Feb 14, 2008

ambiente 2008




Living Japan photo by Petra Welzel


Cafe Asean photo by Jochen Gunther

images: courtesy of Messe Frankfurt Exhibition GmbH


今年のambienteは、2/8〜2/12までの会期で開催されました。ambienteは、毎年2月にフランクフルトで開催されるインテリア、生活用品の国際見本市で、2007年には128ヶ国から約150,000人が来場しています。会場は大きくDining、Living、そしてギフトなどのGivingというグループに分けられました。そのほかにもTrend Forumや、Design Plus Award、the Federal Republic of Germany 主催によるデザインアワードなど数々のプログラムが催されました。

今年のambienteでは、ハイライトのひとつとして日本文化を紹介する Living Japanという展示が行われました。展示は、日本の経済産業省が支援するsozo_commというプログラムが主催しています。sozo_commは、日本メーカーによる日用品やインテリア関連商品をヨーロッパに向けて発信するというプログラムで、各国の見本市で展示や販売促進を行ってゆく予定です。amienteでのLiving Japanは、その最初の国外での活動となりました。
Living Japanでは、2007年のIFFT(東京国際家具見本市)で選定された日本メーカーによる家具やテーブルウェア、ステーショナリーなどを幅広く紹介しています。日本のプロダクトはデザイン性や機能性を含め、大変高いクオリティーを持つものが多いにも関わらず、昨今では、アジア諸国による低価格商品との差別化に苦心している状況です。sozo_commは、日本プロダクトを積極的に国際見本市に展示することで、新たな海外市場の開拓を促し、また、日本のブランド育成を支援するプラットフォームの役割を果たします。今後はミラノサローネへの出展が予定されています。

今年のambienteの来場者数や出展者数などの詳細については、ファイナルレポートが出てから再度取り上げられればと思います。

関連リンク
sozo_comm



posted by DL at 12:41 | Comment(0) | TrackBack(0) | messe

Feb 12, 2008

Stockholm Furniture Fair 2008






photo by Magnus Skoglof 


photo by Magnus Skoglof

今年のStockholm Furniture Fair (ストックホルム国際家具見本市)は、2/6〜2/10という会期で開催されました。
Stockholm Furniture Fairは、毎年多くのインテリア関係者が来場し賑わいをみせる国際的な家具見本市です。今年のファイナルレポートが出ていないので正確な数字はまだわからないのですが、昨年は世界中から約40,000人がフェアに来場しました。

Stockholm Furniture Fairでは、2004年から毎年 Guest of Honer として招いたゲストデザイナーの作品をエントランスホールで展示しています。5年目となる2008年は、イタリアの巨匠 Giulio Cappellini がGuest of Honerに選べれました。彼は、イタリアの家具メーカー Cappellini でデザイナーとアートディレクターを兼務しています。デザイナーとしての活躍もさることながら、彼はTom Dixon や Jasper Morrison などの才能を発掘したことでも知られています。彼は意欲的に若手デザイナーを起用しており、最近では日本のデザインスタジオNendoがCappelliniから作品を発表しています。
Giulio Cappelliniによる今回のStockholm Furniture Fairでの展示はグリーンを基調とし、自然のなかのスペースを連想させるインスタレーションとなっています。

Stockholm Furniture FairのみどころのひとつにDesign Barがあります。こちらもGuest of Honer同様に毎年異なるデザイナーが手がけますが、デザインバーにはスウェーデンの若手デザイナーが起用されます。過去にはFrontやBroberg Ridderstraleなどがバーを手がけています。
2008年は、Save Our Soulsがバーのデザインを行いました。彼らは2006年のGreenhouseで注目を集めたデザインデュオで、今回使用されているライトもそこで発表されたものです。ばらばらに配置されたアルファベットは、シートやテーブルとして使用されていますが、その文字はgreed、 hate、 lies、fear といった単語を表しています。彼らは、作品や展示を通した社会への問題提起を得意としており、今回のデザインバーも単なるラウンジではなく、来訪者に疑問を投げかけるものとなっています。
posted by DL at 13:35 | Comment(0) | TrackBack(0) | messe

Jan 31, 2008

imm cologne 2008 : [d3] contest


Chair


Lingor


PuzzlePerser

imm cologne(ケルン国際家具見本市)のハイライトのひとつして挙げられるのが、[d3] design talent という若手デザイナーのための展示イベントです。
今年で第3回目となる[d3]は、大きく3つのセグメントにわけられて展示が行われました。
[d3] schoolsは、デザインや建築を学ぶ学生のための展示スペースです。[d3] schoolsは、彼らに作品を公開する機会を与え、学生同士のコミュニケーションを促すプラットフォームとしての役割も果たしています。
以前はNRGと呼ばれていた若手デザイナーのための展示は、[d3] professionals と名を改め、今年から[d3]のイベントとなっています。新鋭デザイナーやスタジオにとって、メーカーやジャーナリストに自らのデザインとアイデアをアピールする格好の場となっています。
[d3] contest も今年から新しく[d3]に加わったイベントで、以前は inspired by cologne という名のコンペとして開催されていました。[d3] contest は学生や若手デザイナーを対象としたコンペで、今年は約530のエントリーがありました。imm会場にはその中から選ばれた29組のデザイナーによる31作品が展示されました。

2008年の[d3] contest の1等を獲得したのは、スイスのデザイナー Raphael von Allmen によるChairです。シート部と脚部にアルミを使用しているので、とても軽量です。背もたれとなるシェルにはポリプロピレンを用いており、アルミの剛健さと相まって快適なイスとなっています。
Lingorはドイツの Marc Braun によるペンダントランプで、コンペで2等を獲得した作品です。帽子のようなシェードは、エナメルコーティングを施したスチールシートを加工しています。Lingorには、モダンなデザインと伝統的な鉄加工技術が共生しています。
3等に選ばれたのは、ドイツの Katrin Sonnleitner によるラグマット、PazzlePerser です。パズルのピースのようなマットは、素材にリサイクルが可能な天然と合成ゴムを使用しています。カラフルなピースのアレンジによって、装飾的なパターンが生み出されます。

以前の関連記事はこちらになります。
imm cologne 2008
imm cologne 2008 : Interior Innovation Award
posted by DL at 12:43 | Comment(0) | TrackBack(0) | messe

Jan 30, 2008

Ronan & Erwan Bouroullec : Kreo Gallery Exhibition 2008








all images (c) Paul Tahon and R & E Bouroullec

Ronan & Erwan Bouroullec から展示会の知らせが届きました。1/29〜3/8の会期でパリのKreo Galleryに彼らの作品が展示されます。

大きな架台にファブリックを吊り下げたパーティションは、単なるルームディバイダーというよりも布の壁といってよい程の迫力があります。サイズは幅4m、高さ2.2mと巨大です。架台に布がいくつもぶらさがっている様子は、馬具工房に吊るされた鞍を連想させます。
黒い大きな箱型のソファは、一見すると家具とも小部屋ともつかないその風貌に違和感を覚えますが、ソファを覆うマットに目をやると、そこがとても快適な空間であるとわかります。周囲とは切り離され独立したボックスは、家具と空間とのボーダーを越えてリラックスのための機能と役割を果たします。黒い大きな箱に見られるシンプリシティは、Bouroullec兄弟が好む初歩的な要素のひとつでもありす。
会場には、ほかにも大きなシーリングランプや、一枚岩の浮氷のようなポリエステル製のテーブルなどが展示されています。

これら4作品は異なる時期にデザインされたので、一連のコレクションというわけではありませんが、それでもBouroullec兄弟の空間のクオリティーというリサーチに対する考えを体現しています。彼らが好んで使用するファブリックも、そのリサーチへ答えのひとつです。

以前の関連記事はこちらになります。
Ronan & Erwan Bouroullec

posted by DL at 12:39 | Comment(0) | TrackBack(0) | messe

Jan 28, 2008

imm Cologne 2008 : Interior Innovation Award


Stingray Veneer


Serie 6910


Steelwood


Heaven Armchair

imm cologne 2008(ケルン国際家具見本市)初日の1/14に、第6回目となる Interior Innovation Award の受賞式が開催されました。過去の受賞者には、続けてRed Dot AwardやGerman Design Prizeを獲得するものもおり、その選定の目は折り紙つきです。
アワードでは、5つのカテゴリーで25の作品が選出され、さらにその各カテゴリーのなかでBest of The Bestがそれぞれ選ばれました。入賞作品は14日の授賞式の後、翌15日からimm会場内に展示されました。

Stingray Veneerは、Best Itemというカテゴリーで、Best of The Bestを受賞した作品。デンマークのFredericiaという家具メーカーから発表されたロッキングチェアです。同じくデンマークの若手デザイナー、Thomas Pedersenによるデザインは、イームズのLa Chaiseを彷彿とさせます。シェルはAlpi社の10mm厚のベニヤを使用し、オーガニックな曲線は、ドイツのReholz社による3Dベニヤ製造技術によって実現しています。
Serie 6910は、Classic InnovationカテゴリーでのBest of The Best受賞作品。ドイツのTF Polstermobel というソファメーカーのもので、デザインはHorst Bruningです。スチールフレームに革の張地とオーソドックスな組み合わせゆえに、様々なシチュエーションにマッチします。
MagisのSteelwoodは、Best Detailカテゴリーの入賞作です。デザインは Ronan and Erwan Bouroullec 。名前のとおり、材質はスチールシートとウッドです。Bouroullec兄弟は、1930年代のフランス人デザイナー Jean Prouveが好んで用いたスチールシートと木の組み合わせという要素を、このイスに取り入れました。現代では、このようなタイプのイスに精度の高いものがあまりみられないのですが、Steelwoodは、その高いクオリティが評価されました。
Heaven Armchairは、Best Itemカテゴリー入選作品のひとつです。フランス人デザイナー Jean Marie Massaud によるデザインで、イタリアのemuから発表されています。Heavenはファブリックのようにスチールを編みこみんだ、メッシュ状の構造を持つ家具です。シリーズにはイスやテーブル、花瓶などがあり、同シリーズのラウンドテーブルも同様に、Best Itemカテゴリーに入選しています。

以前の関連記事はこちらになります。
imm cologne 2008
posted by DL at 13:03 | Comment(0) | TrackBack(0) | messe

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