Jun 03, 2008

Almedahls


Leia by Studio Almedahls


Arcade by Josef Frank


Siri curtain, Livia carpet and upholstery by Lisa Vilhelmson


Needle Cross by Inga Sempe

スウェーデンにはEkelund(1692年創業)をはじめ、長い歴史を持つテキスタイルメーカーが数多くありますが、Almedahlsも19世紀から160年以上続く老舗メーカーのひとつです。
Almedahlsは、1846年に紡績と織物の工場としてヨーテボリで操業を開始しました。1895年には後にAlmedahl-Kinnaに姿を変える Haggadalensが設立され、1919年にはDalsjofors Waferiと合併するなど、Almedahlsは徐々に事業規模を大きくしてきました。1950年代には、Almedahl-Kinnaがコットンの製造やプリントを開始し、Almedahlsは、カーテンやベッドリネンなど家庭用のテキスタイルを扱う大手へと成長してゆきます。
Almedahl-Kinnaは2005年にフィンランドのブラインドメーカー、Domicetに買収されますが、2007年にはそのDomicetとAlmedahlsが合併し、Almedahlsは更に大きなテキスタイルとブラインドの総合メーカーとなりました。

Josef Frank というとスヴェンスク・テンのイメージが強いのですが、Almedahlsでも、1980年から現在に至るまで彼のデザインを定番商品として製造しています。AlmedahlsでのJosef Frankのコレクションは、幾何学的なパターンが多いのが特徴です。
2008年のコンセプトコレクションでは、Inga SempeやLosa Vihelmson、Ingrid Beckmanら5人のデザイナーを起用しています。Inga Sempeは、Almedahlsに初めて登場するデザイナーです。Almedahlsは、過去にも Stefan Borselius やClaesson Koivisto Runeなど数多くのデザイナーとのコラボレーション作品を発表してきましたが、そのほとんどがスカンジナビアのデザイナーです。その点で、Inga Sempeの起用はAlmedahlsにとって、新しい試みといえます。
レイ・イームズによるドットパターンを彷彿とさせるNeedle Crossは、Inga Sempeによるデザインです。無造作に配された無数の針(needle)は、オープンスペースを行き交う人々を表現しています。
posted by DL at 13:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | textile

Mar 13, 2008

Spaksmannsspjarir









アイスランドのレイキャビクに店舗を構えるファッションレーベルの Spaksmannsspjarir
Spaksmannsspjarirは、1993年に2人のファッションデザイナー Bjorg と Vala によって設立されました。レーベル名は、英語でwisemen's clothing というような意味になります。

彼らのデザインする洋服は、知的で自立した女性を意識していますが、決して何か特別なイメージを押し付けるものではありません。コレクションは、個々の女性の独自性を強調するものであり、可能性の幅を拡げる手助けをしてくれます。Spaksmannsspjarirの服をまとうことで、着る人の雰囲気や状況に応じた女性らしさや機能性、人と違った特色などが、それを身に着ける人にプラスされます。

Spaksmannsspjarirのコレクションでは、コントラストというものが非常に重要な役割を果たしています。男性的な要素と女性的なカット、ノスタルジックなシェイプと近代的な材質、それらの相反する要素が繋がり混ざり合って、調和の取れたコレクションを形成しています。
コレクションは、ブラックやホワイト、ブラウンといった自然な色合いを基調としています。カットやシェイプは個性的でありながらも、決して流行を追ったものではありません。
ファッションというと、どうしてもイタリアやフランスを思い浮かべますが、Spaksmannsspjarirは、それらに匹敵するアイスランドを代表するファッションレーベルとして高い評価を得ています。

posted by DL at 12:26 | Comment(0) | TrackBack(0) | textile

Feb 06, 2008

HelenAmyMurray


Bloom




Rose


Peony

レザーに施された目を見張る美しいレリーフは、ロンドンで活動するテキスタイルデザイナーの Helen Murray によるものです。
Helen Murrayはイギリスのサマセットで育ちましたが、Chelsea College of Art and Designでテキスタイルデザインを学ぶためにロンドンへとやってきました。彼女の作品は、生まれ育った故郷と都会からのインスピレーションの双方からきています。また、彼女に大きな影響を与えたのは、2001年にリサーチのために訪れたインドで、そこで木や大理石に施された彫刻が、テキスタイルと同様の可能性を持つことに心を動かされました。彼女のハンドクラフトによる素材への取り組みは、オリジナリティにあふれ、その革新的な技術は世界で高い評価を得ています。

2003年にHelenは、the Oxo Peugeot Design AwardsやNESTA(the National Endowment for Science, Technology and the Arts)というイギリスの技術やクリエイションをサポートする機関の賞を受賞します。同年にNESTAの支援をうけてHelenAmyMurrayという自身のレーベルを立ち上げました。その後はミラノサローネや100% Design Londonなどの展示会やギャラリーなどで作品を発表しています。

HelenAmyMurrayの作品のほとんどが個人のクライアントからの受注によるものです。全てハンドクラフトのために製作にも時間がかかります。
画像のエドワード朝のアームチェアに施されているのは、Bloomという無数の花びらのレリーフです。2006年に製作されました。Parker Knollというバーミンガムのソファメーカーのウィングチェアには、Roseというデザインが施されています。こちらも2006年の製作です。最近の作品では、アルネ・ヤコブセンのエッグチェアへのPeonyというデザインがあります。画像ではわかりづらいのですが、レザーには浮き上がったレリーフのほかに全面にシャクヤクの花が刺繍されています。
posted by DL at 13:06 | Comment(0) | TrackBack(0) | textile

Feb 04, 2008

Samu-Jussi Koski


Summer 2008


Summer 2008


Spring/Summer '08


Spring/Summer '08 Kids

フィンランドのヘルシンキで活動するファッションデザイナーの Samu-Jussi Koski
彼はLahthi Institute of Designでファッションデザインを学んでいます。その後、Marimekko(マリメッコ)のデザイナー Ritva Falla のアシスタントを務め、2005年の春物から自身のコレクションをマリメッコから発表しました。以来、彼はマリメッコのメインデザイナーのひとりとして毎シーズン、婦人服と子供服のコレクションを発表しています。
Ritva Fallaについて少し説明を加えると、彼女は1997年からマリメッコのファッションデザイナーとして活動しており、現在でもメインデザイナーとしてコレクションを発表しています。彼女は、エレガントなビジネスウェアをデザインすることで知られています。

Samu-Jussi Koskiのデザインは60年代のマリメッコガールと呼ばれる、自立していて、人生を謳歌している女性にインスパイアされています。彼のデザインはフェミニンでスタイリッシュでありながら遊び心もあると評されています。
2008年の夏コレクションは、Maija IsolaのNasiaやOonaのテキスタイルを使用しています。特にOonaの大胆なパターンは、夏物らしいすがすがしい清涼感があふれます。
2008年の春夏ではAtticaという同じくMaija Isolaのパターンを使用しています。パターンは幾何学模様の直線的なデザインですが、プリーツやひだを用いて洋服に優しく丸みを帯びたラインを与えています。
同シーズンのキッズコレクションは、Vuokko Eskolin-Nurmesniemiのクラシックなパターンを使用しています。かわいらしい女の子向けのコレクションは、長靴下のピッピの世界の楽しいイメージを反映しています。素材にはコットンを中心にジャージー素材やストレッチコットンなどを使用しています。
posted by DL at 13:19 | Comment(0) | TrackBack(0) | textile

Dec 10, 2007

Helena Horstedt






from Collection No 2


from Collection No3

ストックホルムで活動するファッションデザイナーの Helena Horstedt は、2004年に Beckmans School of Design を卒業すると自身のレーベルを立ち上げました。
Helena Horstedt の洋服はハンドメイドで、伝統的な仕立てを取り入れながら、その構造や細部に至る高い技術を強くアピールします。彼女が服作りにハンドメイド取り入れるのは、本物の仕立てやハンドメイドの質感が洋服にかけがえのない価値を与えると考えるからです。手職というものが、常に彼女のデザインの構造やインスピレーションの大きな部分を占めています。彼女にとって洋服は、有用なだけではなく視覚的にも魅力溢れ、また、情熱を掻き立てるものであり、見る人に驚きを与えるものであるべきだといいます。彼女の作品からはその思いが十分に伝わってきます。

Helena Horstedt のデザインしたコレクションはUNG(Young Swedish Design) 06/07にも選考されています。審査員の評によると、50年代のオートクチュールを彷彿とさせるデザインの中に、シャープなエッジとモダンな要素が多分に盛り込まれている点。そして、確かなデザインセンスと美しい飾りひだ、ハイレベルな職人芸が高く評価されたようです。

上2枚の画像は、Helena Horstedt の最新作。下2枚の Collection No2、No3と同様にブラック一色の美しいドレープを多用したドレスのコレクションとなっています。
ハンドメイドなので生産数が限定的ではありますが、その造形美は人々の目を惹き、確かなクラフトマンシップを感じさせます。
posted by DL at 12:51 | Comment(0) | TrackBack(0) | textile

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