Sep 01, 2008

Alessandro Dubini


Vogue




Le Roi



現在、モナコのモンテカルロを拠点に活動するデザイナーの Alessandro Dubini
彼は、ミラノで建築とデザインを学び、その後にスイスのFribourg(フリブール)にある The Institut of Technique Superieur Fribourg で建築工学の学位を取得しました。同校を卒業した2000年に、北イタリアのComoで自身のスタジオをスタートさせ、プロのデザイナーとして活動を開始します。現在はモナコに移り、モンテカルロを本拠地として建築や家具デザインを行っています。
Dubiniは、家具デザインのほかにも建築デザインを多数手がけていますが、そのほとんどがフランスとイタリアのクライアントです。クライアントにもアクセスしやすく、主要なデザイン産業が集中する北イタリアにも近いという点が、彼がモンテカルロを選んだ理由のひとつのようです。

Vogue、Le Roiは共にイタリアのZanottaからリリースされています。Vogueは、2008年に発表された新作のソファで、19世紀後半のアームチェアを彷彿とさせるバックレストが特徴的です。革張りのシートから突き出した、木製のバックレストには手彫りによる丁寧なデコレーションが施されています。シュールレアリズム的なデザインを強調するためにも、カラーは単色のみで仕上げられています。
Le Roiは、2007年にリミテッドエディションとして製作されたキャビネットです。木製の骨格にアルミのプレートが張り合わされており、プレートに施されたクラシカルなチェストの装飾には昇華印刷という技術を用いています。プリントされているチェストは、ルイ王朝時代の家具にインスピレーションを得ており、Roiという王を意味するフランス語のネーミングの由来にもなっています。
プリントは、テンペラを使用し手作業で描かれた原画をデジタル化しています。キャビネットの引き出しはマグネットにより開閉するようになっていますが、チェストのプリントとズレが生じないよう、製造には非常に緻密で高度な技術を用いています。Le Roiは、職人技術とハイテク技術によって生まれた、クラシカルで且つ大変現代的なキャビネットです。
posted by DL at 13:42 | Comment(0) | TrackBack(0) | furniture

Aug 26, 2008

Dunja Weber


June + Junior



Shoo


White Satellites 01

ミラノを拠点とするデザイナーのDunja Weber
彼女はスイスで生まれ、ルクセンブルグで育ちましたが、デザインはチューリッヒの造形大学で学んでいます。その後、スコットランドのthe Glasgow School of Art を卒業し、ミラノへ移りました。ミラノではCassinaやMarco Ferreri、Stefano Giovannoni らのスタジオで様々なプロジェクトに関わっています。8年間いたJames Irvineのスタジオでは、彼の右腕として家具やテーブルウェアなど多くの作品に携わりました。
数々のデザインスタジオで経験を積んだ後の2007年、彼女は自身のスタジオをミラノに設立し、家具をはじめジュエリーなどのデザインを行っています。Dunja Weberの作品には、彼女がそれまでに過ごした多くの国々の文化背景や地中海沿岸のイタリアの持つ気品、クラフトマンシップなどが活かされています。

Juneは、2007年にMaxdesignがリリースしたラウンジチェアです。バックレスト上部がL字に湾曲しており、肘乗せとして利用することができます。ゆったりとした座面とバックレストの肘乗せが、リラックスした座り心地を生みます。Juniorは、2008年にコレクションに加わったスツールですが、オットマンとしてJuneと組み合わせることもできます。
Shooは、ロンドンやパリ、東京など都市部の小さなアパートに住む人々ために考案されたシューズボックスです。ボックスの両端に靴や小物を収納することが出来ます。Shooは単体でも使用できますが、U字型のボックスは何段にも積み重ねることが可能なので、スペースを有効に利用することができます。
White Satellitesは、ラピッドプロトタイピングを用いて製作されたネックレスです。3つのリングがひとつの球体をつくり、21の球体がひとつのネックレスを構成します。単純な構造ながら、複雑な連結によって成り立つWhite Satellitesは、ラピッドプロトタイプの技術でしか製作することができません。最小の構成単位であるリングが全体のデザインをつかさどっているために、リングの形状を少しかえることによって、同様の構造でも異なる表情のネックレスに仕上がります。
posted by DL at 13:30 | Comment(0) | TrackBack(0) | furniture

Aug 25, 2008

Ryan Frank


Isabella


Strata


Inkuku


Zilka

イギリスのロンドンで活動するデザイナーのRyan Frank
南アフリカ生まれのRyan Frankは、ケープタウンとオランダのズボーレという街ででプロダクトデザインを学んでいます。学業を終えた後は、短い間ですがオランダの建築事務所やデザイン会社で働き、その後イギリスに移りました。
現在はロンドンをベースに、自然環境や材質にこだわったコレクションを広く展開しています。彼が作品に使用する素材は環境に優しいものが多く、近年、イギリス国内を中心に彼のエコロジカルな作品が注目を集めています。
最近では、ロンドンのNPO団体 Hidden Artが主催するアワードで、Most Sustainable Product賞やBest Press Profile賞を受賞しています。

Isabellaは、9月のロンドンで発表される予定の新作です。Isabellaは、アフリカの手彫りのイスにインスピレーション得たスツールで、トーテムポールのようにスタッキングすることができます。材質にはストローボード(黄板)という、わらを原料としたボール紙を使用しています。黄板はホルムアルデヒドを放散しない、サステナブルな原料として知られています。Isabellaでは黄板にウールを貼り、カラフルで質感の良いスツールに仕上げています。
Strataは、スツールやコーヒーテーブル、ダイニングテーブルからなるコレクションです。Strataは、廃品をプロダクトとして蘇らせることをコンセプトに作られており、材質には、オフィスなどから廃棄された家具をチップボードにしたものを使用しています。チップボードとバーチの合板の組み合わせが、独特の質感とパターンを生み出しています。
ズールー語でにわとりを意味するInkukuは、レジ袋を材質に使用しています。捨てられたプラスチックでオブジェクトを作る、アフリカの伝統技術を取り入れたものです。レジ袋を材質とすることで、欧米諸国の消費文化を強調し、店で配られるレジ袋が再利用可能であることを示しています。
Zilkaは、60年代調のパターンがデジタルプリントされたハンガーです。材質には古新聞を圧縮し再利用したものが使われています。デジタルのグラフィックとサステナブルな材質のコンビネーションであるZilkaは、既存の木製ハンガーの代替品になるだけの十分な魅力を持っています。
posted by DL at 13:16 | Comment(0) | TrackBack(0) | furniture

Aug 21, 2008

wogg


wogg 37


wogg 38


wogg 42


wogg 47

スイスのAargau(アールガウ州)に本拠地を構える家具メーカーのwogg
woggは、1983年に家具職人のWilli Glaeser とde Sede 出身のOtto Glaeser の2人によって設立されました。当初は7つのコレクションからスタートしましたが、翌年の1984年にはその名が各国に知れ渡り、現在までに数十種の製品をリリースしています。
woggは、ミラノやケルンなどの国際的な見本市に積極的に参加しており、数多くのデザインアワードを受賞しています。25年に及ぶ歴史の中で、woggは常に新しいものにチャレンジし、高いクオリティを保ってきたという事実が、14製品ものアワード受賞によって裏づけされています。

wogg 37とwogg 38はともにスイスを代表するデザイナー Alfredo Haeberli によるデザインです。wogg 37は、材質にMuirapiranga(ムイラピランガ)という熱帯由来の木材を使用しており、大きく湾曲したバックレストが安定性と柔軟性を同時に生み出しています。未来的ともノスタルジックともいえる独特なフォルムもさることながら、非常に軽いのもwogg 37の大きな特徴です。wogg 37は、2007年にiF product design awardを受賞しています。
wogg 38もまた、熱帯の木材を使用したテーブルです。L字型の脚は非常にうすく、フレームと一体となってテーブルトップを支えています。トップは通常のベニアのほか、リノリウム仕上げの天板も用意されています。
wogg 42は、チューリッヒのデザイナー Joerg Bonerによってデザインされたアームチェアです。wogg 42の最大の特徴は、取り外しができる座面とバックレストの張地です。木製のフレームにスナップボタンでクッションを留めるようになっており、ドレスを着せ替えるように簡単にイスの表情を変えることができます。wogg 42は、2007年のDesign Preis Swissのノミネート作品です。
Frederic Dedelley によってデザインされた wogg 47は、2008年にリリースされたwogg の最新作で、50年代のデンマーク家具の伝統と最新技術の可能性を結びつけたイージーチェアです。繊細なラインのフレームとボリューム感のあるクッションの対比が、wogg 47 に個性的な特徴を与えています。
posted by DL at 12:06 | Comment(0) | TrackBack(0) | furniture

Aug 18, 2008

Gabriele Rosa


Pablo


Trincea


Tripods

イタリアのローマにデザインスタジオを構えるデザイナーの Gabriele Rosa
彼は、La Sapienza(ローマ大学・ラ・サピエンツァ)でインダストリアルデザインを学びました。学生時代からプロダクトデザイナーとしての活動を開始し、イタリアをはじめ各国で作品を発表し、多くのメディアにも取り上げられています。
2006年からは家具などのプロダクトだけではなく、コミュニケーションデザインの分野にも取り組んでおり、Cappelliniのブランディングやウェブサイトのグラフィックなどを手がけています。

Pabloは、Zanottaが2008年のミラノで発表したGabliele Rosaの新作です。いくつもの小さな鏡が重なりあって、ひとつの大きな鏡を構成しています。小さな鏡は大きさや形も様々で、それぞれに映るオブジェクトの集合体が、全体としてひとつのイメージを作り上げます。
戦場の塹壕をモチーフとしたソファ Trinceaは、リミテッドエディションとして製作されています。Trinceaは、実際の戦争とはかけ離れた生活をしている人々に、戦場を思い起こさせるものであり、その一方で安心感を与えるものでもあります。ソファは実際の塹壕と同様に、土嚢を積み上げたような構造になっており、材質にはジュートとポリスチレンが使用されています。Trinceaは、9月の100% London で展示される予定です。
三脚という名のTripodsは、面と面との組み合わせに重点をおいたスツールです。シャープで軽やかな見た目とは裏腹に、非常に強い構造を特徴としています。
posted by DL at 13:36 | Comment(0) | TrackBack(0) | furniture

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