Jun 19, 2007

Harry Allen & Associates


Bank in the Form of a Pig


Kila


Square Chair


Supreme, NY

ニューヨークのマンハッタンに位置するデザインスタジオ Harry Allen & Associates は、デザイナーの Harry Allen によって1993年に設立されました。
デザイナーのHarryはブルックリンのPratt Instituteでインダストリアルデザインを学んだ後に、化粧品メーカーのPrescriptivesで什器などのデザインをしていましたが、より自分の学位や知識を活かそうと1993年、自身のスタジオを設立しました。同年にはICFFで家具を発表しています。現在では、プロダクトデザインからインテリアデザイン、グラフィックデザインまで幅広く手がけています。
Harry Allen & Associates は、そのデビュー以来、各地の美術館の展覧会などに多数参加しており、高い評価を得ています。1994年にデザインされたCeramic Foam Lampsは、MoMAのパーマネントコレクションとして収蔵されています。その一方で、KilaというライトはIKEAで安価な価格で販売され、マーケットに広く流通しています。その両端に位置するデザインに、Harry Allenの高いデザインセンスを垣間見ることができます。
Bank in the Form of a Pigは、Realityというコレクションのひとつです。このコレクションはシリコンの鋳型を使用して高精度のキャスティング(鋳造)を行うことによってHarryの身の回りのオブジェクトを再現したものです。材質にはポリエステルレジンを使用しています。Bank in the Form of a Pigでは、自然死したブタをキャスティングすることで、まるで生きているかのようにリアルなブタの貯金箱を実現しました。シリーズには、Harryの祖母の燭台や彼自身の手、フルーツを鋳造したものなどがあります。
インテリアデザインでは、NY、SohoにあるMoss Design Gallary やアメリカや日本のSupremeの店舗デザインなどを手がけています。この他にも多数のショップやレストラン、オフィスなどのインテリアに携わっています。
昨年にはスタジオに隣接したショールームもオープンしました。Harry Allenのデザインに触れる機会は今後も増えそうです。
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Jun 18, 2007

Charming Unit


Gladys


Arild


Scatter


Tea Table

スウェーデン南部、スコーネのマルメという街に Charming Unit はスタジオを構えます。デザイナーのLouise Hederströmは、スコーネのルンドで数年間の学業を終えたのちにストックホルムのBeckmans School of Designでデザインを学びます。数々のデザインスタジオでの経験を経て、2001年に自身のスタジオを設立しましたが、2005年からはCharming Unit としてグラフィックやプロダクトデザインを行っています。
彼女のデザインは明白なシェイプで遊び心あるものが多く、作品とユーザーとがとても近くに感じられます。それは彼女の言う、創造性と素材に常に向き合いチャレンジしているからにほかなりません。彼女はどのような素材にも取り組み、その素材選びこそが作品のコンセプトの始まりでもあります。
Gladysはステンレス素材を美しいレース柄にカットしたランプシェードです。ステンレスという金属素材をやわらかいレースの様に見せることで金属の冷たさが消え、独特でやさいしい印象を受けます。シャンデリア以外にもテーブルライトなどがあります。
Scatterはスチールにレーザーカットを施した屋外用のベンチです。ジャングルの植物や木々による影にインスピレーションを得たデザインです。ちなみにScatterとはプレスリーの飼っていたチンパンジーの名前でもあります。Louiseは、作品への影響のひとつにプレスリーを挙げています。ジャングルのモチーフとチンパンジー、拡散した(scatter)デザイン、実にうまいネーミングです。
Charming UnitはNolaやScandinaviaform、IKEAなどをクライアントに抱え、幅広く活躍しています。また、各地の展覧会などにも多数参加しています。
posted by DL at 12:40 | Comment(0) | TrackBack(1) | design

Jun 15, 2007

.nobody & co.


La Bibliochaise


Piola


Il Buddino



Alisée Matta と Giovanni Gennari の2人は、.nobody & co. というデザインチームとしてイタリアのミラノで活動します。コピーライターのAliséeとアートディレクターのGiovanniは、2006年、実質的な3Dのデザイン世界に飛び込むことを決めました。
.nobody & co. のデビューとなるのは2006年のミラノサローネです。彼らはZona Tortona地区でのPitti Living #2に参加し、作品を披露しました。
La Bibliochaiseは、本棚とイスとが合体しています。棚部には直線にして5mの高さ相当の本を収納することができます。十分な収納力を持つ本棚とイスの組合せは実にうまくできており、見た目にも機能性にも長けた作品です。棚部のフレームとクッションのカラーは複数用意されているので、多様なバリエーションが可能になります。
Piolaもまた、ユニークな本棚です。特にデザインやアート関連の本、写真集などを美しく収納するためにデザインされています。Piolaは3つのシリーズから成りますが、写真のマルチカラーのものは、ペグが自由に動かせ、好みのカラーを配色できます。
Il Buddinoは、ブッダを模ったデザート用の型です。イタリア語で"budino"はチョコレートプリンを意味します。Il Buddinoのネーミングはチョコレートプリンとブッダという2つの意味をあわせた遊び心溢れるものです。微笑んだブッダの型でデザートを作れば食卓がひと味違った楽しいものになります。
7月からは東京、汐留のShiodomeitalia クリエイティブ・センターでのラ・トリエンナーレ・ディ・ミラノでLa Bibliochaiseの展示が始まるとのことです。興味のあるかたは是非.nobody & co.の作品に触れてみてください。

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Jun 05, 2007

Juju Design Party


Kotori by Tomi Pelkonen


Sylvia by Tiina Laitinen


Darlin by Susanna Vesalainen


Mielikki by Maaria Pykäläinen

フィンランドのデザイングループ、Juju Design Party は、7人の若手フィンランド人デザイナーを中心に構成されています。設立は2005年とまだ新しいのですが、7人各々が精力的に作品を発表し、展示会などにも積極的に参加しています。
Juju Design Partyは、グッドデザインとは作品を実際に使用する人々が、どれほど喜びを得るかによってのみ定義されると考えています。そのため彼らは、流行に左右されない、そして厳しい基準を満たした高品位な作品をユーザーに届けようと注力しています。
Tomi PelkonenによってデザインされたKotoriは、日本酒用の酒器揃いです。小鳥のような銚子は不思議とどこか北欧らしさも感じます。彼のデザインするものには、日本文化の影響を受けたものがいくつか見られます。
デザイナーのTiina Laitinenは、彼女のデザインプロセスの始まりは、過去から何か見つけ出し、それを発展させ新しく違うものに昇華することだと言います。クラシックとモダンとの組合せは作品に不変的なフィーリングを与えます。彼女のデザインするSylviaも、郷愁を感じさせるレース模様のキャンドルホルダーです。ティーライトの明かりを灯すと繊細なパターンが美しく浮かび上がります。
ハート型の調味料入れDarlinは、Ceramics for breakfastというコンペティションへの参加作品です。マグネットによりくっついたそれぞれの容器には塩とコショウがはいります。デザイナーのSusanna Vesalainenは、ユーモア溢れる作品を得意とし、センスあるキッチン用品を多数デザインしています。
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Jun 01, 2007

Loyal Loot Collective


Log Bowls


Buddington Bear Rug


Bonnie and Clyde


Hung Table

Loyal Loot Collectiveは、4人のカナダ人女性 Doha Chebib、 Carmen Douville、Dara Humniski、Anna Thomas からなるデザイングループです。
彼らは素材に実直に向き合い、自然なデザインを手がけます。それらのデザインが備え持つ価値は、飽きのこない長く使うことができる不変性であり、年を経るにつれオーナーにとって一層の意味を持つ貴重な所有物になっていくことにあります。彼らは、オブジェクトを愛でる感情をデザインというアプローチを通して表現しています。
Log Bowlsは、伝統的な木摺のボウルですが、器の部分に多彩なカラーを加えることによって、個々にオリジナリティーを与えています。天然の木材を使用することにより、完全ではない自然な味わいが生まれています。
Buddington Bear Rugは、猟師によって撃ち倒された熊をモチーフとしたラグです。それは猟師の動物に対する優位性のようでもあり、侵略者としての動物の敗北を表現しているようでもあります。しかし、Loyal Loot自身は、このラグを政治や環境への問題提起というよりもユーモアであると評しています。ラグは遊び心に溢れ、やわらかく豪華に仕上がっています。
テーブルの上部がウールのニットで覆われているHung Tableは、物入れの必要性をどこかへ追いやってしまします。天板には編み物のポケットがいくつかついており、テーブルと収納という2つの機能を一緒くたに併せ持ちます。天板をすっぽりと包み込んだニットは、テーブルに特有のあたたかさを与えています。
posted by DL at 12:30 | Comment(0) | TrackBack(0) | design

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