Jul 07, 2008

Taiwan Designers' Week 08'








The cloud by xrange

台湾のデザインイベント、Taiwan Designers' Week が6/28〜7/4までの7日間の会期で開催されました。

メイン会場は北京市内にある Xinyi Public Assembly Hall(信義公民会館)という古い建物群で、4棟あるうちの2棟と中心部の大きな広場が展示会場として使用されました。
メイン会場では8つのプログラムが開催され、それぞれのテーマに沿った240あまりの作品が会場に並びました。
会場中心部の広場にセットされたのは、台北のデザインスタジオ xrange による The cloud というインスタレーションです。The cloudはヘリウムガスを充填した12個のバルーンを連ねて大きな雲に見立てたもので、ひとつのバルーンは直径3.5mあります。全体で10m x 30mという巨大なThe Cloudは、台湾の灼熱の日差しを遮り広場に大きな日陰をもたらすキャノピーとしての役割を果たします。

欧米諸国のデザインフェアや日本のデザイナーズウィークなどと比べると、まだまだ規模が小さいTaiwan Designers' Weekですが、個々のデザイナーのデザインに対する熱意は十分に伝わってきます。会場で作品を熱心に眺めるたくさんの若者達からも、台湾デザインの持つ大きな可能性を感じることが出来ます。
今後もこのようなイベントが継続的に開催され、デザイナーの表現の場が増えてゆけば、台湾のデザインシーンは更に大きく発展してゆくのではないかと思います。

More Taiwan Designers' Week posts are coming this week.

以前の関連記事はこちらです。
Taiwan Designers' Week
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Jul 03, 2008

Design With a Smile


S-XL Cake by Ding 3000


Sugar Cage
by Sofie Lachaert and Luc d'Hanis



St.Peter by Giulio Lacchetti


USB Memory Stick
by Guido Ooms and Karin Van Lieshout


ベルギーのGent(ゲント)にある Design Museum Gent で Design With a Smile 展が7/11〜10/12までの会期で開催されます。
Design With a Smileは、 オランダの出版社 Stichting Kunstboek から出版されているForms with a Smileというデザイン書にもとづいた展示会で、ユーモラスなデザインやコンセプトに焦点があてられています。
ユーモアは人々の主観によるところが大きく、一般的にも正当な評価というものが難しいテーマです。特にデザイン分野では作品の持つユーモアの側面が正しく解釈されないこともままあります。Design With a Smileでは作品の機能性だけにとらわれず、ユニークなフォルムやコンセプトの作品を展示することで、ユーモラスなデザインがいかにウィットに富み、驚きに満ちた素晴らしいものかを証明しています。

ドイツ、ハノーバーのデザイントリオ Ding 3000によるS-XL Cakeは、十数種の大きさが異なるカットが一度に焼けるというケーキ型です。大き目のものが食べたい人、ダイエット中の人など、あらゆる要望に応えます。
Droog DesignからリミテッドエディションでリリースされたSugar Cageは、フランス人アーティスト Marcel DuchampのWhy Not Sneeze Prose Selavy?という作品へのオマージュです。Duchampの作品は大理石で作られた角砂糖がカゴに入れられており、日用品をアートピースに昇華したものでしたが、Sugar Cageは本物の角砂糖をカゴに入れ、アートピースを日用品へとコンセプトを逆転してみせました。
Giulio LacchettiによるSt.Peterは、フルーツを絞るスクィーザーですが、そのフォルムはローマのサン・ピエトロ大聖堂と広場を模っています。スクィーザー部分を大聖堂のドームに見立てた非常に秀逸なアイデアです。
オランダのStudio OoomsによるUSBメモリースティックは、天然の木を材質に、ひとつひとつハンドメイドで作られています。デスク周りに自然のぬくもりを与える目的でデザインされました。
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Jul 02, 2008

Mobile in Forest








music-cage


socket-deer

auがケータイという枠を超えて新しいライフスタイルを提案してゆくプロジェクト、another works のプレス発表が7/1に開催されました。
そのanother worksの関連イベントとしてMobile in Forest という展示会が原宿のCASA Jingumaeで7/2〜7/6までの5日間の会期で開催されます。
Mobile in Forestでは、Ciboneがプロデュースする7組のクリエーターによるプロダクトと、+81マガジンがキュレーションする5名のアーティストによる作品が展示されています。

music-cageとsocket-deerはともにnendoがデザインしたもので、music-cageは、携帯電話にダウンロードした音楽をBluetooth(ブルートゥース)という無線技術を使用して再生するワイヤレススピーカーです。どこにでも置くことができ、音楽でリラックスするというイメージから鳥かごのようなデザインになったということです。
socket-deerは、コンセントに充電器を繋いだ状態のまま携帯電話を掛けておくことができるコンセントプレートです。コンセントプレートから伸びるウレタンゴムのシカの角には携帯電話だけでなく、小物などを掛けることもできます。
このほかにも若手デザイナーによるケータイを中心とした個性的なプロダクトが展示されています。
会場の地下フロアでは5名のアーティストによる、アートワーク内にケータイを溶け込ませた作品を見ることが出来ます。作品はA1サイズを基本としており、それぞれの作風を活かしてケータイとアートをうまく融合させています。

7/1のプレス発表では、Glyphの柳本 浩市 氏、Ciboneの横川 正紀 氏、nendoの佐藤 オオキ 氏によるトークショーが行われ、ライフスタイルとケータイの関わり方やケータイをとりまく環境、そして昨今のデザインシーンについてなど、大変興味深いお話を聞くことが出来ました。


Mobile in Forest exhibition

会期:7/2(水)〜7/6(日)
時間:11:00〜19:00
会場:CASA Jingumae 渋谷区神宮前6-14-5
主催:KDDI株式会社

参加デザイナー(Ciboneプロデュース)

熊谷有記
坪井浩尚
冨田靖隆
Live for Sweets
nendo
Micro Works
MILE

参加アーティスト(+81 キュレーション)

黒田潔
浜田武士
福井利佐
enamel
Ohgushi
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Jul 01, 2008

Fennofolk


Paola Suhonen/IVANAhelsinki
photo: Elina Brotherus



Green Lake 2008/Elina Brotherus


Daniel Palillo/autumn-vinter 08-09
photo: Paavo Lehtonen



Sanna Annukka/illustration sketch 2008

images: courtesy of Designmuseo


フィンランド、ヘルシンキのデザインミュージアム Designmuseo で、Fennofolk-New Nordic Oddity という展示が9/28までの会期で開催されています。

世界各国で自国の伝統文化をファッションや音楽などの創造物に取り入れようという表現手法が影響力を持ちはじめていますが、Fennofolkとは、そのフィンランド版ともいえる新しいスタイルです。
Fennofolk展は、ジャンルを越えた80人以上の若手フィンランド人クリエーターの作品を展示し、Fenonfolkという新しいスタイルの観点からフィンランドの現代カルチャーを検証するものです。

展示に参加する、ファッションデザイナーからビジュアルアーティスト、ミュージシャンまで様々な分野で活動する若手のクリエーターたちに共通するのは、フィンランドとフィンランドらしさとの複雑な関係を反映したオリジナルの作風です。
フィンランドのアートやデザインのルーツ、恒久的な自然の存在、北方の個性などを織り交ぜた、世界水準のクオリティを持つ展示作品から、フィンランドのクリエイティブ分野における多様性や現在のシーンを見ることができます。

以前の関連記事はこちらです。
Sanna Annukka
posted by DL at 13:09 | Comment(0) | TrackBack(0) | messe

Jun 19, 2008

Joe Colombo Design and the Invention of the Future


(c)Ignazia Favata/Studio Joe Colombo
Photo: Oliviero Toscani



(c)Ignazia Favata/Studio Joe Colombo


Photo: Nicolas Lackner


Photo: Nicolas Lackner

1971年に41歳という若さにして心臓発作のため、この世を去ったイタリアのデザイナー Joe Colombo 。
世界で初めてとなるJoe Colomboの本格的な回顧展が、オーストリアのグラーツにある美術館 Kunsthaus Graz で8/31まで開催されています。

Joe Colomboは、60年代から本格的にデザイナーとしての活動をはじめ、亡くなるまでの10年余りで KartellやZanottaをはじめ多数のメーカーからいくつものデザインを発表しました。日本ではBoby Trolley(ボビーワゴン)のデザイナーとして良く知られています。
展示会場では今まで公開されることのなかった初期のプロトタイプやスケッチなどの貴重な資料が公開され、Joe Colombo本人と彼のデザインした作品の全体像を紐解いてゆきます。

会場は4つのパートで構成されており、それぞれのテーマごとに展示が行われています。
第1部は、50年代のJoe Colomboの作品群を展示しています。当時彼は、Milan's Brera Academyでアートを学び、前衛芸術グループのMovimento Nucleareに参加する芸術家として活動していました。
その後、1962年あたりからデザイナーとしてのキャリアをスタートし、わずか数年の間にいくつものクライアントを抱える実力派デザイナーとして名を馳せます。第2部ではこの年代の作品に焦点があてられています。
第3部では、Joe Colomboの代表作でもあるTubu ChairやMulti Chairなど彼のデザインした数々のイスが展示され、続く4部では1969年から71年までの晩年に手がけたプロジェクトが紹介されています。展示会場では彼自身が住んでいたアパートメントの写真も紹介され、インテリアと家具の複合的な関わりや多様性に着目します。1971年のプロジェクト Total Furnishing Unitでは、Joe Colomboの先見的な時代の先をゆくデザインを見ることが出来ます。

今回の展示会場となっているKunsthaus Grazは、グラーツにある20の州立博物館のうちのひとつです。Kunsthausは、Neue Galerieと並ぶコンテンポラリーアートの展示を中心とした美術館で、建物も非常に前衛的でユニークです。

posted by DL at 13:27 | Comment(0) | TrackBack(0) | messe

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