Jul 31, 2007

Quinze & Milan


MINUS+


The Groeninge Museum, Kortrijk


Puppy Love


Onitsuka Tiger meets Arne Quinze


ベルギー人デザイナーの Arne Quinze が、Yves Milan と共に立ち上げたデザインスタジオ Quinze & Milan 。ディレクターのArne Quinzeは、波乱万丈の青年期を過ごし、デザインに関しては正統な教育を受けていません。彼は15歳でホームレスになり、街を放浪しては食べ物をくすねて飢えをしのぐという生活を半年間続けました。当時の彼にとって唯一のエネルギー発散の場がグラフィティーアートでした。その後は暴走族の仲間とともに無数の電車やトンネル、壁にスプレーペンキでグラフィティーを描き、創造力を培っていきました。その間も彼はファイティングスピリットを持ち続け、その精神が彼の、物事を成し遂げる能力の源となっています。出来るはずがないと言われて初めて、そのプロジェクトへ本当の興味がわく、と彼はいいます。
Arne Quinzeが始めてデザインを発表したのは1999年、PRIMARYというコレクションでした。PRIMARYは、Quinze & Milanが独自に開発したQM FOAMという素材を使用したソファーやスツールのコレクションで、現在では世界中で販売されています。Quinze & Milanの全てのコレクションで使用されているQM FOAMとは全天候型で、防水、UVプルーフの屋外使用にも適した素材です。PRIMARYのキッズ用といえるMINUS+は、柔らかく心地の良い素材で、子供が安心して使うことのできる家具です。
2006年にQuinze & Milanは、彼らののホームタウン、ベルギーのKortrijkにあるThe Groeninge Museumの講堂と映写室のインテリアを手がけました。ホールはカラフルなRoom26という彼らの作品で構成されています。様々に組み合わされた賑やかカラーで、常にホールを明るく印象づけます。
オリジナルのコレクションだけではなく、Morosoなど多数のメーカーをクライアントにもつQuinze & Milanですが、その幅は家具だけにとどまらず、2007年には日本のオニツカタイガーとのコラボレーションも実現しています。また、Luminaire主催のチャリティーオークションのためにLove Puppyのプロジェクトにも参加しています。

自分自身の力によって人生を切り開いてきたArne Quinzeは、ボーダーラインと呼ばれるものを好まず、常に新しいものへと挑戦しています。
posted by DL at 13:36 | Comment(0) | TrackBack(0) | design

Jul 30, 2007

Ronan & Erwan Bouroullec : installation








all images : (c)Ronan et Erwan Bouroullec

フランスのデザイナーデュオ、 Ronan & Erwan Bouroullec から、この夏の彼らのインスタレーションについて知らせが届いたので、少し紹介します。
上の2枚の画像は、スイスのVitra Design Museumで6/14から9/16までの会期で催されている MyHome 展での彼らの展示、 The Stitch Room の様子です。このMyHome展には、Ronan & Erwan Bouroullecだけではなく、Hella Jongeriusや、Jurgen Beyなど、7人のデザイナーが参加しています。
広大な敷地を持つ、スイスのVitra Campusにはデザインミュージアムだけではなく、様々な建造物が点在しています。そのひとつであるBuckminster Fuller Dome で、6/13から7/22までの期間で展示されたVitra Edition 2007へのRonan&Erwan Bouroullecの参加作品が、3枚目の画像 Rocsです。Vitra Editionは、デザイナーが技術や素材などの規制を一切うけることなく、自由に製作した作品を発表することができる展示の場です。Vitra Editionには15人の著名なデザイナーが参加しています。日本からは深澤直人氏や吉岡徳仁氏が作品を展示しています。
4枚目の画像はオランダのテキスタイルメーカー、Kvadratのパリショールームでのインスタレーションです。The North Tilesというこの作品は、ファブリックでできたタイルを自由に組み合わせて、オリジナルの壁をつくるというものです。カラーは100種以上から選べるようです。ファブリックのタイルは防音効果が高く、The North Tilesは、実用的で新しい間仕切りのかたちを提案しています。

以前の関連記事はこちらになります。
Ronan & Erwan Bouroullec

posted by DL at 13:13 | Comment(0) | TrackBack(1) | design

Jul 26, 2007

Kiki van Eijk : installation









以前に紹介したオランダ人デザイナー、Kiki van Eijk から、先日開催された2つの展覧会での様子が送られてきましたので、少し紹介したいと思います。
上の2枚の画像は、6月に催された DesignMiami/Basel での彼女のインスタレーションです。DesignMiamiは、あまり日本では知られていないデザインイベントですが、今年で第3回目となります。スイスのBasel(バーゼル)で6月に、フロリダのマイアミでは12月に開催されています。2006年のマイアミでは、Zaha Hadidのインスタレーションが話題となりました。規模は大きくありませんが、いくつかのギャラリーが展覧会を併催し、イベントを盛り上げています。
Kikiは、バーゼルでのDesignMiami/Baselで、Designer of the Future という賞にノミネートされています。2006年の同賞は、イギリスのEstablished & Sonsに与えられています。
下2枚の画像は6月から7月にかけてイタリアのヴェネチアのギャラリーで開催された展覧会の様子です。現在、ヴェネチアはビエンナーレの期間中でもあります。水上に浮かぶギャラリーには多くの人々が訪れたようです。陽の光がさんさんと降りそそぐ明るいギャラリーに、モノトーンのKikiの作品が良く映えそうです。
これからスタジオはホリデーに入るそうですが、リフレッシュした後の彼女の新しい作品に期待したいです。

以前の関連記事はこちらになります。
Kiki van Eijk
posted by DL at 13:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | design

Jul 25, 2007

Wieki Somers


Bathboat


Phantom


High Tea Pot


Departed Glory

オランダのロッテルダム近郊、Schiedamという街にスタジオを構える Wieki Somers 。彼女は、ガラスやセラミックを中心に家具やテキスタイルなど幅広く作品を発表しています。
Wieki Somersもオランダ人デザイナーの例にもれず、the Design Academy Eindhoven でデザインを学んでいます。2000年に同校を卒業した後、2001年からは積極的に展示会に参加し、作品を発表しています。彼女は、Droog Designとの親交も深く、Droog Designからシガーボックスをモチーフとしたカップボードやワードローブを発表しています。様々なプロジェクトに参加しているWiekiですが、現在は中国でのプロジェクトのため、ひと月ほど中国に滞在中ということです。
Wieki Somersは、日常使用するものにアイデアを加え、新しく詩的な息吹を与えます。人々が日々囲まれているオブジェクトをどのように利用するかに興味を持ち、そのオブジェクトに隠れた可能性や美しさ、物語を引き出そうと試みている、と彼女はいいます。社会で必要とされずに捨てられる消費財ではなく、末永く愛用できる価値のある製品が求められているとWiekiは考えます。
ボートの形をしたバスタブ、Bathboatは、水上を浮かぶボートと湯水に浸かる入浴との類似点を結びつけた作品です。バスタブを支える脚は、波止場でボートを舫う止め木を模しています。日常から非日常への境界線となるバスタブを、Wiekiらしいアイデアで満たした作品です。
幻想という名のPhantomは、フランスのDomesticというメーカーの出しているステッカーシリーズ、Vynilのためのデザインです。画像を見るとおやっと思うところがあります。イスから伸びる影がイス本体と異なるシルエットをしています。Phantomは創造上の影を作り出すステッカーです。この他にも窓ガラスへ貼る架空の木々や、花のない植物のための花の咲いたシルエットなどユーモラスなデザインがあります。
High Tea Potは、陶器でできた動物の頭蓋骨にミズハタネズミの毛皮を被せたティーポットです。High Tea Potには、動物を過度に脅かす人間の自己満足に対するWiekiの皮肉がうかがえます。ものものしい雰囲気を持つHigh Tea Pot ですが、毛皮によって飲み物が冷めないという古来からの実用性も兼ね備えています。

posted by DL at 13:25 | Comment(0) | TrackBack(1) | design

Jul 24, 2007

Hannes Wettstein


Tototo chair


Dome & Hora


Alpha


Twenty

スイスのチューリッヒにオフィスを構える Hannes Wettstein は、ファーニチャーデザインからプロダクトデザイン、インテリアデザインと幅広く活動しています。
デザイナーのHannes Wettstein は、1982年からファーニチャーデザインに携わり、各国のメーカーから多数の作品を発表してきました。1991年には、自身のスタジオを設立し、現在では15人のデザイナーや建築家を抱えています。また、彼は2007年の1月に、新たに zed というレーベルを立ち上げました。このzedで彼は、Hannes Wettsteinの名を全く切り離し、束縛の無い自由な、独自のスタンスでプロジェクトに取り組んでいます。
建築やインテリアデザインの分野では、1998年に手がけたベルリンのGrand Hyattが代表作として挙げられます。Hannesは、ホテルのロビーや客室、レストランなどの内装をデザインしました。この他にもテレビのセットやオフィスデザインなども手がけています。
Hannesは、デザイナーとして活躍する一方で、教育者としての側面も持ち、長きに渡り教鞭をとっています。ETH Zurichで1991年から1996年まで、Karlsruhe College of Designでは1994年から2001年まで講義を受け持っています。
2007年にイタリアのメーカー、Maxdesignから発表されたTototoは、スタッキング可能なアウトドアファーニチャーです。背もたれからアームレスト、脚までが一体となったシンプルですが目を惹くデザインです。
DomeとHoraはともにイタリアのCassinaから2006年に発表された作品です。Horaの詰物は、CFC(クロロフルオロカーボン)というフロンが出ないポリウレタンフォームを使用しています。
プロダクトデザインでは、Ventula(ヴェントゥーラ)という時計メーカーからいくつかの作品を発表しています。クロノグラフのLogaやデジタルウォッチのAlphaは、数多くの賞を受賞しています。この他にも筆記具のLamyやレンズの名門 Car Zeiss(カールツァイス)、自転車のVelobazeなど多数のメーカーでプロダクトデザインを手がけています。
posted by DL at 13:04 | Comment(0) | TrackBack(0) | design

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