May 01, 2009

Katarina Hall


Save
photo: Adam Craft



photo: Adam Craft


Boa-constrictor
designed with Karin Robling
photo: Mikael Ek



Reflect
photo: Sven Prim, Peter Edqvist


images (c)Katarina Hall / www.katarinahall.se


スウェーデンのストックホルムで活動するデザイナーのKatarina Hall
彼女はBeckmans College of Designでデザインを学び、プロダクトや家具デザインを中心に手がけています。2006年にBeckmansでの卒業制作として発表したの作品のひとつPoemは、2009年の4月にスウェーデンのDesign House Stockholmからリリースされました。
また、彼女はUniversity of Linkoping (リンチェピング大学)で展示デザインも学んでおり、プロダクトだけでなくインテリアデザインの分野でも活躍しています。

キャビネットとデスク、スツールからなるコレクション Save は、2008年のミラノで発表されました。Saveは、スウェーデンでしばしば見ることができる、人が住まなくなってドアや窓に木のかんぬきが打ちつけられた家にインスピレーションを得ています。それらの家々にはそれぞれのストーリーや秘密がねむっており、Saveも同様に人々のささやかな秘事を内に包み込みます。ドアや窓を封じる厚板を連想させる、キャビネットに打たれたカラフルな木片は、扉のハンドルの役割を果たし、デスクのわきにつけられた収納は、床板を外してその下に大事なものを隠すというノスタルジックな行為を再現しています。
Boa-constrictorは、大型種の蛇の名をとったネーミングのとおり、蛇が獲物を呑み込む様子がモチーフとなっています。コードには捕食する蛇の腹の様なふくらみがつけられ、ランプのシェードは蛇が大きく口を開いた様子とイメージが重なります。デザインは、Katarina Hallと同じくBeckmans出身のデザイナー Karin Robling とのコラボレーションです。
Reflectは、2009年の新作となるミラーです。上部にリングのつけられた正円のフォルムは、クラシカルな懐中時計から着想を得ています。時を刻む文字盤のかわりに、鏡が年々変わってゆく顔や表情を映すことで、間接的に時の経過を表します。Reflectは、Dependという新作のペンダントランプと共に、2009年の3月にイスタンブールで開催されたデザインフェア i-decoで発表されました。
posted by DL at 13:11 | Comment(0) | TrackBack(0) | furniture

Apr 30, 2009

Alain Gilles


in Milan 2008


Sliced Chair, Metamorphosis bistro table


Big Foot table

Catch-Them-All

ブリュッセルを拠点とするデザイナーのAlain Gilles
彼は、デザイナーとして活動する以前に政治経済を学び金融業界で働いていた経歴を持ちます。フランスであらためてインダストリアルデザインを学びはじめ、XavierLust のもとでアシスタントを務めるなどして経験を積みました。その後、コルトレイクのQuinze & Milanのデザイナーとして様々なプロジェクトに関わり、2007年に自身のスタジオをブリュッセルにオープンさせました。

Sliced Chair、Metamorphosis は、共にフランスのQui est Paul? というメーカーからリリースされています。100%リサイクル可能なポリプロピレンをモールドしたもので、屋内外どちらでも使用することができます。2009年の新作となるMetamorphosisの天板はラウンドとスクエアの2種類がラインナップしており、多角形にカットされたベース部は見るアングルによって異なる表情を見せます。このほか、AlainGillesは、Qui est Paul?からアームチェアやプランターなどポリプロピレンを用いた作品を多数リリースしています。
Big Foot tableは、イタリアのBonaldoから2009年のニューコレクションとして発表された新作のダイニングテーブルです。4方向にダイナミックにのびるボールドで個性的な脚部は、レーザーカットしたスチールプレートに曲げ加工を施したものです。天板のウッドと脚部のスチールという異なる材質の組み合わせと、4色に塗り分けられた脚部のマルチカラーが、新鮮でこれまでにないテイストを生み出しています。
Catch-Them-Allは、The WorkshopというAlain Gilles自身のレーベル名のもとにリミテッドエディションで製作されたコートハンガーです。彫刻的なフォルムと機能性の両立に焦点があてられていて、複雑にみえるフォルムの各部にはコートハンガーとしてのそれぞれの役割が持たされています。先端のとがった輪郭部分には通常のハンガー同様に洋服やバッグなどをかけることができ、ネット状のフレームには背の低い子供から大人までが、自由に持ち物を挟んだり引っ掛けたりすることができます。


以前の関連記事はこちらです。
Bonaldo
posted by DL at 14:14 | Comment(0) | TrackBack(0) | furniture

Apr 28, 2009

arketipo


Decoboco Collection by Nendo


Decoboco sofa by Nendo


Link by Nendo


Cicladi by Gordon Guillaumier

イタリアのフィレンツェを本拠地とする arketipo は、1982年に創業した、ソファやアームチェアを中心にテーブルやシェルフまで幅広くホームインテリアを扱う家具メーカーです。
これまで、Carlo Bimbiなどイタリアを中心とする実力派デザイナーを起用してきましたが、2008年にはバルセロナのデザインスタジオ Lievore Altherr Molina のコレクションをリリースし、arketipoのカタログの幅はより一層広がりました。
2009年のミラノでは、Gordon Guillaumierらの新作に加えて、日本のNendoによるソファやテーブルなどのコレクションを発表し、新たな展開を見せています。

今回リリースされたNendoによるコレクション Decoboco は、ソファやブックシェルフなど家具とホームアクセサリーの新作6点からなります。どの作品も個性的なデザインながら機能性にも優れており、コレクションはユニークなフォルムに終始せず、機能とビジュアルが一体となり流麗にまとめられています。
水平な棚板のかわりに十字型の棚板を取り付けたブックシェルフのTargetや、無数の短い罫線のパターンが織られたラグマット Parking では、繰り返しの要素が効果的に用いられており、その一方でDecobocoソファでは、3つの異なる厚みをもつクッションがアシンメトリー独特の特異性を生み出しています。
このほか、サイドテーブルのLinkとMoya、木の枝をモチーフとしたコートスタンドのEdaが同時に発表されました。


posted by DL at 14:21 | Comment(0) | TrackBack(0) | furniture

Apr 27, 2009

Frag


Tilos by Philippe Bestenheider


Tartan by Francesco Rota


Lyo by Gordon Guillaumier

主にレザーを使ったイスを手がけるイタリアの Frag は、4世代にわたって家族経営の続く、イタリアらしいクラフトマンシップに溢れる家具メーカーです。
1921年の創業当時は、靴や洋服などのレザー製品のための原材料加工を行っていましたが、1970年台後半からはレザー張りのイスの加工を請負い、1989年からはFragブランドとしてオリジナルの家具生産に乗り出しました。
現在は、実力派デザイナーを多く起用し、専門分野であるレザーの特性を活かしたイスだけではなく、テーブルなどのコレクションも展開しています。

スイスのデザイナー Philippe Bestenheider によるTilosは、スチールパイプのフレームにレザーの紐を無数に結わいたサイドテーブルです。張り巡らされたレザーが複雑な幾何学模様を織り成し、ガラスの天板を通して眺めると、あたかも宝石のプリズムのような視覚効果が現れます。
Francesco RotaによるTartanもまた、スチールパイプのフレームにレザーの紐を張るという構造です。レザーを格子状に編みこんだシートとバックレストは、クモの巣など自然界にみられる繰り返しの要素をモチーフとしています。Tartanには、単色のレザーを編んだもののほか、2色のレザーを組み合わせたものがバリエーションにラインナップしています。
ハンモックのような構造を持つLyoは、Gordon Guillaumier によるデザインです。パイプフレームに、大きなスリットを入れた一枚のレザーを張って座面としています。シェル状に吊られたレザーが、ハンモックのように体を包み込み、快適な座り心地を生み出します。
これらの作品は、2009年の新作としてミラノで発表されたものです。このほかFragはミラノで、Arik LevyやNigel Coatesら複数のデザイナーによる新作を発表しました。今回の展示ブースは、Christophe Pilletが手がけています。
posted by DL at 14:22 | Comment(0) | TrackBack(0) | furniture

Apr 23, 2009

Bonaldo


Poly by Karim Rashid


Lei Si by Dondoli and Pocci


Ori by Toshiyuki Kita


Ron-Aldo Down by Ron Arad

1936年に創業した家具メーカー Bonaldo は、イタリア北部のPadova(パドヴァ)に本拠地を構えます。
創業当時は、スチールパイプをメインに加工をしていましたが、現在ではプラスチックからアルミ、ポリウレタンまで幅広い材質を扱い、最新技術と職人の熟練技術をミックスして革新的な家具づくりを行っています。
Bonaldoは、イタリアならではのテイストやスタイルにこだわりを見せながらも国際的なコンテンポラリーデザインの潮流を捉え、イスやテーブル、ソファやベッドなど多岐にわたるコレクションを展開しています。実力派デザイナーによる作品は多くのアワードを受賞し、Bonaldoはイタリアンデザインをリードするメーカーとして高い評価を得ています。

Karim Rashid によるPolyは、インジェクションモールドのポリカーボネートを用いたスタッキングチェアです。多面体(polygon)の座面が特徴的で、特に半透明のカラーのPolyは宝石のファセットカットを連想させます。Polyは、Good Design 2007、red dot award: product design 2008 を受賞しました。
座面左右のエッジが下方向になだらかに伸びるシェルを持つLeiは、Claudio Dondoli and Marco Pocci によるデザインです。シェルはプラスチックや3Dベニヤからなり、ファブリックやレザーを張ったものもバリエーションにあります。また、フレームにはスタッキング、スイベル、バースツールなどがラインナップしています。
Oriは、喜多 俊之によるフォールディングチェアです。フレームにアルミ、シート部にABS樹脂を用いることで、重さが約3kgという軽量の折りたたみチェアを実現しています。折りたたんだときの厚みはおよそ5cmほどです。Oriは、2002年にthe Chicago Athenaeum によるGood Design アワードを受賞しています。
Ron AradによるRon-Aldo Downは、カンチレバーのフレームを持つアームチェアとオットマンのセットです。チェアは、シートとバックレストそれぞれからスチールパイプのフレームがフロアに伸び、ひとつづきとなる独特の構造をもっています。
posted by DL at 14:52 | Comment(0) | TrackBack(0) | furniture

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。


×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。