー Mobles114からリリースされています。Omはポリエチレン製のアームチェアで、シート部とフレームがひと続きとなった単一型のフォルムです。Omはインドア、アウトドア両用ですが、画像のようなOm textileというバリエーションでは、ウールを張地に用いて、プラスチック素材の軽量な扱いやすさにテキスタイルの色目とテクスチャーのメリットをプラスしています。
Flodは、Martin Azuaと同じくバルセロナのデザイナー Gerard Molineのコラボレーションユニット、Azuamolineによるデザインです。ユニークなフォルムのスツールは、座り心地や安定性、軽量性などが考慮されています。くの字型のくびれと中央の大きな穴によって、片手でも簡単に持ち運びができます。
Nani Marquinaからリリースされているラグ、DolceもまたAzuamolineによるデザインです。円形の小さなフェルトを重ねてできた束を、いくつも敷き詰めてひとつのラグにしています。ひだ状になったフェルトが優しい質感を生み出しています。
Tecnoruralは、一般的なプラスチックのガーデンチェアに籐編みのハンドクラフトを施し、木の枝で装飾した作品です。都市部の人々と自然との関わりへのアプローチを試みた、Gerard MolineとのNeoruralという展示のために製作されました。
posted by DL at 11:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | furniture

Nov 14, 2008

Roman Vrtiska


Installation at Designblok 2008, Prague


Infini


Bloom


Cartouche

チェコのプラハで活動するデザイナーの Roman Vrtiska 。彼はプラハのAAAD(Academy of Arts, Architecture and Design)でプロダクトデザインを学び、その後にヘルシンキのUIAH(University of Art and Design Helsinki)で家具と空間デザインを学んでいます。
2005年からはフリーランスとして活動し、多くのクライアントと仕事をする傍らで、国内外の展示会で家具やテーブルウェアなどの作品を発表しています。

Infiniは、1930年代のスチールパイプを多用したデザインにインスピレーションを得ています。U字型の部品で構成される脚部は、高い強度を実現するよう考慮されています。テーブルは、9つの部品で組み立てられるようになっています。
Bloomは、一枚のアルミシートを折り曲げてシェードとしたペンダントランプです。非常にシンプルな構造で、ミニマルなデザインのライティングですが、シェードのスリットが、独特のあかりを周囲に投影します。
チェコのグラスメーカー Klara よりリリースされているCartoucheは、手吹きガラスのナイトカラフェです。ナイトカラフェは日本ではあまり馴染みがありませんが、ベッドサイドへ置いておいて、夜に喉が渇いたときや朝起きがけに水を飲むのに使用します。通常グラスがカラフェの蓋の役割を果たし、Cartoucheも同様のスタイルとなっています。ストレートでクリアなラインが、ガラス素材に非常にマッチしています。Cartoucheは、Craftsmanshipforeverというプロジェクトの一環として製作されました。Craftsmanshipforeverプロジェクトは、2007年のBlickfang Tokyoや、東京のチェコセンターでも作品の展示を行っています。
posted by DL at 13:30 | Comment(0) | TrackBack(0) | furniture

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