Jul 15, 2009

SURTIDO DE MUTACIONES








projects by Sandra Bautista


projects by Ferran Lajara

photos: Pato Conde
project: in collaboration with Pasajes Diseno


2009年5月末にスペインの若手デザイナーのためのプラットフォーム Surtido が、SURTIDO DE MUTACIONES というワークショップを開催しました。

ワークショップは、DIY組み立ての家具を扱う大型店舗 IKEAで販売されているものを自由に組み合わせて新しいオブジェクトを製作するというもので、スペインで活動する14組の若手デザイナーが参加しました。ワークショップはSurtidoとPasajes Disenoとうデザイン専門誌の共催で行われ、その様子や作品はPasajes Disenoの7月号の特集として取り上げられています。
IKEAはシンプルで機能的な家具を安価で販売しており、そのほとんどが自ら部品を組み立てるノックダウンとなっています。また、ネジや棚板、脚など部品単位で販売されているものが多くあるのも特徴です。SURTIDO DE MUTACIONESでは、このIKEAを家具店というよりもマテリアルの宝庫であるホームセンターのような存在と捉え、今回のワークショップのテーマとしています。
参加デザイナーはそれぞれIKEAで様々な家具や部品を買い揃え、そのコンポーネントをもとに新しいオブジェクトを製作しました。できあがった作品は照明からイス、テーブルなど多様で、どれもmutacion(変化)と呼ぶにふさわしいユニークなものばかりです。

Surtidoについて説明を加えると、このプラットフォームは2008年の11月にデザイナーのMarc Morroによって設立されたプロジェクトです。
Surtidoはスペインの若手プロダクトデザイナーのためのプラットフォームで、展示会やワークショップなどを通して彼らの相互間の連携、他の組織や企業間との関係を深め、スペインの若手デザイナーの実力をアピールしようというものです。それゆえにスペイン人デザイナーということと、若手ということに重点を置いて活動しています。
これまでにいくつかの展示会やワークショップを開催しており、今回のSURTIDO DE MUTACIONESは、Surtido 5つめのプロジェクトとなります。
posted by DL at 13:57 | Comment(0) | TrackBack(0) | design

Jul 08, 2009

FUMI Porto Cervo


FUMI Porto Cervo







ロンドンのGallery FUMIが、6月中旬から9月の中旬までの夏季限定で、地中海に浮かぶイタリアのサルデーニャ島にテンポラリーのギャラリーをオープンさせています。

ギャラリーがオープンしたのは3階建ての伝統的なサルデーニャ様式の建物で、リゾート地として有名なCosta Smeralda(コスタ・ズメラルダ)の中心部、Porto Cervo(ポルト・チェルヴォ)に位置します。
高級リゾート地として知られるPorto Cervoですが、近年、Promenade Du Portというエリアを設けて、デザインやアート、ファッション、などの文化活動のプラットフォームとしての機能にも力を入れています。
今回、期間限定で公開されているFUMI Porto Cervoには、家具を中心にジュエリーやアートピースなど多数の作品が所狭しと並んでいます。参加クリエーターは全20組以上で、Max Lambや先日までロンドンのFUMIで展示を行っていた Studio Glitheroなどのイギリス勢はじめ、Pieke Bergmansらオランダ勢など、ヨーロッパ諸国の先鋭的な作品を得意とする若手デザイナーの作品が一堂に会しています。

以前の関連記事はこちらです。
Les French
Yael Mer & Shay Alkalay
Pieke Bergmans
posted by DL at 14:32 | Comment(0) | TrackBack(0) | design

Jun 30, 2009

Ronan & Erwan Bouroullec : Wajima Collection


(c)Studio Bouroullec


double lunch tray set
(c)Paul Tahon and Ronan&Erwan Bouroullec



pocket mirror
(c)Paul Tahon and Ronan&Erwan Bouroullec



desk light
(c)Paul Tahon and Ronan&Erwan Bouroullec


Ronan & Erwan Bouroullec が、Japan Brandプロジェクトとのコラボレーションにより、輪島塗のコレクションを発表しました。

今回のコラボレーションプロジェクトに参加するにあたって、Bouroullec兄弟、兄のRonan が来日し、石川県の輪島をはじめいくつかの地場工房を訪れました。10日間にわたって様々な職人たちを視察し、技術や製造工程、仕上がりの高い水準などを肌で感じたRonanですが、最終的に輪島の漆器に的を絞ってコラボレーションに挑むことを決めました。
もともとプロジェクトはオブジェクトをひとつだけ製作するという予定でしたが、最終的にBouroullec兄弟は、一連のコレクションとして4つのプロダクトをデザインしました。コレクションはキッチンウェアから照明、ポータブルアクセサリーまで、広く輪島塗の可能性を示すものとなっています。
Bouroullec兄弟による今回の輪島塗コレクションは、彼らの思惑どおり、どれもシンプルながら上品で、輪島塗の美しさと可能性を申し分なく反映しています。

二枚のトレイをマグレットで閉じた漆器は、キッチンウェアとしてデザインされたものですが、それだけではなく、いくつもの使用方法が提案されています。二分割されたトレイは、食材をそのままのせるお皿として、また、何かものをのせるトレイとしても使用することができます。
ポケットミラーは、輪島塗のすばらしい質感を常に携帯し、堪能できるオブジェクトです。日用品でありながら、同時に非常に素晴らしいものであるという実感が、このユニセックスのポケットミラーには宿っています。
シンプルで伝統的な漆器のフォルムを踏襲した3つのパーツからなるデスクライトは、素材とその基本要素が持つ無限の可能性をよく表しています。昔から馴染みのあるフォルムは、全く異なる現代オブジェクトに再構築され、さらに、LED光源の使用が伝統技術と近代技術の結びつきをより一層引き立てています。
このほか、ダイナミックに輪島塗を堪能することができる箱型のデスクランプが、コレクションとして同時に発表されています。
posted by DL at 13:44 | Comment(0) | TrackBack(0) | design

Jun 12, 2009

fuseproject


Jawbone Original for Aliph


Birkies for Birkenstock


C Collection for HBF


C Collection for HBF

サンフランシスコを本拠にニューヨークにもスタジオを構える fuseproject は、デザイナーのYves Behar が1999年に設立しました。
スタジオはプロダクトデザインからパッケージングデザイン、グラフィックまで幅広く手がけており、扱う分野も家具から電化製品、アパレルなど多岐にわたります。スタジオはブランディングとデザインは切っても切り離せないものであると考え、プロダクト自体のデザインだけではなく、VIやパッケージングなどブランド構築にトータルに関わってゆきます。それ故、クライアントとの関係は密接であり、長期にわたるリサーチに基づいた革新的なデザインの数々は、いくつものデザインアワードを受賞しています。

Jawbone Original は、NoiseAssasinというノイズキャンセルシステムを搭載したブルートゥースヘッドフォンです。Aliphは、この革新的なテクノロジーに負けず劣らない対等の価値を持つデザイン戦略を得るために、fuseprojectに製品のデザインとパッケージを一任しました。先進的なテクノロジーはどうしても一部の専門的な知識を持つ人々がターゲットとなってしまいがちなのですが、使い心地などの機能性やデザインに優位性を持たせることで、発表当初から広く製品を浸透させることに成功しました。優れたデザインと革新的な技術を併せ持つJowboneは、数々のアワードを受賞し、ポンピドゥーなどの美術館にも収蔵されています。
サンダルが有名なドイツのシューズメーカー Birkenstock からリリースされたBirkiesは、それまでのブランドイメージを一新する新しいコレクションとして開発されました。Birkenstockのサンダルは革のアッパーとコルクのソールを用いたものがほとんどですが、fuseprojectによるBirkiesは単一素材のみを使用し、縫い目や接着剤などを用いない全くのジョイントレスになっています。アウトドア、特にガーデニングなどを主用途としており、ソールには滑り止めのための、伸縮性のある大小サイズの異なるハニカム状のトレッドが付けられています。長い歴史を持つBirkenstockのイメージ刷新に成功したBirkiesは、red dot などのデザインアワードを受賞しました。
アメリカの家具メーカーHBFからリリースされているC Collectionは、一人掛けのアームチェアやソファセットからなるコレクションです。クリアなラインとエルゴノミクスに重点が置かれており、どのような場でも使用できますが、特にサイドテーブルや電源ソケットなどとの併用で、ミーティングスペースとしての利用に適しています。
posted by DL at 14:11 | Comment(0) | TrackBack(0) | design

Jun 05, 2009

OnSite Studio


OS08 Tokyo Eat, Paris
photo: Sebastien Normand



photo: Sebastien Normand


OS10 Gallery Into Art & Furniture,Berlin
photo: Frank Seehausen



Panels 02/03 - chair & table

(c)Sebastien Wierinck - OnSite Studio


フランスのマルセイユで活動している Sebastien Wierinck 。彼は、ブリュッセルのSint-Lukas を2000年に卒業後し、ブリュッセルのAtelier Jan De Cockでのアシスタント経験を経て2006年に自身スタジオ、OnSite Studio をマルセイユでスタートさせました。
OnSite Studioは、Sebastien Wierinckが2002年から取り組んでいる工業用のダクトホースを用いたON-SITEというプロジェクトを主に手がけています。

ON-SITEは、ベンチのような家具から巨大なインスタレーションまで様々で、これまでにヨーロッパを中心にいくつものプロジェクトが各地にインストールされてきました。
ON-SITEに使用されるダクトホースは、本来地下でガスや電気などのインフラ設備やネットワークケーブルなどの設備に使用されるものですが、それ故に非常に耐久性に優れ、フレキシブルです。ホースは容易に入手することができサイズやカラーのバリエーションも豊富に揃っています。また、プラスチックボトルを再利用したポリエチレンでできていることも、これら工業用ダクトホースの特徴です。こういったホースの特徴は、デザイナーが様々なオブジェクトを製作するうえで非常に有利であり、Sebastien Wierinckもこれらの柔軟性に富んだホースを自在に組み合わせることで、多様なオブジェクトを生み出しています。
プロジェクトに使用されるホースは、CAD/CAMなどのデジタル技術によって緻密に計算され、複雑ながら有機的なフォルムへと束ねられてゆきます。
近年のプロジェクトでは、ダクトホースだけではなく電球などの光源を組み合わせるなど、より規模が大きく多様性のあるインスタレーションが展開されています。

Sebastien Wierinckは、ON-SITEプロジェクトと並行して家具など小さなオブジェクトのデザインもスタートさせています。Panelsシリーズは、101% Deisgned in Bureussels の参加作品として、2009年のミラノやニューヨークのICFFで公開されました。
posted by DL at 14:35 | Comment(0) | TrackBack(0) | design

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