Feb 27, 2008

Stockholm Furniture Fair 2008 : vol.2



Greenhouse
photo by Gustav Karlsson-Frost 


photo by Magnus skoglof 

Stockholm Furniture Fair 2008 の新しいリポートが先日出ましたので、フェアの結果や会場の様子をもう少しお伝えします。

今年のStockholm Furniture FairとNorthern Light Fairには、2/6〜2/10までの5日間の会期中に、併せて約39,000人が訪れました。そのうちのおよそ5,500人がスウェーデン以外の国からの来場でした。2つのフェアへの来場者は、昨年に比べると若干ではありますが、減少しています。その一方でデンマーク、ノルウェー、フィンランドといった北欧諸国からの出展や来場は増加の傾向にあります。特にデンマークからの来場者の伸びが顕著で、昨年よりも12.5%多い約850人が会場を訪れました。
Stockholm Furniture Fairは、北欧デザインのトレンドやマーケットの動向を垣間見るための見本市というポジションを、着実に固めつつあります。

見本市の会場には、各メーカーのブースはもちろんのこと、照明メーカーが展示を行う Northern Light Fair や若手デザイナーやデザイン学校の生徒たちの作品発表の場であるGreenhouse など、見所となる展示が多数あります。
特にGreenhouseは毎年来場者の注目を集めている展示で、今年は2007年に引き続きストックホルムの建築デザイン事務所のTAFが会場デザインを行いました。今年のGreenhouse会場のテーマは、villageということで、各ブースは村落をイメージしたテントのようなデザインとなっています。一段高い場所から会場を見渡すと、ブースの集合体があたかもひとつのvillageのように見えます。
Greenhouseは、若手デザイナーの展示の場といえど、そのクオリティは非常に高く、この展示を出発点とするデザイナーは数多くいます。現在高い評価を得ている、NorwaySaysやFrontなどもかつてこのGreenhouseで展示を行いました。
Greenhouseへの展示作品は、製品化されていないものに限られ、参加するデザイナーは、審査員の選考によって決められています。審査委員会は、デザインジャーナリストやプロデザイナーなど数名で構成されており、今年はClaessonKoivisto RuneのOla Runeも審査に参加しました。

以前の関連記事はこちらになります。
Stockholm Furniture Fair 2008
posted by DL at 12:38 | Comment(0) | TrackBack(0) | messe

Feb 26, 2008

Meuble Paris


(c) Fred Leveugle


(c) Anne-Emanuelle Thion

(c) Anne-Emanuelle Thion

パリで毎年1月に開催される家具見本市の Meuble Paris
Maison et Objetを紹介した際にも触れましたが、どのような見本市なのかもう少し説明を加えます。

meubleとは家具という意味のフランス語で、Meuble Parisは、その名の通り家具に特化した見本市です。今年のMeuble Parisは、Maison et Objetとほぼ同時期の1/24〜1/28の会期で開催されました。展示場となったのはParis Le Bourgetという見本市会場で、Maison et Objetの会場とはシャトルバスで往来することができます。
会場では471のブランドが展示を行い、5日間の会期中には約26,000人が訪れました。そのうちのおよそ35%、約9,000人がフランス以外の国からの来場者でした。
展示は、クラシカルな家具のAtomosphere、モダン家具のLivingという大きく2つのグループに分けられ、それぞれがさらに細かくカテゴライズされています。Atomosphereは、アンティークコピーなど年代家具のEpoque、民族調のethnic、インドアとアウトドアのIn&Out、伝統的な家具のClassic、カントリー調のCharmeの5つに分けられています。Livingは、最新家具のLoft、現代家具のToday、リラクゼーション家具のSoft、子供部屋向けのKidsと4つのカテゴリーからなります。会場にはFrancesca AvossaとIsabelle Cohendetによるビジュアル演出が施され、展示に大きな流れを加えました。
Meuble Parisにおける2008年のCreateur de Lannee(クリエーター・オブ・ザ・イヤー)には、フランスの巨匠 Pierre Paulin が選ばれました。

Pierre Paulinについて少し紹介すると、彼は1927年フランス生まれで、50年以上活動し続けているデザイナーです。50年代からフランスのThonetやオランダのArtifortから多くの作品を発表しおり、Artifortではメインデザイナーとして50以上のモデルをデザインしています。また、インテリアの分野では、ルーブル美術館のデノンウィングやポンピドゥー大統領時代のエリゼ宮のリノベーションなどを行いました。

以前の関連記事はこちらです。
Maison et Objet
posted by DL at 10:37 | Comment(0) | TrackBack(0) | messe

Feb 20, 2008

Maison et Objet


(c) Frederic Leveugle


(c)Alix de Dives, Jean-Marc Palisse


(c)Fred Leveugle


(c)Jupiterimages Corporation

遅くなりましたが、1月にパリで開催された国際見本市 Maison et Objet (メゾン&オブジェ)について少し紹介をします。

Maison et Objet は、いわずと知れた、1月と9月の年2回パリで開催される大規模なインテリア関連の見本市です。今春は1/25〜1/29の会期で開催されました。9月のセッションは、9/5〜9/9に開催が予定されています。

Maison et Objetの会場は約124,000m2、出展者数は約3,000と広大で、各ホールごとにセグメントが分けられています。ethnic chic(民族色の強いインテリア)、テキスタイル、テーブルウェア、l'espace(職人やアーティストによる工芸品)、インテリアデコレーション、ホームアクセサリー、そして今回からギフトやを扱うMuseesが加わり、Maison et Objetは大きく7つの展示から構成されます。
また、テキスタイルやファブリックに焦点をあてた Maison et Objet editeurs やシーンに新しい流れや独創性を与える展示 scenes d'interieur 、新鋭デザイナーや革新に満ちたデザイン紹介する now! design a vivre など3つの展示も同会場で行われます。
リポートによると、今回のMaison et Objectには、約86,000人が訪れました。そのうちの42%にあたる人々がフランス国外からの来場ということです。国外からの来場者は増加傾向にあり、2007年1月のセッションと比較すると約12%増加しています。その半数以上がEU諸国からで、最も多いのがイタリア、次いでイギリス、ドイツ、スペインと並びます。今回、ロシアからの来場者が+52%と急増しており、ミドルクラスやアッパークラスの人々がデザインへの関心を高めているようです。

Maison et Objet の会場から程近い Paris Le Bourget 見本市会場では、家具関連のトレードショーである Meuble Paris がほぼ同時期の1/24〜1/28に開催されました。こちらは、名前の通り家具がメインとなっています。Maison et Objetの会場とはシャトルバスで結ばれており、両会場のアクセスはスムーズです。
Meuble Parisが1月に開催されることからも、例年、9月よりも1月のMaison et Objetのほうが来場者が多くなっています。ただ、9月のセッションでは、建築やリノベーション関連の見本市projet や、エクステリア関連のoutdoor_indoorが開催されるので、それぞれに見所が多くあります。

posted by DL at 10:33 | Comment(0) | TrackBack(0) | messe

Feb 19, 2008

nosigner : MOOH







photo by Masaharu Hatta

現在、表参道ヒルズの2周年記念として開催されているイベント、MOOH(the Museum of Omotesndo Hills)に、以前から何度か取り上げているデザイナーnosigner が参加しています。

インスタレーションは、ファッションブランドのtheoryとtheory luxeとのコラボレーションによるもので、theory luxeには2/21まで、theoryには2/27まで展示されます。
インスタレーションのテーマはエコロジーで、今回nosignerは、蛍光灯を使用した fluoless という作品を展示しています。
作品のバックグラウンドには、日本国内で年間4億本の蛍光灯が廃棄され、そのうちの85%(75,000トン)が再利用されることなく埋め立てられているという事実があります。水銀などが含まれる蛍光灯は、多くの構成物からリサイクル可能な高純度の物質を抽出するのが難しく、そのほとんどがそのまま廃棄されていまいます。nosignerは、その廃棄された蛍光灯を連結し、結晶構造のオブジェクトへと生まれ変わらせることで、異なるアプローチによる純度の高いリサイクルを見事に実現しています。nosignerは作品を通して、廃棄された膨大な蛍光灯の存在を人々に再度思い起こさせ、また、蛍光灯の持つ新たな可能性を提示しています。
fluolessという名前は、無くなった(less)蛍光灯(fluorescent)による、完全なもの(flawless)という意味を表しています。

以前の関連記事はこちらになります。
nosigner
posted by DL at 10:27 | Comment(0) | TrackBack(0) | messe

Feb 18, 2008

ambiente 2008 : Final Report


Narcisse by Domestic


Surface by Rosenthal


Ote by Iittala

先日フランクフルトで開催された ambiente 2008 のファイナルレポートがリリースされました。

2008年の来場者数は、2007年同様に約150,000人で、その46%が開催国であるドイツ以外の138ヶ国からであるということです。その中でも最も来場者が多かったのが、イタリア、次いでスペイン、フランス、イギリス、オランダです。やはり西ヨーロッパ諸国が目立ちますが、東欧諸国や日本、UAEや北・南米からの来場者も多くみられたようです。
出展者については、2008年は4,590の出展者が展示を行い、その69%がドイツ以外の国からの参加でした。
これらの数字を見るだけでもambienteがいかに大きな日用品、消費財の見本市かがわかります。ambienteはビジネスの場としても大きな役割を果たしており、来場したバイヤーの4分の3以上が役職クラスで、そのうちの68%の人々が商品購入の決定権を与えられています。会場で活発に取引が行われるのもambienteの特徴のひとつです。

展示物の傾向をみると、レトロやバロック調のものは過去のものとなり、洗練されたプレミアムが2008年の新たなトレンドとしてみられたようです。今年は明快でエレガント、そして高級感あふれるものが多くみられたということです。また、昨今の全人類的なテーマともいえるsastainability が、やはりここでもひとつのキーワードとして挙げられています。この単語はあまり良い日本語訳がないような気がしますが、ものごとを持続的に維持してゆく、というような意味でしょうか。近年、人々はより社会的なテーマに目を向け始め、インテリアでも木やセラミック、石などといった自然の素材やナチュラルなライフスタイルが注目を集めているようです。チープで使い捨てに近いものを何度も買い換えるのではなく、自然に優しくラクシュアリーで高品位なものを長く使ってゆこうという流れになっているのかもしれません。

画像は、Design Plus アワードの2008年受賞作品の一部です。Design Plusは1983年から始まったデザインアワードで、デザインに優れており、何か特別な価値が付加されて他のものと差別化が行われている商品に授与されます。

以前の関連記事はこちらになります。
ambiente 2008
posted by DL at 13:09 | Comment(0) | TrackBack(0) | messe

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