Jul 16, 2008

Jurgen Bey


Pyramids of Makkum
photo : Studio Marten Aukes



Pixelated Chairs


Sofabags


Wardrobe

オランダのロッテルダムで活動する Jurgen Bey 。彼は、the Academy of Industrial Design in Eindhoven(現 Design Academy Eindhoven)でデザインを学んでいます。Droog Designが、早くに彼を見出したことで注目を浴び、その後はダッチデザインを牽引してゆく代表的なデザイナーとして、その存在感は日増しに強くなっています。
活動開始以来、多くのアワードや賞賛を得ており、過去にはドイツ、カールスルーエのHochschule fur Bildende Kunstenやレイキャビクのthe Icelandic Arts Academy、母校 Design Academy Eindhovenなどで教鞭を執っています。

Pyramids of Makkumは、17〜18世紀に製作されたデルフト陶器による高さ1mを越える巨大な花瓶、flower pyramid にインスパイアされたプロジェクトです。古いデルフト陶器のリペア会社であるRoyal Tichelaar Makkum がJurgen BeyやHella Jongeriusなど4人のオランダ人デザイナーに、このflower pyramidのレプリカ製作を依頼し、各デザイナーそれぞれが新しい解釈のピラミッドを製作しました。本来のflower pyramid は多数の切花を活けるためものですが、Jurgen BeyによるPyramids of Makkumは、用途にとらわれないユニークな作品となっています。作品にはバケツや引き出しの取っ手など、日常品が用いられています。

Pixelated Chairs、Sofabags、Wardrobeは、ブリュッセルのギャラリー、La Galarie de Pierre Berge & associesで6/12〜6/30までの会期で開催された Witness Flat という個展に出品された作品の一部です。
Witness Flatにみられるコレクションは、誰も目に留めないようなものに隠れた価値や異なる側面を見出すという、これまでのBeyの作風とは若干異なります。しかし、新しい試みには限りない可能性が秘められており、彼自身はWitness Flatコレクションをオートクチュールと評しています。その言葉通り、展示された17の作品は全てリミテッドエディションとして製作されており、全ての作品には相応のプライスがつけられています。

Thank you, Margiet and Margo for your great help!!
posted by DL at 13:47 | Comment(0) | TrackBack(0) | design

Jul 04, 2008

Estudio Mariscal


Miralook


Alma


Bichos y Flores


Selva de Mar

バルセロナで活動するクリエーターのJavier Mariscal 。
彼はバレンシアで生まれ育ちましたが、1971年にバルセロナへ移り the Elisava School of Design でグラフィックデザインを学びました。その頃にはすでにアンダーグラウンドでコミックを書き始め出版活動も行っていましたが、70年代の後半になるといくつものアート展に参加しプロとしてのキャリアをスタートさせました。また、同時期にグラフィックや家具、インテリアなどデザイン全般を手がけるようになり、デザイナーとしての活動も開始しています。
その後もMariscalは数々のグループ展や個展で作品を発表し続けますが、1988年に彼の描いたキャラクター Cobi が92年開催のバルセロナオリンピックのマスコットキャラクターに選ばれると、彼の知名度は不動のものとなりました。
翌年の1989年には、自身のスタジオ Estudio Mariscal を設立し、現在に至るまで実に幅広い分野で活動を続けています。
その活躍はとどまるところを知らず、先日発表されたヨーロッパの優れたコミュニケーションデザインを表彰するED AWARDでは、Hall of Fame2008 を受賞しました。

Miralookは、バルセロナのAmat 3よりリリースされているシェルチェアです。バスケットの網目のようなシェルが特徴のMiralookは、クラシカルな天然繊維のイスを再解釈したもので、格子状のカットは夏のそよ風を通し、幾何学模様の影を地面に映し出します。シェルにはリサイクル可能なポリプロピレンが使用されています。
子供向けのスタッキングチェア Alma は、2004年に始まったMagisのMee Tooプロジェクトのひとつです。Mee Tooは
Javiel Mariscalのほか、Marcel Wandersや Enzo Mariなど9人のデザイナーがデザインする子供向けの家具コレクションです。Almaはグラスファイバーを混ぜたポリプロピレンを成型しており、バックレストの背面には植物のレリーフがあしらわれています。
Bichos y Floresは、ラグメーカーのNani Marquinaからリリースされているマットです。Bichos y Floresとは小動物と花という意味で、ラグには鳥や動物たち、そして植物のかわいらしいイラストが描かれています。欧米のラグとしてはやや小振りで子供部屋にちょうどよいサイズとなっています。
Selva de Marは、バルセロナのテキスタイルメーカーTres Tintas のためにMariscalがデザインした9 Selvas という2008年のコレクションのひとつです。Selva de Marは、満月とその光を映す海岸の波、ヤシの葉がモチーフとなっています。

以前の関連記事はこちらです。
Tres Tintas
ED AWARDS
posted by DL at 10:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | design

May 20, 2008

Rapsel


Arne


Lavasca Mini


Panda


Lola Herzburg

ミラノに本拠地を置くバス用品メーカーの Rapsel
Rapselは、1975年の創業時からリサーチや技術革新、大胆なアイデアを得意としてきました。機能だけでなく、デザインや美しさにこだわった製品を発表し続けるRapselは、バス・トイレ用品市場を牽引するリーディングカンパニーのひとつとして高い評価を得ています。

Arneはその名の通り、アルネ・ヤコブセンのエッグチェアにインスピレーションを受けています。エルゴノミクスに優れたバスタブは、頭部まですっぽりと覆うバックレストが特徴です。サイズもゆったりと浸かるのに十分な大きさになっています。
Lavasca miniは、お椀のような流線型の美しいバスタブ Lavasca をスケールダウンしたスモールバージョンです。それでも全長は180cmほどあります。カラーはホワイトのほかにブラックが用意されており、バスルームの印象を引き締めます。デザインはイタリアのMatteo Thunによるものです。
Pandaはたまごを半分にしたような特徴的なフォルムの洗面台です。画像ではわかりづらいのですが、洗面台の端には数本のラインが施されています。Pandaは、ジウジアーロデザインの建築部門、Giugiaro Architetturaによるデザインです。
Lola Herzburgは、1985年にPhilippe Starckがデザインした洗面ユニットです。ステンレスをクロームで仕上げたユニットは、洗面台に鏡やタオルホルダー、石鹸置きなどが組み合わされています。今見ても革新的なそのスタイルに、当時の人々の驚きを伺い知ることができます。

このほかRapselの作品は、多数の実力派デザイナーによって生み出されており、故 倉俣史朗 氏も晩年にRapselのデザインを手がけています。
バスルームにモダンデザインを持ち込むRapselの哲学は創業時から一貫しており、高い審美性とクオリティはスタイリッシュなライフスタイルを好む人々に熱烈な支持を受けています。そのクオリティから製品はある程度高価にならざるをえませんが、Rapselはドメスティックデザインが今後進むべき道を明快に指し示しています。
posted by DL at 13:21 | Comment(0) | TrackBack(0) | design

Apr 25, 2008

Jaime Hayon : Camper Shoes









images courtesy of Camper
photo by Nienke Klunder


シューズウェアブランド Camper のバルセロナ店やロンドン店のショップデザインを過去に手がけた Jaime Hayon 。その彼が今度は靴のコレクションをCamperからリリースしました。

2008年春夏コレクションとなるこのモデルは、タップダンスで履かれるようなクラシカルなデザインとなっています。Jaimeは、ミュージックホールを連想させるダンスシューズが昔から好きで、シンプルでありながら個性的な靴を作りたかったといいます。彼はメガネを例に挙げ、メガネがその人の個性を生み出す重要な要素であるように、靴も同様の役割を果たすはずだ、とも述べています。靴ひもからソールまで無地の単色で統一されたコレクションは、シンプルでいて十分に特別な独自性を持っています。
キルティングのようなJaimeらしいソールは、クラシカルなフォルムにスポーティーな印象を与え、ヒールのサインがJaime Hayonのシグニチャーモデルであることを決定づけています。
スタイルを上手く融和させたこのコレクションは、スポーティーなタッチを持ったエレガントシューズであり、また逆にエレガントなスポーツシューズであるともいえます。

Thanks Cecilia from Camper and Claudia from HAYONstudio.

以前の関連記事はこちらです。
HAYON studio
posted by DL at 13:14 | Comment(0) | TrackBack(0) | design

Mar 26, 2008

Finnish Design Yearbook





フィンランドデザインを促進するのための組織 Design Forum Finland が、Finnish Design Yearbook '08-09 という年鑑を発刊しました。

Finnsh Design Yearbookでは、デザイナーやメーカー、プロダクトデザインのイラストやインタビューを織り交ぜながら現代フィンランドを探求してゆきます。本書には Borderlands、Responsibilities、Resources、Playgrounds という4つの大きなテーマが掲げられており、デザイナーやリサーチャーが、それぞれの視点からその主題にアプローチしています。
Borderlandsは、様々なフィールドの垣根を越えてネットワークやコネクションを開拓してゆく今日のデザイナーたちを、Responsibilitiesでは、プロダクトのライフサイクルや環境問題への配慮など、プロダクトデザインに課せられた責任について取り上げます。Resourcesでは、ビジネス戦略とツールとしてのデザイン、Playgroundsはデザインと消費者行動の関わりなどをテーマとしています。

Finnsh Design Yearbook '08-09 のグラフィックデザインは、ヘルシンキのデザインスタジオ dog design が手がけています。前作の Finnsh Design Yearbook 2006 に引き続き、フィンランドの国旗を連想させる白地にブルーを効果的に配した爽やかなデザインになっています。
現代フィンランドデザインを知る良い資料となるFinnsh Design Yearbookですが、日本ではあまり流通していないようです。4月に正式なリリースとなりますが、Design Forum Finlandでは、それに先駆けて注文を受け付けています。

以前の関連記事はこちらです。
Design Forum Finland

posted by DL at 12:55 | Comment(0) | TrackBack(0) | design

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