Feb 29, 2008

Sanna Annukka










イギリスのBrighton出身のイラストレーター、Sanna Annukka
彼女はthe University of Brightonでイラストレーションを学びました。大学では特にシルクスクリーンを中心とした作品を製作し、それ以来、そのシリーズを卒業後も毎年少しずつ新しいキャラクターを増やしながら続けています。

Sanna Annukka は、イギリス人の父とフィンランド人の母を持ちます。幼い頃から夏には母の母国であるフィンランドを訪れ、自然の中でスイミングや釣りなどをして過ごしました。またラップランドへの旅行から、彼女は大きな影響を受けました。幼少期を過ごしたフィンランドでの自然に囲まれた環境が、後の彼女の作品に多大な影響を与えています。
もうひとつの大きなインスピレーションは、Kalevala(カレワラ)というフィンランドの叙情詩です。古くからフィンランドに伝わる民話や寓話を紡いで編まれたというカレワラは、彼女の作品の大きな拠りどころとなっています。

Sanna Annukkaの名前を一躍世に知らしめたのは、Keaneというイギリスミュージシャンのセカンドアルバム Under the Iron Sea のアートワークを手がけたことです。バンドメンバーのひとりが、友人宅でたまたま彼女のポスターを目にし、バンドの作品イメージと彼女の作風がマッチするということで、Sannaがイラストレーターに起用されました。
アルバムジャケットは、タイトルを連想させる大海原と勇ましい馬のイラストです。シングルカットされたIs It Any Wonderのジャケットには3人の兵隊が描かれています。彼女はアルバムジャケットのほか、ブックレットやシングルジャケットまで、トータルでKeaneの作品に携わりました。歌詞カードでは、曲ごとのイメージに合わせたイラストを挿絵としてデザインしています。

現在、Sanna Annukkaは、Big Activeというデザインエージェンシーに所属する傍らで、自身の会社を設立しオリジナルの作品を制作しています。異国情緒あふれる彼女の作品は明るく賑やかで、見ていて楽しくなるものが多くあります。
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Feb 13, 2008

Studio Design Rafaschieri







フランス、Lorraine(ロレーヌ)の Studio Design Rafascieri から、いくつかの画像が届きましたので紹介します。
Studio Design Rafascieriは、デザイナーのFrank Rafaschieri と Stanimira Dimitrova Rafaschieri の夫妻によって2000年にロレーヌに設立されました。スタジオはプロダクトデザインやインテリアデザインを手がけており、2002年にはパリ市主催のGrand Prix de la Creation de la Ville de Paris を受賞しています。

今回送られてきたのは、 Studio Design Rafascieriが手がけたMetz(メス)にある教会 the Church Saint Eucaire のためのインテリアです。
彼らは、聖典に反することないよう注意を払い、畏敬の念をもってこのプロジェクトを進めました。祭壇のインテリアは新約聖書にインスパイアされています。聖餐台や朗読台などの支柱のツイストは無限へと向かう水の流れを表しています。また、それぞれの支柱の本数にも意味が与えられ、テーブルの12本の支柱は12使徒を、説教台の2本は聖体とキリストの教えを、朗読台の7本は子羊(ほふられた子羊)のみが解くことができるというビブリオンの7つの封印を意味しているといいます。
これらのインテリアは新約聖書の精神を損なうことなく、モダンなテイストに仕上がっています。長い間伝統的なスタイルを保ってきた教会という空間の変化は、作り手と見るものに新たなテーマとチャレンジを与えています。

Thank you Frank, for your contribution.
posted by DL at 11:23 | Comment(0) | TrackBack(0) | design

Feb 08, 2008

Ditte Hammerstroem


Sofa Set


Loungescape


Wrinkle


Socialising Sofas

デンマーク、コペンハーゲンで活動するデザイナーの Ditte Hammerstroem
彼女はDenmarks School of Designでインダストリアルデザインを学んでいます。同校を卒業した2000年からコペンハーゲンを中心とした展示会などに参加し、作品を発表してきました。近年ではロンドンの100% Designやミラノサローネなど国際的な展示会にも活動の場を広げています。
Ditteの作品は機能的なものが多いのですが、その機能性は作品の持つ多様性の一面でしかありません。彼女の作品は、それを見る人や使う人の文化様式を反映し、また、デザインと生活の関わりを表現しています。装飾品のような美しさや審美性も、特筆すべき彼女の作品の魅力の一面です。

Sofa Setは、2004年に発表された作品で、ソファにライトやテーブル、シェルフなどが組み込まれています。パブリックスペースなどに、家にいるような快適な空間を生み出します。
Loungescapeは、7つのソファからなるラウンジセットです。画像ではわかりづらいのですが、脚を紐でくくることでスペースにあわせたレイアウトが可能になっています。高さの違うソファの組み合わせは、名前の通りひとつの風景のようでもあります。Loungescapeは2005年の作品です。
2006年に製作されたWrinkleは2人掛のソファですが、張り地には余った端布を使用しています。布を脚に縛りつけ、生地のたるみをうまくプリーツとして利用しています。白い布地を被せただけのシンプルなソファーですが、その表情の豊かさはDitteならではのセンスです。
Socialising SofasもWrinkleと同様の手法で張り地にプリーツを与えたソファセットです。ソファのサイドに付けられたボードが、間仕切りの役割も果たし独立した空間を生み出します。Socialising Sofasは2007年に発表されました。
ここに挙げた作品はすべてデンマークの家具メーカー Erik JoergensenのGreenhouseというプログラムによって、ワンオフで製作されています。

日本ではまだまだ知名度の低い Ditte Hammerstroem ですが、今後、デンマークの新鋭デザイナーとして注目を集めていきそうです。

posted by DL at 13:29 | Comment(0) | TrackBack(0) | design

Feb 01, 2008

Joris Laarman


Heatwave


Bonechaise


Freedom of Beech


Credit Brooch

オランダのロッテルダムにスタジオを構える Joris Laarman は、Design Academy Eindhoven でデザインを学びました。
同校を卒業した後、2003年に製作した Heatwave は、各国で賞賛を浴び、Red Dotをはじめとするいくつかの賞を獲得しました。同年に彼は自身のスタジオ Joris Laarman Studio を設立し、プロダクトデザインや建築設計を手がけています。
彼のデザインには、コンセプチュアルで詩的なアプローチを盛り込んだものが多く、高い独創性を持ちます。その個性的なデザインは高い評価を得ており、クライアントにはDroogやFlos、Artecnicaが名を連ねています。
また、作品の製作活動の傍ら、Domus Magazineへ記事を寄稿したり、オランダをはじめとするヨーロッパのデザイン学校でゲスト講師を務めるなど幅広く活躍しています。

Heatwaveは2003年に発表されると、瞬く間に評判となりました。多くのデザイン誌や新聞がHeatwaveを取り上げ、美術館にも収蔵されています。Heatwaveは暖房のためのラジエターです。欧米の建物にはエアコンやストーブはほどんどなく、多くはラジエターを使ったセントラルヒーティングが用いられています。ラジエターは、中に温水や電気を通し、その放射熱を利用して部屋を暖めます。そのため表面積が大きいほど効果が高いのですが、Heatwaveは装飾的なパイプが、デコレーションと機能という2つの要件を十分に満たしています。当初は、Droog Designから発表された電熱式のものだけだったのですが、2007年にベルギーのラジエターメーカー Jaga から温水式のものが発売されました。Heatwaveは、2007年のDesign Tideにも参加しているので、目にされたかたも多いのではないでしょうか。
Bonechaiseは、2006年のArt Basel Miami Beachで発表された Bone furniture のひとつです。ポリウレタンレジンを材質としています。コレクションには画像のラウンジチェアのほかに、背もたれのついたチェアがあります。そちらも同様にいくつもの骨のようなフレームを持つ構造をしていますが、材質にはアルミニウムが使用されています。
Freedom of Beechは、オランダのARCOからの依頼を受けて製作されたイスです。材質に白いブナ材を使用しています。白いブナ材は温度や湿度といった環境に敏感で大変デリケートな素材ですが、それを敢えてイスの材質に用いています。年月を経て刻まれてゆくダメージも、持ち主との歴史でありイスの持つキャラクターとなってゆきます。

posted by DL at 13:02 | Comment(0) | TrackBack(0) | design

Jan 29, 2008

TAF


Three


Pearl


Afro Art


Greenhouse 2007

ストックホルムを拠点とする TAF は、2002年に建築家のGabriella GustafsonとMattias Stahlbomによって設立されました。
TAFは建築デザイン事務所として、建築や空間デザインだけではなく、プロダクトデザインも手がけています。TAFのデザインは、ミニマルでカラーも最小限に抑えたものが多く、いわゆるシンプルな北欧デザインといった趣ですが、TAFはフォルムや機能に効果的なわずかな変化を加えて日常を少しだけ非日常に変えようと試みています。TAFのプロジェクトは日用品であっても、彼ら独自の非普遍的なセンスが盛り込まれています。

Threeは、2004年にMattiasによってデザインされたペンダントランプです。説明が少し難しいのですが、3種類のシェードをコンピューターで組み合わせ、ひとつのワイヤー状のシェードとしています。ライトを点灯すると、ワイヤーによる影が、壁紙にストライプの柄を映し出されます。ThreeはスウェーデンのライティングメーカーZEROから発表されています。
PearlはGabriellaによるデザインの家具です。脚部は、異なる大きさの球体が組み合わされており、中心にはスチールが通されています。名前の通り、真珠のネックレスからインスピレーションを得ています。シリーズとして同様の脚を持つスツールもデザインされています。
2007年にTAFは、ストックホルムのフェアトレードによる民芸品を扱うショップ Aforo Art の店舗内装を手がけました。店のコンセプトを受け、内装はシンプルで質素なものとなっています。梁や什器にはパイン材が使用されており、棚板は固定されていないので自由にレイアウトすることができます。
また近年では、2007年のStockholm Furniture FairにおけるGreenhouse展の空間デザインを手がけています。レベルの異なるブロックを階段のように組み合わせて、展示ごとの空間を効果的に区分けしています。

2008年のGreenhouse展の会場デザインも2007年に引き続きTAFがデザインします。今年の会場は小さな村や集落をモチーフとした空間構成となるようです。
posted by DL at 12:59 | Comment(0) | TrackBack(0) | design

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