Apr 12, 2007

5 senses of Istanbul


ASTER-IST by Nil Güları


IRONIC by Hale Turancı


IST by Elif İnce


HALE by Erdem Selek

トルコのイスタンブールにある ITU (Istanbul Technical University) はムスタファ3世時代の1773年に設立された歴史ある教育施設です。その中でもDepartment of Industrial Product Design は1993年に設立された比較的新しい学部です。そこで 5 senses of Istanbul という大変興味深いプロジェクトが開催されました。
5 senses of Istanbulでは、デザイナーのAziz Sariyer主導により22人の学生が"イスタンブール"をコンセプトに新しいプロダクトデザインに挑みました。プロジェクトの初期段階では学生たちはイスタンブールついての理解を深めるために、再度街を探索し、フィルムを鑑賞したりディスカッションを重ねたりと、テーマを探りました。その後に製品のコンセプトを発展させていきました。プロジェクトには4〜5ヶ月の期間を費やしたということです。
Nil GülarıによるASTER-ISTは6人掛けのロッキングソファーです。そのイメージはイスタンブールとボスポラス海峡(アジア大陸とヨーロッパ大陸を隔てている海峡)、そして海峡を往来する船が揺られる様をイメージしています。
Hale TurancıデザインのIRONICもまた、ボスポラスにインスパイアされた作品のひとつです。海峡はアジアとヨーロッパのどちらにも属さず、2大陸を分断する一方で、皮肉にも2つをつなぐ役割をも果たしています。IRONICも、そのボスポラス同様に空間を隔て、2つの全く違う雰囲気を作り出すパーティションです。
Elif İnceの発表したIST(Istanbul Stores every Thing/everyTime
)はイスタンブールのカオスを表現しています。イスタンブールは様々な生活様式やストーリーに満たされており日々大きく、そして形を変えています。蛇腹になったISTもイスタンブールの街と同じく、ユーザーのライフスタイルによって形を変えていきます。
Erdem SelekにようるHALEは5つのシェードからなるフロアランプです。この5つのパーツはイスタンブールで生活する民族をあらわしています。シェードを左右にスライドさせることにより、フロアや天井には三日月の形が反射します。
5 senses of Istanbul のHPでは、このほかにも22人の学生による作品を見ることができます。
デザイナーのAzizは、イスタンブールをプロダクトデザインとして表現することは難しいと評しています。しかし、プロジェクトを通して、自らの住む街というものを再認識することは、彼らに今後につながる良いインスピレーションを与えたのではないでしょうか。

posted by DL at 13:12 | Comment(0) | TrackBack(0) | design

Mar 30, 2007

Mia Cullin


FLIK


LA MIA

FOUR LEAF CLOVER


LILY

Mia Cullin はスウェーデンの the Swedish University College of Arts, Crafts and Design でインテリアや建築、家具デザインを学びました。彼女はイタリア、デンマークでもデザインを学んでいます。現在はフリーランスのデザイナーとしてインテリアデコレーションや家具デザインのプロジェクトに携わっています。有名なものとしてはIKEAのためにデザインしたワードローブがあります。またASPLUNDやNolaなどからも作品を発表しています。彼女は数々の展示会にも参加しており、昨年にはミラノサローネに、2005年には日本でのSwedish Style Tokyo にも参加しました。
彼女は機能性という要素を視覚化することにより、厳密でユニークな形を産み出そうと試みています。彼女の作品はわかりやすさというものに基づいて構成されます。それはユーザーにとってそこにある要素が何のためであるかを明確にするセンスでもあります。
ペンダントランプのFLIKはペットボトルにも使用されるポリエチレンテレフタレートというプラスチックからできています。大きさは2種類用意されています。
FOUR LEAF CLOVERはフェルトでできたクッションカバーです。無数のドットが組み合わされクローバーの模様をつくりだします。同様のデザインでレザーを素材に使ったカーペットも注文に応じて製作しています。
写真のLILYはレザー仕様のカーペットマットですが、こちらもクローバーと同様にフェルトを使用したクッションと2タイプでの作品になります。
彼女はプロダクトデザイン以外にインテリアコーディネートも手がけており、ストックホルムにあるIBMのビジネスセンターやIntellecta Interactiveという会社のオフィスのデザインを行いました。彼女の幅広いセンスは様々なオケージョンで発揮されています。

posted by DL at 13:29 | Comment(0) | TrackBack(0) | design

Mar 26, 2007

bookhou design









カナダのトロントにスタジオを構える bookhou design は2003年に John Booth と Arounna Khounnoraj の二人によって共同設立されました。彼らの作品はナチュラルな素材を使用し、ハンドメイドにより少量を生産しています。
JohnはアートをQueens Universityで学び、また建築学についてもUniversity of Torontoで学位を取得しました。彼は現在、家具と絵画の構成を探求しています。
Arounnaもまた、3つのカレッジや大学でアートとデザインについて学んでいます。彼女はテキスタイルのデザインをする傍ら、彫刻やデッサンなどのアートワークにも時間をかけて取り組んでいます。
彼らのカードは全てハンドプリントで作られており、そのデザインは草木や鳥など自然のものがモチーフになっています。どれもやわらかい色使いであたたかなぬくもりが感じられます。
バッグにもやはり、同様にナチュラルな柄が施されています。材質にはリネンとコットンを使用しており、風合いも豊かに仕上がっています。
彼らはバッグやカード以外にもテーブルやイスといった家具からテーブルウェア、ライティングまで幅広くデザインしています。写真のトリベット(鍋敷き)はフェルトで作られています。木の切り株のようなユニークなカッティングはフェルトの質感と相まって、キッチンやダイニングをあたたかく、やさしいイメージにしてくれそうです。

posted by DL at 12:53 | Comment(0) | TrackBack(0) | design

Mar 22, 2007

RSMiranda


Doca


Brasileirinho




Ciccio

ブラジルのRio de Janeiroで生まれたRafael Simoes Miranda はヨーロッパでインダストリアルデザインを学び、現在はイタリアのミラノで活動をしています。彼は日立でプラズマテレビやDVDプレーヤーのインダストリアルデザインに従事した後、自身のスタジオRSMiranda でフリーランスのデザイナーとして活躍しています。彼は数々のコンペティションでファイナリストになるなど、その実力は広く認められています。彼のデザインした近未来型のトラックは2005年に、優秀なインダストリアルデザインに送られるRedDot Design AwardのMobility部門で入賞しました。
Docaはダンボール紙でできたベンチテーブルです。材質として使用されているボール紙は、100%リサイクル可能で廃棄しても分解し土へと還る、とてもエコフレンドリーな素材です。耐荷重も十分あり、防水性も兼ね備えています。重量は2.5kgと大変軽く仕上がっています。
2005年のミラノサローネで発表されたBrasileirinho
は大胆にも彼の母国であるブラジルの国旗をモチーフにしたラウンジセットです。ポリウレタンの詰物をした各部は自由にレイアウトすることができ、使い方は無限大にひろがります。シンプルな線で構成された国旗は、分解してしまうと以外にも奇抜さが緩和され、家具として違和感がないように感じます。
CiccioはイタリアのNAVA社のカタログ商品に合わせた素材とカラーを使用したレターケースで、材質はやはりリサイクル可能なものを使用しています。一体感のある塑造はスタッキングや持ち運びを用意にしています。

posted by DL at 09:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | design

Mar 09, 2007

iittala - Aalto






Alvar and Aino

フィンランドのiittalaから発売されているAalto Collection。北欧デザインが好きなかたなら誰でも一度は目にしたことがあると思います。デザイナーのAlvar Aalto(アルヴァ・アアルト)はフィンランドを代表する近代建築家のひとりです。彼は美術館や病院、図書館など世界中の様々な建築物を設計しました。個人邸宅のデザインも手がけており、1939年のヘルシンキ郊外のマイレア邸(Villa Mairea)は彼の代表作です。
写真のアアルトベースは1937年のパリ博覧会に出展されました。一般的には花瓶として使用されることが多いようですが、彼自身は決してその使用方法を特定しなかったようです。それを手にした個々人に任せたのです。その解釈の自由さ故に、アアルトコレクションは常に現代的であり、斬新さを保っているのかもしれません。
下の写真の女性はアルヴァの妻であり、優れたデザイナーでもあるAino Aalto(アイノ・アアルト)です。1932年のデザインコンペ入賞作アアルト・グラスは彼女の代表作のひとつです。アアルト・グラスコレクションは世界各国の老若男女に愛され続けています。現在ではカラーバリエーションも増え、フォーマルなディナーからお子様のホームパーティーまで、どの様な場面にもしっくりと収まります。そのシンプルでタイムレスなデザインは70年以上の時を経ても色褪せることはありません。

以前の関連記事はこちらになります。
iittala - birdcollection
iittala - kitchen wear

posted by DL at 13:55 | Comment(0) | TrackBack(0) | design

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