May 22, 2008

Bernstrand & Co : new project


Stranden



photos: Nicho Sodlig

Thomas Bernstrandがデザイナーを務める、ストックホルムのデザインスタジオ Bernstrand & Co から新しいプロジェクトの情報が届きました。

Strandenは、ストックホルムのソーデルマルムにそびえるSkatteskrapan(ランドマーク的な高層ビル)に隣接するRosenlundsparkenという公園に設置されたアウトドアファーニチャーです。公園内の140m2の敷地をシートで覆い、その上に50人分のガーデンチェアがセットされています。
公園は夜間も照明でライトアップされ、一年を通してStradenを使用することができます。夏場の短い北欧諸国では太陽の恵みを非常に大切にし、人々は晴れた日に公園やカフェテリアで暖かな日差しを楽しみます。Stradenの、まるでビーチにいるようなパラソルとチェアは、スウェーデンの凍えるような暗い冬場にも、夏の陽気でゆったりとした日々を連想させてくれます。
stradenとは、ビーチを意味するスウェーデン語です。

以前の関連記事はこちらです。
Bernstrand & Co
posted by DL at 11:59 | Comment(0) | TrackBack(0) | furniture

May 14, 2008

Paul Loebach





Chair-O Space


Vase Space


Shelf Space

NYのブルックリンで活動するデザイナーのPaul Loebach
彼はオハイオ州のシンシナティの工業地帯で育ちました。古くから木工などの技術職を受け継ぐ家系で、彼の父親もやはりプラスチック形成に携わる技術者でした。このような環境で育ったPaulが木工デザイナーを目指すのは自然の流れだったのかもしれません。
彼は Rhode Island School of Design でデザインを学び、2002年に同校を卒業するとNYへ移り住みました。そこで自身のデザインスタジオを開設し、現在は作品を制作する傍らで木工技術に関するコンサルタントなどを行っています。

Chair-O Spaceは、中国とローマの古典様式にインスパイアされたイスです。伝統的なクラフトマンシップに代わり、木工細工や各部の連結は、コンピューター制御の機械を用いて行っています。3Dデザインなどのプロセスは航空宇宙機器を製造する工場の協力を得ており、細部にいたるまで非常に緻密でユニークなフォルムを実現しています。
Vase Spaceは、3つの花瓶と天板がつながったサイドテーブルです。最新のCNC技術を駆使し、天板と花瓶の流れるような結合部のラインを形成しています。こちらも航空宇宙機器の工場とのコラボレーションによるもので、製作までに4ヶ月の時間を費やしています。
流動的なラインを持つShelf Spaceは、木工技術の限界を超えようとする意欲作です。複雑なカーブを描くフォルムは注意深くデザインされており、伝統的な材質は、革新的な技術と長い歴史の連続性との対話を喚起させるオブジェクトへと姿を変えています。

これらの作品を含めたPaul Loebachによる木工家具の最新コレクションは4月のミラノで発表されました。彼は自らの作品を'aesthetic athleticism' と評し、製作技術や素材の持つ可能性や限界を日々探求しています。

Thank you, Paul !
posted by DL at 13:23 | Comment(0) | TrackBack(0) | furniture

May 13, 2008

Orange22 : Blank Canvas Project


designed by Karim Rashid


designed by Margo Chase


designed by Yves Behar


designed by Joseph Ricchio

デザイナーの Dario Antnioni により2000年にロサンゼルスに設立されたデザインスタジオの Orange22 Design Lab
彼らが2008年より新しく始めたプロジェクトが Blank Canvas Project です。

Blank Canvas は、Botanist というサイドテーブルやベンチのコレクションにデザイナーがそれぞれのデザインを施すというプロジェクトです。
Botanistは、Orange22が2007年に立ち上げた家具シリーズで、アルミのシートにウォータージェットでデザインをカットし、それを折り曲げて形成します。フラットなアルミシートには、デザイナーが自由にアートワークを施すことができ、また仕上げのカラーやコーティングなども多彩です。
Orange22 は、今後このBotanist を使用したBlank Canvas プロジェクトを進めてゆくということで、今回は8人のデザイナーとコラボレーションをしています。このプロジェクトの大きな特徴は、デザイナーへのロイヤリティーに相当する額をいくつかの団体へチャリティーとして寄付することにあります。単にデザイナーとコラボレーションをした作品ということではなく、そのプレミアムをうまくチャリティーへとつなげた意義のあるプロジェクトです。
Blank Canvasの作品は、今月のICFFで正式に発表される予定です。

Orange22では、Blank Canvasのほかにも、現在、収益の一部を乳がんの早期発見や治療のための運動へ寄付するという、ピンクのBotanist を限定生産しています。
このような数々の取り組みから、Orange22の社会問題への意識の高さを窺い知ることができます。

以前の関連記事はこちらです。
Orange22
posted by DL at 12:44 | Comment(0) | TrackBack(0) | furniture

May 09, 2008

Stone Designs


Bee Block


Fields


Nenufar


Onda

スペインのマドリッドを拠点とする Stone Designs は、Cutu Mazuelos と Eva Perez Rego の2人が1995年にスタートさせました。
彼らは、どのようなフィルターも通さず自分達の視点でプロジェクトを進めたいという信条から、クライアントをほとんど持ちません。このような姿勢でデザインに臨むことで、様々な規制や問題に支配されること無く、自分たちのベストを尽くすことだけに専念してきました。
Stone Designsが目指すところは、世界を変えることでも誰もが知っている有名人になることでもなく、人々の心に届く実直なデザインを行うことにあります。

Bee Blockは、ABSとPMMA(メタクリル樹脂)でできた六角形のスツールです。スツール同士をジョイントすることができ、いくつも連結させるとハチの巣さながらのグラフィカルなパターンが浮かび上がります。同様のコンセプトを持ったものに、Beeというスタイルの異なるスツールが以前にデザインされています。
Fieldsソファもまた、いくつかのモジュールを組み合わせて使用します。ソファ下部にあるベルクロで簡単にジョイントすることができるので、用途や気分に合わせて自由にレイアウトすることが可能です。
睡蓮を意味するNenufarという名のコーヒーテーブルは、その名前とフォルムの通り自然界の植物からインスピレーションを得ています。Nenufarの様に一枚のプレートを折り曲げた構造のものはスチールを使用したものが多いのですが、このテーブルは、Bee Blockと同様にABSとPMMAなどの樹脂を使用しています。
Ondaは、S字型のフレームがグラストップを支えるコーヒーテーブルです。ondaとは波を意味するスペイン語で、スチールシートをカーブさせたフレームが岸を洗う白波を表現しています。

Stone Designsは、2007年にバルセロナのRS Barcelonaとのコラボレーションで、RSという新しいプロジェクトを立ち上げました。RSは、Stone DesignsとRS Barcelonaの今までの作品をひとつのコレクションとして発表したものです。RS Barcelona がマニュファクチャラーとなり、Stoen DesignsはRSのアートディレクションを務めています。

Muchas gracias, Maria!
posted by DL at 10:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | furniture

May 07, 2008

Pieter Maes


California Chair


Necker Cube Cabinet


Cristal Cabinet


Triangulo Chair

プロダクトデザイン、インテリアデザインを手がけるベルギー、アントワープのデザイナー Pieter Maes
彼は、オランダのthe Design Academy Eindhoven でデザインを学んでいます。2004年に同校を卒業すると、フランスのOra Itoのもとでインターンとして数々のプロジェクトに関わり、経験を積みました。その後はフリーランスとして様々な建築事務所などとコラボレーションを行っています。また、2007年には、自身のデザイン事務所 Make Agency をスタートさせました。

California Chairは、スケートボードを使用したイージーチェアです。ローコストのイージーチェアを作ることができないか、というアイデアからCalifornia Chairは生まれました。スケートボードを座面や背もたれのフレームに使用することで、コストは大きく下がります。その一方で、高級感やシートの質感を保つためにKvadratのファブリックを張地に使用しています。
Necker Cube Cabinetは、寄木細工が美しいサイドボードです。ベルギーの寄木細工は、17世紀初頭にアントワープをはじめとするフランドル地方で発展しましたが、産業革命後は徐々に衰退する一途でした。Necker Cube Cabinetには、この伝統技術を守りたいという思いが込められています。素晴らしい職人技術による細工は、サイドボードに高級感と温かな人間味を加えています。
Cristal Cabinet、Triangulo ChairはともにNYのBrastiloから発表された新作です。Brastiloは、ブラジルでハンドメイドされた木製家具を取り扱うオンラインストアで、木材は環境を考えたものを使用しています。Cristal Cabinetは、ブラジルで採掘されるクリスタルのプリズムをモチーフにしています。パネルに施されたデザインが、キャビネットに独特の立体感を与えています。
リラックスしてサンバ音楽を聴くブラジルのライフスタイルとミッドセンチュリーのデザインにインスピレーションを得て出来上がったのが、Triangulo Chairです。木製のフレームやシートクッションは、ブラジルの職人が仕上げています。


この他にもBrastiloのPieter Maesによるコレクションは、デスクやキャビネットなど数種があります。これらの作品は、今月にNYで開催されるICFFで正式に発表される予定です。

Thank you, Pieter!
posted by DL at 13:30 | Comment(0) | TrackBack(0) | furniture

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