Apr 13, 2009

Imaginary Office


Pleats-pleats




Mini lamp


Ribbon

新鋭デザインスタジオ Imaginary Office は、デザイナーのDaniel Hedner によて2008年に設立されました。
彼は、ヨーテボリのChalmers University of Technologyを卒業後に、インテリアデザインや建築デザインの事務所で2年間働き、その後に入学したロンドンのThe Bartlett School of Architecture で、建築を学びました。
2008年に自身の建築デザインスタジオをオープンさせると、2009年のStockholm Furniture Fairではじめてのコレクションを披露しました。現在はパリで活動しています。

Pleats-pleatsは、ポリウレタンフォームメーカーのRecticelが開発したフォームを使用して製作されたソファです。スチールパイプのフレームにひも状のポリウレタンフォームを手作業で編みこんゆきシート部をつくっています。ネットのようにタイトに編まれたフォームが、詰物のソファとは異なる独特の座り心地とを生み出します。
Mini lampは、そのネーミングとは裏腹に非常に大きなコーン型のシェードを持ったフロアランプです。シェードの下に座ると、ランプの明かりが頭上からすっぽりと覆いかぶさるようなかたちで照射されます。スタンドの下端部分は弾性のある細い3本脚になっており、ポールからシェード部分にかけてはやや太目の仕様で塗装は艶消しで仕上げています。
Ribbonは、一枚のアルミプレートをぐるぐると巻くようにして立方体にしたサイドテーブルです。ひと続きのプレートが織り成すループの繰り返しが、ユニークな視覚効果を生みます。
これらの3作品は、2009年のStockholm Furniture FairでのGreenhouseで発表されました。
posted by DL at 13:42 | Comment(0) | TrackBack(0) | furniture

Apr 10, 2009

Loudordesign


Bonbonne hanging lamp


Cutting


Disk


Pool

ベルギー、ブリュッセルの Loudordesign は、デザイナーのJean Francois D'or が2003年にオープンさせたデザインスタジオです。
彼はブリュッセルのLa Chambre (ENSAV)でインテリアデザインを学び、同校を卒業した1998年よりフリーランスのデザイナーとして活動を始めました。その後、アメリカのテキスタイルメーカーのCarolyn Ray 、ベルギーのライティングメーカーLightで様々なプロジェクトに関わり、2003年に自身のデザインスタジオ Loudordesign studio をスタートしました。

Bonbonneライトは、Ligne Rosetからリリースされている吹きガラスのライティングシリーズです。Bonbonneは、もともとフラワーベースのコレクションとしてリリースされていましたが、後にフロアランプとペンダントランプがコレクションに加わりました。ペンダントではバルブがシリンダーの外に向けてつけられていますが、フロアランプではバルブはシリンダー内に収められています。シリンダーの上下対称のくぼみをアイテムごとに異なる方法で用いています。
CuttingもまたLigne Rosetよりリリースされています。Cuttingは3本のパイプを組み合わせたフラワーベースで、直径約5cmのパイプは、150cm、130cm、110cmと高さが3段階になっています。パイプの上端にガラスのシリンダーがはめ込まれており、一輪挿しとして使用することができます。
Diskは、ベルギーのライティングメーカー Toss B が2008年に発表したライティングシリーズです。非常にシンプルなフォルムのシェードは直径約60cmとやや大ぶりで、空間に十分な明るさを供給します。シェードを吊るすコードの長さを調節することで、明るさを調整することができます。
Poolは、ベルギーのアウトドアファニチャーメーカーのDomaniよりリリースされたラウンジベッドです。二枚貝のように大きく口を開くポリエステル製のシェルは、閉じているときにはラウンジチェアとして使用することができ、開くと中からは気持ちのよいラウンジベッドが現れます。
posted by DL at 14:11 | Comment(0) | TrackBack(0) | furniture

Apr 09, 2009

Ronan & Erwan Bouroullec : Vegetal portfolio book









images: Ronan & Erwan Bouroullec

Ronan & Erwan Bouroullec が4年がかりで取り組んだ新作チェア、Vegetal が製品化に至るまでの過程をまとめたポートフォリオがマニュファクチャラーであるVitraから刊行されました。

ポートフォリオには、彼らのドローイングからステレオリトグラフィーによる3Dミニチュアモデル、1:1スケールのプロトタイプまで、いつ、何を用いて製作されたのかが克明に記録されています。この資料を追ってゆくことで、初期のアイデアが製品化にあたってどのように変化していったのかを時系列ごとに見ることができます。
資料を見ると、彼らがひとつの作品のために幾度となくドローイングや様々な材質でのモデリングを繰り返し、検証を行っていることがわかります。その結果として、インジェクションモールディングを用いながら、複雑で美しいフォルムを持つポリアミド製のスタッキングチェアが完成しました。
通常のプラスチック製のイスでは、シェルとベースが別れているか、全てを一体成形で製造するものがほとんどですが、Vegetalは、最も美しいフォルムや安定性を実現するためにこれらとは異なる方法が採られています。前脚はシェルと一体ですが、後脚は組付け式となっています。一連の資料から、この方式が検証の後期段階で採用されたことがわかります。

このポートフォリオは、ひとつのアイデアがどうのようにして作品となったか、また、その過程の詳細なスタディーなどデザイナーのデザインプロセスをひとつづきのシークエンスとしてみることができる非常に貴重な資料です。
posted by DL at 11:02 | Comment(0) | TrackBack(0) | furniture

Apr 08, 2009

Maarten De Ceulaer


A Pile of Suitcases


Nomad Light Molecule


Nomad Light Totem


Hologram Chair

ベルギー、ブリュッセルで活動する若手デザイナーの Maarten De Ceulaer
彼はブリュッセルのthe Sint-Lukas Hogeschool でインテリアデザインを学びましたが、その後、より自らのコンセプトを強く反映できるプロダクトや家具デザインを学ぶため、the Design Academy Eindhovenに入学しました。在学中にはインターンシップとしてDanny Venlet やAlain Berteau らの複数のデザインスタジオで経験を重ね、2007年にはDesigned in Brussels主催のDynamo Belgian Young Designers Awardに入賞しています。デザインアカデミーを2008年に卒業し、その半年後に自身のデザインスタジオをスタートさせました。

A Pile of Suitcasesは、デザインアカデミーの卒業制作として製作された作品です。6つのレザー張りスーツケースを積重ねて、カラフルで優美なワードローブとしています。各ケースは帽子や洋服、シューズを収納できるように計算され、ハンガーラックやトレイが据えつけられています。スーツケースをひとつのモジュールとする、フレキシブルで拡張性の高いシステムです。すでに新しいタイプのプロトタイプが製作されており、イタリアのCasamaniaが製品化に取り組んでいます。
同じアイデアを基にする、Small Pile of Briefcases、ブリーフケースからなるデスク Desk of Briefcasesなどの新作が今年のミラノで発表される予定です。
Nomad Light Molecule と Nomad Light Totemは、同じコンセプトを持つライティングです。Nomad Light Moleculeは、A Pile of Suitcasesと同様にアカデミーの卒業制作として発表されました。
Molecule、Totemどちらも充電式となっており、球体やキューブ型のライトを本体から取り外し、ポータブルの照明として使用することができます。ライトは約4時間点灯し、その後は本体に戻すと再び充電されます。Nomad Light Moleculeでは、その名の通り、分子構造のようにいくつもの球体を連結してゆくことができます。
Hologram Chairは、無色の非常にシンプルなラインのイスに、クラシカルなイスのシルエットを重ね合わせたものです。全部の面に貼られたシルエットにより、どの角度から眺めても立体的なもうひとつのイスが浮かび上がります。
posted by DL at 13:33 | Comment(0) | TrackBack(0) | furniture

Apr 03, 2009

Tom Price


Meltdown Chair - Fleece Stripes


Meltdown Chair - Cable Tie




Edge Lounger

ロンドンで活動する新鋭デザイナーの Tom Price
建築家の息子としてロンドンで生まれ育った彼は、長らくアートやデザインに身を投じてきました。Bath College of Higher Educationで彫刻を学び、その後しばらく装飾関連業を営みますが、2002年にLondon Metropolitan Universityに入学し、家具デザインを学びました。同校卒業後はRCAでRon AradやJurgen Beyのもとでデザインを学び、2007年にMAを取得しています。
彫刻や美術を学んできたTom Priceの作品には、塑像的な局面を持つものが多くあります。また、彼は偶然による産物をデザインの重要な要素のひとつと捉えており、実際の作品制作にも偶然をデザインツールとして用いています。この考え方を端的に表す好例といえるものが、彼が近年取り組んでいるMeltdownというシリーズです。
Meltdownは、プラスチック由来の製品を束ねて熱で溶かし再形成する家具コレクションで、その表情はマテリアルやカラーなどその時々の要素によりひとつひとつ異なります。

ポリエステルのフリース製の洋服を束ねて溶かしたMeltdown Chairは、2008年のLondon Design Festival期間中にアートコンサルタント、Art Co主催のFrom Now to Eternityというプラスチックを題材にした展示会のために製作されたものです。
廃棄されたフリースを幾重にも重ね、熱したスチールのプレートをあててフリースを溶かすと、様々な模様やカラーが混ざり合いユニークな表情を見せます。同展示には3種類のMeltdown Fleeceが出展されました。
結束バンド(タイラップ)を溶かしたMeltdown Chairは、2008年のTent Londonに出展されたものです。約10,000本の結束バンドを球状に束ねたものを溶かして作っています。素材に使用しているのはバンドのみで、溶けてなだらかになった部分とバンドのままの部分とが独特のコントラストとなっています。このほか、Tentにはポリプロピレンシートを溶かした新作など6点が出展されました。
Meltdownシリーズに使用するスチールの型は、有名なイームズチェアのシェルをもとにしており、どのような素材を溶かした座面もイームズチェアと同様の座り心地となります。マスプロダクションのひとつであるシェルチェアの機能性とハンドメイドのワンオフチェアのオリジナリティが互いに補完しあいユニークで実用性のある家具を生み出しています。
Edge Loungerは、コーンウォールの新鋭ブランド MARK からリリースされているラウンジチェアです。サーフボードに使用されているものと同様のフォームとレジンを素材としており、コーンウォールのサーフボードファクトリーで製造されています。座面の独特な起伏が快適性と美しさを両立しています。


以前の関連記事はこちらです。
MARK
posted by DL at 13:58 | Comment(0) | TrackBack(0) | furniture

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