Jun 24, 2008

ED AWARDS




Blossa Argangsglogg by BVD


Ultrasilencer Special Edition by BVD


The Triptych-CD Cover by Airside

少し前になりますが、グラフィックデザインのイベント European Design Week が5/15〜5/19の4日間、スウェーデンのストックホルムで開かれました。
European Design Weekは、2007年にスタートしたデザインイベントで、主にコミュニケーションデザインに焦点をあてています。会場は毎年変わり、2007年はギリシャのアテネ、2008年はスウェーデンのストックホルムで開催されました。来年、2009年はスイスのチューリッヒで開催される予定です。

European Design Weekの期間中はストックホルム市街でいくつかの関連イベントが開催されたのですが、中でも注目となったなのがED Conferenceというトークショーで、5/16からの3日間、ヨーロッパ各国から集まった15のゲストスピーカーが日替わりでグラフィックデザインに関する講義を行いました。スピーカーは、自らの作品をケーススタディーとして、そのプロセスや作品にまつわるストーリーを紹介しました。
イベントのもうひとつのハイライトが、ヨーロッパの優れたコミュニケーションデザインを選定する ED AWARDS(European Design Awards)の受賞式です。2008年は32ヶ国から900の応募作品が寄せられ、その中から24の作品がED AWARDSを受賞しました。アワードは28のカテゴリーに細分化され、審査員はヨーロッパの11の主要なコミュニケーションデザイン専門誌の編集者が務めました。

Blossa Argangsglogg は Packaging Alcoholic Drinks カテゴリー、Ultrasilencer Special Edition は Packaging Miscellanious カテゴリーの受賞作で、どちらもストックホルムのデザインスタジオ BVD よるデザインです。BVDはスウェーデンの多数の企業をクライアントに持ち、アルコール飲料ではV&SのBlossaのほかにもAbusolutのボトルもデザインしています。また、商品のパッケージングだけではなく、展示会場や店舗のビジュアルコミュニケーションも数多く手がけています。
コンピレーションCD The Triptychのアートワークはイギリスのデザインスタジオ Airside によるもので、CD/DVD Cover カテゴリーの受賞作品です。Airsideは、メディア関連のコミュニケーションデザインを多く手がけるデザインスタジオで、現在、日本で放映されている佐川急便のコマーシャルもAirsideによるものです。
これらは受賞作の一部で、2008年のED AWARDSでは28のカテゴリーで24の作品がアワードを受賞し、また、それとは別に、Jury Prize(審査員賞)としてオーストリアのAngie Rattayが、Hall of Fame(栄誉賞)としてスペインのJavier Mariscalが授賞式で表彰されました。



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Jun 13, 2008

Design S / Swedish Design Award


Boo by Stefan Borselius


Eve by Claesson Koivisto Rune


Numb by Anna Bonnevier


Askul Liquid Glue Refill
by Stockholm Design Lab


スウェーデンの優れたデザインを表彰するDesign S / Swedish Design Awardの受賞作品が発表されました。

Design Sは、the Swedish Industrial Design Foundation (SVID スウェーデンデザイン協会)、 Svensk Form (スウェーデンクラフトアンドデザイン協会)、the Advertising Association of Sweden(スウェーデン広告協会)の3団体が2006年に設立したデザインアワードで、隔年に一度開催されます。今回は二度目の開催となり、200を超える応募の中から19作品がノミネートされ、さらにその中から10作品がアワードを受賞しました。
Design Sは、スウェーデンのデザイン業界を活性化させる役割を担っており、機能性やコミュニケーション、ビジネスにおいてデザインがいかに重要であるかを強調する目的を持っています。優れたデザインはより良いサステナビリティにつながり、ユーザーにとって有益でブランドにも付加価値を加えるものだという、デザインの持つ作用に、Design Sの焦点はあてられています。

2008年のDesign Sでは、特にサステナビリティに重点が置かれ、家具から洋服、オーディオ機器まで幅広い分野の10作品が選ばれました。受賞作品は、まずストックホルムのSvensk Formに展示され、その後マルメやイェーテボリなどスウェーデン国内で展示されます。また、国外ではドイツやイタリア、ベルギーなどのヨーロッパ、そしてアメリカや中国を巡回し、一年を通して展示が行われる予定です。

Design S 2008 受賞作品

Askul: graphic design
Design: Stockholm Design Lab Client: Askul (JPN)

Boo: chair
Design: Stefan Borselius Client: Bla Station

Eve: bangle
Design: Claesson Koivisto Rune Client: Collection Pascale

O2 Cocoon: mobile telephone
Design: Syntes Studio Client: O2 (UK)

Open Box: light fixture
Design: Propeller Design Client: Fagerhults Belysning

Numb: clothing collection
Design: Anna Bonnevier Client: Bonnevier

Pacemaker: DJ system
Design: No Picnic Client: Tonium/Trety

Receptor: helmet
Design and Client: POC Sweden

Tekla: area rug
Design: Gunilla Lagerhem Ullberg Client: Kasthall

Thinner: table
Design: Tobias Berneth Client: Karl Andersson & Soner

以前の関連記事はこちらです。
Svensk Form
Stefan Borselius
Claesoon Koivisto Rune
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Jun 09, 2008

DESIGNPREIS


Eva Solo Wastebin by Tools Design


G650 Xcoutry by BMW Design Group


Generica by Kulling Identity AG


Kuvert by Stefan Diez

red dot や IF Design Award など、多くのデザインアワードで有名なドイツですが、その中でDESIGNPREISはprize of prizes(賞の中の賞)と呼ばれている非常に審査基準の厳しいアワードです。
アワードへの参加条件として、参加作品は過去に国際的に認識されているデザインアワードを受賞している必要があります。また、参加企業は連邦政府や経済産業省の推薦を受けている必要があり、これらの高いハードルがDESIGNPREISを賞の中の賞と知らしめている所以でもあります。
DESIGNPREISはドイツの連邦政府公認のデザインアワードで、経済産業省が主導となってThe German Design Council(ドイツデザイン協議会)が運営しています。政府公認のアワードということと、類まれなる厳しい参加条件とが相まって、DESIGNPREISは非常に名誉あるデザインアワードとして位置づけられています。

2008年は1.023の作品がエントリーされ、その中から金賞を5作品が、銀賞を20作品が受賞しました。中にはFiatのTVコマーシャルなど、プロダクト以外の受賞作品もあります。
Eva soloによるWastebin、BWWのオートバイ G650は、共に金賞の受賞作品です。このほかにオランダのバス・洗面用品メーカー Marike の洗面台など3作品が金賞を受賞しました。
スイスの医薬品メーカー Helvepharm の商品Genericaのパッケージング、Stefan DiezデザインのAuthenticsのバッグKuvertは、銀賞の受賞作品です。このほか幅広いデザイン分野の18作品が銀賞を受賞しています。

2009年のDESIGNPREISのエントリーは既に始まっており、7月の末日がデッドラインとなっています。8月の下旬には審査が行われ、9月には審査結果がでる予定です。
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May 19, 2008

Design Report Award


First Light
by Anna Blattert and Daniel Gafner



Animal Tales Collection by Ding3000


Thin Chair by Junio Design


Scecret Shop by Company

4月のミラノで開催されるSalone Satelliteの出展者を対象としたデザインアワードに、Design Report Award というものがあります。
Design Report Award は、ドイツのデザイン専門誌 Design Report が主催するアワードで、今回で第9回目となります。アワードは、優れた才能を持つ若手デザイナーを支援する目的で設立され、優秀賞の受賞者には5,000ユーロの賞金が手渡されます。また、優秀賞のほかにも3組のデザイナーが、Special Mention(特別賞)の受賞者として選出されます。
例年、審査はDesign Reportの編集者やデザイナーで構成される委員会によって行われます。今年はHarri KoskinenやYves Beharなどが審査員を務めました。

今回の優秀賞を受賞したのは、 スイスの Anna Blattert と Daniel GafnerによるFirst Lightです。このスタンドライトは、バルブを発光させる熱源を自家発電によりまかないます。振子時計のように、おもりが歯車をまわして電力を発生させます。今年のサテリテのテーマでもあるsustainabilityに、深く関連した作品です。 Anna Blattert と Daniel Gafnerは、ほか8名のデザイナーと共にPostfossilという、環境問題を意識したデザインユニットで活動しています。
特別賞を受賞したのは、ドイツのDing3000、日本のJunio Design、そしてフィンランドのCompanyという3組です。
Ding3000のAnimal Tales Collectionは、フロアランプやソファ、サイドボードなどの家具シリーズで、それぞれが動物を連想させるデザインとなっています。
Thin Chairは、日本のJunio Designによるデザインで、一枚のシートから家具を製作するシリーズのひとつです。Design Report Awardは、比較的日本人デザイナーによる受賞が多く、過去にはミラノで活動する大城健作 氏や東京のトネリコなどが優秀賞を受賞しています。
Companyは、韓国人デザイナーのAamu Song とフィンランド人デザイナーのJohan Olinによるデザインユニットです。Scecret Shopは、韓国とフィンランドで手作りされた家具や洋服、靴など幅広いアイテムのコレクションです。

以前の関連記事はこちらです。
I Saloni 2008 : SaloneSatellite
posted by DL at 13:14 | Comment(0) | TrackBack(0) | competition and awards

Mar 24, 2008

the Honours Award for Design Excellence 2008


MERC by North Legion
photo by Arash Taheri



SeaAir Offshore Suit by Helly Hansen
photo by Helge Eek


Armadillo by Rofi industrier AS
photo by Rofi Industrie
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ノルウェーのデザイン協会 Norwegian Design Council は、毎年いくつかのデザインアワードを主催しています。そのうちのひとつ、the Honours Award for Design Excellence2008のノミネート3作品が発表されています。

MERCは、ノルウェーのNorth Legionというメーカーと、オスロのAbry DesignによるSMX(Snow Moto Cross)です。SMXは、BMXやマウンテンバイクのダウンヒルなどエクストリームスポーツと呼ばれる競技の醍醐味を、雪上で楽しむべく開発されました。3つのボードを取り付けたSMXは、カービングスキーの原理を応用しています。フレームの構造はダウンヒルのスキーヤーの動きを再現し、サスペンションは雪面のショックをやわらげます。今のところSMXを製造するのは、NorthLeigionだけです。新しい技術によって、North Leigionは雪上での楽しみをひとつ増やしました。
SeaAirは、Helly Hansenと研究団体のSINTEF Helseによって開発された救命衣です。SeaAirは、その名の通りヘリコプターなどの空と海上との両方で使用することができるライフスーツです。このスーツの画期的な点は、材質に温度を調節する生地を使用していることです。体温が上昇した場合には熱を吸収し、低下した場合には熱を供給します。冷たい海上でも体温の低下を最小限にとどめます。またスーツを着用すると、浮力で海面に浮かぶので溺れることがありません。
Armadilloは、テントや防護服を製造するメーカーRofiとオスロの Kode Design による地雷除去作業のための防護服です。地雷除去に伴う作業には、当然体を保護するプロテクターが必要ですが、Armadilloでは、従来のプロテクターよりも格段と機動性や通気性、重量などが改善されています。特にマスクは数年前のものに比べ、格段と性能を上げています。これまでのものは、太陽の熱がマスク内にこもってしまい息苦しく、マスク内の温度が気温よりも高くなってしまいました。そのため、作業員が作業中にマスクのバイザーを頻繁に上げてしまいます。これは、非常に危険で大きな問題点でした。Armadilloではマスクの通気性を改善し、この問題に対処しています。

ノミネートされた3作品はいずれも華やかなものではありません。しかしながら、デザインは新しいスポーツをクリエイトし、人命救助や平和活動に貢献する、そういったデザインの大切な一面をもう一度考えさせてくれます。本来デザインとは、外見のフォルムだけを指すものではなく、生活や社会をより良くするためのツールであるという、本質を捉えたデザインアワードです。

以前の関連記事はこちらです。
Norwegian Design Council
posted by DL at 14:30 | Comment(0) | TrackBack(0) | competition and awards

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