Jun 07, 2007

DMY 2007







5月にベルリンで開催されたデザインイベント Designmai の中でもとりわけ規模が大きく注目を集めるプロジェクトが、DMY 2007 (Designmai Youngsters)です。5/17-5/20という会期中に、約120の参加デザイナーが作品を展示しました。
DMYには世界各国から多数の若手デザイナーが参加しており、彼らはDMYという場を通して新たに出会い、それぞれに触発され、そこからまた新しいアイデアを創造します。
DMYでは、若手デザイナーのダイナミックな潜在能力に焦点をあて、彼らの作品を広く人々へアプローチします。同時に、メーカーやデザイナーの双方にとって、新しいビジネスの可能性を生み出すショーケースとしての役割も果たしています。
今年で5回目となるDMYは、若手デザイナーの作品発表の場というだけでなく、既成概念にとらわれない試みによって、随所に存在する境界線という壁を越えるムーブメントとしての意義を持ちます。こういったところから新しいトレンドや斬新なアイデアが生まれていくのだ思います。
写真の花の咲いた戦車は日本から参加した Retired Weapons の作品。Retired Weaponsはアートディレクターの徳田祐司氏とプロデューサーの石川淳哉氏によるプロジェクトです。銃や手榴弾などの銃器に花が咲くというデザインからは、平和を願うプロジェクトのテーマが伝わってきます。Retired Weaponsは今年のミラノサローネにも参加しています。

All images: courtesy of photographer Jens Vogt
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May 31, 2007

DESIGNMAI 2007


designed by Marcel Wanders


designed by Louise Campbell


designed by Walter Musacchi


graphic by CCS-Design

5/12 - 5/20の期間中にドイツ、ベルリンで開催されたデザインイベント DESIGNMAI 2007 。今回で5回目の開催になります。MAIというのは英語ではMAYすなわち、5月という意味です。
ヨーロッパのデザインシティーというと、どうしてもミラノやパリを連想しがちですが、ベルリンも負けていません。近年ではベルリンにも一層の注目が集まっています。その証として、ベルリンは2006年にユネスコからヨーロッパで始めてデザイン都市に認定されています。
DESIGNMAI期間中には市内各地で展覧会やディスカッションフォーラムなど86ものプロジェクトが催されました。2003年の初回以来、デジタルテクノロジーとデザインとの関連に重きをおいてきたDESIGNMAIですが、今年のメインテーマは"Digitalability"です。簡単な解釈としては"digital"+"ability"、デジタルとその可能性でしょうか。デジタルテクノロジーがデザインや製造の過程にあたえる影響、またライフスタイルやプロダクトの美観との関わり等を模索するテーマとなっています。
Marcel Wandersによる花瓶は"Coryza = 鼻風邪"と名づけられています。宙を舞う鼻水を3Dスキャンし、デジタルプロトタイピングという技術により具現化しています。アイデアも奇抜ですが、最新のデジタル技術により実現した作品ともいえます。
Louise CampbellのVeryroundチェアは2mm厚のスチールをレーザーカットし、160の円を組み合わせて作られています。そのユニークな構造と、光を通して写しだされる影に焦点があてられています。薄いスチール素材の円による構造は、一見するとペーパーワークの様であり、脆く頼りない印象を受けますが、それは意図されたものであり、実際には十分な強度を備えています。

All images: courtesy of photographer Jens Vogt
Thanks Jens!!
posted by DL at 12:33 | Comment(0) | TrackBack(0) | messe

May 25, 2007

Le Corbusier Exhibition


ロンシャンの礼拝堂 1950年 © FLC


赤いバイオリンの静物 1920年 © FLC


キャバノン(休暇小屋) 1952/2006年 再製作
Courtesy:Cassina S.p.A., Cassina IXC.LTD



ル・コルビュジエ 1950年 © FLC 

5/26(土)〜9/24(月)までの会期で、六本木ヒルズの森タワー53F 森美術館で「ル・コルビュジエ展-建築とアート、その創造の軌跡」が開催されます。
ル・コルビュジエというと建築家やインテリアデザイナーのイメージが強いのですが、彼は絵画や彫刻も多数発表しており、アーティストとしての一面も持ち合わせています。
今回の展覧会では、建築・絵画・家具など約300点の作品を紹介しています。また、会場には彼のパリのアトリエを実寸大で再現した空間や、マルセイユのユニテ・ダビタシオンのメゾネット、彼が晩年を過ごしたカップ・マルタンの休暇小屋などが再現されています。実寸大の空間や模型を通してル・コルビュジエの世界を垣間見ることができます。
今年2007年はル・コルビュジエ(1887-1965)の生誕120周年にあたります。今回の展覧会は、建築物や家具だけでなく、絵画や彫刻というオブジェクトを通して、ル・コルビュジエという人物を再認識するよい機会を与えてくれます。
会期中には安藤忠雄氏や黒川紀章氏ら建築家によるレクチャーやワークショップ、ギャラリートークも開催されます。比較的会期も長いので、六本木を訪れた際には是非足を運びたい展覧会です。

「ル・コルビュジエ展-建築とアート、その創造の軌跡」

会期:   5/26(土)−9/24(月)
会場:   森美術館 六本木ヒルズ森タワー53F
開館時間: 月・水-日 10:00-22:00
      火のみ  10:00-17:00
入館料:   一般¥1,500 学生¥1,000(高校・大学生)
       子供¥500(4歳以上-中学生)
      前売り券あり
主催:   森美術館、ル・コルビュジエ財団、NHK、
      読売新聞東京本社

その他の詳細は森美術館公式ホームページにてご確認願います。

posted by DL at 18:02 | Comment(0) | TrackBack(0) | messe

May 23, 2007

ICFF 2007


Martinez Otero photo by nuriacarballo


Tom Dixon


Molo


Flavor Paper

今年で19回目となるICFF (International Contemporary Furniture Fair) が5/19-5/22の会期で開催されました。会場はニューヨークのJacobK.Javits Convention Center で、14,500m2の会場に641の参加者が展示を行いました。参加者の内訳はアメリカとアメリカ以外の国々とが半々くらいになっています。アジアやヨーロッパをはじめ、世界各国から多数のデザイナーやメーカーが参加しています。
2007年のリポートがまだでていませんが、2006年の来場者数は約23,000人となっています。その半数がインテリアデザイナーと建築家で占められ、他の来場者も業界関係者がほとんどです。ICFFは、国際的にみても大きなマーケットである北米大陸へのアプローチやマーケティングには最適なフェアといえます。
参加企業や来場者も年々増加傾向にあり、北米でのインテリアへの関心が高まりつつあることがわかります。
フェアとしての規模はミラノサローネや、その他ヨーロッパのものよりも小さいのですが、ICFFは北米の優れたデザイナーやメーカーを見聞する良い機会です。ただ、世界屈指の大都市、トレンドセッターであるニューヨークでのフェアということを考えると、もう少し大胆に、そして規模も大きくてもいいのかなという気もします。

posted by DL at 12:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | messe

May 17, 2007

I Saloni - Euroluce


photo by Alessandro Russotti


photo by Alessandro Russotti


photo by Alessandro Russotti

今年、2007年はI Saloniでのサローネ国際照明機器見本市 Euroluce の開催年です。隔年で開催されているEuroluceですが、国際的にみても大規模な見本市でライティングの最新トレンドや可能性を見ることができます。
今年で24回目となるEuroluceには562の展示があり、海外からも多数参加がありました。スペイン、ベルギーやデンマーク、フランスなどからの参加に加え、今年はドイツからの出展が多かったようです。
今年のEuroluceでは、単にライティングのデザイン装飾や製品機能だけに焦点をあてるのではなく、インドアやアウトドア、またパフォーマンスやイベント照明などあらゆる角度からイルミネーションや光源としての照明というものを提案しています。
展示会の中心思想となるテーマは、人と照明の関係性でありコミュニケーションです。人工照明と環境への影響、照明と社会の相互関係、暗闇という要素や光源の中においても見えないものの発見など、様々なテーマが展示を通して模索されています。
Euroluceはユニークなトレンドセッターとしての商業見本市である一方で、文化的な側面を併せ持ったプロジェクトといえます。
各地で開催される多数の展示会やイベントも、単に作品自体を眺めるだけではなく、その背景やコンセプト、提起するものが見えてくるとより興味深く、より一層楽しめるのかもしれません。

以前の関連記事はこちらになります。
I Saloni - Salon Internazionale del Mobile
I Saloni - SaloneSatellite07
posted by DL at 12:34 | Comment(0) | TrackBack(0) | messe

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