Feb 22, 2008

David Trubridge


Ruth Rocker 1


Nananu


Coral


Kina

ニュージーランドの北東に位置するHastingsで活動する David Trubridge 。彼は木を素材に用いた家具やライトを製作するデザイナーですが、その経歴はユニークです。
Davidはイギリス北部のNewcastle University で船舶設計を学びます。1972年に大学を卒業すると、その後の10年間は自然の豊かなNorthumberlandで森林管理員として働きました。その間に彼は独学で家具の製作を学び、オリジナルのスタイルを確立させます。彼の作品はイギリス各地の美術館やギャラリーに展示され、賞賛を受けました。
その後は全財産をなげうってヨットを購入し、5年間かけ世界中を航海します。1985年にニュージーランドへ辿り着くと、そこで再び家具の製作を始めました。

David Trubiridgeの家具は、大西洋の航海からインスピレーションを得たものが多く、彼の初期の作品であり、いくつもの賞を受賞したCanoeChairやBody Raftもカヌーを連想させるデザインです。
彼のビジネスモデルやライフスタイルを変えた転機ともいえるのが2001年のミラノでの展示です。そこに展示されたBody Raftの改良版がCappelliniの目に留まり、DavidはCappelliniと契約を結びました。

David Ttubridgeの家具やライトシェードのほとんどは、オセアニアなど南半球に生息するHoop Pine(ナンヨウスギ)が材質に用いられています。美しい曲線の意匠や合板の組み合わせは、そのオーガニックなフォルムとはうらはらにコンピューターを使った3Dモデリングによるものです。彼が大学で学んだ船舶設計がここで大いに役立っています。また、スタジオには自前のCNCルーターを備えているので、デジタル化されたデザインは直接プロダクションとしてアウトプットされます。
作品は先端技術を駆使したプロセスによって生み出されますが、その作品の根底からはDavidの自然に対する深い慈愛を感じ取ることができます。

posted by DL at 12:14 | Comment(0) | TrackBack(0) | furniture

Feb 15, 2008

Extremis


Sticks


Bronco & Corral


Tölt


PicNic

ベルギーのウェストフランダース州にあるGijverinkhoveという小さな町で、アウトドアベンチの工場として始まった Extremis 。1994年にデザイナーのDirk Wynants によって設立されました。
Extremisはその後もアウトドアファニチャーを作り続け、多くの作品がIF Design Award やRed Dot などを受賞しています。作品のほとんどが創始者でもあるデザイナーのDirk Wynantsによるものですが、 Xavier Lust やMichael Young などのデザイナーも起用しています。Extremisのコンセプトは困惑するほど明快でシンプルです。人々が集まってくるシチュエーション、集まるためのツールをデザインする、それ以上でも以下でもありません。Extremisの家具に、複数の人が同時に楽しむためのテーブルやベンチが多いのも、この明確なヴィジョンに因るところです。

Sticksは、2003年にオーストラリアの建築デザイン事務所 Globalhausの Hsu-Li Teo とStefan Kaiser の2人によってデザインされ、2005年からExtremisのコレクションに加わりました。Sticksはグラスファイバーを使用したパーティションで、室内外どちらでも使用することができます。部屋を完全に仕切ってしまわないので閉塞感を感じることが無く、区切られた空間同士に繋がりを残すことが出来ます。
BroncoとCoralは、どちらもDirk Wynantsによるデザインです。サドルの形をしたスツールのBroncoには革のストラップが付いていて、ドリンクなどを挟んだりスツールを移動させたりすのに役立ちます。Coralは発光するテーブルで、7つのBroncoをぴったりと収納することができます。Coralのおもしろいところは、脚を外して天井に吊るすことで照明としても使用することができることです。Bronco、Coralともに材質にはポリエチレンを使用しています。
Michael Youngがデザインした Töltは、古くからの材質、robinia(ニセアカシア)の木と、デュポン社の人工大理石Corianという新しい素材を組み合わせたガーデンファニチャーです。天板にあけられた不規則な穴がクラシカルなガーデンセットにモダンな印象を与えます。
10mm厚のアルミからできたPicNikは、Dirk Wynants と Xavier Lust によって2002年にデザインされました。アルミのシートを折り曲げたシンプルな構造ながら、流線的なフォルムが美しく、IF Design Award やID Award など多くの賞を受賞しています。

posted by DL at 12:59 | Comment(0) | TrackBack(0) | furniture

Feb 07, 2008

FORM US WITH LOVE : Constructive


Buttun Upholstery
photo:Niklas Alm, Retouch:Sofia Cederstrom



Construction Room Dvider
photo:Niklas Alm, Retouch:Sofia Cederstrom



Shogun Robe



以前に紹介したストックホルムの新鋭デザインスタジオ FORM US WITH LOVE からプレスリリースが届きました。
彼らの新作など6作品を展示する Constructive Exhibition がストックホルムのNordiska Kompaniet(NK)で、2/6〜2/10のデザインウィークと同じ日程で開催されます。

Constructiveは、どのようにしてデザインと持続的(sustainable)に向き合ってゆくかという提案であり批評を形にした展示です。しかしながら、彼らは他のものを批判し正そうというのではなく、デザインとはどうあるべきかという、彼らなりのちょっとした提案を試みています。Constructiveには、画像のButtun UpholsteryやProsthes Hangerを含めた6作品が展示されています。
Buttun Upholsteryは、テキスタイル工場の端切れを張地に使用しています。Construction Room Dviderは、竹を使用したパーティションです。古くから建築物などにも使用されている竹をいくつもジョイントすることで、従来のものよりも軽くて強いパーティションとなっています。
この他にも今回展示されている作品には、リサイクルや環境への配慮が根底にあります。FORM US WITH LOVEの、今日的なテーマをうまくデザインへ組み込むセンスを、Constructive Exhibitionに見ることができます。

Shogunは、スウェーデンのタオルメーカー Pellevavareから限定生産されたローブです。黒いコットンキャンバスのローブは、その名の通り、日本の戦国時代の将軍にインスパイアされています。高い襟や肩と袖口の切り替えしが武将の甲冑を連想させます。ShogunはストックホルムのNKで30着限定で販売されます。

以前の関連記事はこちらになります。
FORM US WITH LOVE
posted by DL at 13:13 | Comment(0) | TrackBack(0) | furniture

Jan 23, 2008

Orange22 : Carbon22


Carbon Chair


Carbon Cocktail


Carbon Slip Stool

以前に紹介したロサンジェルスのデザインスタジオ、Orange 22 から新作の情報が届きました。

新作のCarbon22シリーズは、Orange22の創設者でもあるデザイナーのDario Antonioniによってデザインされました。名前のとおり材質にカーボンファイバーを使用しています。Darioは、航空宇宙工学をミシガン大学で学んでおり、このコレクションにも工学の高い技術が応用されています。
Carbon22はリミテッドエディションとして製作された、実験的要素の強い作品です。自身を単なる商業デザイナーではなくアーティストとして位置づけるDarioは、Carbon22は自らのアートへの意欲を満たすひとつの方法であり、コレクションは市場の需要から生まれたものではなく、デザイナーの情熱によるものだといいます。
Carbon22は、Darioが以前から関心を持っている航空力学に強く影響を受けた意欲的な作品です。

Carbon22は、スイスのバーゼルで開催される Art Basel 2008 で発表される予定です。

以前の関連記事はこちらになります。
Orange22

posted by DL at 12:12 | Comment(0) | TrackBack(0) | furniture

Jan 21, 2008

Richard Hutten


Domoor (c)Richard Hutten Studio


2Loveseat (c)Richard Hutten Studio


Thing 14 (c)Richard Hutten Studio


The Cross (c)Richard Hutten Studio

オランダのロッテルダムで活動するデザイナーのRichard Hutten
彼は、the Academy Industrial Design Eindhoven(現 the Design Academy Eindhoven)を1991年に卒業すると、同年に自身のデザインスタジオを設立しました。スタジオでは、家具デザインやプロダクトデザイン、インテリアデザインなどを手がけています。彼の作品は世界各地で展示され、多くの作品が、Centraal Museum Utrecht(ユトレヒト セントラル ミュージアム)やSFMOMA(サンフランシスコ近代美術館)などの美術館に収蔵されています。
Richard Huttenは、1993年のDroog Design設立に深く関わった人物としても知られています。昨今のダッチデザインの発展に大きく寄与したデザイナーのひとりです。

Dombo(ダンボ)として知られているDomoorは、もしかすると日本で一番良く目にするRichard Huttenデザインかもしれません。ダンボの耳のような大きな持ち手が2つ付いたマグカップです。ユニークなデザインとポップなカラーリングで子供から大人まで、皆が楽しく使用できます。
2004年にデザインされた 2Loveseat は、3ピースだけのリミテッドエディションです。材質は木とエポキシを使用しています。2Loveseatは、Stedelijk Museum Gouda(ゴーダ市立美術館)に収蔵されています。
Thing 14は、Richard Hattenが1995年から2005年までの間にデザインした家具シリーズThingのひとつです。Thingは、いくつものイスを連ねてひとつの家具としたもので、90年代初期の代表作であるNo Sign of Design Chairや、Table Upon Table Barstoolにみられるの彼のデザイン理念を踏襲しています。彼はいくつかの家具をひとつにくっつけたようなデザインを得意としており、Thingシリーズのほかにもユニークな家具を多数発表しています。
The Crossは1994年にDroog Designから発表されました。ベンチのシート部が十字に浮き出し、立体的なクロスを模っています。The Crossは
、Stedelijk Museum Amsterdam(アムステルダム市立美術館)に収蔵されています。
posted by DL at 13:12 | Comment(0) | TrackBack(0) | furniture

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