Jun 28, 2007

YONOH


Stanza


Xocolat


Lluna, coat rack


Origami

徐々に注目を集めつつあるスペインデザインですが、YONOH もまた、バレンシアに居を構えまえるデザインスタジオです。YONOHは2人のデザイナー、Alex Selmaと Clara del Portilloから成ります。インダストリアルデザイナーとして別々に活動していた2人ですが、より高いクオリティやプロジェクトの発展のために互いの能力をあわせ、ひとつのチームとして活動することに決めました。
Stanzaは、2007年にスペイン南東部Murciaのフェアで発表されたソファです。Stanzaは、ただのソファというだけでなく様々な役割を果たします。写真でもわかるように背もたれ部は深くくりぬかれており、そこへ物を収納することができます。また、ソファ上部にスチールプレートを設置することで、テーブルの天板のように使用することも可能です。
今年のミラノサローネで、Abdon y Luncas というメーカーから発表されたソファがXocolatです。ソファのフォルムは近代的でありながら、レトロ調からのインスピレーションも表れています。特徴のある脚は、どこかJaime Hayonのデザインを彷彿とさせます。同じスペイン人デザイナーとして少なからず影響を受けているのかもしれません。
Origamiはもちろん、日本の折り紙からインスピレーションを得たサイドテーブルです。バレンシアでのNude 2006展で発表されました。ジャポニズムの様な歴史的な日本文化やデザインの影響というものが、近年ではよく目に留まります。歴史的なものに限らず、欧米では日本のアニメや日本食などが高い評価を得ています。まだまだ日本ブームは続きそうです。

posted by DL at 12:54 | Comment(0) | TrackBack(0) | furniture

Jun 27, 2007

Francisco Gomez Paz


Ovidio photo by Miro Zagnoli


Omero


Apero


Milagros

ミラノにスタジオを構える Francisco Gomez Paz は、アルゼンチンで生まれ、国立コルドバ大学でインダストリアルデザインを学びました。その後イタリアへ移り、ミラノのDomus Academyで再度デザインを学びます。
2000年からはDomus Academyで講師として研究に参加し、教鞭をとります。また、Domus Design Labのデザインマネージャーも勤めました。自身のスタジオは、建築家のPaolo Rizzatoのもとで4年間の経験を経た後、ミラノにを設立しました。
ミラノのDaneseから発売されているOvidioは、スチールでできたテーブルです。スチールを精密に折り曲げる工法や、そのシンプルな技術の持つポテンシャルを最大限に引き出す方法が、深く考え抜かれています。脚部と天板の結合部はグラフィックアイデアの統合体であり、構造上の特徴でもあります。
Aperoはスチールの構造に革を張ったラウンジチェアです。Aperoはハンドメイドにより製造され、その工法には北アルゼンチンの伝統的な馬具作りと同様の方法が用いられています。Aperoは、北アルゼンチンの伝統工芸や美術を支援するイタリアのSumampaとの共同プロジェクトにより生まれました。ハンドメイドでの製品つくりは、消費社会からおいていかれた北アルゼンチンの地方が再び社会的地位を取り戻し、文化遺産を未来へ残すという可能性を手助けしています。
Milagrosもまた、北アルゼンチンの伝統工芸を再認識するプロジェクトの一貫から生まれました。Milagrosでは、素材が完全に主役となっています。木を細かく編みこんだ天板に革を合わせた鉄製の脚というシンプルながら、イタリアンデザインらしさとハンドクラフトをうまく組み合わせています。
イタリアで活躍するFrancisco Gomez Pazですが、自らのルーツであるアルゼンチンを意識しながら、2つの文化を融合させたデザインは、各国で高い評価を得ています。
posted by DL at 13:43 | Comment(0) | TrackBack(0) | furniture

Jun 25, 2007

Marina Bautier


Bureau


Chaise & Tabouret




Armchair

ベルギーのブリュッセルにスタジオを構える Marina Bautier は、イギリスのBuckinghamshire Chilterns University Collageで現代家具デザインを学びました。2002年にブリュッセルに戻ると、彼女は自身のデザインスタジオを設立しました。スタジオは、プロダクトデザインからインテリアデザインまで、幅広いプロジェクトを手がけています。
Marinaは2004年に設立された、6人のベルジャンデザイナーから成る Atelier A1 のメンバーでもあります。彼女は精力的に各地の展示会に参加する傍ら、Atelier A1としても作品の展示やワークショップの開催など様々な活動をしています。
2007年デザインの新作Bureauは、見た目にも実際の材質も軽く控えめですが、実用的なデスクです。白色のスチール製のプレートは可動式で、上へ立ち上げるとメモや書類などをマグネットで留められるようになっています。プレートとデスクの結合部にはヒンジが使用されていないのも特徴的です。デスクの左側は引き出しになっています。ミニマルな構造とデザインの中に、必要な機能をうまく集約したデスクです。
Chaise & Tabouretもまた、2007年の作品です。デスクの前で2人のひとが作業をしなくてはならない時、特にコンピューターを前にひとつのイスを共用しなければならない時、誰もがフラストレーションを感じます。Chaise & Tabouretは、その問題の解決策として生まれました。ひとつのイスが必要なときに2つにわかれる。単純ですが素晴らしいアイデアです。2つのイスをうまくつなぎ合わせ、見た目にも軽くするために様々な工夫がこらされています。
Chaise & Tabouretに限らずMarinaの作品には、複数の機能を合理的且つビジュアル的にうまく組み合わせ、ひとつのデザインにまとめたものが多いように感じます。デザインだけを重視し、実用性をないがしろにしないという考えが、彼女のデザインの根底にあるのかもしれません。
posted by DL at 12:48 | Comment(0) | TrackBack(0) | furniture

Jun 14, 2007

timothy ben furniture


Brush Strokes


Shimmer


Luna


Tabloid

イギリスの若手デザイナーのひとりである、Tim Forrester は、ウェールズの首都 Cardiff をベースに活動しています。彼はイタリア、ミラノでの経験を経て、現在ではイギリスに戻り timothy ben furniture のデザイナーとしてプロダクトデザインから作品制作までを行っています。
Timの作品はシンプルでありながら、多様な機能性を持ちます。彼は日々の問題に取り組み、その解決の手助けとなるデザインを試みています。Timの作品からは、オブジェクトと環境、そしてユーザーとの関連への彼の配慮がうかがえます。また、彼は作品の素材や部品にもこだわりを持ち、できる限りイギリス国内の資材を使用しています。
Brush Strokesは一風変わったウォールハンガーです。壁に据え付けられたペイントブラシが掛けくぎの役割を果たします。実際のペイントで壁に好みのカラーをつけ加えれば、ちょっとした遊び心も満たしてくれます。
美しいグラデーションのシェードを持つライト Shimmer は、Perspex(アクリル樹脂)を層にした構造をもちます。幾層にも重なるカラフルなシェードによって、見る角度により異なる明かりと陰が楽しめます。
ベニヤパネルで形成された Luna は、この楕円形をベースに様々なレンジを持つコレクションです。スツールから収納ラック、スタンドライトまで、ベニヤの楕円を中心としたデザインは10種類以上にのぼります。Timは、このLunaコレクションにより2005年、BIDA(The Blitish Interior Design Association) Awards のファーニチャープロダクト部門においてファイナリストにノミネートされています。

posted by DL at 13:02 | Comment(0) | TrackBack(0) | furniture

Jun 13, 2007

Jantze Brogård Asshoff


Field


Meadow


Spider


Rocking

スウェーデンの女性3人からなるデザイングループ、Jantze Brogard Asshoff のネーミングは、それぞれの名前に由来しています。Moa Jantze、 Hanna Brogård、 Johanna Asshoff の3人は、スウェーデンの家具分野で名高い Carl Malmsten CTD で家具デザインを学び、そこで知り合いました。以来3人は、共同で作品を作り続けています。彼らは、作品を通して取り巻く環境をシンプルで美しくし、日々の生活をより良くしようと試みています。
Jantze Brogård Asshoffの最初のプロジェクトであるRötterは、2006年にStockholm Furniture Fairをはじめ、ミラノサローネでのWallpaperマガジンによるGlobal Edit '06やスウェーデンのSvensk Formの70X70展などに参加しました。
SpiderとRockingは、Rötterで発表された作品です。このプロジェクトの作品はどこかノスタルジックな印所を受けます。伝統とモダンの融合したデザインが、ヴィヴィッドなカラーにとても良く映えます。このほかにもRötterでは黄色のキャビネットや、刺繍の施された赤色のイスなど色鮮やかな作品が展示されました。
Feildソファ、Meadowラグは共に2007年の新作です。今年に入ってからのJantze Brogård Asshoffの作品は、Rötterからのイメージをうまく引き継いでおり、3人らしい詩的で自然味に満ちたデザインを随所にみることができます。
デビュー間もないJantze Brogård Asshoffですが、すでにいくつものクライアントを抱えていることから、その実力をうかがい知ることができます。若手デザイナー3人組は、今後も注目を集めていくと思います。
posted by DL at 12:49 | Comment(0) | TrackBack(0) | furniture

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