Apr 11, 2007

Svenskt Tenn - Josef Frank


Himalaya


aralia


tre öar i svarta havet


Josef Frank

創業の1924年から80年以上にわたり絶大なる支持を誇る、北欧スウェーデンのテキスタイルメーカー、 Svenskt Tenn 。その最大の魅力は数々の美しいテキスタイルデザインにあります。
スヴェンク・テンで扱うテキスタイルのほとんどが、Josef Frankがデザインしたものです。彼は160ものパターンをデザインしました。そのうちの50種はスヴェンスク・テンの創業者であるEstrid Ericsonの50歳の誕生日の記念として贈られたものであるというエピソードがあります。現在では160のうちの40種ほどが製品として販売されています。
ヨセフは熱心な植物愛好家でした。デザインにも自然の持つカラーを用い、天然に最も近く自由でオープンなフィーリングを表現しています。彼の作り出した自然味溢れるテキスタイルは、家庭を都会の喧騒から離れたオアシスへと変えてくれます。彼のデザインするテキスタイルは多くが鮮やかな色彩により描かれています。しかし、どこか人々の心を和ませるのは、植物がもつ温かいイメージによるところが大きいのではないでしょうか。
ヨセフ・フランクは1885年にウィーンに生まれます。彼はウィーンの大学で古典建築学を学びました。1900年代のウィーンはヨーロッパでも重要な建築的な都市でした。そこで彼は機能主義の第一人者として名を馳せます。1910年代になると、彼は家具のデザインを始めます。その頃のヨセフはイギリスからの影響を強く受けており、また古代ギリシャやローマ、中国や日本からのインスピレーションも認めています。その後の1920年代に、スヴェンスク・テン創業者のEstridと出会い、1932年に彼女がフランクに家具の製作を依頼したことから二人のコラボレーションは始まりました。翌年の1933年にヨセフはスウェーデン人の女性と結婚し、ナチズムから逃れるためにもスウェーデンに移住します。その後33年間にわたるスヴェンスク・テンとのパートナーシップで、ヨセフは2000もの家具を製作しました。そのうちの70が現在でも商品として販売されています。ただ不思議なことに、Josef Frankは建築や家具の作品よりもテキスタイルのパターンが最もよく知られています。しかし、ヨセフ・フランクの生み出した家具やテキスタイルパターンはどちらも、スウェーデンの至宝として現在でもなお高い評価を得ています。

関連記事はこちらになります。
Svenskt tenn - Furniture
Svenskt tenn - Lamps

posted by DL at 17:38 | Comment(0) | TrackBack(0) | textile

Apr 05, 2007

REUBER HENNING


Seestück1, Sterntaler


Fairy tale, Sterntaler


Seestück1, Segretto2

ドイツ南部の都市、ミュンヘンで活動する REUBER HENNING はFranziska Henning とThorsten Reuber の二人が出会うことによって始まりました。それまで二人はまったくの異業種で活躍していました。Franziska は絵画を学び、長年にわたりラグマットのデザインに携わっていましたが、Thorstenは音楽やメディア業界でのマーケティングやセールスを学びました。彼はFranziskaの素材や色彩の美というものに対する情熱に魅了され、ごく自然の流れにより二人は力を合わせて美しいラグマットを創作しようということになったのです。
Franziskaは彼女のラグを詩的なイメージと呼んでいます。そのイメージとは広範囲に及ぶ地域や年代、様式からインスパイアされたものであるといいます。彼らの最初のコレクションでは、部分的に19世紀ドイツの切り絵のシルエットと日本の伝統的な木版画を基にしています。
確かにFairy taleやSterntalerは切り絵のシルエットを彷彿とさせるデザインであるし、Seestuck1は北斎の富嶽三十六景のオマージュであると思われます。
彼らのラグマットはヒマラヤ地方のウールとインドのシルクを使用し、古来からのチベットの技術により織られています。手作業により梳き、紡がれたヒマラヤウールは高品位で最も強健なウールのひとつです。また、機械や化学的な処理を施していないので天然素材の風合いを保ち、長年使用した後にはより美しい色になっていきます。
ラグはネパールのカトマンズにある小さな工房で作られています。紡績から染色、そしてマットの編み込みから洗いをかけるまでの工程は家族単位に近いグループによってなされます。
インドやネパール、パキスタンでは幼い子供たちが絨毯など毛織物業に従事させられることがしばしばありますが、REUBER HENNINGのラグマットはラグマーク財団からの認可を受けて製造されています。ラグマーク財団とは違法な児童労働を排除するフェアトレードのための活動をしている団体です。
彼らの全てのラグは受注生産になります。大きさや色、デザインを指定することが可能です。少々時間はかかりますが、自分のテイストやスペースに合わせたものが注文できます。

posted by DL at 10:40 | Comment(0) | TrackBack(0) | textile

Apr 04, 2007

Bholu








オーストラリアのデザイナー Jodie Fried が作品を手がける Bholu は、フェルトを使用したクッションや手帳を発表しています。Bholuの作品はオーストラリアでデザインされ、インド西部のGujarat(グジャラート州)のKachchh(カッチ)地方の女性職人によって作られています。
Bholuの始まりは2001年にインド西部を襲った大地震にさかのぼります。アーメダバードに住んでいたJodieはすぐに被災地に赴きました。そこで彼女は現地の女性職人による素晴らしい手工芸に魅せられたのです。後の2004年に彼女はサンプルの生地とデザイン持ち込み、職人たちへアプローチをしました。そして2005年の秋にはBloluの商品は店頭に並びました。ブランド名であるbholu(boah-loooo)とは、グジャラートのカッチ地方を起源とした言葉で、純朴で自由な芸術的表現であり、幼い子供に対する愛情を意味するようです。特に祖父母が孫に呼びかける際に使われることが多いということです。
Bholuの製品は伝統的な技術を用いて、全て手作業でシルクの刺繍が施されています。それ故にひとつひとつがユニークで独特な個性を持っています。Bholuの持つ信念は、生活の中で愛される商品を作り出すという一方で、彼らと共に働く人々が利益を得る手段になりうる、というものです。コミュニティーの女性職人にとって、彼らの伝統技術を用いてものづくりを行うことは、収入を得て独立する機会をつかむ手段なのです。Bholuはフェアトレードカンパニーとしての一面を持ち合わせています。
写真の人形は子供のための玩具ですが、そのデザインは恵まれないスラムの子供たちが描いたものを基にしています。時として貧しい子供たちは労働をしなくてはならない環境下にあります。Bholuは彼らのために絵を描いたり、ものを作ったりというワークショップを開催しています。またスラムの子供たちのための教育施設の創設にも協力しています。
世界中には低賃金によって、より価格の安い製品が大量に作られ、売られています。昨今ではフェアトレードという考えがずいぶんと広がりつつあります。優れた技術や労働力には相応の賃金が支払われてしかるべきです。それが世界中の各地に点在する伝統技術や装飾、文化を継承していく手助けになるのではないでしょうか。

Thanks Jodie a.k.a. Bholu Didi !

posted by DL at 12:41 | Comment(2) | TrackBack(0) | textile

Apr 03, 2007

Ljungbergs


designed by Stig Lindberg


designed by Karoline Lenhult


designed by Saldo

スウェーデンのテキスタイルメーカー、Ljungbergs は1949年に Erik Ljungberg によって設立されました。彼は当時のスウェーデンでもっとも優れたテキスタイルプリンターの1人で、Josef Frank のテキスタイルを製作するためにスヴェンスク・テンからの仕事も引き受けていました。彼は熟練した技術者であると同時に優れたグラフィックアーティストでもありました。卓越した技術だけでなく、数々の特徴的な新しいテキスタイルの生産に貢献しました。
Ljungbergsは様々な要望に答え、ロットの大小を問わずテキスタイルのプリントを引き受けます。Ljungbergsは決して大きなプリントメーカーではありませんが、その柔軟性を強みとしています。彼らのスクリーンプリント技術は大きなリピートにも小さなものにも対応します。
彼らはスウェーデンのデザイナーとだけ仕事をしています。創始者であるErikは、デザイナーがパターンに表現するものを正確に理解する、ということに誇りをもっていました。この考えは現在のLjungbergsにも脈々と受け継がれています。
インダストリアルデザイナー、陶芸家そしてイラストレーターとして知られるStig Lindbergは1937年に 陶器メーカーであるGustavsbergに入り、後にWilhelm Kågeの後継者としてアートディレクターを務めています。グスタフスベリから発表されたBERSAシリーズは日本で最も人気のあるリンドべリの作品のひとつです。彼はLennart Hellsingの絵本のイラストレーターとしても有名です。テキスタイルへの参入は、有名なテキスタイルデザイナーであるAstrid Sampeが彼のグスタフスベリでの作品に魅了され、彼にその才能をテキスタイルパターンに活かすよう提案したのが始まりだといわれています。
Karoline Lenhultはスウェーデン第2の都市であるヨーテボリでデザインを学びました。彼女のデザインするパターンは子供向けのものですが、そのベースとなるものは既存のものとは違う選択肢を提供するという思いです。その選択肢とは子供だけでなく、大人も楽しめるものでなくてはなりません。彼女のコレクションには親子が一緒に見て、歌って、笑って、そして選ぶという思いがあるのです。


posted by DL at 12:52 | Comment(0) | TrackBack(0) | textile

Feb 22, 2007

SUKIE


travel journal

nubuck journal

cushions

Gibbs夫妻(Darrell and Julia )によって2000年に設立された英国発のブランド、SUKIE。現在はNotting HillからBrightonにスタジオを移し、活動しています。彼らのアートワークはノートブック、カード、ラッピングペーパーなどのデザインから始まりました。現在ではクッションやハンカチなどのテキスタイルやヌバックカバーやipodケースなども手がけています。travel journal は1冊のノートブックが無地、罫線、ブロックの3種類の用紙からなっており、様々な筆記に対応します。付属の封筒には旅の思い出となる各種チケットなどを保管するのに最適です。nubuck journal の中身はtravel journalと同様ですが、カバーはヌバック素材にハンドプリントが施されています。こちらは外箱も付属します。SUKIEのてがけるテキスタイルはクッション、ハンカチ、ティータオルなどがありますが、どれも独特の図柄と色彩がスクリーンプリントされています。ディフォルメされた風景画は彼らの代表作であり、他にはないオリジナリティーを感じます。SUKIEは徐々に商品のラインナップを広げており、今後も目が離せません。
posted by DL at 13:27 | Comment(2) | TrackBack(0) | textile

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