Jun 11, 2009

Atelier BLINK


Nani


Knot


Le Caddie Huute Couture


Psst-it

ブリュッセルで活動する Atelier BLINK は、デザイナーのEmilie Lecouturier と Celine Ponceletの2人が2006年にスタートさせたデザインデュオです。
スタジオは、展示会場のインテリアデザインやショーウィンドウのディスプレイ、プロダクトデザインなど2人の経験を活かした活動を行っていますが、特にプロダクトでは家具などの日常使用するオブジェクトに様々な技巧を凝らした、彼らならではのユーモラスな作品を多くデザインしています。
彼らの作品は多くのグループ展にフィーチャーされ、ヨーロッパを中心に各都市のデザインフェアや見本市で公開されています。2009年のミラノでは、Poussez la porte : le soleil est a l'interieur というベルジャンデザイナーのグループ展に参加しました。

NaniとKnotは共に2009年に発表されたAtelier BLINKの新作です。Naniは、モザイク状にタイルの断片が敷き詰められた写真をプリントしたラグマットです。プリントは非常に精巧で、一見するとあたかも本物のタイルが敷かれているかのような印象を受けます。Atelier BLINKは、以前にも同様に精巧な白黒写真のプリントを施した Brocante de Salon というラグマットを発表しており、そちらはDesign Vlaanderenが主催するHenry van de Velde Label 2008アワードを受賞しています。
Knotは、船乗りが海上で用いる特殊なロープワークにインスピレーションを得たソファシリーズです。ごつごつとした頑強な結び目部分が座面となっています。シリーズとしていくつかの結び目とカラーバリエーションが同時に製作されています。
Le Caddie Huute Coutureは、一般的なキャスターバッグを都市生活で違和感無く使用できるよう、よりシックでエレガントにデザインしたものです。ディテールにこだわり、機能性と美しさを両立させています。
Psst-itの天板は、リサイクルペーパーを利用した巨大なメモ用紙になっています。メモ用紙はその都度引き剥がして新しくすることができるので、ミーティングやレストランなどで有効です。Psst-itは2007年に開催されたテーブルをテーマにしたTable Talksという展示会で発表されました。
posted by DL at 14:03 | Comment(0) | TrackBack(0) | furniture

Jun 01, 2009

INDERA


Curacao by Fabiaan van Severen


Flow by Xavier Lust


Bowler by CuldeSuc


Blend by Wim Segers

ベルギー東部のDilsen-Stokkemに位置する新鋭家具メーカーの INDERA
ベルギーやオランダのデザイナーを起用しソファなどのアップホルスタリーを中心に、2007年からミラノで作品を発表してきましたが、2009年には、オーク材を使用したダイニングテーブルやスチールフレームにレザーを張ったラウンジチェアを発表するなど、新たな素材やアイテムにも積極的に取り組んでいます。

Fabiaan van Severenによるソファ Curacaoは、self-evidence(自明)をキーワードに、あるべきところに納まるオブジェクトというテーマに基づいて素材や構造が選択さデザインされています。独立した一本の長い背もたれを自由にレイアウトすることで、ユーザーにとって最も心地の良い環境を作ることができます。
Flowは、2008年のミラノで発表されたXavier Lust によるソファシリーズです。アルミシートに曲げ加工を施した革新的でクールなフレームと有機的であたたかなファブリックがコントラストとなっています。アルミは高い耐性を誇り、全天候型のファブリックを使用することで、屋外でも使用することができます。Flowは、Henry van de Velde Lebel 2008 受賞作品です。
スペインのCuldeSacがデザインしたBowlerは、2009年のミラノで発表されたINDERAの新作です。帽子をモチーフに、フェルトを張地に用いたBowlerは、様々なカラーとサイズのバリエーションで、遊び心に溢れたコレクションです。INDERAがスペインのデザイナーとコラボレーションするのは、このBowlerが始めてとなります。
これまでにいくつものソファをINDERAからリリースしているWim SegersによるBlendも、2009年の新作です。異なる奥行きの座面や背もたれなどアシンメトリーなソファセットは、一見雑多な印象を受けますが、一人でも大勢でも、また大人や子供、どんなシチュエーションにも対応するソリューションを具現化したものです。
posted by DL at 15:25 | Comment(0) | TrackBack(0) | furniture

May 29, 2009

Cedric Ragot


Silly Cat


Ladies


Flight 815


Hyper Fast

フランス、パリ近郊のMontreuil(モントルイユ)で活動するデザイナーのCedric Ragot
彼は、ENSCI-Les Ateliersでデザインを学び、1999年に同校を卒業した後、2002年に自身のスタジオを設立しました。スタジオは、家具や照明のほかにもパッケージングデザイン、スポーツギアや携帯電話などのインダストリアルデザインまで幅広い分野で作品を発表しています。
アワード受賞作品も多く輩出しており、近年では、USBやSATAなど様々なインターフェースの対応したフラットケーブルシリーズ Lacieでred dot Design Award 2009 を受賞しています。

Silly Catは、フランスの家具メーカー Roche-Bobois から2009年に発表された新作のテーブルシリーズです。脚とテーブルトップの組み合わせ次第でダイニングテーブルやサイドテーブルなど様々なバリエーションをセットすることができます。脚部は自立するので、一本で使用することも可能です。トップ、脚ともに素材に色ガラスが使われており、透明感がありライトな印象を与えます。
Ladiesもまた、Roche-Bobisからリリースされた作品です。マイクロファイバーのシェードには、レーザーによる複雑なカットをが施されています。ブラックアウトの本体と赤いコードが鮮明なコントラストを生み出しています。シリーズにはテーブルライトのほかにスタンドライトやペンダントがあります。
Flight 815は、リミテッドエディションとして製作されたライティングです。複雑なラインが渦巻く細いパイプ状のシェードは焼結技術を用いて作成されており、そのパイプの末端にバルブを取り付けることで蛍が闇夜に描く残光のようなあかりを灯します。
Hyper Fastは、2006年にパリのギャラリー YMER&MALTA から発表された花瓶です。Cedric Ragotは、後の2007年Rosendahlから同様に片面のみが突起した陶製のFastという花瓶シリーズを発表し、同年にGood Design Awardを受賞しています。また、2009年には、 YMER&MALTAからシルバーやゴールド、ルビー色のクローム処理を施したHyper Fastを発表しています。
posted by DL at 15:12 | Comment(0) | TrackBack(0) | furniture

May 28, 2009

Xavier Lust


S-table


PicNik designed with Dirk Wynants


Fireworks


Le Banc

ベルギーのブリュッセルにスタジオを構えるデザイナーの Xavier Lust
彼は、Saint-Luc Instituteでインテリアデザインを学んでいます。同校を1992年に卒業し、その後、家具デザインを手がけてきましたが、2000年にMDF Italiaからアルミを使用したLe Bancというベンチをリリースしたのを皮切りに、以降DriadeやDe Padovaなどのメーカーから多くの作品を発表しています。
また、得意とするアルミやスチールなど金属素材を用いたリミテッドエディションや、公共施設のインダストリアルデザインなども数多く手がけています。
これまでに発表した作品にはデザインアワードを受賞したものも多く、Henry van de Velde AwardやiF Award など各国のアワードで高い評価を得ています。

S-tableは、MDFからリリースされているテーブルです。S字型にカーブを描くフレーム部は、鉱物とポリエステルレジンを化合した2cm厚のプレートを成型しています。天板はガラスとファイバーボードのバリエーションがありますが、グラストップがよりフレームの美しい湾曲を際立たせます。S-tableは、2008年のEDIDA(Elle Decorarion International Design Award)の家具部門に入賞しています。
ベルギーのExtremisから2002年にリリースされたPicNikもまた、数々のデザインアワードを受賞しています。テーブルとベンチが一体化したアウトドアファーニチャーのPicNikは、アルミシートに曲げ加工を施して形成しています。デザインはExtremisのDirk Wynantsとのコラボレーションによるものです。
FireWorksは、Xavier Lustが2009年のミラノでDriadeから発表した新作のひとつです。13ヶのバルブが花火(firework)のようにレイアウトされたペンダントランプです。このほか鏡面加工を施したアルミやスチールを用いたサイドテーブルやシェルフが同時に発表されました。


以前の関連記事はこちらです。
Extremis
posted by DL at 15:11 | Comment(0) | TrackBack(0) | furniture

May 22, 2009

artek : 10-UNIT SYSTEM


10-UNIT SYSTEM




Shigeru Ban with 10 UNIT-SYSTEM


artek in Milan 09

フィンランドの家具メーカー artek が、4月のミラノで2009年の新作を発表しました。

坂 茂 による10-UNIT SYSTEMは、L字のモジュールを連結してイスやテーブル、ベンチを組み立てる家具ユニットです。L字モジュールの2辺にはそれぞれ異なるカーブがつけられており、1種類のパーツの組み合わせで座面の曲面もバックレストの隆起も実現します。連結するモジュールの数を増やすことでベンチにもなり、組み方を変えてガラストップをのせればテーブルとして使用することもできます。
1種類のパーツのみで構成されているということは、製造工程において非常に有利で、ノックダウンは流通面でエコロジカル且つ合理的なメリットとなります。
10-UNIT SYSTEMの材質に使用されているのは、フィンランドUPM社が開発したUPM ProFiという新素材です。UPM ProFiは木繊維とプラスチックを混合したもので、高い耐久性を持ち耐湿性にも優れています。通常の木材と同様に焼却したり、同素材へのリサイクルが可能なことから環境に優しい材質とされています。
artek、坂 氏、UPMの三者によるコラボレーションは、2007年にスタートしており、同年のミラノデザインウィーク期間中にUPM ProFiを建材として使用したパビリオンが、the Milan Triennale Garden に設営されました。同パビリオンは、2008年にサザビーズのオークションで20世紀の卓越したデザインのひとつとして売却されています。
posted by DL at 14:35 | Comment(0) | TrackBack(0) | furniture

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