Jun 26, 2009

Kettal


Maia




Atmosphere




バルセロナに本拠を構える Kettal は、主にアウトドアファーニチャーを手がけるスペインの家具メーカーです。
Kettalは、1964年に創始者のManuel Alordaが一人でスタートさせた小さなビジネスからはじまりました。きっかけとなったのは、Manuel Alordaが義父と共に出かけたドイツへの買い物だといいます。ドイツは暖かなリゾート地ではないにも関わらず、たくさんのアウトドアファーニチャーが生産され商品が店頭にならんでいました。それを目の当たりにしたMauel Alordaは、当時、温暖でリゾートが盛んなスペインにこのようなマーケットが存在しないことに目をつけ、スペインのバルセロナでビジネスをスタートさせました。
設立当初は、アルミのキャンピンググッズやビーチ用品を取り扱っていましたが、その後、木素材とアルミを使用した家具生産に乗り出し、自社デザインの製品を次々と発表してゆきました。現在では生産された製品の約6割が、スペイン国外の約60ヶ国に輸出されています。
小さな貸倉庫からスタートしたKettalですが、今では数百人規模の従業員と広大な自社工場を抱え、世界のアウトドアファーニチャーマーケットを牽引するリーディングカンパニーのひとつとして高い評価を得ています。

Patricia Urquiola によってデザインされたMaiaは、2007年にリリースされたコレクションです。素材にアルミのフレームとファイバー素材を組み合わせており、重量は非常に軽く仕上がっています。縦横斜めと無数に張り巡らされたファイバーは、太陽光を受けフロアに幾何学的な美しい影を描き出します。
シリーズにはアームチェアやサイドテーブル、テラスベッドまで幅広いアイテムがラインナップしています。
Atmosphereは、Marcel Wondersによってデザインされたコレクションです。クラシカルなフロックパターンをモチーフにしており、直線的なフレームラインが特徴です。シリーズにラインナップするサイドテーブルはグラスファイバー製の天板を持ち、天板一面にフロックのレリーフが施されています。
posted by DL at 15:12 | Comment(0) | TrackBack(0) | furniture

Jun 25, 2009

Dave Keune : in Design Miami/Basel


Armor at Priveekollektie site




Armor



photos: courtesy of Dave Keune

オランダのデザイナー Dave Keune による新作が、同じくオランダのギャラリー Priveekollektie から発表され、6/9から6/13までスイスのBaselで開催されたDesign Miami/Basel で公開されました。

今回の新作 Armor は、甲冑にインスピレーションを得たサイドボードです。ルーバー状に重なる開口部は、サイドにスライドする機構になっており、前後左右どちらからもサイドボードのシェルフにアクセスすることができます。
材質にはオーク材が使用されており、クラシカルなチェストに負けず劣らず重厚で、収納物を鎧のようにしっかりと包み込み守ります。
アシンメトリーに面取られた側面や片側だけがテーパードとなった尖鋭なフォルムは、保護や防御といったイメージを現代的に解釈したものです。

Armorは、8ピースのみのリミテッドエディションとしてPriveekollektieからリリースされています。このほかDave Keuneは、BaselのPriveekollektieのブースにラウンジチェアのStealthを同時に展示しました。

以前の関連記事はこちらです。
Dave Keune

Dank u wel, Dave!
posted by DL at 13:20 | Comment(0) | TrackBack(0) | furniture

Jun 19, 2009

EOOS


Inipi photo: Duravit


Alberto's Vineyard photo: Alessi


Stream photo: Dedon


George photo: Walter Knoll

オーストリアのウィーンで活動するデザインチーム、EOOS
EOOSは、Gernot Bohmann、Harald Grundl、Martin Bergmannの3人がウィーン応用美術大学卒業後の1995年に設立しました。
スタジオ名の由来は、ギリシア神話にある太陽神ヘリオスの馬車を引く4頭の神馬のうちの1頭Eoosからきています。これは、スタジオにたまたまあったOvidのMetamorphosesの巻末にある人名インデックスを見ながら決めたといいます。
スタジオは家具やプロダクトのデザインだけではなく、店舗などの空間デザインも手がけています。デザインアワードの受賞作品も多く、彼らのデザインした作品の多くが国際的なアワードを受賞しています。

2009年にドイツのDuravitからリリースされたInipiは、プライベート用のサウナシステムです。近代的な室内空間にも違和感のないようLEDや透明なガラスを多様し、サウナシステムは目立たないところ配されています。ネーミングとなっているinipiという語はネイティブアメリカン、ラコタの言語で古くから続く心身を清める儀式を意味します。Inipiのシステムをコントロールするリモコンは、ラコタの儀式で使用される石にインスピレーションを得たものとなっています。Inipiは、red dot award 2009 のBest of the Bestを受賞しました。
2009年のミラノでAlessiが発表したAlberto's Vineyardは、様々なワインに対応するワイングラスです。グラスの上半分をアシンメトリーにすることで、ひとつのグラスでワインにあわせたテイスティングをすることができます。グラスの名前は、ワイン作りに新たに乗り出したAlberto Alessiのワイン畑に由来しています。
ドイツのDedonからリリースされているStreamは、籐編みのガーデンファーニチャーシリーズです。コレクションにはアームチェアのほかサイドテーブルやダイニングテーブルなどが揃っています。EOOSはStreamのリリースと同年にSummer Cloud というガーデンファーニチャーを同じくDedonから発表していますが、そちらはiF Product Design Award 2009 を受賞しています。
Georgeは、Walter Knollから発表されているカンチレバー構造のラウンジチェアです。張地のステッチは職人による手作業で、高級車のハンドルに用いられている技法と同様のハンドステッチが施されています。
posted by DL at 13:41 | Comment(0) | TrackBack(0) | furniture

Jun 18, 2009

Fritz Hansen : Grand Prix chair


3130 Grand Prix
photo: Egon Gade



3130, A825 table
photo: EgonGade



photo: Andrea Ferrari


Grand Prix, The Ant (3101), Series 7
photo: EgonGade

images (c)Fritz Hansen


Arne Jacobsen が1957年に発表した Grand Prix chair が、2009年から再び Fritz Hansen のカタログに入っています。

Grand Prix は、1957年にthe Danish Museum of Art & Design in Copenhagen で開催されたthe Designers' Spring Exhibition で発表されたもので、当初は3130というモデル名でした。その後、ミラノのトリエンナーレで最優秀作品としてグランプリ賞を受賞し、以来、Grand Prixと呼ばれてきました。 シェルは、The Ant(アリンコチェア)やSeries 7(セブンチェア)と同様に、ベニヤとコットン繊維による9層構造のプライウッドを3次元成形しています。
1952年のThe Ant、1955年のSeries 7 と次々と名作を生み出してきたArne Jacobsen によるGrand Prixは、The Antのスリムなプロポーション、Series 7の4本脚(発表当時のThe Antは3本脚)とゆったりとした座面を踏襲しつつも、それまでの2作品とは異なる独創的な美しさを持ったスタッキングチェアです。

往年の名作だけではなく、近年、ニューモデルにも力を入れているFritz Hansenですが、2009年のカタログには、Grand Prix のほかに、日本人デザイナー 紺野 弘道 によるThe Rinコレクションが新たなラインナップとして加わっています。
posted by DL at 14:22 | Comment(0) | TrackBack(0) | furniture

Jun 15, 2009

Sebastian Jansson


Habitus


Cumulus




Tempus

photos: Davide Bernardi


フィンランド出身の若きデザイナー Sebastian Jansson は、ミラノのPolitechnico di Milano でデザインを学ぶ傍らで作品の製作、発表を行っています。
彼はこれまでの典型的な北欧デザインのメソッドとは異なるやり方でデザインへアプローチし、自由な発想で創作に取り組みます。
2009年4月のサローネサテリテでは、Sebastian Janssonの近作3作品が発表され、また、6月のDMY International Design Festival Berlinでもそれらの作品が公開されました。

Habitusは、コーヒーの木の葉っぱにインスピレーションを得たバースツールです。多数の三角形を組み合わせたポリゴンをベースとする幾何学的なシェイプが特徴で、素材には1mm厚のスチールプレートが用いられています。このスツールはもともとヘルシンキの Kaffa Roastery というコーヒーショップのインテリアのために製作されたものですが、その後のミラノでの再考察によって、より発展したスツールへと進展しました。Sebastian Janssonは、Kaffa Roasteryのブランドアイデンティティーも手がけています。
Cumulusも、幾何学模様にインスパイアされたライティングモジュールです。五角形や六角形が連なる幾何学的なシェードは、Glo-Flexという光を反射する素材をベルクロでつないだものです。半透明のシェードを通してライトの光源が幻想的に反射し、独特の視覚効果を生み出します。多角形の連鎖による雲のようなシェードは、幾何学模様から有機的なフォルムを生み出そうというSebastian Janssonの試みでもあります。
スチールプレートをレーザーカットしたTempusは、キッチンウェアとしてデザインされたものですが、特に定まった使用方法が提示されていません。1枚のスチールプレートに18.5度の角度をつけただけというミニマルなデザインゆえに、ひとつの観念に囚われない多様性を持っています。
posted by DL at 14:35 | Comment(0) | TrackBack(0) | furniture

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