Jan 22, 2008

Charles Kaisin


Hairy Chair


Newspaper Extendable Bench




Pierre Marcolini Chocolatier

Photo: courtesy of Charles Kaisin
(c)Guy Philippart


ベルギーのブリュッセルで活動する建築家でありデザイナーのCharles Kaisin
彼はInstitut Superieur d'Architecture Saint-Lucで建築を学んだ後に、ロンドンのRCAでインダストリアルデザインを学びました。RCA在学中の2000年には、京都市立芸術大学との交換留学により半年を日本で過ごしています。Charles Kaisinは、在学中より素材に関する研究を重ね、リサイクルされた材質を作品に使用することを得意とします。

Hairy Chairは、イスに関するリサーチから生まれました。細かく裁断された紙片がイスに張りめぐらされ、再利用された古イスは全く新しいオブジェクトに変貌しています。イスに取り付けられた紙片の層は、膨大な情報を象徴しています。細い短冊に完全に覆われたイスは、毛むくじゃらの動物を連想させます。
Newspaper Extendable Benchもまた、紙を材質に使用した作品です。Charles Kaisinが再利用や環境問題に取り組んだ結果のひとつが、Newspaper Extendable Benchです。目に見える形でリサイクルやリユースを提示することで、人々に環境問題を喚起させるのが作品の目的です。新聞紙は重ねたり圧縮したりすることで、木材と同程度の強度を持ちます。この一連の作業は、高い技術を必要としないので熟練工ではない様々な境遇の人々にも家具を製作する可能性を与えるといいます。ベンチは伸縮するハニカム構造になっており、30cmから7mまで自由にサイズを変えることができます。
2007年は、パリのポンピドゥーセンター30周年ということで、その記念パーティーでふるまわれた、日本でも人気のショコラティエ Pierre Marcolini のチョコレートをCharles Kaisnがデザインしました。3種類のチョコレートは、ポンピドゥー本館のあるパリ、2008年に分館がオープン予定のMets(メス)、今後オープンを計画中のアジア(中国)という3つの地域を表しています。
posted by DL at 13:21 | Comment(0) | TrackBack(0) | design

Jan 16, 2008

string


string system


string plex




string pocket

スウェーデンのマルメにあるシェルフメーカー、String Furniture AB
同社は、1949年に建築家のNisse Strinningによってデザインされた収納システム string を製造しています。Nisse Strinningは、現在、いわゆるスカンジナビアンデザインと呼ばれるものの礎を築いたひとりとして評価されているスウェーデン人建築家です。惜しくも2006年に鬼籍に入られましたが、彼のデザインしたstringはリリースから60年近く経った現在も人々に愛され続けています。

stringが、長らく高い評価を得ている理由はたくさんあるのですが、そのひとつとして挙げられるのが実用性に優れている点です。stringの構造は大変軽いのですが、しっかり安定しています。はしご状のフレームを壁に据付け、棚板を自由にレイアウトします。stringが素晴らしいのは、同一のフレームに異なる奥行きの棚板をマウントできる点です。棚板の大きさや間隔を必要に応じて可変できる、フレキシブルな収納システムです。
string plexは、フレームをクリアのアクリル板にしたものです。棚板はまるで宙に浮かんでいるかのように見えます。string plexは1953年にラインアップに加わりました。
string pocketは、CDやDVDの収納などにも適しているシェルフです。サイズは60x15x50cmと、他のシステムと比べるとやや小ぶりなので様々な空間にフィットします。

stringシステムは、ミニマルなデザインとフレックスな機能で大変素晴らしい収納システムですが、いまいち日本市場に浸透していないのは、フレームを壁に打ち付けなくてはならない点が大きな理由かもしれません。これは壁紙やウォールマウントの家具に総じていえるのですが、壁をペイントしたり、むやみに穴を開けられない日本の住宅構造や事情により、日本は大きな損をしているように思えて残念です。


posted by DL at 12:41 | Comment(0) | TrackBack(0) | design

Jan 15, 2008

muuto


A Cordless Moment


Cosy in Grey


The More The Merrier


Crushed Bowls

デンマーク、コペンハーゲンのMuutoは北欧のデザイナーを起用し、新しいスカンジナビアンデザインを広く世に広めようと注力するブランドです。
新しい視点を意味する"muutos"というフィンランド語からインスパイアされたブランド名通り、Muutoは新鮮でオリジナルな観点でスカンジナビアンデザインを捉えています。Muutoは、グッドデザインは全てデザイナーから始まると考えており、選りすぐりの北欧デザイナーを抜擢し、彼らに自由に日常品のデザインをするよう求めます。デザイナーは、それぞれの物事の見方を作品に反映させています。Muutoのデザインを手がけるのは、Norway SaysやClaesson Koivisto Rune、Matti Klenellなど十数名のスカンジナビアンデザイナーです。次世代の北欧デザインをリードしてゆく彼らの作品はどれもクオリティが高く、新しいスカンジナビアを感じさせます。

A Cordless Momentは、スウェーデンのThomas Bernstrandによるオイルランプです。一見すると通常のテーブルライトのようですが、実際はオイルランプなので、コードの類が一切ありません。故にライトの美しいフォルムのみが強調されます。材質はボーンチャイナで、ランプを灯すとうっすらとした明かりがもれてきます。
Cosy in Greyは、A Cordless Momentとは対照的にバルブやソケットを上手く利用したテーブルランプです。デザインはフィンランドのHarri Koskinenです。吹きガラスのシェード部分の空間に、バルブが浮かぶように設置されています。Cosyランプはグレーのほかに、ホワイトがあります。
The More The MerrierはデンマークのLouise Campbellによるキャンドルホルダーです。キャンドルホルダー部はラバー製でアームはスチールです。各ホルダーは独立しており、アームと様々な方向にジョイントすることができます。組み合わせ次第で細かなシンメトリーも、完全な無秩序も自由に作ることが可能です。
デンマークの建築家、Julien De SmedtによるCrushed Bowlsは、大きなスケールの建築に用いる手法を応用したボウルです。ボウルは、建築でコンピューターのモデリングに使用されるひし形とアルゴリズムで構築されています。Crushed Bowlsは2サイズが用意されています。

以前の関連記事はこちらです。
Norway Says
Claesson Koivisto Rune
Thomas Bernstrand
Louise Campbell
posted by DL at 13:03 | Comment(0) | TrackBack(0) | design

Jan 08, 2008

Robert Stadler : new installations


Corso


Christioan Dior






以前に紹介した、フランスのデザイナー Robert Stadler が手がけた新しいインスタレーションの様子がいくつか届きました。

Robert Stadlerは、パリの9区に新しくオープンしたレストランバーのインテリアデザインを行いました。オレンジ色のバーカウンターが明るい店内に良く映えます。2007年のクリスマスシーズンには、各国のクリスチャン・ディオールのショーウィンドーのデコレーションも手がけています。
?は、パリのSaint-Paul Saint-Louis Churchという教会に施されたライティングのインスタレーション。教会の中空にはいくつもの大きな球体が吊るされています。側面のドアから教会へ入ると、それはただの照明にすぎませんが、中央のエントランスをくぐると照明はクエスチョンマークのように配置されていることに気づきます。シンメトリーな建物と不規則に配された球体のコントラストが独特の美しさを生み出しています。?マークが象徴する疑問や疑いは、教会の荘厳な空間に吸収されてゆきます。

以前の関連記事はこちらになります。
Robert Stadler
posted by DL at 11:50 | Comment(0) | TrackBack(0) | design

Dec 21, 2007

Studiocharlie


Tavolo Rigo




Vaso Calmo


Charliedog Font

イタリア北部、ミラノに程近いRovatoにスタジオを構える Studiocharlie は、2002年にGabriele Rigamonti、 Carla Scorda、Vittorio Turlaの3人によって設立されました。スタジオではプロダクトデザインをメインとし、グラフィックやタイプデザインを手がけています。また、ショートフィルムなどの映像分野でも活躍し、DODOという作品は2005年にブラジルのリオで開催されたprog:MEというメディアフェスティバルで賞を受賞しています。

Tavolo Rigoは、複雑なフレームを持つテーブルです。網状に組まれたフレームは、5mm径のスチールを職人が手作業によって溶接しています。フレームの総全長は105mにも及び、部品数にして197点になります。
Vaso Calmoは、ステンレススチールをレーザカットして作られた花瓶です。Calmoは砂浜にうちあげられた、元来の姿がわからないようなオブジェクトに着想を得ています。波にもまれる長旅の末に、簡素化した物体をシンプルで幾何学的なフォルムで表現しています。Rigoテーブル、Calmoベースはどちらも2007年ミラノデのザインウィークへの参加作品です。
前述のとおり、Studiocharlieはフォントデザインも手がけています。アルファベットの一般的なタイプデザインもあればアイコンを用いたフォントもあります。Charliedogは、数十種の犬のシルエットからなるタイプデザインです。同様のタイプにネコや葉っぱをモチーフにしているものなどがあります。

Studiiocharlieのフォントは、フォント販売のサイト(www.fonts.com)で購入することも可能です。
posted by DL at 12:51 | Comment(0) | TrackBack(0) | design

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