Jun 04, 2009

Nicolas Bovesse


Torr


Mikado


Eclat N°


Barbara

ベルギー、ブリュッセルで活動するデザイナーの Nicolas Bovesse
彼は、ENSAV-La Cambre でインダストリアルデザインを学び、後に渡仏しパリのRadi DesignersとRonan & Erwan Bouroullecのもと、インターンとして経験を積みました。その後ブリュッセルに戻った Nicolas Bovesse は、自身のスタジオをスタートさせ、家具やインテリアアクセサリーを中心に、機能性だけではなくアクティブで広い視点をもったデザインリサーチを続けています。

Torr、Mikodo、Eclat N°は、2009年に発表されたNicolas Bovesseの新作です。
Torrは、大理石とメッキ処理を施したスチールを用いた花瓶です。花瓶部は格子状になっており、その隣に並ぶガラスボトルに水が満たされています。この構造は、イタリアの物理学者Evangelista Torricelliの真空の原理を利用したものです。
Mikadoは、それぞれ長さの違う5本の棒を組み合わせたコートスタンドです。各パーツの互いに重なりあう部分には、あらかじめ角度のついた切り込みが入れられており、組み立てたときにうまく全体にねじれが生まれるようになっています。
Eclat N°は、通常の鏡のようにものを映す部分と半透明にものを映す部分が組み合わさった不思議な鏡です。オーソン・ウェルズの作品、"上海から来た女”のワンシーンからインスピレーションを得ているといいます。
このほか、2mm厚のスチールプレートを曲げて加工したベンチが2009年の新作として同時に発表されました。これらのシリーズは、Basculements(Switches)と名づけられています。
Barbaraは、スチールを素材に用いたサイドテーブルです。テーブル部分はいたってシンプルなラインですが、レーザーカットで模られたひと続きのサークルは、装飾のありかたへのひとつの提案となっています。

これまでにも多くの展示会で作品を発表してきたNicolas Bovesseですが、2009年に入りミラノのSatellite、ニューヨークのICFFと精力的に展示会へ参加しています。今秋にはロンドンの100% Design に参加し、また、11月から来年2月にかけては、Grand Hornuでの展示会も予定されています。
posted by DL at 14:23 | Comment(0) | TrackBack(0) | design

May 14, 2009

Design Bugs Out


patient chair by PearsonLloyd
with Kirton Healthcare



commode by PearsonLloyd
with Kirton Healthcare



bedside cabinet by Kinneir Dufort
with Bristol Maid



blood pressure cuff by The Royal College of Art Helen Hamlyn Centre

イギリスの保健省(the Department of Health)が、MRSAやC.difficileなど細菌に起因する院内感染への対策をスピーディーかつ一層促進させる目的でDesign Councilと協同で取り組んでいるプロジェクトが、Design Bugs Outです。

プロジェクトは昨秋よりスタートし、Design Coucilはイギリス国内の病院で医療従事者や患者へのヒアリングを含む精査なリサーチ進め、またコンペティションで具体的な解決案を募りました。
応募されたアイデアは、Richard SeymuorやTom Dixonらのデザイナーや医療機構の有識者による審査委員によって最終的に5つに絞られ、選ばれたデザインチームは機器メーカーと共にプロトタイプとして提案作品の製作を行いました。それらのプロトタイプは今後、各種コンファレンスで発表され、イギリス国内の病院を巡回し実際の医療現場にも公開されます。
また、Design Councilは、プロジェクトの一環としてRCAのHelen Hamlyn Centreに在籍する医療関連機器デザインのスペシャリストチームと協同で、院内感染の予防を焦点に、ベッドマットレスや血圧計などの日常医療器具6点のリデザインに取り組んでいます。

ロンドンのデザインスタジオ PearsonLloyd は、医療用チェアメーカーのKirton Healthcareと共に患者用のイスと移動式の簡易トイレをデザインしました。どちらも部品点数を少なくし、従来品よりも容易に分解ができるように設計されています。患者用イスの3点にわかれた防水仕様のパッドやアームレストはフレームからすぐに取り外すことができ、フレーム自体も簡単に拭き清掃することができます。移動式の簡易トイレについてもフレームと便座部の取り外しが容易で、清掃を素早く行うことで細菌感染のリスクを軽減することができます。
ブリストルのKinneir Dufortは、医療設備メーカーのBristol Maidとベッドサイドキャビネットをデザインしました。清掃がしやすいように、キャビネットの表面は非常にシンプルに設計されています。また、本体の引き出し部分には背板がなく、引き出しを入れ替えることでベッドの左右どちらにも設置できるリバーシブルな設計になっています。引き出しのロックは、清掃しづらい通常の鍵と鍵穴ではなく、表面におうとつがないチップ認証によるものを採用します。
Helen Hamlyn Centreのデザインチームによる血圧計は、マグネットによる留具とポリエチレンのカバーを採用し表面のおうとつをなくしています。ファブリックとベルクロによる従来品は、どうしても汚れが溜まりやすく効果的な清掃には水を使うなど時間がかかってしまいます。表面を平坦にし清掃しやすい材質にかえることで、これまで通りの使用感を損なうことなく、より清潔な血圧計を提案しています。


posted by DL at 14:38 | Comment(0) | TrackBack(0) | design

Mar 05, 2009

Autoban : new project


The House Cafe, Kanyon





トルコ、イスタンブールのデザインスタジオ Autoban の新しいプロジェクトの情報が届きました。
以前より、本社や支店のインテリアを手がけている、カフェチェーン The House Cafeの新店舗の建築デザイン、内装をAutobanが手がけました。

今回新たにオープンした店舗は、ユニークな建築でも知られている、イスタンブールのKanyonという複合施設のショッピングモール内にある吹き抜け部分に建設されました。
鉄骨とガラスによる店舗外観の意匠は、モール自体の建築とThe House Cafeのブランドアイデンティティー、Autobanのデザインアプローチを組み合わせてデザインされています。傾斜したルーフを持つ台形の透明な外観は、渓谷の様なモールの吹き抜けと近代的な施設の建築にマッチするよう注意深く計算されたものです。その一方でインテリアはウォールナットを基調とし、温かみのあるものにしています。
The House Cafeは店舗インテリアのコンセプトに新旧の融合を掲げており、11店目となるkanyon支店も、このコンセプトに沿った内外装となっています。


以前の関連記事はこちらです。
Autoban
posted by DL at 12:58 | Comment(0) | TrackBack(0) | design

Feb 03, 2009

IVANAhelsinki : new products for Itella


Design mail/ ePostcards


packet/ Yoperhoset

photos: Petri Ylipaasto


ヘルシンキのファッションブランド IVANAhelsinki が、フィンランドの郵便事業者 Itella (Posti) と提携しポストカードなどの新製品をリリースしました。

フィンランドの郵政事業は370年以上の歴史を持ち、早くから民営化も果たしています。Itellaは、数ある事業のなかでも個人向けの事業を重要視し、商品の拡充を近年試みています。そのなかで、デザインをひとつの戦略として取り入れており、これまでにMarimekkoとのコラボレーションを実現しています。
今回、フィンランドを代表するブランドのひとつであるIVANAhelsinkiが新たなパートナーとなり、商品やサービスの幅を拡げました。デザイナーのPaola Suhonenがデザインした7つのグラフィックパターンが、10の商品やサービスに採用されています。
このコラボレーションは、ポストカードやギフトボックスなどの商品に限らず、電報の要領でカードを贈るePostcard、同じく携帯からカードを贈るMobile Postcardなど、サービス面にも拡がっています。また、豪華な電報サービスのDe Luxe telegramでもIVANAhelsinkiのグラフィックを選ぶことが出来ます。
これらのサービスに新しいデザインを積極的に取り入れることで、Itellaは古くからの慣習にビジュアル面からのアプローチを試みます。IVANAhelsinkiの、人々の日常生活に美しさを、という思いと、Itellaのデザインに対するオープンマインドで積極的な姿勢が、このコラボレーションに表れてます。

このコラボレーションに関連して、IVANAhelsinki: 11 Years という展示が8/21〜10/21までヘルシンキのPost Museumにて開催される予定です。


以前の関連記事はこちらです。
IVANAhelsinki
posted by DL at 14:01 | Comment(0) | TrackBack(0) | design

Feb 02, 2009

Tjep. : Vola Sofa







photos: (c)Tjep.

アムステルダムを拠点とするデザインスタジオ Tjep. が、ロッテルダムに新しくオープンした Vila Sofa というインテリアショップのデザインを手がけました。

Vila Sofaは、ミドルレンジの価格帯の家具を取り扱うショップで、店内にディスプレイされている商品であれば全て48時間以内に配達することをポリシーとして掲げています。
Tjep.は、物が生産される場所から個人宅への中継点である倉庫をスピードのメタファーと捉え、倉庫のアイデアをショップのインテリアに取り入れました。通常は木箱などに使用されるような合板などに美しい仕上げを施すなどして、倉庫と住宅のアイデアをミックスさせています。店内の間仕切りに使用されているパーティションには、運送やパッキングなどを連想させるアイコンが、倉庫を象徴するモチーフとして用いられています。一方で、店内の巨大な壁には、シャンデリアや窓、バルコニーなどのカットが施されており、居住スペースを象徴しています。また、この空間にある商談用のテーブルもピクニックテーブルを模したものとなっており、空間全体が商品の終着点である家をイメージしています。
Vila Sofaは、どこでも商品の会計がその場でできるように移動式のキャッシングシステムを採用しています。Tjep.は手押し車のようなユニークな移動式のユニットをデザインしました。
posted by DL at 14:02 | Comment(0) | TrackBack(0) | design

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